曽我部恵一と吉田豪 とんねるず・石橋貴明を語る

曽我部恵一と吉田豪『夏の魔物』と成田大致を語る SHOWROOM

曽我部恵一さんが2020年11月10日配信のSHOWROOM『豪の部屋』に出演。吉田豪さんととんねるず・石橋貴明さんについて話していました。

(吉田豪)なんだろう、これ? (コメントを読む)「曽我部さんのとんねるず観を聞きたいです」。

(曽我部恵一)とんねるずか……。

(吉田豪)世代ではありますよね?

(曽我部恵一)世代だし、夕ニャン世代なのでとんねるずっていうものはダウンタウンよりもデカいんですよ。ベースとしては。ダウンタウンさんの方が面白いし好きなんだけど、とんねるずってもっとベーシックなところにあって。

(吉田豪)10代の時に染み込んでるものっていう。

(曽我部恵一)そう。僕よりも田中はもっとだと思うんですけど。裏方さんを含めたチーム感とか、業界の裏側を見せちゃう感じとか最高だなと思って。結構影響されてたとは思うんですけど。それで今、こういう風になって。石橋さんとかああいう姿を……まあ、いわゆる突っ張っていたとんねるずみたいなものじゃない姿を見せてくれているじゃないですか。だから、逆に面白いですよね。

枯れていくのも見せるんだと思って。見せないのかな?って思っていたんですよ。「レギュラーがなくなったらもう辞める」とか言ってたし。なんか、今はおじいちゃんになっていくのも見せるのかなと思って、ちょっと楽しみだなと思っていますね。あんなにやってた人たちが。

枯れていく姿も見せていく

(吉田豪)ねえ。あんなにパワフルな声だった人が、「あっ、声がちょっと細くなってる」みたいな。しみじみしますよね。

(曽我部恵一)それってアーティストでもそうなんですよ。すごい好きだった人がちょっと声枯れてきたりとか。それがなんか味だったり、ちょっと悲しみだったり。「ああ、人生ってこういう風に進んでいくんだな」って教えてくれたりとか。それがひとつのアーティストの人をずっと聞く面白みというか。追っかける面白みで。それでおじいちゃんになっても突然、とんでもないエネルギーを発したりとか。

エンケンさんとか、まさにそうだったけど。「絶対に勝てない」みたいな。たぶん喧嘩しても勝てないみたいな。そういうのを見せてくれるのはやっぱり1人のアーティストを追っかけることの醍醐味だと思います。でも石橋さんもこれからそんな、もっと面白くなっていくんだろうなって気がしますよね。

<書き起こしおわり>

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