佐久間宣行と春日俊彰 オードリーを語る

佐久間宣行と春日俊彰 オードリーを語る 佐久間宣行の東京ドリームエンターテインメント

オードリー春日さんが2020年2月21日放送のニッポン放送『佐久間宣行の東京ドリームエンターテイメント』にゲスト出演。佐久間宣行さんとオードリーというコンビについて話していました。

(佐久間宣行)それが、昔はよく仕事をしていたっていうか、若手に近い頃。ゴッドタンとかによく来ていた頃のオードリーとは違うなと思って。

佐久間宣行『あちこちオードリー』春日のツッコミの切れ味を語る
オードリー春日さんが2020年2月21日放送のニッポン放送『佐久間宣行の東京ドリームエンターテイメント』にゲスト出演。佐久間宣行さんが『あちこちオードリー』の中で見せる春日さんのツッコミの切れ味について話していました。 ?佐久間宣行の東京ド...

(春日俊彰)でもあの頃とは違いますよ。それこそテレビに初めてネタ番組以外で呼んでもらったのってゴットタンですよ。キモンスターで呼んでいただいて。その時も、まだレッドカーペットとかああいうショートネタのところで、ショートネタでテレビ出ぐらい。トーク番組でもそんなに出ていないで、「こいつら、何者だ?」ぐらいのところで。もうネタじゃないじゃないですか。キモンスターなんて。そのオードリーという芸人の力でやる番組なんてあれが初めてぐらいですよ。

(佐久間宣行)ゴッドタンに初めて出た時さ、設楽さんにネタを4回、やらされたもんね。

(春日俊彰)やらされました(笑)。1分ぐらいのネタ、4回ぐらいやらされて(笑)。

(佐久間宣行)フハハハハハハハハッ!

(春日俊彰)そういういじられ方をされて。

(佐久間宣行)でも俺、いまだに覚えてるよ。2人がまあネタ番組以外の番組でゴットタンに出て。ゴッドタンのキモンスターってめちゃくちゃやっていい企画じゃん。で、めちゃくちゃ泥だらけみたいになった後、2人がキラキラした目で「楽しかったです! 楽しかったです!」って言って。それで若林くんは「あの時、『こういう日々が毎日続くんだ』と思ったら、ゴッドタンだけだった」っつって(笑)。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! そういう意味ではちょっと罪深いですよ。1回ね、夢を見せちゃった番組ですから。

(佐久間宣行)そしたらやっぱりテレビのいろんな番組に呼ばれるじゃん。ありがたいけどさ。情報番組とかね。で、食レポとかもやらなきゃいけないし。そういうので若林くんの目がどんどんに濁っていったんだよ(笑)。

(春日俊彰)そうですね。フハハハハハハハハッ!

(佐久間宣行)春日はさ、別にその状況状況を受け入れられるじゃん?

(春日俊彰)まあね、そうですね。

春日は状況を受け入れられる

(佐久間宣行)だってさ、若林くんが言っていたけど売れてない頃に「このままじゃダメなんじゃないか」って若林くんは思ってたけど、春日に言っても春日は「えっ、幸せですけど?」って答えていたんでしょう?

(春日俊彰)フフフ、「これはこれでね、今はいいんで」って(笑)。「バイトして、ネタ見せ行って、落ちて……」みたいな日々が。まあまあ、そんな中でも、そんなに「嫌で嫌でしょうがない」みたいなのは……若林ほどは思ってはいなかったでしょうね。

(佐久間宣行)そうでしょう? そう言っていたもんね。

(春日俊彰)だから慣れちゃうっていうか。

(佐久間宣行)どんな環境でも大丈夫なんだもんね。じゃなかったらむつみ荘にもずっと住めないもんね。

(春日俊彰)まあ、そうですね。嫌で住んでるわけじゃないですからね。もう楽しくてしょうがない。「ここが好きで住んでる」みたいな。だからそれが今も生きてるというか。長いこと練習して競技に出るとか。重量挙げに出るとか。

(佐久間宣行)ああ、そうだそうだ。

(春日俊彰)あんなの、9ヶ月ぐらいずーっと練習してオンエアーは1回とかですからね(笑)w。

(佐久間宣行)フフフ、見たよ(笑)。ふざけた部分、全部カットされてんの(笑)。

(春日俊彰)真剣にやって、落ちて、「すいません」って(笑)。それで、おしまい(笑)。

(佐久間宣行)いや、見たけども。あれはだから春日じゃないとできないと思うし。やっぱり特殊な芸人だよね。そういうところもそうだし。俺が……まあ、若林くんとも話したことないけど、春日がさ、要はオードリーがたぶんゴッドタンに出た10年前ぐらいからラジオが始まって。それで要は最終的に武道館に行くぐらいまでさ、売れたわけじゃん。今も売れているわけじゃん。そういう時の気持ちってどういう感じなの?

(春日俊彰)そういう時の気持ち? いや、でも……。

(佐久間宣行)売れなくても大丈夫だったわけじゃない? そういう人間が売れるってどういうことなんだろうと思って。

(春日俊彰)いや、だからふと思う時はありますけどね。家とかにいて。「あれっ? 何でここに住んでるのかな?」みたいな(笑)。

(佐久間宣行)ああ、結構いい家に住めちゃってる自分に?

