みうらじゅんと高田文夫 2019年流行予想を振り返る

みうらじゅんと高田文夫 2019年流行予想を振り返る ラジオビバリー昼ズ

みうらじゅんさんが2020年1月20日放送のニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』に出演。高田文夫さんと1年前に予想した2019年の流行予想のその後について話していました。

(高田文夫)そこでですね、去年の1月に来ていただいた時にですね、「2019年はこれが来る!」と、この番組の生放送で言っていただいたんですよ。一応、ちょっとおさらいしておきますよ。3つ、挙げてましたね。まず第3位は……。

(松本明子)こちら、台湾でブームだったという「角煮」。

第3位:角煮ブーム

(みうらじゅん)ああ、角煮。今、この字面見て思い出しましたけど。

(高田文夫)ああ、1年間忘れてました? ほったらかしでしたか?

(みうらじゅん)あの、たしかに去年、僕は台湾に行ったんですけど。台湾の博物館で角煮を作った石のものが展示してあったんですよ。

(松本明子)おっしゃってましたね。

(みうらじゅん)それのグッズが出ていたんですよ。それを大量に買って、そのあと僕に角煮ブームが来た!ってもう予感したんですよ。

みうらじゅん 台湾・故宮博物院 角煮(肉形石)を語る
みうらじゅんさんが文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ』で台湾・故宮博物院の至宝・角煮(肉形石)についてトーク。お土産の角煮スノードームなどについて話していました。 (みうらじゅん)今日、あれなんですよ。俺、この間、台湾に行ったんですよ。...

(高田文夫)帰ってきてすぐだから余計に頭にね。

(松本明子)記憶に新しい感じで。

(みうらじゅん)それでね、調べてね。僕、美味しい角煮の店、東京で行ったんですけど。

(松本明子)探したんですか?

(みうらじゅん)あまり美味しくなかったですよ。

(高田文夫)えっ、角煮を前面に出す店ってあるんですか?

(みうらじゅん)角煮が売りだったですね。

(高田文夫)あるんですか? 「角煮の美味い店」って。

(みうらじゅん)でも、大して好きじゃないなっていう……本物は。形状が好きだっただけなんじゃないかとは思いましたね。

(高田文夫)ふふふ、どういう人なんだよ(笑)。

(みうらじゅん)ちょっと脂っこいですね。歳にはキツいです。はい。

(高田文夫)じゃあ、ちょっとこれはペンディングですね。第3位は。

(松本明子)そして第2位でございます。峨眉山。

(みうらじゅん)峨眉山ですよね。

(高田文夫)これ、なんでしたっけ? 相撲取り?

第2位:峨眉山ブーム

(みうらじゅん)違います。山ですね。これ、峨眉っていうのはきれいな美しい人の眉毛のように真っ直ぐに伸びているみたいな意味らしいんですよ。

(高田文夫)村山富市みたいな感じ?

(みうらじゅん)あの人、きれいな人なのかはわからないですけど……眉毛はきれいでしたね。で、これは中国の四川省にある峨眉山っていうっていうところで。これは普賢菩薩っていう方の聖地とされていて。そこに去年、行ったんですよね。で、そこで先ほど言ったシックスパッドをいとうさんと二連鳴らしっていうのをやって。まあシックスパッドの方を言えばよかったんですけど、山の方を言っちゃったもんで。

(高田文夫)言っちゃったんだよね。去年、ここで。

(みうらじゅん)まあ、山なんですよ。

(高田文夫)その後、マスコミでは一切「峨眉山」という文字は見ませんよね?

(みうらじゅん)ああ、ここ1年?

(高田文夫)ここ1年、私も雑誌や新聞を読みましたが、この文字は見ませんね。

(みうらじゅん)自分の書く文章にはもう頻繁に出てきたんですけどね?

(高田文夫)自分の書く文章だけでしょう? ブームっていうのはそうじゃないですから。個人じゃいけない。広がりがないと。それをブームと呼びますから。

(みうらじゅん)ああ、なるほど。それはちょっと勘違いしていたみたいです。

(高田文夫)じゃあ角煮、峨眉山と来て……。

(松本明子)第1位は「マイ遺品」。

(高田文夫)これは来ていますよ。知っています。

第2位:マイ遺品ブーム

(みうらじゅん)これは自分もこういうタイトルの本も出しましたので。これからはやっぱりね、物を捨てるのではなくて、残していこうっていう。まあの時代に逆らうがごとくね。で、残すためにはやっぱり遺族が困るわけで。自分はいいじゃないかっていうことになりますけど、遺族が困った時に「マイ遺品」という名前をつけとけば、「こんなガラクタ」って言われなく済むし。マイ遺品でカテゴリー分けを今からしておいて。「これは何のために集めたのか?」っていうことを残しておくんですよ。

(松本明子)そうか。残しておかないとね、わかりづらいですからね。

(みうらじゅん)そうすると1日、2日はあるじゃないですか。その後は焼却されるに決まってるけども。まあ、その抵抗ですよね。抵抗のためのネーミング。

(高田文夫)なるほど。それがマイ遺品ね。これはちょっと残りましたね。

(みうらじゅん)これは残りましたよね。

(高田文夫)これは見事に残っていますね。じゃあ、いよいよドキドキする今年のズバリ予想に行きますので。その前にちょっと1曲……。

<書き起こしおわり>

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