R-指定『閻魔堂沙羅の推理奇譚』中条あやみとの共演を語る

R-指定『閻魔堂沙羅の推理奇譚』中条あやみとの共演を語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

R-指定さんが2020年12月1日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中でNHKドラマ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』で中条あやみさんと共演した際の模様を話していました。

(R-指定)まあ俺、ドラマに出てるというか。あるじゃないですか。その話がね。

(DJ松永)2つ、出ましたね。

(R-指定)2つ、出たんですけども。最近、土曜日にNHKの方で『閻魔堂沙羅の推理奇譚』という、中条あやみさんのドラマが放送されまして。

(DJ松永)28日の夜に。

(R-指定)それに私が1話ゲストという感じで。第5話のゲストとして出させていただいて。要は、ストーリーを言うと中条あやみさんが地獄の閻魔様の娘ということで。諸々、事情があって死んだ俺が……。

(DJ松永)死んだ? よく死ぬね。

(R-指定)そうなんですよ。TBSの方でも死んでいるし、NHKの方でも死んでいる。両方で死んでいる。しかも両方とも30歳で死んでいるという。なかなか生きれる役がない。しかも、このドラマ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』に関しては極悪人でしたよね。

(DJ松永)ああ、そうなんだ。

(R-指定)ゆすりを生業としているやつで。

(DJ松永)ああ、等身大だ。

(R-指定)おい! お前な……。

(DJ松永)バットはやめてください! バットはやめてください!

(R-指定)1ミリもゆすったことない。いや、さっき「(野球をやるために)バットを買う」とか言ったけども。それで、地獄に落ちちゃうっていうストーリーなんですけど。とにかくまず、このお話が来た時にマネージャーの森さんから「ドラマ、興味ある?」みたいな感じで聞かれて。「えっ?」みたいな。それは、このドラマの第5話を監督をしてくれてるNHKの石川さんという人がオファーしてくれたみたいで。なんか、俺らクリーピーの曲を聞いたりとか、俺のバトルとか、クリーピーのライブを見たりして、「原作のこの役にはR-指定さんがぴったりだと思った」っていうことらしくて。

(DJ松永)フフフ(笑)。

(R-指定)まあ、めっちゃ嬉しいんですけど、俺が演じたその池谷修という役はめちゃくちゃ小悪党で。金欲と性欲の塊みたいなやつなんですよ。「どの曲を聞いて俺がぴったりやと思ったんやろう?」っていう(笑)。

(DJ松永)監督……お目が高い!(笑)。石川さん、本当に目利きだね! さすがだよ(笑)。

金欲と性欲の塊みたいな小悪党の役

(R-指定)フフフ、まあ、めっちゃ嬉しかったんですけども。あと、ゆすり屋で相手の心を揺さぶったり、相手にたたみかけている時にRさんがラップしている感じが出てくれたら……みたいなことを言っていて。「なるほどね」みたいな。

(DJ松永)それで、うまく行ったの?

(R-指定)ほんで俺もそれこそ、TBSの『危険なビーナス』よりもこっちの方が先にお話が来ていて。夏ぐらいに収録したんですけど。もうマジで初挑戦やったんで。

(DJ松永)マジで初だよね。マジで初なのにさ、NHKのドラマにガッツリメインどころで出るっていうのはどんな気分なの?

(R-指定)だからホンマに足だけは引っ張らないようにせな……と思って。すごいキャストですから。しかもNHKやし……って。で、とりあえず台本とかもらったりして。それで、森さんに最初に言われた時は「ドラマでオファーが来ています。なんか、地獄に落ちる役らしいよ?」みたいなことを言われて。「なんか死んで、地獄に落ちるらしいよ?」って(笑)。

(DJ松永)説明、ラフだなー!(笑)。

(R-指定)それでとりあえず台本とかを読んで。でもやっぱり最初に衝撃やったのが衣装合わせ。それで衣装合わせ行って、何着も服を着せてもらって。そしたら、その石川さんが「もうイメージにぴったりです。思い描いていた池谷です!」って。で、その衣装合わせ、あるやん? ほとんど俺の私服みたいな感じやねん。俺が黒いパーカーで行って、更衣室をバッと開けたら黒いTシャツと黒い短パンがあって。その黒いTシャツと黒い短パンに着替えて出てくるみたいな。だから、半袖になって出てきただけみたいな(笑)。それで「バッチリです!」って言われて。でもね、あとはその衣装合わせがあって、本読み。台本を読み合わせるみたいな。

(DJ松永)出た! それ、みんな演者さんと一緒に?

