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磯部涼と宇多丸『TOKYO DRIFT FREESTYLE』チャレンジを語る

磯部涼と宇多丸『TOKYO DRIFT FREESTYLE』チャレンジを語る アフター6ジャンクション
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磯部涼さんが2020年4月30日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で宇多丸さんと88risingのリッチ・ブライアンが発端となり広がった『TOKYO DRIFT FREESTYLE』チャレンジについて話していました。

(宇多丸)それで一方、じゃあ日本では……というあたりをお願いします。

(磯部涼)日本では……まあいろんなリアクションがやっぱりコロナ禍に対してはあるんですけども。たとえば東京ドリフトフリースタイルっていうのがあって。まあ、元々はアメリカで始まったというか、でも元をただせば日本で始まったというか。Teriyaki Boyzの『Tokyo Drift』っていう曲なんですよね。

(宇多丸)あの『ワイルド・スピード3』が東京が舞台で。それのサントラに入っている曲ですよね。

(磯部涼)Teriyaki BoyzはRIPSLYMEのRYO-ZくんとILMARIくんとあとはVERBALさんとWISE、エイプのNIGOさんとかがやっていたグループですけども。それが『ワイルド・スピード3 TOKYO DRIFT』に提供した曲で。プロデュース、ビートはネプチューンズなんですけども。それが2006年とかなんで結構前の曲なんですけどね。そういう曲があったんでうけども、それを88risingのリッチ・ブライアンっていうラッパーが……たしかこの番組でも特集をしていましたよね。

(宇多丸)やりました。

(磯部涼)そのアジア人というか、アメリカのレーベルですけどもアジア系の音楽を紹介するレーベルみたいな感じで。そこに所属しているリッチ・ブライアンがそのTeriyaki Boyzの『Tokyo Drift』に乗せて自分の部屋でフリースタイルをして。今、同じような状況にあるみんなに楽しんでもらえたら……みたいなのをやって。

RICH BRIAN『TOKYO DRIFT FREESTYLE』

(磯部涼)それに反応した世界中のラッパーとかシンガーたちがそれに乗せて曲をやるようになって。それでやっぱり『Tokyo Drift』っていう曲だったり、あとはTeriyaki Boyzの曲だったりもしたんで日本人のアーティストがすごいいっぱい反応しだしたんですね。ANARCHYだったりとか。ANARCHYのレーベルに所属しているレオンだったりとか。あとはAwichだったりとか。

(宇多丸)JP THE WAVYくんだとか。

(磯部涼)うん。JP THE WAVYもやりましたね。ゆるふわギャングもやりましたし。lyrical schoolもやったりとかして。

(宇多丸)おおーっ!

(磯部涼)lyrical schoolなんかはリモートっていうか、メンバー全員がそれぞれの部屋でやってそれをつないでいるみたいにやっていたりして。やっぱり部屋の中でラップをする……現場がさっきも言ったようになかなかクラブでやれるような状況ではなくなってしまったので。「じゃあ、部屋でラップしよう」みたいな。それでいろんなバージョンができていって……みたいな。そのちょっとしたムーブメントというか、今でいうと「チャレンジ」って言うんですかね? そういうのが結構バーッと出ていったんですよね。

(宇多丸)『Tokyo Drift Freestyle』、いっぱいバージョンがあるわけね。じゃあ、これをちょっと聞いてみる感じかな。ダイジェストで今、名前が上がったあたりを聞いてみましょう。

(宇多丸)はい。こんな感じでまあいろんな人が元はTeriyaki Boyzのトラックで時ならぬ『Tokyo Drift』ブームと言いましょうかね。

(磯部涼)そうですね。で、それぞれの部屋がわかったりとか、ビートに対してアプローチもそうだけど、ビデオの作り方っていうかね、プライベートの部屋、それそれぞれの個性があるっていうのも結構面白かったりとかして。

(宇多丸)ああ、そうかそうか。リリスクとかしっかりかっこいいからなかなか頼もしいなと思いましたけども。

(磯部涼)それでこの状況で部屋にとどまることというか、その部屋から発信するということもまず、社会的というか政治的なメッセージになっているとも言えると思うんですよね。

(宇多丸)このアクションそのものがね。

(磯部涼)その一方で特に、本当に膨大な曲が上がっているんですよ。今、有名どころと言ってはなんですけども。リスナーの方でも名前を知っているかな?っていう人たちを選んでかけたんですけども、本当に膨大な曲が上がっていて。結構な数をチェックしたんですが。その中でもメッセージの濃さとか、あるいはもちろんライミングの面白さ、ラップの面白さという点でもいいし。「ああ、このバージョンはすげえな」と思ったのをちょっと単独でフルでこの後に聞いてもらおうかなと思います。

(宇多丸)どなたのやつですか?

(磯部涼)Donatelloという横浜のラッパーですね。

(宇多丸)じゃあ、聞いてみましょうか。Donatelloの『TOKYO DRIFT FREESTYLE』。

Donatello『TOKYO DRIFT FREESTYLE』

(宇多丸)Donatelloの『TOKYO DRIFT FREESTYLE』。これ、すごいあれだね。めっちゃ気が利いてるっていうか。ピリリといろんな……まあ本当にラップ詳しいとか詳しくないは関係なく、パッと聞いてクスッと笑っちゃったりとかさ。

(磯部涼)それをちゃんとガチガチにライムして。それで……。

(宇多丸)「ラップって面白いね」っていうのが外にも伝わる力があるかなっていう感じがしますね。これね。素晴らしい。

(磯部涼)そうなんですね。やっぱり部屋にいることが社会的なメッセージになるとはいえね、その一方でさっきもニュースでありましたけど。クラブがなかなか営業できない状態におかれたりとか。その裏には休業補償が全くないことだったりとかね、完全に社会的な、政治的な問題っていうのも絡んできているので。その部屋にとどまりながら、「部屋はまったり、楽しいね」って言うのももちろんいいんだけど。「じゃあ、その外側はどうなってんのよ?」っていうことを言っていくのがラップの役割でもあるのかなっていうので。この曲ではそれがすごい出ていていいなと思いましたね。

(宇多丸)あと、そうだね。たしかに。だからちゃんとポジティブなことを見つけてよっていう部分と同時に、そのみんなが溜めているフラストレーションとか疑問とか怒りとかっていうものも代弁をしていて。うん。なるほどね。鋭いな、Donatelloさん。そんな感じで、そういう動きがありましたということですね。

<書き起こしおわり>

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