プチ鹿島とダースレイダー 東京五輪1年延期と安倍首相・森喜朗の「賭け」を語る

プチ鹿島とダースレイダー 東京五輪1年延期と安倍首相・森喜朗の「賭け」を語る ラジオ

(プチ鹿島)これもね、要はこういう話が出ると思って過去記事をね、見繕ってきたんですけども。元々、マラソンの会場を東京から札幌に変更した時も、同じことやってるわけですよ。

(ダースレイダー)はいはいは。小池百合子さんが「合意なき決定」って言っていた……。

(プチ鹿島)そうですね。あの時も小池さん、暴れていましたよね? それでIOCにいいようにやられたじゃないですか。そもそも開催都市契約っていうのがあって。圧倒的にIOCが……これ、過去記事にあるんですけど。IOCに絶対的に優位な内容で。要は「オリンピック、やりたいです! うちの都市の土地を貸します」っていう。言ってみれば開催都市というのは単なる興行に土地を貸すイベント屋やっていうイメージなんですって。

だから絶対的に……だから「東京は暑いからマラソンは札幌でやろう」ってIOCが言い出したら、もう太刀打ちできないわけです。もっと言えば、もうそれぐらい圧倒的な契約で。日刊ゲンダイ曰く、「ヤクザ的な契約」みたいな。だから、そういうところと契約してしまったわけだから、そういう風にホームページにも、こっちがもしOKを出していなかったとしても、サラッと載せますよ。既成事実としてね。

(ダースレイダー)だから1回、「えっ、だってお前ら、払うんだろ?」っていう感じで言ってきて。「いやいやいやいや!」っていうやり取りをね。

(プチ鹿島)しかもIOCとしては「お前らが1年、延期するっていうんで、それを飲んだよね? うち、本当はもっと強力で絶対的な契約をしてるんだけど、それは飲んだよね? じゃあ費用は? お前らに任すよ」って絶対、言ってくるに決まってるんですよ。

圧倒的にIOC有利な契約条件

(ダースレイダー)そう。そこに「賭けた」わけですよね。だからそんな相手にもう1回、「来年やります!」って言って賭けちゃったわけですよ。

(プチ鹿島)だからIOCとしては「いや、当然だよね。お金、お前払うよね?」っていうので、もう普通に書いてくるんです。だからもう悪徳業者なんですよね。

(ダースレイダー)だからすごいびっくりするのがね、このオリンピックの話をしていて出てきたのがIOCのバッハさん、森喜朗さん、安倍晋三さん、小池百合子さん、橋本聖子さん。まあ、橋本聖子さんは元々アスリートですけど。全然アスリートの意見っていうのは反映されてないですよね? この1年延期をめぐる云々とかっていうのは。もちろん、出てきますよ。準備が大変だとか、モチベーションを保たなきゃいけないとか言ってますけど。いや、こんな情報が出てきたらモチベーション、保てないでしょう?っていう。正直ね、すごくアスリートのことを考えていないっていうのは……。

(プチ鹿島)あのね、そこらへんのね、元アスリート出身で今、偉くなってる人の議員って、ちょっと眉唾で見た方がいいですよ。実際に僕ね、馳浩さんと3年ぐらい前かな? だからオリンピックがどうなるんだ?っていう議論がそれこそ、誘致のために賄賂を渡していたんじゃないか、みたいな疑惑の時がありましたよね? その時、3年ぐらい前に文春オンラインがセッティングをしてくれて。馳浩さんと対談したことがあるんですよ。

(ダースレイダー)はいはいはい。

(プチ鹿島)その時に聞いたのが……だから僕、馳さんと会うにあたって、馳さんが過去にどんなことをおっしゃっていたか、その発言を調べていたら、その夏の暑さ対策の暑さのことも2013年に話していたんですよ。「アスリートファーストで、コンパクトオリンピックであるべきだ」っていう。

(ダースレイダー)「コンパクト五輪」なんて最初の頃にありましたよね。

(プチ鹿島)「アスリートファーストだ」っていう。それでその時、すでに言われていたのが「これだけ暑いのに真夏にできるのか?」っていうことで。それで僕、馳さんに「しかし、年々暑くなっている真夏の東京開催で大丈夫ですか?」っていう風に質問をしたわけですよ。そしたらびっくりしたのが馳さん、なんておっしゃったのか? 「アスリートに与えられた条件は全員同じ。その中で健康を害さないように最善の努力をし、最強最速、最も美しい演技を目指すのは、アスリートの責務です」っていう風におっしゃっていて。もうガラッと変わっているわけですよ。

馳浩議員との対談で見えたもの

(ダースレイダー)なるほど。

(プチ鹿島)つまり、実際に招致が決まる前にはそういうことを言っていたんだけども、招致が決まったらもうこっちのもんだから。アスリートファーストで開催の時期をずらすとか、そういうことはどうでもよくなっているわけですね。そういうことをおっしゃっていたわけで僕はびっくりしちゃって。だから橋本聖子さんもとにかく粛々とスケジュールを進めるっていうだけで、その中身だとかアスリートファーストがどうのとかなんて二の次、三の次なんですよね。

(ダースレイダー)だからその脇に置いてやってるうちに、もうどこに置いたか忘れちゃったみたいなことですよね。

(プチ鹿島)だからもうね、アスリート出身の議員って、招致が決まる前はそういうことをちゃんと言ってるわけですよ。

(ダースレイダー)だから結構、その鈴木大地さんにしてもね、やっぱりそういった「経験者の自分が語る」っていうスタンスでやってたはずなのに、いつの間にか「政治家」っていう服の方がデカくなってきちゃって。どうしてもね、まあ仕方ないのかなとも思いつつ、結局そのアスリートの上に乗っかっている各種運動の団体とか……陸連とかね、そういったものっていうのは実際は政治で動いてたりもするから。なかなか現場のアスリートまで届くのに距離感がどんどん出てきてるというのはあるんですよね。

(プチ鹿島)それは僕らでも同じことだと思いますよ。たとえば芸能人とかタレントとかでもね、昔はやっぱり一緒の風景を見てたんだけど。やっぱり、売れて風景が違ってくると今、困ってる人の気持ちとか、わからなくなっちゃうわけじゃないですか。だから「政府批判するな!」みたいなことを言うんだけど、そこはわかってないから言っちゃうんだよね。だからそこはもうアスリートから偉くなった人と同じで。だからそれは自分の鏡でもあるんですよね。

<書き起こしおわり>

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