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吉田豪と宇多丸 NARA MINARA IDOL FES伝説を語る

吉田豪と宇多丸 NARA MINARA IDOL FES伝説を語る アフター6ジャンクション
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吉田豪さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』にゲスト出演。奈良の商業施設ミ・ナーラで行われ伝説となったアイドルフェス『NARA MINARA IDOL FES』について宇多丸サント話していました。

(熊崎風斗)『アフター6ジャンクション』、ここからは日替わりゲストから旬な話題についてうかがうカルチャートークです。今日はプロ書評家でプロインタビュアーの吉田豪さんです。

(吉田豪)はい。お願いします。

(宇多丸)いらっしゃいませ。よろしくお願いします。前回は4月9日。で、今回が2回目の登場で。ラストアイドルは何しろ審査員に負担がかかる。審査員残酷ショーだってっていう。

(吉田豪)恐ろしい番組だっていう話をしたじゃないですか。この前、秋元(康)さんに会ったんですよ。久しぶりに4、5年ぶりぐらいですかね。一言目が「ラジオの書き起こし、読ませていただきました。面白かったです」っていう(笑)。

(宇多丸)やっぱりチェックしてますね!

(吉田豪)ほんの30秒だけの会話っていう(笑)。

(宇多丸)でも、これからは吉田豪をプロデュースだっていうか、盛り上げるぞっていうのは……。

(吉田豪)否定も肯定もせずですよ(笑)。

(宇多丸)っていうことは、やっぱり言っているんでしょうね。やっぱりね。その後、なんか動きはないんですか?

(吉田豪)微妙な動きはあるんですよ。まだ発表されていないんですけども。

(宇多丸)ああー。そうか。それはじゃあまた……。

(吉田豪)もしかしたら僕に大きな仕事が入るかもしれないっていう(笑)。

(宇多丸)アハハハハハッ! その吉田豪アイドル化計画(笑)。

(吉田豪)アイドル化かどうかはわかんないですけど、大きなプロジェクトに巻き込まれる可能性はあるという。

(宇多丸)マジですか? じゃあ、それはまた明かせる時にここでお話をうかがいたいですけども。ということでね、前回から吉田さん、ご存知だとは思いますが……。

(吉田豪)ダメ出しされていましたね(笑)。

(宇多丸)されたんだけど、まだ根本的な改善はなされていないので。付け焼き刃的に若干丁寧な言い方をさせてください。吉田豪さん、本日はどのようなご用件でお越しになったのでしょうか?

(吉田豪)はいはい。宇多丸さんが音楽フェス(『人間交差点』)を今週やるということで。宇多丸さん、ちょっと音楽フェスをちゃんとわかっているのかな?っていうことで。

(宇多丸)アハハハハハッ!

(吉田豪)僕もフェス、出る側じゃないですか。

(宇多丸)フェス、出る側!?

(吉田豪)僕、かなりフェスに出てますよ。ご存知ないですか?

(宇多丸)はい。

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フェスに出まくりの吉田豪

(吉田豪)僕、去年の5月6日。ちょうど昨日ですね。武道館に出ているんですよ。

(宇多丸)武道館、なんですか?

(吉田豪)武道館でアイドルの物販だけやるイベントっていうのがあったんですよ(笑)。ライブゼロの。

(宇多丸)それ、フェスって言わないでしょう? アハハハハハッ!

(吉田豪)フェスですよ。アイドルの物販フェスがあって、その日は僕、9時間SHOWROOMで配信したんですよ。

(宇多丸)へー!

(吉田豪)で、昨日がさいたまスーパーアリーナですよ。さいたまスーパーアリーナで『ビバラポップ!』っていう『VIVA LA ROCK』から派生したアイドルイベントがあって。昨日は9時間、SHOWROOMで配信しました。

(宇多丸)へー! いま、そうか。アイドルフェスみたいなのが増えているということなんですね。それで吉田さんも……。

(吉田豪)2年連続で武道館、たまアリと来てるんですよ。

(宇多丸)フハハハハハッ! なんか吉田さんの中にいままでにないカマしを感じましたけども(笑)。

(吉田豪)フフフ、まあどっちも配信しているだけなんですけども(笑)。舞台裏にいるだけなんですよ。でも、昨日は一瞬だけ舞台に立ったのがラストアイドルの企画だったんですよ。

(宇多丸)ああ、なるほど。へー!

(吉田豪)それぐらい僕はフェスづいているんですけども。僕はこのゴールデンウィーク、ものすごい連続3デイズのフェスがあったんですけど。ご存知ないですか?

