安住紳一郎「結婚をしてよかった」と感じる瞬間を語る

安住紳一郎「結婚をしてよかった」と感じる瞬間を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2025年7月7日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で大久保佳代子さんからの「結婚してよかったことは?」という質問に答えていました。

(安住紳一郎)あとはちょっと影がある人も好きですよね。昔から。

(大久保佳代子)もうクソ喰らえだけどね。昔は……昔はやっぱりちょっと、本当にダメンズじゃないけど。ちょっとなんか闇があるというか。「私にしかこの人は理解できないんじゃないか」という人が好きでした。でもそういうのってだいたいダメ! 金にルーズだし。なんかしゃべんないなと思ったら単純にボキャブラリーがなかったりとか。私の経験値ではそういう人と出会ってきたんで。今はもうハツラツとした人……「元気でーす! 健康でーす! 楽しいでーす!」っていう人の方がいいです。

(中澤有美子)ああ、そうですか。卒業されたという。

(大久保佳代子)そうです。もう楽というか、わかりやすい人がいいですね。

(安住紳一郎)昔、なんか「よく知らない缶コーヒーとか飲んでる人が好き」って言われてましたよね?(笑)。

(大久保佳代子)なんか、もらったんですよ。よくわからない缶コーヒー……本当にお金ない時に、それこそ今ほど暑くないですけど、家にクーラーがなくてね。小岩に住んでる時。部屋にお日さまが入ってくると部屋にいられないんで、駅前のスーパーの噴水の周りで涼んでたんですよ。そしたら、おじさんがよくわかんない缶コーヒーをくれて。なんかそれだけで「えっ、ちょっと何? この人……好き!」って思って。

でも、よく見たら業務スーパーみたいなところで売ってる、よくわからないメーカーのコーヒーだったんですね。39円とかで売ってるやつ、あるじゃないですか。あれをもらったりして。それを「嬉しいな」と思っていた時期もありました。いろいろありました。私だって。安住さん、成長してますよ。もう本当に。もう自分しか信用できない。今は1人がいいかも。

(安住紳一郎)ああ、そうですか?

(大久保佳代子)だからよく結婚されたなと思って。1人が長くて。

(安住紳一郎)ああ、そうですね。

(大久保佳代子)だって、楽じゃないですか。1人って。

(安住紳一郎)そうですね。もう自分の価値観があって、自分の決め事があって。で、まあそこを外れずに行くっていうのが一番、落ち着きますからね。

(大久保佳代子)なんか結婚してよかったこと、教えてくださいよ。

(安住紳一郎)結婚してよかったことは、ええと……なんだろうな? まあ、お相手があることなのであんまり素直に言い散らかしてあれなんですけど。世の中の人たちが「ああ、自分たちと同じ価値観を持ってるんだ」っていうことですごく共鳴してもらえることが増えてきて。これまではあんまり話しかけてくれなかったような人まで「結婚生活、どうですか?」とか、「奥さんとはこういうことがあった時は安住さん、こうするんだよ」とか。

なんかお互い、向こう側のルールとこっちのルールが同じことがあるんだっていう、そこの共通点を見い出してくれて。で、自分もなんかその社会の一員として同じ俎上でアドバイスしてくれるっていう。あの時のなんかこう、抱き締められるじゃないですけど。なんかこう、同じ輪の中に入れてもらったっていう感じはすごく……。

「結婚をしている」という共通点で生まれる共感

(大久保佳代子)わかります。そこでしかわからない共感とか、共通点ってあるんでしょうね。きっとね。わかります。それ、うらやましい気もします。「うらやましい」とは言い切りません。うらやましい気もしますがね。1人もまあ……。

(安住紳一郎)そうですね。本当になんか、その「結婚しました」っていう話が出て2週間後ぐらいにバスに乗った時、お客さんが1人も乗ってなくて。で、自分がバスの運賃を払って降りようと思ったらバスの運転手さんに結婚生活を長く続けるためのアドバイスを降り際にもらったんですよ。

(大久保佳代子)すごいですね。そんな隙間でもらえるもんなんですね(笑)。なんて言われたんですか?

バスの運転手からもらった結婚生活を長く続けるアドバイス

(安住紳一郎)「ちゃんと納得がいかないことがあっても少し我慢するんだよ」みたいなことを言われて(笑)。

(大久保佳代子)いや、嬉しくないですか?

(安住紳一郎)そう。その時に本当にものすごく嬉しくなって。「ああ、すごい!」と思って。「ああ、そうなんだ」って。

(大久保佳代子)だって安住さんに「長く結婚生活を続けてほしい」と思ってるわけですからね。それが優しいというか、なんか、その感覚が……まあ、あんまりわかんないけど。そうなんですね、きっとね。

(安住紳一郎)そうですね。嬉しかったなと思って。

「結婚をしている」という共通点によって安住さんに対する共感度がひとつ、生まれてそこからいろいろなコミュニケーションが生まれているんですね。バスを降りるわずかな時間で運転手さんからアドバイスをもらったお話、すごくいい話ですね! ちゃんとそれを受け止めている安住さん、素敵です。

『安住紳一郎の日曜天国』2025年7月7日放送回

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