吉田豪が語る おぎやはぎ・メガネびいきのいい加減な魅力

吉田豪が語る おぎやはぎ・メガネびいきのいい加減な魅力 たまむすび

プロインタビュアーの吉田豪さんがTBSラジオ『赤江珠緒たまむすび』に出演。おぎやはぎのお二人にインタビューした際の裏話や、そのいい加減な魅力について語っていました。

(赤江珠緒)吉田豪の『月イチ豪外』。プロ書評家にしてプロインタビュアー吉田豪さんです。こんにちは!

(吉田豪)はいー。どもでーす。

(赤江珠緒)よろしくお願いします。豪さん、1ヶ月ぶりの登場ですけど、最近いかがですか?

(吉田豪)最近というか昨日の出来事ですけど、昨日、仕事終えて帰る時に路上で呼び止められたんですよ。知らない人に。『吉田さんですよね?』って言って。『いまね、あまちゃんのガチャガチャやってたんですけど、結構ダブったので町山さんにあげてください』って言われて(笑)。『ちょっと待って下さいね。えーと、これと、これと・・・これもあげますから!』って。

(赤江珠緒)あまちゃんのガチャガチャってあるんですか?

(吉田豪)あるんですよ。看板とかいろんなのがあるんですけど。看板がなかなか出ないらしくて。『ぜんぜん出ないんです、あれ。すごいダブっちゃったんで、町山さんに渡してください』って。

(赤江珠緒)すごいな!

(吉田豪)呼んでおいて、俺じゃないだって(笑)。

(博多大吉)配達人としての。

(赤江珠緒)まあ、つながりはありますけど。

(吉田豪)つながってはいますけどね。嫌がらせで山ちゃんにあげようかと思いましたよ(笑)。

(赤江珠緒)さあ、今日豪さんに取り上げていただく方ですけども、TBSラジオでもすっかりお馴染み。木曜日JUNK『おぎやはぎのメガネびいき』のパーソナリティーを務める、おぎやはぎのお二人ということですね。

(吉田豪)はい、というわけでね、プロダクション人力舎所属の小木博明さんと矢作兼さんでおぎやはぎ。ふたりとも1971年生まれの42才で。僕と大吉さんの1個下ですかね。学年で言うと。僕、メガネびいき大好きで聞いてるんですけど。12月11日に発売されたムックで、『お笑いラジオの時間』っていう本がありまして。

(赤江珠緒)はい。

(吉田豪)オードリーとか山ちゃんとかダイノジ大谷さんとか博士とか。いろんな人がインタビュー受けてるんですけど。まあね、みんな真面目にいい話してるんですよ。オードリーも真面目な話してるし、山ちゃんも真面目にいろいろ反省したりとか。ダイノジ大谷さんが熱い話をしたりとかしてる中で、本当におぎやはぎさんがヒドいっていうか。いい話ゼロっていうか(笑)。いい話も反省もゼロですね。本当にただ人の悪口とかを普通に雑談しているだけですよ(笑)。

(赤江珠緒)ええー!?

(博多大吉)でも表紙がね、おぎやはぎの写真で。

(吉田豪)いちばんに押されてるんですけど。

(博多大吉)おぎやはぎ・吉田豪っていうのが真ん中に来てますから。

(吉田豪)この前の放送でもね、おぎやはぎさんが言ってたんですけど、『本当、吉田さんインタビュー上手いっていうかさ、インタビューしてると思わせないんだよね。だからどこまで話していいのかわかんなくて、ついいつものようにいろいろ話しちゃってさ』っていう。まあ、ついいつものように話しているだけのインタビューなんですよ。

無責任メガネびいき論

(赤江珠緒)へー。『無責任メガネびいき論』って書いてますけど。

(吉田豪)死ぬほど無責任ですからね。

(赤江珠緒)(笑)

(博多大吉)まあね、独特ですからね。

(吉田豪)独特ですよね。大吉さんも1回スペシャルウィークで出ましたよね?