(宇多丸)僕、あんまりわかってないですね。

(吉田豪)『NARA MINARA IDOL FES』っていう。あんな話題になっていたのに。

(宇多丸)ああ、そうですか。まあノーSNS人生を送っていますからね。わかっていないんですけども。どんなイベントなんですか?

(吉田豪)僕が3日間司会をすることになったイベントなんですけども。

(宇多丸)それも大変ですね。3日間も。

(吉田豪)今年初開催の。まあ、やる前からいろいろと話題になっていたんですよ。「大丈夫なのか?」っていう方向で(笑)。

(熊崎風斗)「大丈夫なのか?」(笑)。

(宇多丸)なるほどね。それは、「大丈夫」っていうのは集客? それとも……?

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開催前からある意味話題のフェス

(吉田豪)いろんな意味で。まあ、奈良ではじめての大きなアイドルフェスだったんですけど、タイムテーブルがまずなかなか発表されなくて。発表されても時間の表記がおかしい。吉田豪の出番が「16:30-16:30」とかになっていて。

(宇多丸)ああー、そういう時空のねじれがすでに起こっているタイムテーブル。

(吉田豪)「16:30-14:30」とかになっていたりとか。「あれっ?」みたいなものばかりで、おかしいぞっていうことがイベント前から出ていたんですよ。

(宇多丸)うんうん。なるほど。

(吉田豪)前日になってもタイムテーブルがちゃんと出ない感じで。で、僕の3日目のタイムテーブルなんて僕の名前がないんですよ。

(宇多丸)フハハハハハッ! 司会のはずなのに。

(吉田豪)そうです。そうです。前日にわかったのが「この時間調整という部分で出てもらいます」みたいな(笑)。

(宇多丸)司会じゃないの!? おかしいじゃない?

(吉田豪)そうそう。非常に不思議なイベントだったんですよ。もう始まる前からそんな感じで、初日にいろんな不手際が起きて大騒ぎになって……っていう感じでね。

(宇多丸)で、ホットワードというかバズっちゃったと。

(吉田豪)わかりやすく言うとひとつのステージで音響のトラブルがすごく相次いで。90分押しになって出られないグループ多数とか。いろんなことがあったんですよ。

(宇多丸)それはひどいね。

(吉田豪)で、僕で言いますと、僕は1回だけこの運営の人と東京で打ち合わせして。で、新幹線のチケットを渡されて。その時点で不安な話はいろいろとしていたんですよ。「メインは屋上のステージだ」って言っていたんですけど……。

(宇多丸)まず会場はどういうところなの?

(吉田豪)会場がですね、奈良のできたばかりのショッピングモールです。ショッピングモールの4ヶ所ぐらいでアイドルがライブをやるんですね。

(宇多丸)それがミ・ナーラっていう場所?

(吉田豪)ミ・ナーラっていう、できたばかりの施設なんですね。で、こっちも全然わかっていないですから。「ああ、全然いいですよ」っていう感じでチケットを渡されて。ところが、「屋上のステージがなんか使えないっぽいんですよ」っていう(笑)。目の前のはずなのに……。

(宇多丸)「使えないっぽい」って、他人事みたいに言うなよ!っていう。

(吉田豪)そういうのがあるからタイムテーブルもなかなか組みづらくて……みたいな感じで。

(宇多丸)ちょっと待って。普通、場所を押さえてからイベントっていうのはやるんじゃないですか?

(吉田豪)ところが場所を押さえたものの、そこにいろいろとまたテナントが入っちゃって使えなくなって……とか、いろいろあったみたいで。いろいろな二転三転があって。

(宇多丸)話を通してなかったの?

(吉田豪)いや、通してはいるんだけど、急遽そこに何か入っちゃったとかいろんなことがあったみたいで。まあ、とりあえず新幹線のチケットだけ渡されて「わかりました」って言うじゃないですか。で、前日ですよ。新幹線のチケットを見て不安になったのが、僕の出番が初日の頭。朝11時からだったんですよ。で、チケットを見たら10時35分に京都に到着って書いてあって。間に合うわけがないんですよ。

(宇多丸)フハハハハハッ! なんかさ、その全てにおいて時間の読みがおかしいっていう(笑)。

(吉田豪)読みがおかしい。まず間に合うわけがなくて。もう1個、特急券の他に乗車券があるじゃないですか。その乗車券を見たら「京都市内」で。奈良までたどり着けないんですよ(笑)。そもそも。

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運営から渡されたチケット

(宇多丸)ああーっ!

