R-指定『ダウンタウンDX』出演を語る

R-指定『ダウンタウンDX』出演を語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

Creepy NutsのR-指定さんがニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中でテレビ番組『ダウンタウンDX』に出演した際の模様を話していました。

(R-指定)新規かどうかはわからないんですけども。ちょっと最近、俺も新しい現場に挑戦することがあって。前にも何回かラジオで……佐久間さんのオールナイトニッポンとかでも言ったんですけども。『ダウンタウンDX』に私、R-指定が出させていただきまして。

(DJ松永)出たよね。すごいよね!

(R-指定)いやいや、まあすごいし、いまだに「ああ、出たんや……」っていう感じなんですけども。

(DJ松永)ついにゴールデンだね!

(R-指定)よく考えたらゴールデンなんですよ。だから地元……オカンとかからも電話が来ましたからね。「あんた、見たで! ○○さんも見てたって言うてたわ」ってどうでもいい情報とかくれたりして。で、『ダウンタウンDX』に出てきて。やっぱりびっくりしましたね。出て思ったのが、やっぱりあれは大縄やな。ホンマにああいうトーク番組って、会話の大縄。「会話の中に入り込もう、入り込もう」とか思うんですけど、やっぱりそのスピード感とか、手練の人たちがしゃべっていたらなかなか踏み込めない。

(DJ松永)本当だよね。

(R-指定)というのも、その日の収録はミュージシャンくくりで。ミュージシャンたちがたくさん集結して……っていう回だったんですけども。氣志團の綾小路翔さんとか森昌子さんとか清春さんとか。

(DJ松永)まあ、ミュージシャンと言えど全員、ゴリゴリの芸能人っていう感じだよね。

(R-指定)そんな中にポンとラッパーで放り込まれたわけですから。どうしよう?って思って。で、一応ね、打ち合わせとかもしたんですよ。ディレクターさんが来てくれて「トークでどんなことを話しますか?」みたいな打ち合わせも結構綿密に重ねて。だから、「こういう流れでライブのこだわりとかレコーディングのこだわり、聞いていきますので。なにか話はありますか?」って聞かれるんですけども。まあ、こだわりっていうほど俺ら、変わったエピソードってないやん? Creepy Nutsって。実はいろんなことを試している最中やし、まだそのこだわり、ぶっ飛んだようなこだわりはない。

(DJ松永)うん。

(R-指定)で、「一応でもヒップホップ業界の話とかラッパーならではの話をしてください」ってディレクターさんに言われて話したんですけど。そのディレクターさんもヒップホップが好きやから、聞いてくれるんですよ。その上で「フフフ、面白いですけど、テレビでは放送できないですね」みたいな話ばっかり。「どうしよう?」みたいな。

(DJ松永)フフフ、本当だよね(笑)。

(R-指定)で、ほのぼのヒップホップエピソードみたいなのを話そうと思って、このオールナイトとかで話しているようなのを話したんですけど、「あ、ああ、それはいいですね。でも全部は話せないですね」みたいなことばっかりで。「もうちょっと短く、コンパクトに要点を絞ってください」って言われて。それで結局、職質の話とかフリースタイルを振られて「なに言っているかわからんかった」って言われたみたいな、そういうほのぼのとした話を持っていったんですけども。

(DJ松永)うんうん。

あわよくばその会話にも入りたい

(R-指定)で、本番になって。「振られたらその話をすればいいや」って思って。でも、あわよくばその会話にも入りたいじゃないですか。だから本番が始まって、あのひな壇に座って。右横がモーニング娘。さん。で、左が友近さん。水谷千重子さん名義で来ていましたけども、大物芸能人に囲まれていた状態で座って。で、真ん中にダウンタウンさん。「うわっ、すごいな!」って。それで本番が始まって、みんなが矢継ぎ早に話していくわけですよ。で、浜田さんも松本さんもバッと振って、突っ込んで……って。普通にお客さんみたいな気持ちで「おもろいな」って思って見ていたんですけど。