(博多大吉)あ、出してもらったことあります。

(吉田豪)どうでした?

(博多大吉)あの、意味がわからなかったです。

(吉田豪)(笑)。どういうことですか?それは。

(博多大吉)いろんなところのスペシャルウィークに、それこそ裏のオールナイトとかも出してもらったことがあって。その温度差っていうか。『これ、マジで放送されてます?』っていう感じでしたね。

(吉田豪)温度差はたしかに、すごいありますよね。裏とか全く意識してないし。

(博多大吉)してなかったです。そん時のスペシャルウィークは、最後罰ゲームで小木くんがディレクターさんとパンツを交換するっていう。その場で脱いで。僕、初めて会ったディレクターさんのチンコ見せられるっていう。

(赤江・吉田)(笑)

(博多大吉)なにしてんの!?って。

(赤江珠緒)なにしてんの?それ。

(吉田豪)ユニフォーム交換みたいな。

(博多大吉)これ、ラジオやし。スペシャルウィークやし。なにしてんの?あなたたちは?っていう。変わった番組ですよね。

(吉田豪)そうなんですよ。2006年10月スタートで8年目なんですけど。僕も1回、ゲストで呼ばれたんですよ。本当、なにが異常って、スペシャルウィークのゲストで僕も呼ばれたんですよ。しかも僕を呼んでね、裏はナインティナインのオールナイトニッポンっていう本当に強い番組があって。2011年の4月のスペシャルウィークだったんですけど、裏はちゃんとした大物ゲストを呼んでたんですよ。って言っても、小木さんは『へー、そうなんですか?』って感じで。把握すらしてないんですよ。

(赤江珠緒)あ、把握すら。

(博多大吉)裏番組の動向を。

(吉田豪)ナイナイさんのゲストは出川さんとオードリーの3人だったんですよ。ものすごい豪華なものをぶつけて来て。それに対抗するのが吉田豪って異常じゃないですか?って言ったら、『いやー、十分でしょ。十分。十分。いいんですよ!それで。ラジオなんですから』って。こういう感じ。

(赤江珠緒)たしかにお二人ってすごく力抜けてらっしゃるというか。芸人さんの中でも立ち位置が不思議な雰囲気ですもんね。

(吉田豪)それ、なんか大吉さんも言ってましたよね。もうちょっと青春時代に鬱屈したような人たちかと思ったらぜんぜん違ったっていう。

(博多大吉)そうなんですよ。なんか聞いているとこっち側かな?って。中学イケてないグループかな?って思って、会っていろいろ話聞いたら、あいつらあれで楽しんでいたっていう。どうやら表側の人間かなっていう。

(吉田豪)普通に女遊びも普通にやって。モテて、楽しく生きてきて、就職もして、会社でも上手く行って。でもお笑いも始めて、っていう人ですからね。

(博多大吉)で、いま成功して。日本でいちばんの成功者かもしれない。おぎやはぎって。

(吉田豪)力入ってないですからね。スペシャルウィーク毎回ヒドくて。代表的なところでは、『魔法小木おぎか☆オギダ』とか、『オギ音ミク』とか、『炒飯とエロス奇跡の融合スペシャル』とか。

https://miyearnzzlabo.com/archives/8748
https://miyearnzzlabo.com/archives/9362

(赤江・大吉)(笑)

(吉田豪)アニメとかぜんぜん詳しくないんですけど、裏に勝つにはアニメだろっていうことで急遽アニメを勉強して。アニメ企画をやったら本当に勝っちゃったとか(笑)。適当なことを。ところが、最近ちょっと負けるようになったのはなぜか?っていうと、ふたりがアニメ詳しくないっていうのがバレたっていう(笑)。

(赤江・大吉)(笑)

(吉田豪)こいつら、付け焼き刃だって。

(赤江珠緒)そりゃ、付け焼き刃だから。

(博多大吉)ねえ。ニワカがバレましたか。

(吉田豪)先週のスペシャルウィークもヒドかったですから。題して『OCHINPONグランプリ』。OCHINPOを愛する小木さんと山ちゃんによるOCHINPOをお題にした大喜利企画で。いまのラジオでこんなにOCHINPOって連呼する放送、ないだろ?っていうヒドいことをやっていて。そういう番組です。

