東野幸治さんが2023年3月24日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で自身を担当していた東大卒のマネージャー、かしこくんがある日、現場に来なくなり、会社を辞めていたことについて話していました。
（東野幸治）ある日、僕のマネージャーのかしこくんが消えちゃいました。東野幸治のホンモノラジオ。どうも、こんばんは。東野幸治でございます。今夜も1時間、よろしくお願いします。お話を聞いてくれるのは……。
（渡辺あつむ）渡辺あつむです。
（東野幸治）よろしくお願いします。「かしこくんに聞いてみよう」みたいなコーナーもね、このホンモノラジオではありまして。超高学歴の男の子で、お笑いが大好きだけど芸能界のゴシップには全く興味ない。もう2年、3年ぐらいですか？ 現場に着いてくれているマネージャー、弱々しい彼、かしこくんでございますけれども。そのかしこくんがある日……現場に行ったらチーフマネージャーがずっといてて。「あれ？ おかしいな？」って。チーフマネージャー、日々忙しく、担当もたくさん抱えているから。で、その前日まではいたかしこくんんですけれども、その次の日から現場がチーフマネジャーに代わり。
で、2日経ち、3日経ち、僕も何も言わず。何も言わない僕もおかしいんですけど。チーフマネージャーも何も言わなく。かしこくんから何のLINEもなく。チーフマネージャーから「もうお気づきだと思いますけれども、辞めます」と。「ああ、そうですか」っていう感じで、終わりました（笑）。
（渡辺あつむ）人生です。
スッと消えたかしこくん
（東野幸治）人生ですね（笑）。なかなかだから、こんなにスッと消える……だからなんとなく「実はちょっと、もうすぐ、後日聞くと思うんですけれども。上の方からは『まだ言うな』と言われてるんですけども、これこれこうでこうで、ちょっとマネージャー業を辞めて次の道に進みたいと思います」みたいなことを言うたら「ああ、かめへん、かめへん。頑張れ、頑張れ」みたいな感じで、こっちも言うつもりでしたけれども。たぶん上の方のことを素直に聞いて、一切何も言わず、ある日、消息不明になったっていうところで（笑）。なのでかしこくんのコーナーはもう完全に終わっちゃいましたし。
なんか、あれですよね。「あれ？ 俺、なんか悪いことしたんかな？」みたいなこととかね。その説明をチーフマネージャーのまた上の上のぐらいの人がやってきて。「東野さんがパワハラとか、現場が嫌とか、無理難題がきついとか、そういうのじゃ全くなくて。本人が何年かマネージャー業をやった時に、自分の思い描いたものと何か違うみたいな感じで。そういう決断をしました」みたいな、謎のフォローを……（笑）。
（渡辺あつむ）わざわざね（笑）。
（東野幸治）わざわざね。「わざわざ」っていうことは、もうそういうことやん？って思って（笑）。
（渡辺あつむ）気になりますね（笑）。
（東野幸治）気になる。いや、気になりますけども。「なにがおかしかったんかな？」って。たまに自分の住んでる家の下にタクシーで来てくれって、朝6時ぐらいから。自分で拾うんが嫌やから、お願いしたことが悪かったんかな、とか。僕、常に楽屋に籠城するから。一切、楽屋に入れない僕が悪かったんかな、とか。
（渡辺あつむ）寂しいですよね（笑）。
（東野幸治）そうですよね？（笑）。終わってから、いろんな芸人さん、同期とかの社員に聞くと、終わってから担当のタレントさんが「メシ、行こうか」とか言ってくれて。メシを食いながら昔の話とか、今現在の話とか、お互いの夢とか語り合ったりとかするって聞いてるけど、うちの担当の東野は一切、行かないって……。
（渡辺あつむ）冷えてますね。
（東野幸治）そうやな（笑）。冷えた冷えたコンビニ弁当とか食べながら「なんで俺は東野を担当してるんだ？」って（笑）。冷えた、薄い卵焼きを食べながら「同期のあいつは羽振りのいいお笑いタレントとご飯を食べて。もう段々太ってきたなんていうけど、俺は全然……全部東野のせいだ！」って（笑）。そう思っているのかもしれませんけども。だから揉める前に上手にお別れしたというところですから。まだまだ、だって3年目ぐらいですから。まだ25歳とか6歳じゃないですか。
だからね、その方が……それはもうあつむくんからすると、吉本じゃないところでやっていく方が絶対いいと思うでしょう？
（渡辺あつむ）ああ、かしこくん。まあ、頭脳も明晰ですし。
頭脳明晰なかしこくん
（東野幸治）頭脳明晰ですし。で、『正義のミカタ』っていう明日の午前中にある番組があるんですけど。そこで高橋洋一先生という、東京大学の理系。数学科を卒業して。いろんな、内閣の参与みたいなんも務めた方が、よく一緒に、たまたま3人でエレベーターに乗る機会があって。「新しいマネージャーなの？」って言うから一応ね、間を取り持つわけじゃないけど。
「同じ大学出身で、同じ理数系なんです」「ああ、そうなの？ なんで吉本、行っているの？ バカじゃないの？ おかしいでしょ？」みたいな。っていうのを毎回、言うんですよ。その人もだからちょっと賢すぎて、おかしなことばっかり言うてはる……「おかしいでしょう？ 何が目的で吉本に入ってんの？」みたいな（笑）。「そんなに好きだったら、自分でやればいいのに。おかしいでしょう？ マネージャーなんて」って。
でも、おかしいことはないと思うけど。そういうのがあって……っていうのが、もしかしたら、いろんなことが積もり積もってとか。わかりませんけれども。ちょっと離れていくっていうことでございますから。また新しい体制でまたやっていくっていうことでございますから。
＜書き起こしおわり＞