(DJ松永)うん。

(R-指定)でも「アカン、アカン。ちゃんと入らな……」って思って。それでジャニーズのA.B.C-Zっていうグループの河合郁人さんとかが……。

(DJ松永)私も一度、ご一緒しましたよ。別の番組で。

(R-指定)ねえ。その河合さんが木村拓哉さんの話をしだしたんですよ。木村拓哉さんがいかにかっこいいか。かっこよすぎて面白いみたいな話をしていて。「ここやったら入れるかもしれん!」って思って。いっぱいあるよ。その木村拓哉のドラマでキスしてから主題歌になるあの木村のリズムネタとか。いろんな話ができるって思って。それで河合さんが木村さんの話をして。「こんなことやって、めちゃくちゃかっこいいんですよ!」って言ってバーン!って笑って。「お前、それかっこいいんか?」みたいに松本さんが言って。河合さんが「いや、かっこいいんですよ!」って。それで俺も入れるかどうか試すために「かっこいい。やっぱ木村やな」とかってちっちゃい声で最初はジャブ的に入れていくんですよ。

(DJ松永)うんうん。

(R-指定)でもやっぱりもっと早いやり取りで。「ああ、入られへん」ってなって。で、何回も河合さんがその木村さんの話をするっていうタイミングが多かった。それで河合さんが3回目ぐらい、木村拓哉さんの話をして。「もうここは入れるやろ」って思って。河合さんが「木村拓哉さんなんですけど……」「またかい!」みたいに笑っている時に俺も入ろうと思って「また木村!?」って言ったんですよ。そしたら「また木村!?」って言った時にモーニング娘。さんと友近さんがバッと俺の方を向いて「なに、この子?」みたいな感じで。

(DJ松永)ええっ?

(R-指定)で、よう考えたら、そりゃそうです。呼び捨てにしてるんですよ、俺。それはアカン!(笑)。河合さんもいじりっていうか、木村さんの話を面白おかしくしているけど「木村拓哉さん」って言っているのに、どこの馬の骨かもわからないやつが「また木村!?」って。それは周りの人らもドン引きっていうか。「なに、この子?」って。それで俺もハッと我に返って。「アカン、アカン。やっぱり下手なことができへんな」って。そこから黙っちゃって。

(DJ松永)たしかにその角度、なかったわ。バカになっていたね。

(R-指定)おかしいやん? オールナイトニッポン0ルールでやっていたけど、普通のバラエティに出てきて急に若手のラッパーが「いや、木村はね……」とかって言ったら、もう総たたきやろ?

(DJ松永)どこの馬の骨かもわからないのが。

(R-指定)だから俺もヤバいと思って、そこからもう黙っちゃって。で、フリースタイル。振られた時にちゃんとしゃべるみたいな形にしていて。それで振られて、ピアノの清塚信也さんとギターのマーティ・フリードマンさんと俺でフリースタイルでラップするっていうコーナーがあって。

(DJ松永)恐ろしいよ、その三すくみも。

清塚信也、マーティ・フリードマンとセッション

(R-指定)それもよう考えたらビートっていうか、リズム隊がいないんですよ。ピアノ、ギター、ラップ。全員「我が、我が」の主張やから。

(DJ松永)俺、聞いただけで「ヤバい」って(笑)。

(R-指定)あの、結構ケンカしてた(笑)。俺も、プロミュージシャンたちやから。「どうすか? 合わせとか、いります?」って言われた時に「いや、本番どんな音でもいいっすよ」ってかっこつけて言っちゃったんですけど、やりながらめちゃめちゃ後悔して。「ああ、清塚さんに『こういう音で』ってもっとたのんでおけばよかった」って思って。でも、それをやってフリースタイルまで披露をして休憩みたいなのを間で挟んで。

その休憩の時に裏に戻って「いやー、難しかったけど、まあまあ、ラップとしてはなんかやり切ったかな」って思っていたら、黒服のスーツのお兄さんがバーッて寄ってきて。「R-指定さん、いま大丈夫ですか?」「はい」って。「テレビのスタッフさんかな? いや、でも違うな。このスーツの人、誰やろう?」って思っていたら、「R-指定さん、うちの森昌子がラップにいたく感動したみたいで……ちょっと2人で写真を撮ってもらえませんか?」って。

(DJ松永)ええっ? ちょっと、なにそれ?(笑)。

(R-指定)「なになになに? どういうこと、どういうこと?」って思って。「えっ、どういうことですか?」「うちの森昌子がR-指定さんのラップにいたく感動をして、2人で写真を撮ってブログに上げたいと言っておりますので、撮っていただいてもいいですか?」「あ、はい。わかりました……」って。で、森昌子さんと2人で並んで、ピースして写真を撮って。

(DJ松永)ヤバッ!

(R-指定)もう芸能界すぎて。「なにこれ?」って……。

(DJ松永)ヤバいよ! なにそれ?