(博多大吉)やってましたね。

(吉田豪)で、『ラジオってどういう認識でやってるんですか?』って聞いたら、矢作さん曰く『世代的にビートたけしのオールナイトニッポン聞いていたから、ラジオに憧れがあって。基本、好きではある。当時は学校でもラジオが話題になったりとか。でも、イケてるやつらが聞いていた』と。逆の言い方するなら、矢作さん曰く『いまみたいに僕らの番組リスナー、いわゆるクソメンって呼んでますけど、クソメンが聞いていたものじゃなかった』と。

(博多大吉)リスナーをクソメンと呼んでいる(笑)。

(吉田豪)『いまはクソメン・クソガールの聞くものになっちゃった』ってね。冴えないやつらが聞いているものっていう(笑)。言い方をしてるんですけど。

(博多大吉)はー、なるほどね。でもそれが許されるのが。

(吉田豪)この物言いがね。『昔と比べてなにが変わっちゃったんですかね?』って聞いたら、小木さんが『やっぱりテレビじゃないですか?夜中までやってますからね。当時はやっていても、いまみたいに面白くないでしょ?』って。矢作さんが『単純にテレビに取られたんだ。でもいまは前よりも通販とか多くなってきたから、そうするとまたラジオに来るかもしれないですね』って言ってるんですけど。それらしいことを。僕が『他の娯楽が増えすぎましたからね』って言うと、矢作さんが『あっ!他に娯楽があるんだ!大事なこと忘れてた!いまはネットがある!』って(笑)。

(赤江珠緒)いやいや、すぐわかるじゃないですか。

(吉田豪)『ゲームだ!俺たちのころはなにもなかった!ファミコンぐらいだった!』っていう。『ラジオ、ダメですね。なにもなかった時に強いって、意味ないもんなー』っていう。ラジオの敵とかすら、なにも認識してないんですよ。

(博多大吉)(笑)。まだテレビだと思ってたんすね。言われるまで。

(吉田豪)で、メガネびいきのリスナーがクソメンだから、矢作さんとしてはラジオでしゃべっているのには違和感があると。どういうことかというと、自分たちはクソメンのカリスマじゃないと思っていて。彼らの気持ちはわからない存在と。

(赤江珠緒)(笑)。わかんないって言っちゃうんですか。

(吉田豪)『その点、山ちゃんはいまのラジオにすごい向いていると思う。クソメンだから』っていう(笑)。で、街歩いてたりして、『ラジオ聞いてます』って話しかけてくるのはクソメン・クソガールじゃないらしいんですよ。小木さんも、洒落た洋服屋の店員に声かけられたりとか、ANAチェックインした時に『聞いています。TBSラジオ』って言われたりとか。いい女に声かけられてっていう。『いい女に声かけられるとうれしい。街を歩いていると実感する。メールをガンガン寄越すリスナーがクソメン・クソガールなんでしょうね』と。

(博多大吉)なんちゅう物の言い方を。番組に参加してくれている人たちを(笑)。

(吉田豪)矢作さんとしては、クソメンたちにラジオを通して『こういう風にすればモテるとか教えているつもりなんですけど、なかなかわかんないみたいで。その結果、本当だかギャグだかわからないけど、しょっちゅうメールで、うるせえ!とか来る』っていうね。『まあ、ギャグでしょうけど。そこは山ちゃんと違うんだよね。だってあんまり叩かれないもの』って。

(赤江珠緒)たしかに。山ちゃんとかだったら、大炎上になるでしょうね。

(吉田豪)ボコボコにされますよね(笑)。これが不思議なんですよね。なぜ叩かれないのか?っていう。

(博多大吉)結構過激なことを言ってますよね。実は。

(吉田豪)相当ですよ。僕、過激すぎてしょっちゅうtwitterで実況しているレベルで失言・問題発言だらけですからね。で、あの放送内容で叩かれないのが異常で。放送聞いてると、僕も完全にアウトだと思う瞬間が何度もあったんですけど。矢作さん曰く『ギリギリセーフだと思ってやってたんですけど、アウトだったんですねー』って(笑)。

