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星野源「Black Lives Matter」を語る

星野源「Black Lives Matter」を語る 星野源のオールナイトニッポン
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その中で一番「嘘でしょ?」って思ったのがあって。それは「金をもらっているだろ?」っていうのと、「事前に連絡があっただろ?」っていうのは「いや、そんな発想があるだ」と思って。もちろん事前に知らなかったし、もちろんお金はもらっていないし。それは個人的にもそうだし、事務所にもそうだし、レコード会社にももちろん連絡はなかったんですよね。で、もちろんそんなことを思っている人は少ないだろうなって思ってたんですね。でもその中で数人、僕の友達から僕に直接メッセージが来て。

「あの動画ってさ、事前に連絡あったの?」ということと、「もしかしてそういうなんか密約みたいな、そういう打ち合わせみたいのってあったの?」っていうのが来て。「うわっ、友達でもそう思うんだ……」と思って。やっぱりね、いわゆる安倍さん、総理大臣っていう人がああいうことをやるんだったら、さすがに連絡はするだろうみたいな思いももしかしたらあったのかもしれないんですけど。そういう連絡が僕にその友達だと思ってる人から来て。それでかなりショックを受けまして。

だったら、そこに関しては事実をちゃんと言った方がいいなと思って、「事前の連絡はなかったですし、事後も含めて。『うちで踊ろう』を楽しんでくれている他の皆さんと同ように事前連絡はありませんでしたよ」ということをストーリーズで言いました。その中でもちろん、いろんな思いがあります。いわゆるエンターテイメントに対する補償がないのに、それは政治利用されているんじゃないか?っていう意見もあったし。その中で自分が思うこともたくさんあるし。

これを、この動画が上がったことで自分にたくさんこういう風に……自分に対してそういうメッセージが来たということに対して思うことはもちろん、もちろん山ほどあります。もちろん、その議論は大事だし、話し合ったほうがいいんだけど、それと同じぐらい今、この苦しい状況の中で楽しい時間とか、面白い空間って人が生きていくためにすごく大事な場所だと思うから。その場所を守りたかったんですよね。

苦しい状況の中で楽しい時間、空間を守りたかった

なので、僕があそこで『うちで踊ろう』に対して、たとえば否定だったりとか、肯定っていうものをしてしまうと、あそこが「議論の場」になってしまうと思ったんですよね。あのハッシュタグが。「それは合っている」「それは間違ってる」「私の考えはこうだ」「あの人の考えはこうだ」って。それで、そうなってしまうと、どうしても楽しい空間ではなくなるし、僕が作りたかった、あの本当に重苦しい空気の中で一筋の、ちょっと「楽しみ」じゃないけど。僕は前々から本当にちょっとした楽しみが日常には必要だと思っていて。

もちろん、もう本当に重々重々、議論だったり、話し合わなきゃいけなかったり、不満だったり、改善しなきゃいけないことだったり。もちろんたくさんあるし。僕も日々考えてるし。それで個人としてできること、もうやるべきことはやっているんだけど、それをアーティストとして、『うちで踊ろう』を作ったものとして、あれを肯定だっり否定だったり自分の意見を言ってしまうと、そこが議論の場になってしまうと思うから、僕は言いませんでした。

それで今、自粛期間というものが開けて、その中で「#うちで踊ろう」というタグだったり、『うちで踊ろう』の楽曲ってもの「使い方」って言うとあれですけど。楽しみ方っていうのが今はすごく吹奏楽だったり合唱だったりっていうのがすごく盛り上がっいて、すごくいいなと思うんですよね。でも、自粛期間というのが開けたこともあって。まああの時は言えなかったけども、今はこのぐらいの話だったらしても大丈夫かなということで、ちょっとお話をさせていただきました。

でももちろん、この「#うちで踊ろう」というタグを楽しい場所だったり……今は特に吹奏楽だったり、合唱だったり、学生たちが発表の場がなくなってしまった。コンクールだったり、大会だったり、そういうものがなくなってしまった学生たちに向けて『うちで踊ろう』っていうものは今、進化していってるんですよね。だから変わらず楽しい場所であってほしいし、そういうものを、議論の場ではなく。そういうものを表現する場。

そういうものを動画をアップして、普段は見られなかった……コンクールがそもそもできなかったっていうのもあるし、コンクールだけではまた伝わらなかった人たちに、その自分たちの演奏だったりとかを届けるっていうもののために使ってもらえたらなと僕は思っています。相変わらず楽しい場だったり、面白い場所だったり、いい音楽だったり、グッとくる音楽だったり。そういうものを「#うちで踊ろう」ではですね、今、どんどん毎日増えていってるんですけど。相変わらずそういう場所にしていきたいと思っています。

で、ここで僕、先日自分のバンドメンバーがそれぞれやってくれてた『うちで踊ろう』に対して、「演奏、ちょっとちょうだい?」っつって。で、みんなのそれぞれの演奏を集めて重ねたら一気に僕のバンドになるんじゃないの?ってやっていみたら、まあ見事にバッチリ合いまして。これ、編集してないんですよ。いわゆる「間をちょっと縮めて……」とか、そういうのをやってなくて。ちゃんと重ね合わせただけでこうなってるっていうのもすごくこの企画でしかできないことだし、面白いなと改めて思いました。ぜひ聞いてください。星野源で『うちで踊ろう(Potluck Mix)』。

星野源『うちで踊ろう(Potluck Mix)』

<書き起こしおわり>

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