ラランド・サーヤと狐火 ラジオトーク書き起こし

ラランド・サーヤと狐火 ラジオトーク書き起こし 卒業アルバムに1人はいそうな人を探すラジオ

ラッパーの狐火さんが2020年1月8日放送の文化放送『卒業アルバムに1人はいそうな人を探すラジオ』にゲスト出演。ラランド・サーヤさんとのトークの書き起こしです。

(サーヤ)皆さん、ここでですね、ちょっと突然なんですけれども……もうテーマとは何ら関係なく、完全に私の趣味というか。スタッフさんも含めて趣味で、特別ゲストに来ていただいております。こちらの方です。

(狐火)『卒アルラジオ』をお聞きの皆さん、明けましておめでとうございます。ラッパーの狐火と申します。

(サーヤ)わーっ! よろしくお願いいたします! 狐火さん、来た! その、私の誕生日の時にメッセージもいただいて。サイン入りのアルバムもいただいて。まさか、実物に会えるとは思ってなかったので(笑)。最近、私は音楽系のコラムみたいなのが来たんですよ。そこにもやっぱり狐火さんのことを私、絶対に書いてるんですけど。また最近、それを上げたばっかりなので。

(狐火)めちゃくちゃ嬉しいです(笑)。

(サーヤ)私もめちゃくちゃ嬉しい! わざわざありがとうございます。

(狐火)こちらこそです(笑)。

(サーヤ)もう私もなんかソワソワしちゃうんですけども。今まで、ゲストがだってニシダと相席スタートさんしかこの番組、来たことがないので。いきなり狐火さんを呼んでしまうという……。

(北本かつら)アーティストが来るなんてことは今まで、なかったですからね。

(サーヤ)お受けいただいてありがとうございます。

(狐火)本当にありがとうございます。こちらこそです。

(北本かつら)急になんかFMラジオのような……(笑)。

(サーヤ)ちょっとヤバいですね。今日はどちらからいらっしゃったんですか?

(狐火)僕は駒込から……なので割と、山手線1本で(笑)。

(サーヤ)山手線1本で。そうなんですね。TwitterやSNS上では少しやり取りをさせてもらっていて。もう私が単純に好きで。「これが好きだ」っていうのを発信してただけなんですけど。

(北本かつら)でも、この楽曲の感じ、イメージと御本人のキャラのこのソフトリーなしゃべり方がだいぶギャップがあって驚きました(笑)。

(サーヤ)そうですよ、狐火さん!

(北本かつら)僕、勝手にギャングみたいな人が来るのかと思っていて(笑)。

(狐火)フフフ(笑)。

(サーヤ)いや、ブリンブリンのやつじゃないでしょう? 「ビッチ」なんて狐火さんが言っているの、聞いたことないですから。車を乗り回して……みたいなのじゃないですから! いやー、すごいな。でも、あれですよね。1月27日にアルバムをリリースされるんですよね、狐火さんは。

(狐火)そうですね。新しいアルバムをリリースします。

(サーヤ)どういうアルバムになっているんですか?}

(狐火)僕、19歳の時に実家が東北の福島県というところなんですけど。そこでラップを始めまして。それで、始めた時は大学生だったんですけど。22歳の時に大学を卒業して。普通に就職したんですよ。東北の仙台市っていうところで2年間ぐらい、営業の仕事をしたんです。だけど、どうしても東京で音楽をしたいなっていう気持ちがあって。その就職した会社を辞めて、東京に24の時に出てきたんですね。

そこから、アルバイトをしながら音楽活動していって。27歳の時に「音楽だけでは食べていくのは難しいな」と思ったので、「正社員になろう」って思った時期があったんですよ。その時に、30社ぐらい面接を受けまして。でも一社も受からなかったんですね。その時の腹いせに『27才のリアル』っていう曲を10年前に作ったんですよ。面接官への腹いせの曲なんですけど。

狐火『27才のリアル』

(狐火)そこから10年という節目がありまして。それで去年1年あった出来事とかももちろん入ってたり。あとは俳優の斎藤工さんの映画の主題歌を担当させていただいていて。その曲も入ってたりはするんですけど。

(狐火)メインのタイトルの『37才のリアル』というのは、その10年前に僕を不採用にした面接官へのアンサーというか。僕なりの10年後の自分の……。

(サーヤ)いや、聞かせていただいたんですよ。私もこれを先ほど。いや、もうすごくて。歌詞が……ちょっと自分にどうしても重ねちゃう部分があって。「上司がファンになった」みたいな歌詞もあるじゃないですか。だから自分もテレビとか大会で結果をちょっとずつ出すようになって、周りがこっちを向いてくれるようになった。環境が変わったみたいなのが実感としてあったので。なんかそういう歌詞が……すごいズバズバ刺さってしまうという(笑)。

