Creepy Nuts T-Painのアンチグッズサイト買収を語る

Creepy Nuts T-Painのアンチグッズサイト買収を語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

Creepy Nutsのお二人が2020年2月25日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中でラッパーのT・ペインが自身のアンチグッズサイトを発見し買収した件について話していました。

(DJ松永)さあ、ヒップホップニュースにまいりましょう。ラッパーのT・ペインがヘイター(アンチ)が立ち上げたアンチグッズサイトをサイトごと買いました。

(R-指定)フフフ、どういうこと?(笑)。

(DJ松永)グラミー賞も受賞しているラッパーのT・ペインのヘイター……これ、ネットにめっちゃ悪口とか書くやつね。

(R-指定)そうそう。T・ペインのアンチ。悪口を言うやつら。ヘイター。

(DJ松永)そのヘイターがT・ペインのアンチグッズサイト「ファックT・ペイン」を立ち上げたそうです。

(R-指定)フフフ、タイトル、なに? なにされてん、T・ペインに?

(DJ松永)「T・ペインはクソだ。オートチューンを使っていないT・ペインの名曲を教えてくれ。どうだ、彼はクソだろ? 才能のないデブだ」と書かれたTシャツが売っています。フフフ、最悪!

(R-指定)えっ、それ、どこで売ってるの?

(DJ松永)これ、「ファックT・ペイン」で売っているの。アンチグッズサイトで。だから、サイトだから俺らも買えるわけよ。

アンチグッズサイト「ファックT・ペイン」

(R-指定)ヤバい。で、文言もひどいね。T・ペインっていうのはこのオートチューン、声がケロケロッとなる加工をかけてかっこいい、今までに聞いたことのない感じにするってうい手法なんですけども。今ではもうあらゆるラッパー……ラッパー以外のアーティストもこのオートチューンを使ってますけど。まあT・ペインが世界的に流行らせたと言ってもいい手法なんですよね。機械で声に加工をするという。

T-Pain『Up Down (Do This All Day) ft. B.o.B』

(R-指定)でも、「オートチューンを使っていないT・ペインの名曲を教えてくれ。どうだ、彼はクソだろ? 才能のないデブだ」っていうけど、T・ペインはオートチューン使わなくてもめっちゃ歌が上手いから。ラップも歌もめっちゃ上手いから。

(DJ松永)いや、そうなのよ。別にオートチューンに頼らずとも素晴らしい才能を持っている。あと、オートチューンを使いこなすもの素晴らしいよね。

(R-指定)そうよ、すごいよ。こいつらの悪口。

(DJ松永)俺らがこんなこと言われたら、立ってられないよ……。

(R-指定)正直ね、無理よ。こんな悪口。泣きそう。

(DJ松永)もう自尊心ボコボコよ。立ってられない。なんでこんなことするの……? 傷つくわ。なんか自分のことじゃないけど傷つくわ。なんか「ファックCreepy Nuts」とかっていうサイト、立ち上げられたらどうする?

(R-指定)うわっ、最悪や、そのヘイター。

(DJ松永)本当に傷つくわ。もう立ってらんないね。最悪ね。「Creepy Nutsはクソだ」とか書かれたTシャツを着られて。「才能のないデブだ」とかって(笑)。

(R-指定)フフフ、ギリ俺はそっちかもしれんけど。やめてよ(笑)。

(DJ松永)しかしね、それを見つけたT・ペイン、最高です(笑)。

(R-指定)せやな。見つける時点で最高やな。T・ペイン。「あっ!」って見つけて。

(DJ松永)「俺はそのサイトをつぶしたり、サイトを作ったやつを倒そうなどは考えず、サイトを購入することにしたんだ。これでサイトの売り上げは全て俺に入る! わかったか? だからサイトからグッズどんどん買ってくれ! 恩に着るよ」。最高だな!