(吉田豪)まず、不安だらけじゃないですか。

(宇多丸)ねえ。京都でほっぽり出されても、どうするんだ?っていう話だよね。

(吉田豪)だから早めの自由席に乗って自力でたどり着いて。メシも食わずに。

(宇多丸)ああ、そうですね。そうかそうか。自分で「これじゃ間に合わないから」って。そのもらったチケットじゃあ……。

(吉田豪)で、なんとか奈良駅まで行って、タクシーに乗ったらタクシーの運転手さんがすごい話し好きで面白かったんですよ。「奈良のミ・ナーラっていう新しい施設、わかりますか?」って言ったら、「ああーっ!」っていう感じで。結構いわくつきの土地らしくて、ネット上でも話題になっていたんですね。長屋王っていう昔の偉い人(奈良時代の有力者。藤原氏との政争にやぶれて長屋王の変で失脚する)の邸宅の跡地に作ったせいで、どんなテナントが入ってもすぐに撤退する場所で。「長屋王の呪い」とか言われていて。

(宇多丸)へー! 運気が悪いっていうか。

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「長屋王の呪い」

(吉田豪)そうです、そうです。まあ、場所が悪いっていうのあって。奈良駅からすごい遠いんで。そのせいもあるんですけど。「いろいろといわくつきの場所なんですよ、あそこ」って言っていて(笑)。

(宇多丸)フフフ、かぶせてきますねー! 暗雲が垂れこめてきて。

(吉田豪)垂れこめてきて。不思議な場所で。売りが忍者ショーなんですよね。そこのショッピングモールの中で忍者アイドルも生み出していて。で、なんでか?っていうと、その運転手さんがボヤいていたんですよ。「奈良、忍者は関係ないんですよ」って言っていて(笑)。

(宇多丸・熊崎)フハハハハハッ!

(吉田豪)「全然奈良って忍者は関係ないんですけど……」って。

(宇多丸)そうですよね。伊賀・甲賀とかだったらそうだけど。

(吉田豪)どういうことか?っていうと、そこの施設の前にすごい高級ホテルが2020年完成予定でいま作られていて。そこが海外の富裕層向けのところで。最低料金10万ぐらいの勢いで作っているところで。だから外国人向けに忍者だ!っていうことで……。

(宇多丸)フフフ、志が……奈良っていっぱい他にもあるだろ、いろいろ! 奈良だったらいくらでもあるだろ!?

(吉田豪)そんな感じでやり始めたところらしくて。

(宇多丸)奈良の歴史、リスペクトなさすぎでしょ!

(熊崎風斗)「外国人は忍者が喜ぶ」っていう、すごい単純な考え。

(宇多丸)奈良に来ているんだから、奈良のそういう平城京とか諸々の歴史をわかって来ているのに……。

(吉田豪)その運転手さん、ボヤきまくってるんですよ。「2020年まで、持ちますかね?」みたいな感じで。

(宇多丸)フハハハハハッ! すでに、いいですねー。

(吉田豪)到着前からいい感じで。で、面白かったんですよ。ゲストも。なぜか現役の地下アイドルの方々に紛れて浅香唯さんとかも出てらして。それもなんでか?っていうと忍者だからですよ。風間三姉妹。

(宇多丸)ああ、『スケバン刑事』の。なるほどね。そ、そこはちゃんとやるんだ。忍者押さえはちゃんとやるっていう。

(吉田豪)そうなんですよ。でも、浅香唯さんに忍者の話を振ったって、別に答えられるわけもなくて。

(宇多丸)フハハハハハッ! 忍者っていうかさ、『スケバン刑事』だからさ。アハハハハハッ! 諸々おかしいじゃん!

(吉田豪)でも、面白かったですよ。そんな感じで。ライブ自体、本当にいろいろと、そういう運営の不手際的な感じでバズりまくって。

(宇多丸)でも、出てくるメンツは東京パフォーマンスドールとか。

(吉田豪)そう。sora tob sakanaとか、いろんな方が出ていたんですけどね。すごかったですよ。写真だけ見ても何かおかしなことが起きているのは伝わるんですけどね。

(宇多丸)集客とかはどうなんですか?