(北本かつら)まさにサーヤさんもダブルワークですから。環境が結構似ているんですよね? 境遇というか。大学を出て、就職をして……っていうところとか。

(サーヤ)一番、歌詞を重ねてしまうという。いや、そうなんですよ。こんな……もうどうしゃべっていいのか、わからない。私、ただただファンなので。

(狐火)いや、嬉しい。めちゃくちゃ嬉しいです。

(サーヤ)いや、言いたいことはいっぱいありますけども。私も自分に「ファンです」って言ってくれている人が「ネタのこの部分が好きで……」って言われるとちょっとこそばゆいじゃないですか?(笑)。それを今、自分でもやっちゃうんじゃないかと思って。

(北本かつら)なるほど。心の中で言いたいことがいくつかあるんだけれども?

(サーヤ)何個もあるんです。

(北本かつら)それを言うと、こそばゆくなる?

(サーヤ)そういうのがあるから。それをアーティストさんも同じように感じるんじゃないかな?っていうことで。

(北本かつら)じゃあ、今日のテーマの話でも(笑)。なにかにお金をつぎ込んじゃったみたいなことってあります?(笑)。

(サーヤ)そう。今回、テーマが「収入のほとんどを○○に使っている人」っていうことなんですけども。狐火さんは浪費というか。「こんだけ使っちゃった」みたいなのって、あります?

(狐火)本当もう、飲み代ですかね? 本当、飲み代ですね。

(北本かつら)おんなじじゃないですか!

(サーヤ)アハハハハハハハハッ! ああ、嬉しいな。お酒ですか?

(狐火)お酒ですね。

(サーヤ)狐火さん、お酒好きですか?

(狐火)好きですね。結構やっぱり飲み代がかさみますよね……(笑)。

(サーヤ)フフフ、最大でどれぐらい行ったことありますか?

(狐火)最大……でも、記憶がないんですけど。30万ぐらい行った時があったんですよ。普通の飲み屋さんなんですけども。新宿・歌舞伎町の。

(北本かつら)キャバクラとかじゃないですよね?

(狐火)キャバクラじゃないんですよ。普通の飲み屋さんです。でも、それを超えたことが一昨年ぐらいにありまして。飲んでいる途中にちょっと外の空気を吸いに行きたくなる瞬間ってあるじゃないですか。で、外に出たら転んで、前歯を折ってしまったんですよね。で、その治療代とかを加算すると、もう30万以上かかった飲み会がありまして。

(北本かつら)前歯を折っちゃうと、銀歯っていうわけにはいかないから。金、かかりますよ!

(狐火)そうなんですよ。しかも、ラップとかをやっていたりして滑舌とかが変わったりするかもしれないから。「絶対に元通りにしてほしい!」って思って。僕、折れた前歯をずっと歌舞伎町で探し回っていたんですよ(笑)。

(サーヤ)アハハハハハハハハッ! まんまそれがほしいと。

(狐火)それがあればちゃんとつけられるんですけども。結局、見つからずに。「僕、こんな感じだったと思います」っていうんで……(笑)。

(サーヤ)雰囲気で。「元はこういう歯だったんじゃないでしょうか?」っていう提案で作ったという。すごいな!

(狐火)そう。それが高かったんですね(笑)。

(サーヤ)そうか。飲み代……急に親近感というか。でも東北ってやっぱりお酒が美味しいですもんね。

(北本かつら)福島なんか、美味しいお酒、いっぱいあるんじゃないですか?

(狐火)そうですね。日本酒とかもそうですし。はい。

(北本かつら)サーヤ氏はお酒、なんでも行きますよ。

(サーヤ)そうなんです。行きすぎて今、ガタが来ている状況で。

(北本かつら)ずっと下痢だそうです(笑)。

(狐火)アハハハハハハハハッ!

(サーヤ)年末年始、年をまたぐ時からもう本当に……固形物は1個も出ていない状況で。水気が強い状態でございますけども。大腸がぶっ壊れておりまして。でもコロナに本当に打ち勝てたら、飲みに行きたいですね。

(狐火)そうですね(笑)。

(サーヤ)そうなんですね。うわっ、ちょっとヤバいなー。これ、みんなには伝わらないでしょう? 私のこの意外と焦っている感じ。本当にすごいことになってますよ。ちょっとその、「曲もよかったら一緒に……」みたいに言ってくれたのがめちゃくちゃ嬉しくて。

(北本かつら)僕は正直、ちょっとリップサービスもあるんじゃないかな?って思ったんですけども。コラボみたいな企画が番組でできたら最高だな、なんて。作家目線で言わせてもらうと……ちょっと下世話ですが。思ってるんですが。あれって、リップサービスですか?

