カルロス矢吹 チリ人妻・アニータとコロナ禍のチリを語る

カルロス矢吹 チリ人妻・アニータとコロナ禍のチリを語る たまむすび

(カルロス矢吹)で、これには理由がありまして。さっき「おばさんが亡くなった」っていう話をしましたけど。その時に、やっぱりお母さんを亡くしたいとこがものすごい落ち込んでたらしいんですね。それで実際、そういう風に遺族の方たちでPTSDみたいになる方がすごく多かったらしくて。そういう人たちに向けて、アニータが話を聞いてあげるっていうような番組を精神科医と弁護士と組んで3人でやってるんですよ。

で、アニータはある程度、チリの中でコロナが落ち着いて、バラエティ番組が復活したら、この番組を深夜でもいいから地上波でやりたいという、そういう野望を持っているらしくて。いま、その準備もしてるらしいんですけど。で、そんな話をしていたらですね、いきなりアニータが「明石家さんまさんって元気?」って言い出したんですよ。

で、「えっ、元気ですけど……どうして?」っていう風に聞いたら、実はアニータ、もう10年ぐらいチリでタレント活動をしているんですけど、そのアニータの芸能人・タレント活動としてロールモデルって明石家さんまさんらしいんですよ。「明石家さんまさんみたいになろう」と思ってタレント活動をしてるらしいんですよね。

(赤江珠緒)さんまさんを目指して?

アニータのタレントとしてのロールモデルは明石家さんま

(カルロス矢吹)で、これには理由がありまして。日本に住んでた時、ものすごく気分が落ち込んだ状態で家に帰ってきたことがあったらしいんですよ。で、テレビをつけたら、日本語なんかあんまり分からないんだけど……これ、アニータ曰くです。「スーツを着た出っ歯の男が床を転げ回りながら笑っていた。その姿を見た時に、落ち込んだ気分が一気に晴れやかになった」って言っていたんですよね。その体験がアニータとしてはすごく強烈で。「私がテレビに出る時があったら、テレビの前で落ち込んでいるチリの人の気分が一気に晴らすことができるように、そういう風にしようと思った」って。さんまさんみたいにできるようにしようと思って、いつもテレビに出ているらしいんですよ。

(赤江珠緒)そうなんですね(笑)。

(カルロス矢吹)なのでアニータ、「私の次の目標としては日本に行った時にぜひ、明石家さんまさんにお会いしたい」ということだったんですよ。

(赤江珠緒)アニータさんが?

(カルロス矢吹)ええ。で、この夢、TBSが叶えられますよね? TBSテレビ『さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろか』があるじゃないですか?

(赤江珠緒)ありますね。

(カルロス矢吹)これ、アニータの夢を叶えていただければ……番組に呼んでいただければ、あっという間に会えますんで。

(赤江珠緒)いや、そうね。いろんな夢をお持ちで。そうですか……。でも同じ「たまお」でも私はこっちの「(中村)玉緒」ではないので(笑)。私は権限、何ひとつないのですけども(笑)。そうかー。トムさんもお知り合いがチリにいらっしゃるんですよね?

(ブラザートム)そうなんですよね。そちらで学校の先生をやっている方がいて。大変だっていうことで。全く外に出れないって言ってましたね。

(カルロス矢吹)そうですね。先ほど申し上げたように許可制で。許可を得ずに外出しちゃうと罰金なので。だいぶ大変みたいですね。

(ブラザートム)なんか今の話を聞いているだけでも、アニータって人、魅力があるね!

(赤江珠緒)そうなんでしょうね、きっと。これだけやっぱり……。

(ブラザートム)どんどんと引き付けていくものを持っているんだろうね。

(赤江珠緒)だからなんとなく、うちの番組でも気がつけばウォッチしている状況になってるんですけども(笑)。アニータさんはアニータさんで矢吹さんのことをどういう風に思われているんでしょうね? 「なぜこの日本人男性は私をこんなに取材してくれるんだ?」みたいなの、あるんでしょうかね?

(カルロス矢吹)ああ、でもなんかの単純に僕のことも気に入ってくれてて。僕はもうあだ名で「カリート」って呼ばれてるんですね。

(ブラザートム)すごいね(笑)。「カリート、カリート、カリート♪」だね。すごいね。

(赤江珠緒)じゃあ、やっぱりいろんな人を受け入れて「ウェルカム!」的なところがやっぱりあるのかな?

(カルロス矢吹)そうですね。度量が広いし深い人ですね。アニータは。

(赤江珠緒)それだけに、巻き込まれる時はとんでもない事件に巻き込まれるみたいな。そういうこともあるのかな? それがやっぱりこう波乱万丈の人の本質みたいなところ、あるのかもしれないですね。

(ブラザートム)経理担当の人が大変なことになって、息子が公認会計士を目指すって……これ、すごいことだよね。ここはね。

(カルロス矢吹)フハハハハハハハハッ! 本当ですね(笑)。

(赤江珠緒)むせましたわ(笑)。本当ですね。すごいことですね。面白いなー!

(カルロス矢吹)まあ、FRIDAYデジタルという媒体に書いてますので。ぜひご一読いただければなと思います。

FRIDAYデジタル・アニータインタビュー

(赤江珠緒)矢吹さん、あっという間にお時間ですが。なにかお知らせ、ありますか?

(カルロス矢吹)はい。前回も告知させていただいたんですけれども。僕が一番最初に書いた本『のんびりIBIZA』という本がですね出版元の事業終了に伴い、絶版になっていまして。裁断処分から救うために僕、結構大量に買取しました。購入希望の方はですね、Twitterとかインスタとかメールとかで直接僕に連絡いただければ、僕の方から通販を承っておりますので。ぜひご検討ください。よろしくお願いします。

それともう1個、今日は北海道で東京オリンピックのマラソンの話になってましたけれども。たまむすびで何度も紹介させていただいている1964年の東京オリンピックに出場した選手たちに話を聞いたインタビュー集、『アフター1964東京オリンピック』。来年、オリンピックができるかどうか分かりませんが、こちらも好評発売中ですので。こちらは普通に売ってますので、ぜひこちらもお買い求めください。よろしくお願いします。

(赤江珠緒)こちら、サイゾーから発売されているということです。今日も本当にまたピンポイントな情報を……でもチリもね、そういう状況なんだとかね、見えましたね。うん。ありがとうございました。アニータさんにも「ありがとう」って伝えておいてください(笑)。

(カルロス矢吹)わかりました。ありがとうございます(笑)。

(ブラザートム)じゃあ、カリート。またね!

(カルロス矢吹)フフフ、じゃあ、トム。バイバーイ!

(赤江珠緒)ライターのカルロス矢吹さんでした。

(カルロス矢吹)ありがとうございました!

<書き起こしおわり>

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