ハライチ岩井 解散するデラスキッパーズ・トシボーイへのメッセージを語る

ハライチ岩井 解散するデラスキッパーズ・トシボーイへのメッセージを語る ハライチのターン

ハライチ岩井さんが2021年3月25日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』ラジオクラウドの中で解散するデラスキッパーズについてトーク。芸能界を引退する後輩・トシボーイさんへ送ったメッセージについて話していました。

(岩井勇気)なんかの話をしようと思ったんだよな。なんかが終わりを迎えた……ああ、うん? なんか……?

(澤部佑)「なにかが終わりを迎えた」……まあ、終わりを迎える季節だからね。今。始まるものもあればね。

(岩井勇気)これじゃないんだけど。名古屋のね、デラスキッパーズが解散っていうことで。最後、ラジオをやったんだよね。で、なんか出してたよね?

(澤部佑)出した。コメントというか、メッセージを。

(岩井勇気)なんて出したの?

(澤部佑)なんか……でも、それは先々週、ちょうど同じようなことを言っていたんだけども。「なにも決めてこなかったトシボーイがちゃんと決めたことで」って。俺はなんか、応援するようなことを言ったよ?

(岩井勇気)いや、なんか相方の町田からさ、「コメントください。文章でください」みたいなのが来たからさ、送ったんだよ。なんか、あんまり感動させるのが嫌だと思って。俺は拠点を名古屋に移す時に「絶対、東京でやれよ。お笑いをやるんだったら、本当に有名になりたいんだったら、名古屋に行って有名になって東京に戻ってくる方がめちゃくちゃ遠回りだぞ? 事務所、辞めたら? 別に辞めたってお笑いはできるんだから」って言ったのに、あいつはそれを何も聞かずに名古屋に行っているわけ。

だから「お前が俺の言うことを聞かずに選択したことで合っていたことってないよね? なんで俺の言うことを聞かないの? お前が合っていたことは一度もないのに、なんで俺の言うことを聞かないの? よくわかんないんだけど?」ってっていうことを文章に書いて送って。「名古屋でやっていけると思ったの? お前ってずっと人に助けられてばかりでやってきて。地肩もないし。東京にいれば何かの間違いとかでポンと売れれたかもしれないけど。実力のあるやつが地方とかに行って盛り上げられるようになるっていうのはわかるけど」っていう。

(澤部佑)本当にテクニックがないとダメだからね。やっぱりね。

(岩井勇気)あと、「全国で売れてやるぞ!」っていうやつがたぶん活躍すると思うんだよね。「名古屋で……」っていうことでは売れないから。

(澤部佑)「東京でダメだったから……」みたいなね。それは失礼だな。

(岩井勇気)だから「トシボーイが自分で思ってやってきたことでうまく行ったことってないから。今回の『辞める』っていう洗濯も、たぶんお前が選んだったのならこれは間違っているから。それ、撤回した方がいいよ?」みたいな。

(澤部佑)えらい辛辣なね。

今回の決断も間違っているはず

(岩井勇気)そうそう。そういうのをバーッと送ったら、町田も受け取った時に……「あ、ヤバッ!」って思ったんだけども。「本当に岩井さんだけは『芸人を辞めても、お前の選んだ道だから頑張れ』って言うんじゃなくて『辞めるな』って言ってくれました」みたいな。なんか変な感じで取られて。「あ、ヤバい!」ってなって。

(澤部佑)ああ、だからLINEで送った時にそうやって返信が来て? それ、俺も聞いたもん。そのデラスキッパーズのラジオ。聞いたら、すごいことになっていたじゃん? 聞いた?

(岩井勇気)ああ、聞いてない。

(澤部佑)聞いてないの? それをさ……だから俺のとか、他の人のメッセージを町田が読むわけだけ。だけど、一番最後の岩井のメッセージだけ「これはもう、俺は背負いきれねえわ。自分で読んでくれ!」って。もう変な感じなのね(笑)。

(岩井勇気)フハハハハハハハハッ!

(澤部佑)もうなんか、スイッチが入っちゃって。「これ、俺じゃあ背負いきれない。自分で読んでくれ!」みたいな。で、トシボーイが読みだして。ずっとその内容なわけ。だから俺は、岩井はたぶんそうやって書くだろうと思ったし。だから俺は別に普通にさ、ちょっと背中を押す感じで送ったの。なんかね。だから案の定、やっぱり岩井はキツいことを言ってるなって俺は思ってたんだけど。まあ、トシボーイが泣き出して(笑)。もう「ううう……」って読めなくなって(笑)。そうすると、やっぱりえらいもんで、その今言っていたような辛辣な内容がトシボーイの涙声を通すと「岩井が必死で止めている」みたいな……(笑)。

(岩井勇気)フハハハハハハハハッ!

(澤部佑)そういう風に、えらいもんで聞こえるんだよね!

(岩井勇気)違うんだよ!