(赤江・大吉)(笑)

(博多大吉)ここでもまた認識不足が。

(吉田豪)『ネットやってないから気づいてない』って言ってましたね。

(博多大吉)あー、なるほど。一切見ないんだ。

(吉田豪)一切見ない。『やんないからいいんでしょうね。これね』っていう。AKBがらみで特に相当な危険球投げ続けて。しかもAKBと仕事しながらですからね。毎週。『あははは。ね!』っていう感じで笑って流されたんですけど。AKB関係者になにか言われることも増えてきたらしいんですよ。でも矢作さんは『俺、なんにも言ってない』って嘘をつくっていうね。

(赤江・大吉)(笑)

(吉田豪)嘘はいま、通用する時代じゃないじゃないですか。いまの時代、ネットに文字起こしなんかが上がっているから。全部書いてあるんですよ!って見せてくるらしいんですよ。それでも、『なんだろう?こいつが勝手に捏造してんじゃない?』ってかわしてるって言ってて(笑)。

(赤江・大吉)(笑)

(吉田豪)かわせてないですよね(笑)。

(博多大吉)あ、でも関係者にいわれることもあるんですね。

(吉田豪)言われても気にず話しているっていう。そんな危険な放送をしながら、聞いていて不思議なのが『どうして小木さんの毒舌は許されるのか?』っていう。小木さん本人の分析は、『あまり相手にされてないっちゃされてないんじゃないですかね?』みたいな感じで。矢作さんの分析は『心がないからじゃないですか?心がない人の悪口って、そんな響かないじゃないですか。悪意を感じないから。だって心がないんだもん』っていう感じで。

(博多大吉)うーん、なるほど。

(吉田豪)『僕は毒舌にはライセンスが必要だと思っていて。それはおネエだとか他の仕事の実績だとか、なにかがある人は毒を吐いていいと思ってるんですけど、小木さん、どうやってそのライセンスを手に入れたんだろう?』って言ったら、『ライセンス、持ってないかもね。無免だから捕まらないじゃない?』みたいな(笑)。

(博多大吉)なるほど。そういう解釈で。

(吉田豪)なんなんですかね?大吉さんはどう思います?

(博多大吉)いや、やっぱりね、豪さんもおっしゃるように、オネエの方は言って許されるし、有吉くんもいろんか過去がありますから、許されますけど。

(吉田豪)そうなんですよ。苦労があったからセーフとか、なんかありますよね。

(博多大吉)小木くん、なんの苦労もしてないですからね。イメージ的に。なんかいつの間にかいる、みたいな。まあまあまあ、どうなんですかね?

(吉田豪)ヒドいこと言っても、しょうがないかになる。不思議なんですよね。

(博多大吉)なんかズルいですよね。ズルいっていうか。まあでも、『心がない』がいちばんかな?矢作くんの分析が正しいのかな?『本気で言ってないんだろ、どうせ?』っていうのが。

(吉田豪)なるほどなるほど。小木さんの危険球を矢作さんのツッコミで中和させているのは大きいと思うんですけど、矢作さん曰く『小木の影に隠れて俺も言っちゃいますからね』って(笑)。

(博多大吉)たまに乗っかってますもんね。

(吉田豪)爆笑問題の太田さんと田中さんと同じパターンですよね。ツッコミ側がたまに、余計ヒドいことを言うっていう(笑)。おぎやはぎの場合、特になにがヒドいって、デリケートな話題、スキャンダルとかを平気でイジるんですよね。それこそ、矢口真里さんの件とかにしても、まだどうかわからない段階のころに、完全に浮気がバレたのを事実という前提でイジるんですよ。

(赤絵・大吉)(笑)

(博多大吉)そうですね。普通は1回、待つんですよね。

(吉田豪)待つんですよ。白黒ハッキリするまで待とう、とかなんですけど。待たないんですよね。矢作さん曰く『僕たちは基本的に下世話な雑誌に書いてあることは全て信じますから。しょうがないですよね』って。

(博多大吉)しょうがないのかな?(笑)。

(吉田豪)『スキャンダルや揉め事、好きですよね』って聞いたら、『好きです!好き好き!だって小木なんて、フラッシュとかフライデーとかあんな薄いものを30分もかけて読みますから』って。

(赤江珠緒)読みこんでますねー!