(R-指定)そうなんですよ。でも、その時は全員ではなかったんですけど。それでバッて行って。ホンマに確認みたいな感じで読むんかなと思ったら、もう全開で。もうそれこそ、俺の相棒役の一ノ瀬ワタルさんなんかは全開でグワーッと読んでいて。最初は照れじゃないけども……「アカン! 全開で行かな!」って思ったんですけど、なかなか、やったことないやつの全開って全然、プロの人たちの領域の全開ではないから。まず、そこで打ちのめされて。それで家に帰ってから、自分のセリフをGarageBandで録音しまして。

(DJ松永)おおう! なるほど!

(R-指定)いつも、曲作りでデモを録る時にパソコンにイヤホンを差して、トラックを流して歌うんですけど。それをちょっと……「とにかく俺は素人やから、自分のやり方で行かな……これはまず、フロウを作ろう。セリフをフロウから作ろう。フロウとリズムで、まずはバースとしてこれを考えよう」って思って。それで、レコーディングみたいなのをアカペラでして。それで後日、監督の石川さんに「ちょっとこれ、聞いてもらっていいですか?」って。

たぶんそういうの、ドラマの現場でやられたことないから石川さんも「なんですか?」みたいな感じで。「ちょっと聞いてください」ってイヤホンを差して。「ちょっとこれ、セリフを録ってきたんで」って聞いてもらって。それで「ああ、いい感じですね」って言われたんですけど。やっぱり、1人でしゃべっているからそれはめちゃめちゃBPMが早かったんよ。実際、本番やってみたらもっと遅いし、もっと間があるんや、みたいな。

(DJ松永)そうか!

(R-指定)だからもう初体験のことばかりで。

(DJ松永)相手もいるから、また変わってくるのか。共演者との空気感というか、BPMがあるから。

(R-指定)そうなんですよ。でね、NMBの川上千尋さんという方とも共演させていただいたんですけども。

(R-指定)その川上さんにですね、ちょっと妄想の中で……ドラマの中の妄想の中で、ちょっと俺がいやらしいことをするシーンがありまして。で、それを本読みの時の最後に知らされたんですよ。「ここのシーンはこういう感じなので。マジでガンガンに行ってください」みたいな。

(DJ松永)えっ? 「ガンガン」って……お前、そこで(2020年経験人数目標の)「1」、稼いでいるだろ?

(R-指定)お前な! お前、アホか! ボケが! タコッ! 松永……。

(DJ松永)お前、おい! プライベートだろう? ああ……でも、それは「100」かもしれないな。ある意味。

(R-指定)当然、「100」やろ?(笑)。でも、そんなシーンなんてやったことないし。まず、俺みたいなものができるんかと思って、その本読み終わって部屋に戻って速攻で般若さんに電話!

(DJ松永)おおっ! いい先輩がいた! よかったね!

(R-指定)やっぱりラッパーの先輩で俳優。しかも悪役をたくさんやってる般若さんっていうことで。まず、もうホテルに着いたら速攻で般若さんにバーッて電話して。「般若さん! お疲れさまです、般若さんっ!」って。

(DJ松永)フフフ、後輩が助けを求めている(笑)。先輩レスキュー!

般若さんにSOS

(R-指定)「般若さん、どうしよう? 明日、エロいシーンある! どうしましょう?」って(笑)。それで般若さんが「おお、どうした、どうした? 詳しく聞かせろ」「いや、こうなっていて。僕の役はこうで、それで川上さんという人にこういうことをするんですけども……ちょっとそういうこと、したことないんで。どうしたらいいんですか?」って聞いて。そしたら般若さんが「うーん……じゃあな、そういう時はこういう気持ちでこういう風に言え」みたいな感じでアドバイスをくれて。

(DJ松永)おおーっ!