(澤部佑)俺も泣きそうになってきちゃって。聞きながら。なんか岩井の愛情があふれ出ているみたいな文面になっているんだよ。

(岩井勇気)でも、俺も途中で書いたんだよ? 「これは俺の名誉のために言うんだけど。本当、感動とか嫌いだから。お前に『辞めてほしくない』と思って言ってるわけじゃないんだぞ」ということも入れてるのに。そんなことになっていたんだ。

(澤部佑)読んでいたのかな? そこ、飛ばしていたのかな? そうか。めちゃくちゃ泣いていたよ。

(岩井勇気)なんなの? 俺、そういうの、嫌なんだけど。なんか。

(澤部佑)いやいや、なんか、感動のね……。

(岩井勇気)で、トシからなんかLINEが来てさ。なんつってたかな? ああ、「お疲れさまです。メッセージ、ありがとうございました。公私ともにお世話になりました。後輩らしいこともなにもできないで、いつも誘ってくださってありがとうございます。ラジオでもたくさん名前を出してもらえて感謝してます。名古屋に行くのも芸人を辞めることも、止めてくださったのは岩井さんだけです。こんな嬉しいことはありません」みたいなのが来たから。

「あ、いやいや、違うのよ。お前がやることで合っていたこと、ないっしょ? 名古屋に行くことを止めたのを覚えているなら、わかるだろう? 失敗を繰りさないでほしいわけじゃなくて、俺が合っていることをたしかめたいだけなんだよ」って返したら、「岩井さんの言う通りです。言われた通りになっています。岩井さんが合っています」って……「ヤバッ!」ってなって(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ!

(岩井勇気)なんか、もうヤバいよって。

(澤部佑)まあでも、デラスキッパーズのラジオを聞いた俺からすると、今のLINEも岩井が必死に止めているみたいな……(笑)。

(岩井勇気)やめろよ! それはやめてくれよ! そういうのが俺は嫌なんだから。

(澤部佑)寂しいんだな?(笑)。

(岩井勇気)フハハハハハハハハッ! そう思われるのが嫌なんだよ!

(澤部佑)辞めてほしくないよな。

まるで必死に止めているように聞こえる

(岩井勇気)町田も文章を送ったらさ、「なにからなにまで本当にありがとうございます。俺がちゃんと恩返しさせていただきます」みたいな(笑)。そういうことじゃないんだよ。だからって。あんまりいないじゃん? 「お前、マジで間違っているから。辞めない方がいいよ」っていうようなことを言うやつっていないじゃん?

(澤部佑)まあ、そうね(笑)。すごいな。

(岩井勇気)そういうのってなんか面白いんじゃないかと思って送ったんだけども。

(澤部佑)いや、もうダメよ。一番最後に町田が「お前が読んでくれ!」って(笑)。もう出来上がっているから(笑)。ビッシビシにもう仕上がっていたからね。すごいよ。辞めるっていう。だからこれ、一生流れることはないでしょうけどもね。『ハライチのターン!』収録中にトシボーイから1回、電話がかかってきたんだもんね。その音声、一応あるんですよね。

(岩井勇気)『ハライチのターン!』の収録中に、なんかトシボーイから電話がかかってきたから。そのCM中に俺、1回、LINEで「なに?」って返したら「ちょっと報告があります」っていうから、その次のCMの明けた時に一か八か……「これ、ちょっと今、電話をしてみるか」みたいになったら、その電話の内容が「芸人を辞めます」っていう(笑)。

(澤部佑)いきなり(笑)。それは放送できない……事務所とかにもちゃんと、まだ。だからあれ、だいぶ前だもんね。いろいろとまだ、仕事とかも調整がつく前の段階だから。もちろん、ここで発表するわけにはいかないし。

(岩井勇気)でも、町田は言ってたよ。「音源はどこで使っていただいても結構です」って。

(澤部佑)ああ、それは俺にも言っていた。「宮嵜さんによろしくお伝えください」みたいな。

(岩井勇気)だからこれ、どこかでね……。だって、こんなの、聞ける機会ないんだよ?

(澤部佑)芸人がね、「辞める」って決断した時の音声。貴重だよ。本当にドキュメントだよな。ノンフィクション。

(岩井勇気)本当に、もうマジで俺なんかにはたぶん、早めに報告してる方だから。

(澤部佑)本当、そうじゃない? 一番最初じゃない?

(岩井勇気)そんな音声なんだよ?

(澤部佑)すごいよな。あれ、なんで出たの? 結婚とかだと思ったんだっけ?

(岩井勇気)俺、そう思ったのよ。

(澤部佑)結婚の報告とかだと思って。「せっかくだから」って出たのか。そしたら「岩井さん……」みたいな(笑)。

(岩井勇気)「芸人を、辞めます」って(笑)。

(澤部佑)で、その後、しばらく岩井も俺らも静かにして。岩井が泳がせたんだよね。「ああ、なんだよ? やりたいこと、あるのかよ?」とかずっとね。その音源が一応、あるんですね。

(岩井勇気)だからもう、正式に終わりか。あ、違うか。31日かな? 解散ライブかなんかがあるのか。

(澤部佑)へー。じゃあ、ザブングルさんと一緒だね。3月いっぱいで。そうかそうか。落ち着いたら、名古屋も行きたいけどね。名古屋に行って……。

(岩井勇気)まあな。町田はどうするんだろうな?

(澤部佑)町田は芸人もやりながら……作家さんの仕事も結構やってたからね。

(岩井勇気)東京に来ればいいのにね。ただ町田、結婚したからな。

(澤部佑)そうね。

<書き起こしおわり>

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