(吉田豪)それなりに入っていましたよ。本当、だから僕らもリハも何もやっていなくて。見ての通り、ネットで話題になったやつだと、ステージというかただの板っていうね。

(宇多丸)ああー、板がドーンと置いてあって。たしかにね。

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ただの板がステージ

(吉田豪)とか、スピーカーをただソファーの上に置いてあるだけとか。

(宇多丸)はいはい(笑)。アハハハハハッ! なんかなー、これ、運営っていうかやっている方たちってどんな人たちなんですか?

(吉田豪)運営をやっている人はいま、新しく少女隊っていうグループがまた始まっているんですけど、少女隊と千葉真一の所属している事務所の人です。

(宇多丸)へー。当然、だからそのフェスの……。

(吉田豪)フェスとかのプロではないっていう感じですね。

(宇多丸)だからコンサートの制作とかをやったことがないのに……っていう。

(吉田豪)ちなみに僕がなぜ最初に不安になったか?っていうと、東京での待ち合わせがとあるホテルのラウンジだったんですよ。で、そこに僕も早めに行って、いざ入ろうとしたらその人は30分前から待っていたらしいんですけど、「すいません! 席が空きません」って言われて(笑)。で、「別のところに行きましょう」って言われて、別のところに行ってもいっぱいで、またそこでも10分ぐらい待って。「あれ? この人はちょっと心配だぞ?」っていう(笑)。

(宇多丸)手際が、ねえ。別に予約とかしとけばいいのにね。

(吉田豪)そう(笑)。フェス的なものにはあまり向かないんじゃないか?って思った瞬間がそれで(笑)。

(宇多丸)あと、そのタイムテーブル感覚はヤバいですよね。いちばんだってフェス運営は……。

(吉田豪)時間が押しちゃいけない。

(宇多丸)押しちゃいけないし、最初からそんな混乱しているんじゃあ……そうか。それで見ている人も「これはちょっとただ事じゃないぞ」っていう?

(吉田豪)ただ、いわゆる無銭イベントだったんでお客さんはそんなに怒る感じじゃなかったんですよ。

(宇多丸)ああ、なるほど。

(吉田豪)運営の方々が結構怒ってらっしゃって。まあ、そりゃそうですよね。わざわざ来て出番がないとか。事件だらけだったんで。

(宇多丸)そりゃそうですよ。そんな中で、吉田さんはどうサバイブしていったんですか?

(吉田豪)まあ、全てそういうののネタばらしをしていく感じですね(笑)。

(宇多丸)「これはこうやって……」って。これはおいしいぞと。

(吉田豪)当たり前ですよ(笑)。だから元スマイレージの田村芽実さんとかも出ていたんですけど。「よく出ましたよね、こういうイベント」みたいな感じのいじり方をしていったっていう。

(宇多丸)お互いね、それはね。あと、俺がちょっと聞いた話だと、控室。なんか吉田さんの控室が外から丸見えっていう……。

(吉田豪)僕、最初に言ったのが、「仕事がしたいので仕事をできるスペースだけは確保してください」っていう。

(宇多丸)常にパソコンを開いて仕事されてますからね。

(吉田豪)「Wi-Fiがあればベストだけど、電源が取れて原稿が打てればいいです」って言って「わかりました!」って言っていたんですよ。で、着きました。あの、ショッピングモールの1階に仮設ステージがあるじゃないですか。そのステージの真横。お客さんから丸見えのところに、音響のスタッフとかと一緒の電源を引っ張って、「はいどうぞ!」って用意されて。「ちょっと待ってくださいよ!」っていう。

(宇多丸)フハハハハハッ!

(吉田豪)写真を上げられまくって。「吉田豪がエゴサ中」とか(笑)。「やめてくださいよ、これ! せめて死角に……」っていう(笑)。

(熊崎風斗)なんの仕切りもなく?

(吉田豪)なにも。

(宇多丸)さ、晒し者(笑)。

(吉田豪)晒し者なんですよ(笑)。

(宇多丸)で、その然るべきタイミングで「さあ、司会の吉田豪です」って……。

(吉田豪)で、Wi-Fiもないからしょうがいないから僕は自分のiPhoneで(テザリングで)やっているじゃないですか。みんながもう「吉田豪のiPhone発見!」って(笑)。みんな、それをスクショ取って、みたいなのを繰り返して。「吉田豪を近くに感じる」ってみんなが……(笑)。

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「吉田豪を近くに感じる」(Wi-Fi的な意味で)

(宇多丸)物理的に(笑)。そういうさ、あれだとご飯とかそういう系は?

