オークラさんが2020年11月25日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』に出演。佐久間さんとコント村のバナナマンと東京03のネタ作りの違いについて話していました。
【佐久間宣行のオールナイトニッポン】お聴きいただきありがとうございました!
作家のオークラさんをゲストにお迎えして、オークラさんしか知らない東京芸人史を沢山教えてもらいました!
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— 佐久間宣行のオールナイトニッポン0【公式】 (@SakumaANN0) November 25, 2020
(佐久間宣行)続いて、メールが来てます。東京都の方。「バナナマンさんと東京03さんのネタを作る時の違いってありますか?」っていう。
(オークラ)まあ全然違いますよね。
(佐久間宣行)もう全然違う?
バナナマンのネタ作り
(オークラ)バナナマンはとにかく、単独ライブの時にネタを作るんですけども。バナナマンに関してもう、とにかくネタ自体を書いてきて。普通ネタ案じゃないですか。でも、設楽さんの場合はもう台本なんですよ。
(佐久間宣行)ああ、そうか。というか、要はバナナマンのコントって説明してもわかんないもんね。だからいきなり台本で持ってくるんだ?
(オークラ)それで、今でこそそんなじゃないですけど昔はもう20本ぐらいバーン!って持ってきて。それで信じないぐらいボツにされるっていう(笑)。「はい、ボツ、ボツ、ボツ……3本!」みたいな。それで、そのネタで「これだったら面白くなりそうだな」ってそこから設楽さんが手を加える場合もあるし、手を加えている途中で「オークラ、書いてみて」みたいな。結構台本をキャッチボールするんですよ。
(佐久間宣行)ああー、じゃあオークラさん、設楽さん、日村さんでキャッチボールして作っていくことが最近は多かったっていうことですか?
(オークラ)そうですね。まあ、僕と設楽さんの間でキャッチボールするのが多くて。日村さんも書くんですけども。それも結構設楽さんが直すみたいな感じで……とか。
(佐久間宣行)そうなんだよね。バナナマンって日村さんもネタを書けるんだよね。
(オークラ)書けるんですよ。あの人の書くネタって面白いんですよ。すごいバカバカしいコントなんですけど。
(佐久間宣行)バカバカしいし。面白いもんね。
(オークラ)で、一応最終的に演出が設楽さんなんで。設楽さんが「これで行く」っていうのでOKって出したものが決定稿ですね。
(佐久間宣行)で、それが03の場合は……バナナマンの場合はベースが設楽さん。総合演出で設楽さんが見えているお笑いをどう具現化していくか?っていう感じ。
東京03のネタ作り
(オークラ)それで、東京03の場合は単独ライブでだいたい毎回7本するんですけども。そのうちの6本をまずは飯塚さんと角ちゃんで書くんですよ。
(佐久間宣行)ファミレスで話し合ってでしょう?
(オークラ)そうそうそう。それで書き上がった台本が俺のところに届くですよ。で、そこから、「じゃあ、これを全体のパッケージ化するのはどうしたらいいか?」って。それで僕が幕間のコント、ネタみたいなを。で、東京03のネタって結構人間のああいう……。
(佐久間宣行)醜いところとか、あとは逆にカッコつけている部分とか。そういう、ちょっとスケッチを膨らませた感じだよね。
(オークラ)で、それとはかぶらないシステマティックなネタを東京03のVTRで作るんですよ。で、その後に、最後にいわゆるトリを飾るネタを書かなきゃいけない。大団円を向かえるみたいな。
(佐久間宣行)ああ、そうか。繋がってきたものが。少しストーリー性が長いもの。
(オークラ)そう。だから東京03のネタって1個の……「人間のこういうところがあるよね」って部分いう部分を切っていくというか。で、それがもう一転する時もありますけども。それとは違う、「人間、こういうところがありますよね」って書きながらも、そこから事件が転がって。要するにストーリーが転がってるようなネタを一応意識して、03では書くようにしていますね。
(佐久間宣行)なるほど、なるほど。
<書き起こしおわり>