(R-指定)「もし、俺がその立場だったら、こういうセリフとがこういうセリフを言うな。まあ、これは参考程度に。できれば自分の中から出した方がいいよ」みたいなアドバイスをもらって。マジでいい先輩!

(DJ松永)よかったね! 般若さんがいて。すごいねー。まあ、アカデミー菅田もいるけどね。

(R-指定)アカデミー菅田! いや、アカ菅田は……。

(DJ松永)主演・アカデミー菅田もいるけどね。

(R-指定)アカ菅田は、恐れ多い。わかる? あっちは俳優としてもうずっとやってる人やから。その俺がする質問が初歩的すぎて、逆に答えられへんかも。逆に般若さんはラッパーをやって、俳優になって。境遇が近いから分かる。まあ、アカ菅田もあったんやけども……。

(DJ松永)菅田さんのこと、アカスリみたいに言うな(笑)。

(R-指定)いや、菅田さんは逆に聞き方がムズいから。般若さんは立場をわかってくれるかなと思って、般若さんに相談して。

(DJ松永)いやー、般若さんには世話になっているね。

(R-指定)世話になっている! で、俺はもう次の日、そのエロいシーンの本番やったんやけど、頭が真っ白になって般若さんに言われたことを一言一句違わずに言ったから(笑)。一言一句違わず、般若さんに教えてもらった通りにやったからな(笑)。

(R-指定)でも、そこから中条あやみさんと2人きりのシーンとかもありましたよ。

(DJ松永)ええっ?

(R-指定)2人きりというか、中条あやみさんと2人だけで1日中ずっと撮影っていう。演者が俺と中条さん。あとはスタッフさんっていう。

(DJ松永)マジで? そんな1日があったの?

(R-指定)うん。めちゃめちゃそれはね……。

(DJ松永)どうだった?

(R-指定)最高! もうなんか、まず初対面の時にあいさつするんやけど。中条さんがその閻魔堂沙羅にその衣装を着てるんですよ。

(DJ松永)派手な衣装だよね?

(R-指定)派手な衣装やし、めっちゃ厚底というか、すごい高い靴を履いていて。で、ごあいさつをした瞬間に俺よりもはるか上に……めっちゃ背が高い。

(DJ松永)へー! だって中条さん、あの人自体が170ぐらい? すごい背が高いよね。

(R-指定)そうそう。プラス、厚底やから。しかも、超スタイルもいいし。なんかもう別の生き物みたいな。俺のこの農耕民族的なこの体型とはぜんぜん違うみたいな。で、もうすごい気さくな人やって。それもすごい……。

(DJ松永)そうなんだ。なにをしゃべったの?

(R-指定)なにをしゃべったっていうか、ちょっとデコピンされるシーンとかあるんですけど。

(DJ松永)あっ! すごい! もう「1000」です! フハハハハハハハハッ!

(R-指定)俺が檻の中にいて、間近に中条さんの顔があって。何かセリフを言われてパンってデコピンされるんですよ。で、本番だけ当てようとしてくれていて。ずっと、空振りでやってくれていて。でも、その本番の前にリハーサルじゃないけど、そういうのがあって。そん時に、パンッて指が当たっちゃった時に2人で目を見合いながら「フフフ」って笑うっていう。その映像……そう思っているのは俺だけかもしれんけど。でもそんぐらいね……。

(DJ松永)(小声で)告った?

(R-指定)フハハハハハハハハッ! アホか、こいつ!

(DJ松永)(小声で)告った? なに、OKだった?

(R-指定)アホか!

(DJ松永)OKだったって!

(R-指定)いやいや、言ってないわ! OKなわけないやろ! なんや、こいつ!

(DJ松永)おめでとうございます!(拍手)。R-指定、中条あやみさんと、付き合いました! すげえな! 今年中に「10000」まで行くかもな?

