平野レミと爆笑問題 和田誠を語る

平野レミと爆笑問題 和田誠を語る 爆笑問題の日曜サンデー

平野レミさんが2020年7月12日放送のTBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』に出演。爆笑問題のお二人と和田誠さんについて話していました。

(平野レミ)しかも、聞いて聞いて聞いて!

(太田光)聞いてます!

(平野レミ)ああ、そうか。すいませんね(笑)。それでさ、そのラジオ番組を久米さんとやることになったじゃない? それでなんで私が和田誠っていう人と結婚をするようになったかっていうと、久米さんと和田誠っていうイラストレーターの人はずっと麻雀仲間でさ、すごい仲がよかったのよ。

(太田光)賭け麻雀?

(田中裕二)「賭け麻雀」って言わなくていいから!

(平野レミ)だから和田さんはいつも久米さん、麻雀仲間で知っているから。「どうせラジオを聞くんだったら久米さん番組を聞こう」と思って聞いてたんだって。そしたら「一緒にやってた平野レミっていうのは家庭的で何かとても感じがよくて優しい感じがして。ああいう人と結婚したいな」と思ったんだって。

(田中裕二)本当!?

(太田光)家庭的な部分なんか一切出してなかったでしょう、その時?

(平野レミ)でも、和田さんはわかったのよ。で、和田さんが久米さんにね、「平野レミっていう一緒にやってる人をさ、紹介してよ」って言ったんだって。

(太田光)声だけで?

(平野レミ)そしたら、そしたら! 聞いてよ!

(太田光)聞いてるよ! さっきからずーっと聞きっぱなしだよ。

(平野レミ)そうしたらさ、久米さんが「紹介はできませんよ。あんな女は紹介できません。あんなのを紹介したなら、一生を棒に振りますよ、和田さん」って言ったんだって。

(太田光)フハハハハハハハハッ!

久米宏さんが紹介を拒否

(平野レミ)それ、本に書いてるんだから。久米さんも自分の本で「大失敗だった。ちゃんと紹介すればよかった」って。久米さん、そうですよね? 久米さーん!

(太田光)久米さん、やめちゃいましたからね。

(田中裕二)この間までやっていたんですけどね。うわっ、それは……。

(太田光)それ、和田さんも(TBSラジオのプロデューサーと同じように)辺見マリと間違ったんじゃないですか?(笑)。

(田中裕二)フハハハハハハハハッ!

(平野レミ)いや、私の声に惚れたんだから。

(太田光)ああ、そうなんだ。顔も知らないで好きになっちゃった?

(平野レミ)でもね、私が流行歌手をやってでしょう、ちょっと。やっていた時、生放送で私がなんか声が出なくなっちゃってね。「最初から。もう1回、最初から!」って言ったんだって。そしたら「面白い歌手がいるな」って思ったんだって。

(太田光)魅力的だったんだね。

(平野レミ)なんだかしらないけども。

(太田光)でも和田さんって僕らも何回かお会いしたけども。

(平野レミ)えっ、なんで?

(太田光)あの、談志師匠の会によくいらしていたから。和田誠さん。

(平野レミ)ああーっ! 和田さんと談志さんって似ているのよ! で、談志さんがうちに来てさ、うちの廊下を歩いていて、談志さんが便所に行く時に私、後ろから和田さんだと思って抱きついちゃったのよ(笑)。

(太田光)フハハハハハハハハッ!

(田中裕二)和田さんだと思って?(笑)。

(平野レミ)「ごめんなさい!」「いや、いいんだ、いいんだ。いいけど……」って(笑)。

(田中裕二)談志師匠もさすがにびっくりしたでしょう(笑)。

(太田光)割と寝、和田さんはおとなしいタイプの感じで。

(平野レミ)おとなしい。無口よ。

(田中裕二)でも、和田さんからラブコールあって。でも、レミさんは別にその頃、和田さんのことはあまり?

(平野レミ)知らない。なにしろなんにも知らないもん。

(田中裕二)で、どうだったんですか?

