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佐久間宣行 草なぎ剛主演『アルトゥロ・ウイの興隆』を語る

佐久間宣行 草なぎ剛主演『アルトゥロ・ウイの興隆』を語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0
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佐久間宣行さんが2020年2月12日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中で草なぎ剛さん主演の舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』を紹介していました。

あとね、今日はせっかく録音だから。仕事ばっかしてて他に映画とか見てないから、もう映画とね、舞台の話をしたいんだけども。もう1個、見た舞台があって。それが草なぎ剛さんの舞台で、『アルトゥロ・ウイの興隆』っていうのがあって。これがすごいんだよ。

ドイツ演劇の巨匠のベルトルト・ブレヒトっていう人の舞台なんだけど。ヒトラーが独裁者として上り詰めていく過程をシカゴのギャングに置き換えたの。だからシカゴのギャングが上り詰めていく過程……名前も全部違うんだけど、やったことを全部見てみるとヒトラーがやったことなのよ。

ヒトラーをシカゴのギャングに置き換えて描く

で、演出の白井晃さんが劇中の音楽をジェームス・ブラウンに全部変えているの。だからファンクの音楽と共にギャングが上り詰めていく様をやるのよ。で、しかもやるのが草なぎさんで、元SMAPだから。めちゃくちゃカリスマ性があって、歌って踊ってが超かっこいいの。だから、悪人がヒーローで「かっこいいな!」って思っちゃうの。その「かっこいいな!」って思っちゃう観客がそれを「かっこいいな!」って思った瞬間に字幕が降りてきて。「それをヒトラーに置き換えると、ヒトラーはこういうことをやりました」っていう。

で、観客の俺たちはドイツ国民なわけ。だからめちゃくちゃ熱狂して、かっこいいなと思うところに演出で冷水をふっかけるという。「そういう気持ちを利用してヒトラーはオーストリアを併合しました」とか。だから、もう人々を支配するウィっていうギャングを魅力的に描くこと、カリスマ的な指導者を描くことによって、独裁政治の怖さを体感させるっていう。だからメタフィクションなのよ。

魅力的なカリスマギャングを描くことで独裁政治の怖さを体験

ただ「ヒトラー、怖いな」じゃなくて、「これをかっこいいと思っちゃう俺たちって、怖くない?」っていうのをやっていって。最後、めちゃくちゃかっこいい音楽が鳴って、観客がブワーッと熱狂するんだけど……その時にヒトラーの「大衆を操るには熱狂させればいい」みたいな、そういうタイプの名言が降りてくるの。それで「うーわ!」ってゾワゾワゾワッとしたまま帰るっていう。これね、すごいよ。

<書き起こしおわり>

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