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宮藤官九郎 演劇の公演が中止になる意味を語る

宮藤官九郎 演劇の公演が中止になる意味を語る ACTION
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宮藤官九郎さんが2020年3月2日放送のTBSラジオ『ACTION』の中で世田谷パブリックシアター『お勢、断行』が公演直前に中止になった件についてトーク。演劇の公演が中止になることの意味について話していました。

(宮藤官九郎)本当にコロナウィルス、コロナウィルスですね。なんかね。今、そんな落ち着かない、どうなんだ?っていう状態であれなんですけども。芝居の稽古は普通にやっているんですよ。で、初日が4月2日なので。まだちょっとわかんない……まあ、もちろんみんなやるつもりでやっていますけども。

(幸坂理加)ええ。

(宮藤官九郎)この間、私が結構楽しみにしていて見に行こうと思っていた世田谷パブリックシアターでやるはずだった『お勢、断行』という芝居があって。劇作家の倉持裕さんが書いているやつで。うちの正名僕蔵くんとか、あとは倉科カナさんとか上白石萌歌さんとかが出ていた、要するに江戸川乱歩の芝居なんですけども。これが稽古をやって本番直前のゲネプロの日で終わりになっちゃったんですよ。

(幸坂理加)ええーっ!

本番直前に公演中止になる

(宮藤官九郎)つまり、お客さんにお披露目する前日で終わっているんですよ。その、中止が決まって。もう、そのゲネプロを俺、見に行きたかったんだけどちょっと仕事で行けなくて。いやー、なんか……この間、言ったじゃないですか。芝居の稽古ってなんで1ヶ月やらなきゃいけないのか?って。

(幸坂理加)はい。

演劇の稽古を1ヶ月やる理由

(宮藤官九郎)1ヶ月、やらなきゃできないんですよ。やっぱり。今、稽古場に行ってもみんなやっぱりね、まだ1週間目な感じなんですよ。セリフもあやふやだし、どこから出てきていいのかわからないみたいな。役者もみんな、当然衣装も着ていない。ジャージで、Tシャツで。台本を片手に持っている人もいれば、もうセットに早くもセリフを、カンペを書いている方。

カンニングペーパーをいろんなところに貼っている方もいれば、まちまち。これがまさに1週間目の稽古場。で、これが1週間、また1週間と本番に近づいていくと、それがジャージじゃなくて衣装になって、メイクをして。それでセットが完成して、通し稽古になって本番というのが1ヶ月。その1ヶ月でみんなの気持ちをひとつにしていくわけじゃないですか。

(幸坂理加)はい。

(宮藤官九郎)そこのギリギリのところまで行って、「もうやめてください」って言われているわけですから。

(幸坂理加)辛いですね……。

(宮藤官九郎)これ、ちょっと今まで聞いた中で一番悲しい話でしたね。

(幸坂理加)せっかく稽古をして……。

音楽ライブとの違い

(宮藤官九郎)そうですよ。まあどっちが……っていうことでもないですけども。たとえば、俺はどっちもやっているからですけども。バンドもやっていてお芝居もやっているんですけども。バンドはほら、楽曲は同じライブはないとは言え、またやれる機会はあるけども、芝居ってたぶんそれがないんですよね。

もう作品自体が、同じメンバーが集まることもなければ、そのセリフだけを聞きに行ってもしょうがないじゃないですか。台本だけを読んでもしょうがないじゃないですか。という意味でいくと、本当に誰にも見せられなかったんだろうなって思ってね。ちょっとね、いや、久しぶりに切なくなりましたね。

(幸坂理加)そうですよね。

<書き起こしおわり>

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