(吉田豪)ところが、いいんですよ。ショッピングモールだから。

(宇多丸)ああーっ! それ、勝手に食べるんでしょう? ただ単に。

(吉田豪)だから本当にいろんなところにアイドルが……だから、なにがいいって『TOKYO IDOL FES』の1年目っていうのがそこら中をアイドルが歩いて、そこら中でアイドルがメシを食っているのが面白いって言われていたんですけど、あれに近いんですよ。

(宇多丸)へー!

(吉田豪)そこら中でみんなが本当に安くご飯が食べれるんですよ。ショッピングモールだから。で、目の前にアイドルが一緒にご飯を食べていたりとか。スーパーが入っているので、本当に安く酒を飲んだり安くメシを食ったりっていうのがすごくできるんですけど、ふと横を見るとアイドルもお惣菜を買っていたりとか。

(宇多丸)それ、ファンはうれしいけど、出る側は嫌でしょう?

(吉田豪)そうですよ!(笑)。

(宇多丸)フハハハハハッ!

(吉田豪)そりゃそうなんですよ。気が抜けない(笑)。

(宇多丸)俺、いちばん嫌なやつだよ! 「動線かぶってます!」みたいなやつだよ! トイレ、直前全部一緒ですよ、みたいなそういうやつ。

(吉田豪)そういうやつです。控室が足りないから(笑)。

(宇多丸)着替えとか大丈夫なの? ちょっとゾッとするな。

(吉田豪)アイドルの控室は一応あるっちゃあったんですけど。まあ僕はなかったということですね。ただ、アイドルの控室もいわゆる従業員の控室と同じようなところだったみたいなね。

(宇多丸)いやー、やってくれますね。やっぱり、さすがに。

(吉田豪)面白かったですよ。でも、運営というか施設側は結構乗り気で。「来年以降も続けていきたいです! 吉田豪さん、お願いします」みたいな。

(宇多丸)フフフ、どうしますか? またオファーが来たら。

(吉田豪)全然やりますよ。面白いじゃないですか。

(宇多丸)面白いから(笑)。ねー。それでも、実はいわゆるロック系とかそういうフェスでも、やっぱりありますよ。

(吉田豪)1年目は絶対にね、詰めが甘いし。

(宇多丸)あと、何年もやっているやつでも、裏の話を聞くと「あそこは本当にデタラメだから……宇多さんなんか行ったら怒っちゃうからダメ!」みたいな。よく言われたりしますね。

(吉田豪)これもだから初日があまりにもひどくて。運営の人が謝っていたんですよ。「すいません。2日目には改善します」って言っていて絶対に無理だろうと思っていたら、思いの外改善しちゃって、お客さんががっかりしていたんですよ。「事故現場を期待してきたのに、なんだよ!」っていう(笑)。「全然押してねえじゃねえかよ!」っていう(笑)。

(宇多丸)フフフ、なるほどー。

(吉田豪)初日はだから控室の音声が漏れちゃっていたりとか。

(宇多丸)ああーっ、ヤバいやつじゃん、それ。

(吉田豪)いろんな事故が起きていたのに。そういうことをみんな期待して来ていたんですよ。

(宇多丸)ああー、控室のはダメでしょう。それ。

(吉田豪)ちょっとだからいろんなところで爆音を出していたから、テナントの人が怒っていたぐらいだったんですよね。

(宇多丸)その、でもミ・ナーラでやるっていう時の根回しのできてなさ。それが問題ですよ。だって。

(吉田豪)そこなんですよ。その事故はいっぱい起きていて。

(宇多丸)そこから始まるものでしょう?

(吉田豪)怒られるたびにステージの位置が変わっていくんですよ。毎日(笑)。

(宇多丸)フハハハハハッ!

(吉田豪)それが面白くて(笑)。

(宇多丸)避けていって(笑)。

(吉田豪)そう。エレベーター脇のこっちで怒られたから、今度は反対側にしてって。

(宇多丸)そんなの、ちょっと避けたからって音が響いているでしょう。音楽フェスなんだから!

(吉田豪)で、最後に「ここだ!」って思ったのが、最終的には1階の入り口に持っていって(笑)。

(宇多丸)フハハハハハッ! すごいなー!

(吉田豪)音が回りまくりで面白かったですよ(笑)。

(宇多丸)それは珍しい。ステージが移動してくのははじめて聞きましたね。

(吉田豪)はじめて聞きましたよ。場所が毎回違ったんですよ(笑)。物販のスペースも毎回変わっていって。手探りでしたけど面白かったですね。

(宇多丸)ああ、そう。これはいいのをゲットしましたね!

<書き起こしおわり>

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