(博多大吉)30分もかかるかな?あれ。

(吉田豪)僕がゴッドタンに何度か出てるんですけど、オンエアーされてない時とかに、ずーっとそういう裏話聞かれたりしますからね。『あれ、どうなってるの?本当は』って。

(赤江珠緒)心底好きなんですね。

(吉田豪)好きでしょうがないんですよ。そういう好きなゴシップが身の回りで起きたらうれしくてしょうがないから、速攻でイジりにいくんですよね。『ラッキーですね。なにが好きって、山ちゃんが毎年ウチの番組で嫌いな人を1人挙げてくれるから。あれはいいねー』っていう。

(赤江珠緒)なんか山ちゃん1人燃えてますけどね。

(吉田豪)そうなんですけどね。この2人が燃えないで、山ちゃんが代わりに燃えるっていうシステムになってるんですね。

(博多大吉)山ちゃんも大変やなー(笑)。

(吉田豪)大変ですよね。その山ちゃんのゴシップ、最近だと6月のスペシャルウィークで『クソメンが選ぶ!俺たちでもヤレるはず!アイドル妄想総選挙』っていう、ヒドい企画をやって。

(博多大吉)この企画自体がダメでしょ!?

(吉田豪)実名全部出して、あのアイドルだったらヤレるっていう話をみんなでするんですよ。完全アウトじゃないですか。で、指原(莉乃)さんが1位になるという(笑)。こっちでも1位っていう。

(赤江珠緒)指原さん。鉄の心臓って先月ね、教えていただきました。

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(吉田豪)いい話が、後日、篠田麻里子さんが小木さんに会うなり『ヤリセブンに入れなかった!』って悔しがってたというね。

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(博多大吉)ヤリセブンになるんですね。

(吉田豪)神7じゃなくてね。偉いですよね。それも聞いた上で受け身を取るっていう。で、この放送回で無理やり山ちゃんから『芹那さんが嫌い』っていうことを聞き出して騒動になるっていう。

(赤江珠緒)ありましたねー。

(吉田豪)矢作さん曰く、『あれは山ちゃんが悪い。だって俺たちがそういう話大好きなの知ってて言っちゃうんだから』って言ってるんですけど、気づくんですよ。『あ、あれウチの宮嵜くんがリークしてきたのだ!』って。要は番組のプロデューサー・ディレクターに控室でスタッフ相手にボヤいてた話を生放送中にぶつけたんですよ。完全にアウトじゃないですか(笑)。

(赤江珠緒)そうですね(笑)。オフレコの話ですね。

(吉田豪)矢作さんが『それでも、リークしてくるからなー。でも山ちゃん、安心感あるからいい。ウデがないのにリークすると、かわいそうになっちゃうから。ウデがあるから、ちゃんと笑いにしてくれるから。だからこうやってイジるんだよね』って言い方をしてるんですね。

(博多大吉)こう言われると、山ちゃんなにも言えないですね。もう反論しようがないですね。

(吉田豪)『ウデあるもん』って褒めてますからね。

(博多大吉)これはちょっと負のスパイラルに。山ちゃんにとっては。まだまだですね。

(吉田豪)山ちゃんと品川庄司の品川さんの騒動の時も、いちばん喜んで番組でイジってたのがメガネびいきだったんですよ。で、小木さん曰く『楽しかったもん。あれはいいよね』って。矢作さんも『どうにかもう一回、あの揉め事を復活させたんです。楽しいですね、ああいうの』って。

