R-指定さんが2021年4月13日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中で新調したリリックノートについてトーク。リリックノートのこだわりなどを話していました。
(R-指定)それこそ、ちょっと話が変わるんですけど。松永さん、商売道具としてパソコン、あるじゃないですか。
(DJ松永)PC、あるよ。
(R-指定)俺は言うと、商売道具ってノートなわけですよ。
(DJ松永)ああ、なるほどね。そうか。リリックを書く……。
(R-指定)そう。それでこの間、新しいノートを買いに行ったんですよ。今度で12冊目ぐらいになるのかな?
(DJ松永)へー! 歴史を感じるね!
(R-指定)そう。中学校の頃からずっと書いていて。言うても俺、リリックを書くのが遅かったから、1年に1冊とかやったんですよね。それがより、期間が長くなって。一番新しいノートは分厚さもあったけど。2018年ぐらいから今のノートを使っていて、やっと使い終わったんですよ。
(DJ松永)へー! 結構時間かかったね。
(R-指定)でもリリックを書いてる量は今までで一番長いのと、なんでそうなったかっていうのはそのリリック帳自体がアイデア出しの場所に変わっていったというか。
(DJ松永)ああ、清書をあんまりしなくなったっていうこと?
(R-指定)そう。それまでは清書とかをしていたからすぐ埋まったんですけども。ノートにアイデア出しだけして、清書は携帯のデータにするみたいなのが増えてたから。
(DJ松永)ああ、そのやり方! なるほどね。
(R-指定)今はそのやり方が多いから。
(DJ松永)そっちは調子いいの?
(R-指定)そっちの方が調子がいいというか、リリックが……もう結構、制作が詰め詰めじゃないですか。だから清書をしている時間がないっていうか。もうバーッと思いついてノートに断片を書いたやつを携帯の中で書き溜めて。それを速攻でみんなにバーッとデータで送るみたいなのがスピード感的には……それでも、新しいノートを買おうと思って文房具屋さんに行ったわけですよ。で、俺のノートの遍歴みたいなのを考えたら、最初はキャンパスばっかりやったんですよね。大学ノート。
(DJ松永)ああ、そうだよね。なんかすごいキャンパスノートを使っていたよね。初期はね。
(R-指定)なんか、あんまりこだわらんでもいいや、みたいな。で、やっていたんですけども。まあ途中から、キャンパスって見えてるのもあれやなと思って。茶色の……ただの茶色のリングノートみたいな。
(DJ松永)あったね。それも使っていたね。
(R-指定)それも大を使い終わって、小を使い終わってっていう。2回やってから、ちょうどCreepy Nutsとして活動が活性化していくぐらいの時期に黒のノートに変わったんですよ。
(DJ松永)ああ、めっちゃ覚えてる。
(R-指定)で、俺もその時期に黒ばっかり着るようになって。ちょうどノートも黒なって。最初は黒のリングノートやってんけど、それが使い終わった後に、ジークエンス360っていうノートを買ったんですよ。ちょっとええもんにしようって。
(DJ松永)へー。それ、いいやつなんだ。
(R-指定)それはね、1700円とか1800円ぐらいする……。
(DJ松永)えっ、ノートで? ジークエンス?
(R-指定)ジークエンス360。これ! これなんですけども。
(DJ松永)ああ、いい値段するね。
(R-指定)これ、なんで「360」かっていうと、360度丸められるねん。脚本みたいに手で丸めて持てるっていう。で、外がちょっと革っぽくて手触りがいいっていう。
(DJ松永)本当にいいやつなんだ。
(R-指定)そう。ホンマにいいやつ。で、このジークエンスを使い終わった後に、一番直近で使ってたのがこのスタロジー。
(DJ松永)ああ、今、これだよね!
(R-指定)スタロジーの365デイズノートっていうやつに変えて。これが結構、長年使ったんですよ。一番最初のページに書いてあったのが『かいこ』の歌詞とかやったから。
(DJ松永)なるほどね。
(R-指定)で、それがやっと書き終わって。で、次のノート、どれにしよう?って。やっぱり黒を探してたんですけど。でも、ちょっと黒から脱却したいなって。なんか黒ばっかりっていうのも……ちょっと新しいフェーズに。歌詞を書く時もわくわくしたいやん? 今まで黒。ごめんなさい。正直、黒にした時はイメージではデスノートとか。まあ、ちょっとな、あるやん? 俺って鋭利なリリックでワックMCを葬るところが。
(DJ松永)ちょっと聞かなかったことにするけど。
黒いノートに書いた鋭利なリリックでワックMCを葬る
(R-指定)フハハハハハハハハッ! だからデスノートイメージで黒を……そしたら1個、バリかっこええやつを見つけて。黒は黒やねんけど、黒の表紙に月が一発、ドーン!って載っている「ムーン」っていうやつ(笑)。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! かっけー! かっけー!
(R-指定)かっこいいでしょう? ムーン。
(DJ松永)かっけー! すごい。黒くて。で、表面に……もう月のリアルなやつね。
(R-指定)ガチ月(笑)。
(DJ松永)月を望遠鏡で写真に収めた、本当にリアルな月がバーン!って。どデカく。かっけー! 白黒の感じだ。
(R-指定)それで「かっけー!」って思ってんけど……「いや、ちょっと待てよ? いやいや、どんだけハードル上がるねん?」って。こんな宇宙丸出しのノートを持ってるやつ……それで俺、別にあんまり歌詞的にはぶっ飛んだことかけへんやん? なんかとんでもない、わけわからん世界観のやつを書かなあかんくなるし。
(DJ松永)地に足がついた歌詞を書くもんね(笑)。
(R-指定)そう。やのに月って宇宙すぎる。もうちょっと、わくわくするけど、かましすぎてないやつ。それで探しに探して……それでちなみにさっきの月のやつはNuunaっていうブランドのMOONっていうやつなんですよ。これ、ドイツのブランドらしくて。
(DJ松永)へー!
(R-指定)それで俺が最終的に決めたのが、これなんですよね。灰色のノートに……。
(DJ松永)なんか、ベルトがついてるよ?
(R-指定)これはね、ペンがはさめるバンドがついているんですよ。
(DJ松永)へー! ペンとかはさめるようになっているんだ。
(R-指定)で、側面がちょっとメタルっぽくなっていて。光の当たり加減によっては側面が虹色に変わったりするみたいな。ちょっと、あるやん? ええなって思って。一見、シンプルやけども側面は虹やぞって。それで「いいな」と思って買ったんですよ。
(DJ松永)買ったの!? えっ、本当に買ったの?
(R-指定)で、このNuunaのノートを買ったんですよ。
(DJ松永)ムーンじゃなくて?
(R-指定)ムーンじゃなくてこっちにしたんです。
(DJ松永)「ムーン、ハードル高いな」じゃなくて? 背表紙虹色の方を?
(R-指定)虹色の方がいいかなって思ったんよ。で、それを買って名前を調べたら「ボイジャー」やった。めちゃくちゃ月、行きたがり(笑)。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ!
(R-指定)このノート、ボイジャーっていうんよ。しかも、Nuunaの。俺、ムーンあきらめて、ボイジャー買ったんよ(笑)。
(DJ松永)月しか出してねえよ(笑)。
(R-指定)空に行きたがってんのよ(笑)。どんなリリック書くの、俺?(笑)。
ムーンではなく、ボイジャーを選ぶ
<書き起こしおわり>