(R-指定)貴重な経験をさせていただきました。あ、あと、告ってはいないです。

(中略)

(R-指定)でも、ホンマにありがたい経験をさせてもらったけども。やっぱり般若さんからはそのドラマの放送を見た後、メールが来たよね。「デコピンは100歩譲って許そう。でもお前、蹴られてるじゃねえか。あれだけは許さない!」みたいな(笑)。

(DJ松永)フフフ、なにを怒られてるの? 許さないの?(笑)。

(R-指定)般若さんは許さないっていう(笑)。

(DJ松永)女優さんと共演するたびに般若さんのお叱りメールが来るんだ。

般若さんからお叱りメール

(R-指定)そうそう。般若さんもきれいな人と共演したら自慢メールをしてくるし、俺が報告がなかったら怒られるし。俺が共演してて、報告しててもいい共演の仕方やったら怒られるし。「何してるんだ、お前は?」って。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! 何やってんだよ(笑)。で、俺の共演もあの人、チェックしているからね(笑)。

(R-指定)そうそう(笑)。

(DJ松永)でもR、蹴られたんですか?

(R-指定)そう。しかも、ハイキックをされるシーンなんですけど、めっちゃよかったのがリハのところで蹴られて、俺が後ろに飛んでいくんですけども。後ろに柵みたいなのがあるから、ちょうどその柵と柵との間を俺が飛んでいかなアカンわけですよ。で、俺の対面に中条さんがいて。後ろを見ながら、柵を確認しながら俺が飛びやすいように。(小声で)「もうちょっとこっち」とか言ってから蹴ってくれるっていう。優しい。

(DJ松永)へー! 優しいね。そんなの、好きになるよね。そんなことされたらさ。

(R-指定)えっ、ちょっと待って? みんな、すっごい凄い新鮮に「そんなシーンが?」って驚いているけど……誰一人、見ていないっていうこと?

(DJ松永)フフフ(笑)。

(R-指定)悲しい……見てよ! 俺の頑張りを。みんな、普通に「へー」みたいになっているけど。

(DJ松永)R、R……ごめん。

(R-指定)見てや!

(DJ松永)フハハハハハハハハッ!

(R-指定)見てくれよ! 見た人?

(一同)……

(R-指定)本前にゼロや! 怖っ! 怖、怖、怖っ!

(DJ松永)なんか、マネージャーは仕事してるな。

(R-指定)えっ、嘘やろ? ちょっと待って? これ、俺の作り話? えっ? なかった? 中条あやみさんと共演なんていうミラクル事態が。俺の妄想? えっ、みんな、見てない? 嘘やろ?

(DJ松永)忙しかったんだっけ? なんか……年末進行? 年末進行? 今、年始の番組を作っているんだっけ?

(R-指定)おかしいな……えっ、ホンマに1人も? 怖っ!

(DJ松永)R……何回聞いても、結果は変わらないよ。

(R-指定)えっ、悲しい……。

(DJ松永)で、でも、Twitterでみんな褒めていたよ? 俺、見た、見た。

(R-指定)悲しい……。

(DJ松永)大丈夫。結構みんな褒めていたから。「あれ? Rさん、いい演技してるじゃん」って。

(R-指定)あれですよ? チェックも仕事ですよ? その、一緒にやっているパーソナリティーの仕事をチェックするのとかも。あ、いや、俺はいいんですけど。他のパーソナリティーの時とかは気をつけた方がいいですよ?(笑)。

(DJ松永)フフフ、偉くなっちゃっているよ、R? 偉くなっちゃっているから(笑)。

(R-指定)すいません(笑)。

(DJ松永)もう、中条あやみと付き合ってから、偉くなっちゃてるから、もう。自分が中条あやみぐらいになっちゃっていると思っているから(笑)。

(R-指定)見てほしかったの!

(DJ松永)フフフ、R。これは悲しいな(笑)。俺が出ていたとしても、悲しい(笑)。いや、でもTwitterを見ていたら評価する声が多かったよ?

(R-指定)とはいえ、俺もちょっと怖くてまだ見れていないんですよ。

(DJ松永)そうだよね。怖いよね。

(R-指定)怖い、怖い。自分で見ても恥ずかしいとか怖いっていうのもあるから。見れてないから。逆に友達とかに聞いたりとかして。

(DJ松永)すごいよね。根本宗子さんとかさ、だいぶ昔から「Rさんは演技できる気がする」みたいなこと、言ってくれてたからね。

(R-指定)言ってくれていた! しかも2017年とか18年とか。

(DJ松永)「松永さんはできない」って言っていた。正しいことを言っている。さすがだよ、あの人(笑)。

(R-指定)さすがやな、根本さん(笑)。

<書き起こしおわり>

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