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プチ鹿島 首都封鎖・ロックダウン新聞記事読み比べ

プチ鹿島 首都封鎖・ロックダウン新聞記事読み比べ くにまるジャパン極
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プチ鹿島さんが2020年4月1日放送の文化放送『くにまるジャパン極』に出演。野村邦丸さんとコロナウイルスの感染拡大の影響でささやかれ始めた首都封鎖、ロックダウンに関する新聞記事を読み比べていました。

(野村邦丸)ニュース時事能力検定一級保持者、プチ鹿島さんと一緒にお送りしします。

(プチ鹿島)よろしくお願いいたします。

(野村邦丸)今日、9時台のコーナー、深読みジャパンで二木啓孝に取り上げてもらったんですが。国が出す緊急事態宣言、それからロックダウン、都市封鎖。これをめぐる記事が各紙、詳しく出ていますね。

(プチ鹿島)そうですね。今日は読売と東京新聞が詳しく書いてましたね。で、読売をご紹介しますと、「首相、経済影響見極め」ということで。その緊急事態宣言を出す要件、条件ですね。2つあるという。「1.国民の生命や健康に重大な被害を与える恐れがある」「2.全国的かつ急速な蔓延で国民生活と経済に甚大な影響を及ぼす恐れがある」という。この2点なんですが、政府は「1」はすでに満たしており、「2」も感染経路が不明なものが一定数に達すれば充足すると考えているという。

ただ、政府高官のコメントとして「現段階では宣言を出すレベルに至っていない」っていうのがあるんですね。で、日本医師会とかは「もう宣言を出す時期に来ている」と言ってますけども。「最後は首相が宣言の染抑制効果と経済損失のバランスをどう分析するかにかかっていると言えそうだ」っていう。政権に近い読売が書いてますから、これがたぶん本音なんでしょうね。

「首相の緊急事態宣言、経済影響見極め…都知事は政府と協調」

(野村邦丸)うん。

(プチ鹿島)まだまだちょっと慎重な状況というのが分かります。それで僕が気になったのは、そのすぐ隣に並んでる記事で、小池さんのことを書いてるんです。

(野村邦丸)小池百合子東京都知事。

(プチ鹿島)「独り歩きする都市封鎖」というので。「緊急事態宣言がもし出されたとしても、外国で実施されているような強制力のあるロックダウンを日本で行うことはできない」という。じゃあ、何でこれが今、言葉としてものすごく出ちゃったのか? 今度は東京都の幹部の言葉として「小池知事の発言後、言葉が独り歩きしてしまった」って書いてあるんですよね。じゃあ、実際に宣言が出された場合、活用が想定されることとしてひとつ書いてあること。それが「患者急増に対応する臨時の医療施設の開設」という。

これ、「都道府県知事は土地や建物を所有者の同意がなくても使用できる」っていうものなんですね。ただ、「その他は強制力を欠く」と書いてあるんですよね。各国と比べると、これ先週の東京新聞に書いてあるんですが……「都市の封鎖は各国とは差がある」という。たとえばですがフランス。「原則、外出禁止。それを破ると最大で44万円の罰金」という。中東のヨルダン。「夜間の外出禁止。違反した1600人が逮捕されている」という。これ、先週の段階の記事です。

それで日本とはどんな違いがあるのか?っていうことで識者のコメントとして「罰則を伴う外出の禁止や時間制限、検問などはなく、欧米での封鎖のイメージとは異なる」と言ってるわけですね。

(プチ鹿島)さらにこれ、世界の新聞に目を向けていると面白い調査があって。フランスのフィガロ紙。この新聞がフランス人にアンケートをして「外出制限、賛成か反対か?」っていう。90%が賛成という。これはなぜか? 僕、『サンデーステーション』という番組でも読み比べをさせてもらってスタッフと調べたんですけれども。もともとフランスには、やむを得ない事情で従業員が仕事を休んだ場合、給与(お給料)の8割を国が支給するという制度、法律がある。今回、従業員だけじゃなくて事業者に対しても補償の他に家賃(賃料)、水道、電気、ガス代の徴収停止。「もう取らないよ」っていうことを打ち出している。

つまり、これはどういうことか?っていうと、「補償の内をはっきりと示して国民に不自由をお願いしている」っていうことなんですね。この時点で日本と比べると、日本はその補償をはっきり示す前に、たとえば学校の一斉休校を発表しましたよね。この違い、各国の政策と違いがこれだけでもわかると思うんですよね。さて、じゃあその小池都知事なんですが……急に出てきたイメージ、ないですか? 急に「ロックダウンだ!」っていう強い言葉とともに出てきたイメージがあるんですけども。