100:0でT・ペインの勝ち

(R-指定)これ、100:0でT・ペインの勝ちやん。普通、こんなサイトを見つけたらさ、もうブチ切れてさ。もう訴訟大国アメリカやねんから、訴えて名誉棄損でぶっ潰すとか。あとは曲にしてディスるとか、なんぼでもやりようがあるのに。

(DJ松永)あと、それこそネットで悪口を返すとかね。

(R-指定)それが、「サイトごと買う」っていう。

(DJ松永)これが一番効き目があるよね。グウの音も出ないじゃん? 身動き取れない。

(R-指定)だってヘイターがさ、そのT・ペインの悪口を言った服とか悪口を書いたグッズで儲けようとしてるのに、T・ペインがそのサイトを買っちゃったから、その服が全部買われてもT・ペインがただ儲かる。

(DJ松永)もうシステムとして100点だね。

(R-指定)もう100:0でT・ペインの圧勝や。ヘイター、どんな気持ちなん? せっかくあいつを痛めつけようとして作ったサイトを……。

(DJ松永)これ、たぶん2パターンあるよね。たとえばひとつ目はこのT・ペインが買う時に、それをT・ペインだって知らないパターンね。なんか誰かから「これを買わせてくれ」って言われて。それが大金だったから「あ、マジで? じゃあ、売った!」って。

(R-指定)だから自分のサイトを買うって言ったやつがT・ペインだとは知らずにヘイターが売っちゃったパターン。

(DJ松永)それで後からT・ペインだって知って「うわっ、最悪! やられた!」って思うパターン。だから「みんな、そんな悪口が書いてあるTシャツを買うの、やめな! よくないよっ! よくないよ、そういうの! T・ペイン、傷つくから。やめて、みんな。そういうの、やめてあげて!」って。

(R-指定)それで結果的にT・ペインのアンチ活動を自分がやめることになっているんだな。ヘイターが。

(DJ松永)で、2つ目。こっちの方がよくあるパターンだと思うんだけども。もうT・ペインだって知って買われて。それでさ、アンチの目の前に本人が現れたら急に萎縮するパターン、あるじゃん?

目の前に本人が現れたら急に萎縮するパターン

(R-指定)ある! だからこのヘイターは「うわっ、T・ペインの悪口グッズ、どんな反応になるかな?」って思っていたらT・ペインから直で連絡が来て。「あ、もしもし?」「はい」「T・ペインですけど」「う、うわっ! えっ、T・ペインさん? えっ、マジで? いや、す、すいません、こんな……いや、違う、違う……ホンマは好きなんですよね。あ、好きなんです。いや、ファーストから聞いてました!」。

(DJ松永)うぜえ(笑)。

(R-指定)「いやー、見つかるとは思ってなかったからなー。いやいや、ホンマにね……」。

(DJ松永)「いや、すいませんっした!」って(笑)。

(R-指定)「知ってます? いや、T・ペインさん、オートチューン使わなくてもいい曲あるっすよね。あれとか、あれとか、あれとか……」って。

(DJ松永)うぜえ(笑)。

(R-指定)ホンマは構ってほしかっただけの超ファンのな。

(DJ松永)でも、こういうパターンって往々にしてあるよな。

(R-指定)多い。実はファンで悪口を書くやつ、おんねん。

(DJ松永)めちゃくちゃファンで、その自分の思いが成就しなかったから、キュッと寝返って100%のヘイターになるパターンというのは往々にしてたくさんある。どのアーティストにも……たぶん俺らにもいるだろうし。他のアーティストにも絶対にいると思う。

(R-指定)で、結構ヒップホップのファンって、多い。ヒップホップのファンはこういう人、結構おる。

(DJ松永)ジブさんとか大変そうだな。

(R-指定)そう。ジブさんとかディスられているの、結構ジブさんが実際に相手をしたら、それが構ってほしかっただけの人だったっていうことも結構あるし。

(DJ松永)「ありがとうございます」みたいな感じで完全に喜んでいる感じね。

(R-指定)おるおる。ネットとかで絡んでいるやつとか、結構おるねんな。相手をしてほしいだけのやつな。

(DJ松永)きっしょ!(笑)。ああ、きっしょ!

(R-指定)フフフ、本音が出たね(笑)。

<書き起こしおわり>

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