(平野レミ)それでそれで、久米さんに言った。「今日さ、イラストレーターの和田誠っていう人がね、私にご飯をご馳走してくれるから、これから行くんだ」って言ったの。このTBSの番組をやっている時に。そしたらさ、「きっとご飯を食べたらね、『僕の家に来ない?』って言われるから。レミちゃん、行っちゃ絶対にダメだぞ」って久米さんが言ったの。「よし、わかった」って言いながら、もう久米さんは私のことを殴ったり蹴ったりメガネを割ったりいろんなことをやってたから。「あいつの言うことは聞きたくない!」って。それで、ここの地下にさ、ざくろっていうところがあってね。

(田中裕二)TBS会館の地下にざくろ、ありましたね。

(平野レミ)で、ざくろで和田さんと会うことになったの。そうしたらばさ、黒柳徹子さんが通ったんだって。「あら、和田さん、なにしてらっしゃるの?」って黒柳徹子さんが言ったんだって。そしたら和田さんがさ、「これから嫁になる人が来る」って言ったって。

(太田光)へー! すでに?

(平野レミ)そう。

(太田光)ああ、もう結婚を決めていたんだね。和田さんは。じゃあ、もう一方的に。一目惚れみたいなもんだね。

(平野レミ)でも、会った時に会ってさ、それでなんかを食べたじゃない? ざくろで食べた時にさ、おつまみが出てきたのよ。そしたらそれがさ、魚ってこうやって泳ぐでしょう? それで左と右に1個ずつ目があるじゃない? そしたらその魚がこっち側に2つ目があってさ、こっち側には目がないのよ。このぐらいの魚。それでびっくりしちゃってさ、和田さんに「この魚、あれですよ。奇形児ですよ! これもこれも、みんなこっち側に目があって、あっち側には目がないです!」って言ったの。そしたら和田さんがさ、「左ヒラメの右カレイ」って言ったの。知ってる?

(太田光)ああ、それを和田さんから教わったんですか?

(平野レミ)そう!

(太田光)じゃあ、その時は料理は全然?

(平野レミ)なんにもできない!

(太田光)ああ、そうなんだ!

(平野レミ)それでさ、「なんて学のある人だ!」って思ってさ。そう。それで「僕の家に来ない?」って言われたから、久米さんに逆らおうと思って。それで「行きます、行きます!」って言って。とりあえず久米さんに逆らおうと思って、和田さんの家に行ったの。それで和田さんの家に行ったら本がダーッていっぱいあってさ。それでさ、「ああ、この人すごいな。これ、みんな脳みそにこの本が全部入っているんだな」って思って。それで口数が少ないの。それで毎日さ、幽霊の話をいっぱいしてくれたの。

(田中裕二)幽霊の話?

(平野レミ)幽霊の話を和田さんが。私、大好きだから。

(太田光)幽霊が好きなの?

幽霊の話をいっぱいしてくれた

(平野レミ)その中にさ、『血の晩餐』っていう本があったの。で、「おっかない本ですね」って言ったらその本を出してくれてさ。おばけの、幽霊の本がいっぱいで。それを見ていて。それから、幽霊の話をいっぱいしてくれたの。

(太田光)うんうん。

(平野レミ)そしたらさ、もう時間がなくやっちゃって。それでもう電車がないから私のボーイフレンドに送ってもらって。だから和田さんのいる前で私のその友達の助手席に私、乗っかってね。「バイバイ! また明日ね!」って。

(太田光)ああ、別のボーイフレンドを呼んだの?

(田中裕二)モテモテじゃないですか! えっ、じゃあ和田さんはちょっと……?

(平野レミ)知らないよ。そんなこと知らない。それでさ、その次の日も「幽霊の、やったげようか?」っていうことで。幽霊の話を。

(太田光)今で言うと稲川淳二さんみたいな人だったんだね。和田さんは。

(平野レミ)ああ、もっと静かに怖い話をいっぱいしてくれたね。

(田中裕二)で、次の日も行って、幽霊の話をしてもらって。

(平野レミ)その次の日も幽霊の話。私、好きだから。

(太田光)そんな好きなんですか?

(平野レミ)幽霊の話。もう涙が出てきちゃうの。怖くて怖くて怖くて。「怖いね、怖いね!」って。

(太田光)じゃあ、2人で幽霊の話をして別れるみたいな?

(平野レミ)そうよ。

(太田光)男女のあれにはならなかった?

(平野レミ)そんなの、なんにもないさ! なにもないわよ!

(太田光)なんで立ち上がるんですか(笑)。

(平野レミ)フフフ、なにもない。

(太田光)じゃあ、恋愛感情はいつ芽生えたんですか?

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