それでこれ、3月27日の毎日新聞がもう早くも書いてるんですが。「一極集中が著しい東京での感染爆発が経済や社会に与える影響は計り知れない。にもかかわらず、他の都市部のようにトップが強いメッセージを発する場面は乏しかった。姿勢が変わったのは、東京五輪延期の流れが強まった時期とも重なる」という。

急に出てきた小池都知事

たしかに、調べてみると……こういう時、新聞って便利なんですね。小池さんが「ロックダウン」って言い出したのは3月23日なんですね。じゃあ、その前には何があったのか? 3月22日(日)の夜、まさにあったのがIOCのバッハ会長と森喜朗会長の五輪の延期に関する電話会談。これでまあ、延期が決まった。その日のうちに小池さんと安倍さんが情報を共有した。この時はまあ、さすがに森さん、小池さん、一緒に情報を共有したんですね。だから翌日、森さん・安倍さん・小池さんが五輪の延期を匂わしたりだとか、そういう発言を一斉にしだしましたね。それとともに急に小池さんは「首都封鎖も。ロックダウン」っていう風に言いだした。

でこれに対して、河野太郎防衛大臣がですね、「なんでそんなカタカナばっかり使うんだ?」ってね。そういう風に言いましたよね。まあ僕は「河野さんも『ブロック』というカタカナを多用しすぎなんじゃないかな?」って思ったりするんですが。まあまあ、ブロックも抑えればいいんじゃないかと思うんですが、河野さんはそうやって小池さんのカタカナの多用を牽制したっていう。これはまさしくそういう風に思います。で、同じく東京新聞の3月27日。小池さん、時系列でたどってみるとね、こんなことを書いているんですよ。「(小池都知事は)トップとしての情報発信を振り返ると対応の遅れが目立つ」っていう。そしてあるジャーナリストの方のコメントで「小池氏は今までの怠慢をごまかそうと語感の強い言葉で強い部分を演出しているだけなんじゃないか」という。

それから、もっと大事なのが「小池氏が出すメッセージは大人向けが中心になっている」という。それはそうですよね。1票の権利を持っているのは大人だから。都知事選も近いですし。で、「子供や若い人がどう対応すべきか、具体的に語りかけないと響かない」という。同じ記事で東京新聞は渋谷の若者に「ロックダウンって知ってますか?」って聞いたら、ある高校生は「えっ、ロックダウンってコロナっちのこと?」っていう……(笑)。「コロナっち」って呼んでいるというのもちょっと世代間の差を感じたんですけど。

「ロックダウンってコロナっちのこと?」(男子高校生)

まあ、ギャップを感じる。でも「ロックダウン」っていうものはなかなか、急に言い出したことだから……でもこれ、高校生だけじゃないですよね。全世代、まだピンと来てないっていうのが分かります。それで昨日の日刊スポーツの「政界地獄耳」。僕も大好きな、この番組でもおなじみのコラムがあるんですが。こんなことが書いてあります。

安倍さん、小池さんは何がしたいのか? 安倍さんはちょっとこの後、やりますけど小池さんは何がしたいのか?っていうことで。政界地獄師匠、最後の方にこんなことを書いています。「過去の政治家が発令したことのない命令……つまり戒厳令のようなものへの憧憬(憧れ)がちらつく」という。だからやっぱり「強いリーダー」っていうのをいかに出すかという。

それで今、安倍さんのところにもかなりお願いに行ってつっついているじゃないですか。先週の時点で政治ジャーナリストの人とかが言ってたのは、「安倍さんとしては小池さんが急につつきだしてきたので、それに乗るのはまだ危なっかしい」っていうのがあるらしいんですけども。どうやら小池さん、そういう憧れというか、強いリーダー感を見せたくてしょうがないんじゃないか?っていうことを昨日、政界地獄耳師匠は書いていました。

「緊急事態宣言への憧憬がかいま見える/政界地獄耳」

(野村邦丸)なんかわかるような気がするのは今年の都知事選挙。もう自民党もオール自民党で……。

(プチ鹿島)あれだけいがみ合っていたのに、自民党が数年ぶりに都の予算にも賛成して。もう小池さん、ある意味でテンションが上がっちゃっているわけですよね。オーバーシュートなんですよ。テンションが。もうあえて、カタカナで適当に言いましたけど。だから面白かったのが月曜日。また「緊急会見」っていうので、やりましたよね?

(野村邦丸)あれ、びっくりしたね。『ファミリーヒストリー』を見ていたら、急にテロップが流れて。

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