(狐火)いや、もう全然曲はだいたいできていて。あとはそれをサーヤさんに渡す僕の勇気さえあれば……。

(サーヤ)えっ、マジっすか!

(北本かつら)曲はもう、できている?

(狐火)はい、ほとんど。サーヤさんに歌ってほしいところだけ空けて僕はもう……サーヤさんの部分以外はラップしているので。

(サーヤ)へー!

サーヤとのコラボ曲計画

(北本かつら)よく、こういうアーティストの人にたのむと「ああ、いつかやりましょう」って言ってくれるんですけども……でも、口だけかなと思ってたんですけども。

(サーヤ)やられたことありますもん。そういうの。

(北本かつら)でも、もう曲ができていて。サーヤ氏パートもあるらしいですよ?

(サーヤ)えっ? うわっ、もうちょっとそれ、早くいただいて形にしたいです(笑)。

(北本かつら)1回、ちょっとどこかで練習した方が……。

(サーヤ)いや、すごいな!

(狐火)お送りします。

(サーヤ)ありがとうございます!

(北本かつら)あとはサーヤさんに聞いてもらう勇気だけですね?(笑)。

(狐火)それだけがほしくて今日、来ました(笑)。

(北本かつら)ただ、うちのサーヤ氏は意外と厳しいんですよ、そこは。

(サーヤ)厳しくないわ!

(北本かつら)意外に「ここのパートがちょっと……」みたいな(笑)。

(サーヤ)厳しくないわ! 余計なこと、すな!

(狐火)お腹もくだしてますし(笑)。体調もね(笑)。

(サーヤ)いや、くだしているからこそ、これで今やっと元気になりそうですから。

(北本かつら)「ちょっとこれ、狐火さんのパート、多くないですか?」みたいな(笑)。

(サーヤ)言わないわ! そんなこと、言うか! 多くていいよ。1小節だけでいい。なんなら、もう。

(北本かつら)でも、ちょっとそれ、放送後に1回、詰めましょう。マネージャーさんもいますから。

(サーヤ)すごい嬉しいです! ちょっと一気に今年の光が見えました(笑)。なんか、どんよりしていた部分が一気に晴れましたね。

(北本かつら)「サーヤレーベル」みたいなことも考えていいんじゃないですか?

(サーヤ)いやいや、すごいな。マジでホントに相方を切り離す時期に来ましたね(笑)。

(北本かつら)フハハハハハハハハッ! もうニシダ氏もちょっと、ねえ(笑)。

(サーヤ)あとは朝の顔だけです。音楽をやってしまったのなら(笑)。

(狐火)フフフ(笑)。

(北本かつら)ちなみに狐火さん、ニシダ氏のパートはない感じですか?

(狐火)ニシダさんのパートはちょっと考えてなかったので。今、ちょっと……(笑)。

(サーヤ)いや、いらないのよ! 頑張っている人の詞がほしいんですよ! あんな親のお金で生きている人の詞なんて、なんも響かないから。「親の金でメシ食う♪」みたいなのは誰にも響かない詞になってしまいますから。

(北本かつら)ニシダ氏のパートはいらないそうです(笑)。

(サーヤ)いらないです。ただ、相方も狐火さんのめちゃめちゃファンなんですよ(笑)。今日、本当はめちゃくちゃ来たがっていたんですけども。「コロナがあるから来るな」って言いました(笑)。

(狐火)フフフ(笑)。

(サーヤ)そうなんですか。めちゃくちゃ楽しみになりました。

(狐火)嬉しいです。こちらこそ。

(北本かつら)話がトントン拍子に進んだりしたらですよ……ちょっと遊びでPVを撮ったりして。

(サーヤ)いや、1人、知り合いでPVを撮る方がいるんですけども。「今年は何か、一緒に作ろうね」と言っていて。本当に今、材料がとにかくある状態。あとはもうこねるだけというか。

(北本かつら)粗品くんだって自分のレーベルを作りましたよ?

(サーヤ)やっていましたね。ボカロのね。

(北本かつら)サーヤレーベル、ラランドレーベルも行っちゃっていいんじゃないですか?

(サーヤ)でも、その前にもっと実績がないといけないので。もっと引き上げられるなにかがないといけないんですけども。でも、楽しみになりましたね。じゃあ、せっかくなのでそのアルバム『37才のリアル』の中から1曲、聞かせていただきたいのですが。曲紹介をいただいてもいいですか?

(狐火)狐火で『37才のリアル』。

狐火『37才のリアル』

<書き起こしおわり>

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