(赤江珠緒)他人事(笑)。

(吉田豪)『同じ事務所の先輩・後輩っていうのがいいね!』っていう感じで。

(博多大吉)まあね。いろんな登場人物、ありましたからね。品川くんと山ちゃんのやつは。

(吉田豪)面白いですよね。僕もこの騒動、誰よりも面白がっている人の1人で。山ちゃんからもたっぷり聞いたんですが、最近品川さんからもインタビューでたっぷり聞きました(笑)。

(赤江珠緒)へー。両サイドから。

(吉田豪)両サイドから。面白い!その山ちゃんと同じく、なにかと炎上しがちなキングコングの西野さんの話になって。小木さん矢作さんともに『ゲストに呼びたい。いっぱい聞きたいことがある』と熱く語るんで、『ゲスト候補とかおふたりで決めたりするんですか?』って聞いたら、『あんまりないんだよね。実は。最初に呼びたい人いますか?って言われて挙げたり挙げなかったりしているうちに、もう決まっていたみたいな。だから本当に誰の話が聞きたいとか、そんなのないんだよね』っていう。

(赤絵・大吉)(笑)

(吉田豪)本当にこだわりないんですよ。『メガネびいきって最初に、こういう番組にしよう的なものってあったんですか?』って聞いても、『ないですね。ないですないです』『ないと思うなー。そういった志は一切なかったと思う』っていうね。ラジオの方向性とかも、1回もちゃんと話したことがないって。

(博多大吉)へー!そのまんま。もう長いですよね。

(吉田豪)やってますよ。メガネびいきでやっていた中で好きなコーナーとか聞いても、『なにやってきたんだっけ?君の名は?は長かったけどね』『いまもやってるでしょ?最近やったりやらなかったりだから』『もうやってないだろ?』『やってる。一応やるつもりで用意してるよ』『終わったわけじゃないのか』みたいなね。たしかにしばらくやってないんですよ。このコーナー。ぜんぜん、なにも認識していないんですよ。

(赤江珠緒)へー。

(吉田豪)でも矢作さん曰く『小木の美学のコーナーは好き』って言っていて。小木さんの美学はどんなものか?を考えるコーナーで、たとえば『調味料ではお酢を下に見てる』とか、『天才はみんなバイセクシャル』とか。いろんな美学がわかるんですよ。小木さんは矢作さんにはバイセクシャルになってほしいって思ってて。理由は、そっちの方が誇れるからっていう(笑)。

(博多大吉)誇れる?

(吉田豪)『バイはかっこいいですからね。相方がバイなんて、すごくいいじゃないですか』って(笑)。

(赤江珠緒)よくわからない美学だな(笑)。

(吉田豪)こういう話だけをしているインタビューなんですよ。本当に(笑)。全編、ヒドいです。

(赤江珠緒)そっかー。なんかおぎやはぎさんって、ゴムでできているようなイメージがあるんですよね。

(吉田豪)ゴムでできてる?

(赤江珠緒)なんかグニャーっと。全て受け止めて。ゴム製ですか?って聞きたくなるぐらい。なんかそういう柔軟さが・・・

(吉田豪)聞かれても困ると思いますよ(笑)。赤江さんは聞いたことはない?

(赤江珠緒)ありますあります。なんかずーっとペンの話をされている時とかね。『僕がこれ、気に入ってるペンで・・・』っていう話をされている時とか。あと、たまむすびにもおふたり、実はゲストで来てくださったことあるんですけど。その時も、すごく適当な感じで(笑)。リラーックスされて。

(吉田豪)大吉さん、付き合い長いんですよね?

(博多大吉)まあそうですね。オンエアバトルのころから、ちょこちょこ顔見知りで。福岡の吉本と人力舎が異様に仲のいい時期がありまして。

(吉田豪)一緒に番組とかもやっていた?