森昌子さんと写真を撮る

(R-指定)だって森昌子さんですよ。森昌子さんの横で写真を撮るとはちょっと思ってなかった……。

(DJ松永)しかもさ、引退前よ? いや、マジで貴重な写真よ、それ。

(R-指定)いや、そうですよ。ねえ。

(DJ松永)森昌子さんなんて我々が物心がつく前から……。

(R-指定)これはだって地元に帰ってオトンとかオカンに言ってもわかる話ですよね。「俺、森昌子さんと共演させてもらって、写真を撮ってん」みたいに言ったらびっくりするような。

(DJ松永)もう日本全国、どこでも通用するからね。森昌子さんとって。

(R-指定)だからもうすげえなって。気持ちが追いつけへんわけよ。その出来事がすごすぎて。ほんなら、休憩が終わってもう1回本番が始まって。次はもうフリースタイルがないから、振られたらあの話だけしようと。で、下手に入るのもさっき失敗しているからできへんなと思って。で、清春さんとかが「遅刻をめっちゃするし、夜ふかしもめっちゃするし、生活リズムがバラバラなんです」って、もう俺とほぼ同じような人間性の話をしていたから、本来はここで入るべきなんやけどさっきの失敗があるから、俺はもう大きくうなずくだけ。「わかります、わかります」ってうなずくだけで下手な動きはせず。

(DJ松永)なるほどね。

(R-指定)で、その流れで清春さんが「職質をされる」っていう話をしていて、それで浜田さんが「職質やったらお前もされるんちゃうの?」って俺に振ってくれたわけです。そこでラジオで話しているような職質の話を……その話っていうのは俺がラッパーなのに職質をされたことがなくて。で、六本木に行った時にはじめて職質をされて、なにを聞かれるのかと思ったら「君、六本木ははじめて来たの?」って言われて田舎者扱いされたと。それで荷物をガサガサいじられている中で、カバンの中にコンドームが入っていて。それは別になんにもやましいことないんだけども、職質をされているからこそ「コンドームが見つかったらどうしよう?」って焦りだしたっていう話なんですけども。

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(DJ松永)うんうん。

(R-指定)それをちょっと短く省いて。「君、六本木はじめて?」って言われたというところで話が終わったんですよ。それで結構浜田さんとかも笑ってくださって。で、番組的にもバッと盛り上がって。ありがたいなって思って。それで収録が終わったんです。で、終わって、みんなで挨拶をして。「はい、終了です!」ってはけていく。その時に浜田さんが行きかけてからバッと俺のところに走ってきて。ちっちゃい声で「職質の話、おもろかったで」って言ってくれたんですよ。浜田さんが。

(DJ松永)マジで!? うわーっ! 熱っ!

「職質の話、おもろかったで」(浜田雅功)

(R-指定)で、熱っ!って思って。俺も「あ、ありがとうございます! 実は浜田さんの息子さんのバンドにもすごいお世話になっていて……」っいうところまで俺、話した時に頭の中にブワーッとフラッシュバックして。「そうか。これ、なんで全部話したらアカンかっていうと、テレビ用に短くせなアカンっていうのともうひとつ、俺はその職質の話で「コンドームが出てきた』っていう流れで、それがオカモトのコンドームやったからそれを『ハマ・オカモト』とか『ハマ・オカモトはコンドームカルテルや』とかって言って、浜田さんの息子さんをバチくそにいじっていた!」って(笑)。

(DJ松永)フハハハハハハッ!

(R-指定)「これを全部話していたら、どえらいことになっていたな! コンパクトに話しておいてよかった!」って思って。

(DJ松永)なるほど。でも、それはバチくそ上がるね!

(R-指定)バチくそ上がりましたね。

(DJ松永)いや、すっごいね。ラップすれば森昌子さんに「写真を撮って」と言われ、しゃべれば浜田さんに「面白かったで」って言われて……ブチかましたな!

(R-指定)でもね、ホンマにあれはディレクターさんがこのラジオを聞いてくださっていたから。たぶんそのディレクターさんの判断もあって、「コンドームのところまではやめましょう」って言ってくれたのかな?って。

(DJ松永)いやー、助かったね!

(R-指定)やっぱりさすがに「ああ、ご子息のことをバチくそいじらせてもらっています!」とは言えない(笑)。

(DJ松永)フハハハハハハッ! 「ゴム・オカモトのマブです!」とは言えず?(笑)。

(R-指定)フフフ、即干されやんか!(笑)。

<書き起こしおわり>

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