ずっとむつみ荘テンション

(春日俊彰)そうですね。やっぱりむつみ荘テンションなんですよ。ずっとね。なので「なんだ、ここは?」って思うし、でもその反面、テレビ局に入っても「ああ、まあここは居場所だな」って思いもあるし(笑)。

(佐久間宣行)フフフ、受け入れられるから。だからさ、あれだよね。今後さ、まあそんなないとは思うけど、売れなくなっても受け入れられちゃうタイプの人だもんね。

(春日俊彰)いやー、そうかもわかんないですね。最初はそのギャップにね、「あれっ? 全然テレビに呼ばれないな?」って思うかもしれないですけど、それがもう当たり前になっていって、「それはそれで」って思うかも知れないですね。

(佐久間宣行)ほら、相方の若林くんはさ、エッセイとかにも書いている通りさ、右往左往するじゃん。自分の意識の中で。それを相方だから隣で見ていたらだいたい分かるじゃん。それはどういう目で見てるの?

(春日俊彰)「ああ、まあなんか思うところはあるんだろうな」って思いますけど。「うん、自分にできることはないな」っていう(笑)。そう思って見守るというか。

(佐久間宣行)フハハハハハハハハッ! ああ、まあ代われないからね。

(春日俊彰)そうですね。それはまあ、昔からそうなんで。

(佐久間宣行)なるほどね。この間の『あちこちオードリー』の収録でさ、他のコンビが信頼し合ってるのを見た若林がさ、急に春日を指差して「お前は俺を1回も褒めないな!」っつって(笑)。「ぶっ殺すぞ!」っつってたもんね(笑)。

「お前は俺を1回も褒めないな!」(若林)

(春日俊彰)オンエアーしてたじゃないですか! なにをオンエアーしてくれるんだって家で見ていて思って(笑)。あんな土曜の昼間に「ぶっ殺すぞ」って、絶対にダメだろっていう(笑)。

(佐久間宣行)本当はね(笑)。

(春日俊彰)そう思いましたけども。でもまあ、それはありますね。

(佐久間宣行)言っていたよ。若林、怒ってたじゃん。収録の時。

(春日俊彰)だから他のコンビとかを見て、私もびっくりしましたから。「こんなにお互いのことを知ってるんだ」って思って。

(佐久間宣行)そうそうそう。だってお互いを褒め合ってさ。たとえばCreepy Nutsもそうだし、あの時にいた銀シャリもそうだし。お互いのコンビ感を分かっていて……まあまあ、コンビ仲がいいのが流行りとは言わないけど、でも結構多いじゃん。

(春日俊彰)まあ、そうですね。今はね。

(佐久間宣行)そこにさ、オードリーって不思議だよね。別にめちゃくちゃ仲いいわけでもないけど、悪いわけでもないじゃない?

(春日俊彰)悪くはないですね。

(佐久間宣行)褒めろよ、もっと。若林を(笑)。

(春日俊彰)フフフ、いや、ありがたいなとは思ってますよ。それはね。

(佐久間宣行)心では?

(春日俊彰)ええ。だってネタだって私、20年で1回も書いたことないですからね(笑)。

(佐久間宣行)フハハハハハハハハッ!

(春日俊彰)それを書いてもらって……ってありますけど。

(佐久間宣行)そうでしょう? だってコンビ間の会議をしたのはあの事件の時だけでしょう? 若林の家に行った時だけでしょう?

(春日俊彰)そう。久しぶりにね(笑)。家に行ってね、正座をしながらね(笑)。

(佐久間宣行)フハハハハハハハハッ!

春日の不祥事でオードリー緊急会議

(春日俊彰)いや、ソファーに座るわけにはいかないじゃないですか。さすがにね。

(佐久間宣行)ああ、説明の時にね。あ、お前、若林の家で正座したの?

(春日俊彰)ソファーと正座ですよ。そりゃそうでしょう。並びでソファーに座って「いやー」なんて言えないですよ。そのへんの常識はありますからね。私もね。

(佐久間宣行)お前、「常識ある」って言うなよ。フハハハハハハハハッ! お前が引き起こしたことで……だろう?

(春日俊彰)いや、あれはね、相当ね……。

(佐久間宣行)なんだっけ? 若林になんて言われたんだっけ? 「俺たち、いつの間にかこんな風になっちゃったな」って言われたんだっけ? なんかそんなようなことを言われたって言ってなかったっけ?

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! まあまあ、そうですね。「気づかない間にこんなことになっちゃったな」って(笑)。

(佐久間宣行)フハハハハハハハハッ!

(春日俊彰)いや、笑ってるなよ(笑)。笑うの、おかしいでしょう? なに笑ってんですか(笑)。

(佐久間宣行)いや、逆キッズ・リターンみたいな(笑)。キッズ・リターンの「俺たち、こんな風になっちゃったな」みたいな(笑)。

(春日俊彰)自転車を2人乗りしながらね(笑)。

(佐久間宣行)芸人という2人乗りをしながらさ(笑)。

(春日俊彰)校庭をグルグル回って(笑)。

逆キッズ・リターン状態

(佐久間宣行)いや、俺はこの話、すごい好きなんだよ。オードリーのその……(笑)。

(春日俊彰)フフフ、いや、そうですよ。そんなのありましたね。

(佐久間宣行)珍しくその時に若林くんからLINEもらったもん。「明日、そうなんですよ。明日、ラジオで春日と対決しなきゃいけないんですよ」って(笑)。

(春日俊彰)フフフ、いや、笑うのおかしいでしょう? いや、結構シビアよ。だいぶね。「どうする?」なんていろいろとやってもらってね。

(佐久間宣行)いやいや、笑えるのはさ、別にそれがあったからって俺はオードリーと仕事しないわけないから。別に関係ないからさ。だから別に笑えるわけ(笑)。

(春日俊彰)いや、ですけど、そんな大口を開けてね、「ワハハハハハッ!」って笑うのも、私はどうしたらいいのか?っていうね。目の前でね。

<書き起こしおわり>

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