(博多大吉)ローカル番組のコーナー、一緒にバナナマンとおぎやはぎと華丸大吉で1コーナー持ってたりしたんで。そん頃から付き合いはありますけど、いまだにやっぱりつかめないですね。だって何回会っても、『どこ住んでるんですか?』って聞いてくるんですよ。

(吉田豪)よく覚えてない。

(博多大吉)ぜんぜん覚えてないんです。

(吉田豪)番組のコーナー覚えないぐらいですからね。

(博多大吉)僕、何回も言ってるんです。『五反田だ!』って。何回会っても、『今日、福岡からですか?』って。引っ越してきて8年になるっていうのに。なかなか仲良くはなれないですね。だから。

(吉田豪)あ、なんかわかります。

(博多大吉)距離がありますね。だから。

(吉田豪)僕もこういうバカ話は一緒にしますけど、プライベートの話は一切しないです。

(博多大吉)入れてこないでしょ?

(吉田豪)入れてこないです。

(赤江珠緒)あ、そうなんですね。

(吉田豪)でも、打ち上げとかに出ても、なんか店の女の子とかと一瞬で仲良くなるんですよ。すごいそういうスキルはあるんですよ。

(博多大吉)そう。だから見てると、引っ込み思案な2人なのかな?って思うけど、実はとんでもないですよね。肉食中の肉食じゃないかなって思う時もありますね。

(吉田豪)対人関係のスキルも異様に高いし。

(博多大吉)高いですよね。実はどの世界でも成功してる人って、ああいうタイプなのかな?って。

(赤江珠緒)それがおふたりとも、そういうタイプなんですね。

(吉田豪)特に矢作さんが高いっていう。派閥とか関係なく、どこにでも入れますもんね。

(博多大吉)いろんな番組、出てますもんね。そんなね、無責任なメガネびいき論が載った・・・

(吉田豪)まったくいい話はしていないですね。

(博多大吉)他はいい話がつまってるんですか?

(吉田豪)他はいい話ばかりですよ。みんなちゃんとコーナーの話、してますからね。全員。自分の番組の。こんなに番組の話していない人がいないっていう(笑)。

(博多大吉)そんな人が表紙に写真で唯一載るっていうね。

(赤江珠緒)森山家の話とか、出なかったんですか?

(吉田豪)森山家の話も、まあ出てますね。1回、赤坂サカスの公開放送でJUNKのパーソナリティーが全員集まったことがあったんですよ。毎年夏にそんな感じのをやってるんですけど。毎年、『小木さんがおかしい』みたいな話になるんですよ。

(赤江・大吉)(笑)

(吉田豪)小木さん曰く『いままで気づかなかったし、周りからおかしいとか言われてきたけど、納得はしてこなかった。でも、いまちょっと納得してる』。どういうことかと言うと、公開放送の時に義理のお母さん、森山良子さんのことを『ババア』って読んだりとか、『あの女、エロい』とかそういうことを言っていて。

(赤江珠緒)(笑)。ヒドい!

(吉田豪)爆笑の太田さんが引くぐらいの(笑)。言い過ぎだろっていう。

(博多大吉)お義母さんだし、業界の大先輩だし(笑)。誰つかまえて『エロい』とか言ってるんですか。本当に(笑)。

(吉田豪)『怒られるまでは言おうと思っている』っていうことでしょう。あの太田さんが常識人になるってのもスゴいですよ。天才だと思います。

(赤江珠緒)そのおぎやはぎさんのインタビューが掲載されている『お笑いラジオの時間』。このムック本、絶賛発売中でして。

(吉田豪)山ちゃんも出ています。

(赤江珠緒)税込み1200円で発売中でございます。山ちゃんのインタビューは、『ラジオの天才になりたい』。

(吉田豪)ずーっとなんか反省してましたよ(笑)。

(赤江珠緒)(笑)。そうなんですね。山ちゃん、でもまだまだイジられますね。おぎやはぎさんに。

(吉田豪)ですね。たぶん来年も誰が嫌いなのかを聞かれて、言わざるをえない流れになって・・・炎上すると思います。

<書き起こしおわり>

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