星野源さんが2020年7月14日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で前ディレクターの石井玄さんから聞いたラジオ番組のノベルティグッズの本来の意味について話していました。
今夜も星野源のオールナイトニッポンをお聴き頂き、ありがとうございました! #ねぶり棒 をGETした皆様、是非拡散して下さいね!
そして、来週9/18は収録放送で“例の選手権”を開催します!
メールは、9/13(木)の12時までにお送り下さい。#星野源ANN↓今夜の放送はこちらhttps://t.co/RBSPDBcwXL pic.twitter.com/mFHw6PkLgJ
— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) September 11, 2018
(星野源)(野上クイズの正解者へのプレゼント内容を聞いて)フフフ、いいねえ。その「価値がない」っていうさ。「価値を下げていく」っていうのはちょっと面白い作業ですよね。あの、今はなきヒカルちゃん(前ディレクター・石井玄)ね。「今はなき」っていうか、最近は来てなくて。最近ではインスタのポストで様子を知るっていうね。この間はVRのゲームをやっていて。アイアンマンのVRのゲームなのかな?
コメントで「私がアイアンマン」だっていう風に書いていて、その写真を載っけてたんですけど……大丈夫かな?って非常に心配に(笑)。「センス、狂ってきてるんじゃないかな?」ってちょっと心配になりましたけども(笑)。
あのさ、10周年記念のスペシャルの日。YouTube Liveをやったあの日に打ち上げみたいなのをちょっとし軽くしたんだよね。なので、銀シャリの橋本くんもいたし。ちょっとだけ、「お疲れさまでした」っていう回をやりまして。その時にヒカルちゃんが言ってたのがすごい印象に残っていて。「なんでラジオにはノベルティグッズがあるのか?」っていう話で。
で、それはなんでか?っていうと、前はメールではなくてハガキでお便りを募集していた。で、そのハガキを送るにはま何十円かかかるわけじゃない? で、ネタを1個送るにしても、あとは感想のハガキを送るにしても、普通にお金がかかるわけ。50円ぐらい。だから何通も出すのって大変だったわけで。
「ハガキを何通も出すにしてもあれだし、出しても読まれない可能性の方が何倍も高くて。それに対して、ハガキのお金を払ってもらってるから、採用した暁には何かあげないと……っていうことでノベルティグッズがあった」っていうことを言っていて。
「だから今はメールで送っているから全然お金はかかんないわけだから、本当はノベルティグッズってあげなくていいんですよ」っていう話をしてて、「ああ、本当だね!」っていう話をして。なんか、なんとなく昔ながらの気持ちがそのまま僕もね、そのハガキ時代からラジオを聞いてますから。その時にやっぱりシール1枚もらうだけで死ぬほどうれしかったわけじゃない?
お金を払ってハガキを送ってくれたことに対する感謝
でも、そのラジオの人たちの「何かをあげるよ」っていうのは「読まれておめでとう」っていうことの対価ではなくて、「いつも50円なり何十円なりを払ってお便りをくれてありがとうね」っていう感謝の気持ちだったということを、それを言われて改めて気づいて。「ああ、そうだな!」っていう。なんか、それを聞いてから「別にあげなくていいんじゃね?」っていう気持ちになって(笑)。
そう。だから今のリスナーは何かをもらえるってことに対して思考停止してるんだなっていうことが……「もらえて当然」っていう風に思ってしまうとよくないなと思ったんですよね。だから、やっぱこういう風に「価値を下げていく」っていうのは大事なんじゃないかな?って。なんかそのヒカルちゃんの言葉を聞いて改めて思ったんですよ。
でもやっぱりね、気軽にメールで何通も送れるようになったわけだから、それだけ倍率は上がってるわけなんですよね。だから全然、商品、ノベルティグッズがあってももちろんいいので。やっぱりもらった方がうれしいと思うしね。だから、どうしてもなんかそのサービスを過剰にしたくなっちゃうタチなので。「これをあげなきゃ!」とか「なんかもうちょっといいノベルティグッズを作りたいよね」みたいになるんだけど。「まあ、いいか」みたいな(笑)。
その話を聞いて「ああ、たしかにな」って。そう。だからこれからも野上クイズに関してはなるべくね、価値をグッと下げていきたいと思います。だから今はCDですけども。なんか違う方法でもいいかな?って思うよね。だからここにある野上くんの写真集から1枚ずつ写真を切ってあげるとかさ(笑)。
今後の野上クイズプレゼント案
どんどん1ページずつなくなっていくっていうのでもいい気がするしね。切れ端。切れ端はヤバいね(笑)。1ページをさらに切るの? フハハハハハハハハッ! いや、俺はでも正直、この写真のクオリティーは結構好きなので(笑)。
いや、なんか知らないけどちょっとした芸術みを感じるもん。アートさを感じるっていうかさ。なんかその20年ぐらい前だったら、中野のタコシェに置いてそうだもん。タコシェっていうショップが……今、あるのかはわからないけども。中野のタコシェに自費出版の変な写真集として置いてそうだもん。なんか。フフフ(笑)。誰が言っていたんだっけな? ああ、ヒカルちゃんが言っていたのか。ちゃんと全部表情が違うんだよね。だから結構貴重な写真集だと思うんですよね。まあ、ちょっと野上クイズの商品もね、これから考えて買えていこうかな、なんて思っています。
<書き起こしおわり>