星野源 大河ドラマ『いだてん』完結を語る

星野源 大河ドラマ『いだてん』完結を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2020年1月7日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で無事最終回を迎えた大河ドラマ『いだてん』について話していました。

(星野源)あ、そうだ。『いだてん』の話をしましょうね。『いだてん』の最終回の話もしていませんでした。メールが来ています。神奈川県川崎市の方。「『いだてん』、初回から最終回まで完走しました。ドラマを1クール見るのも希な私ですが、宮藤さんの脚本なら絶対に面白いという確信と源さんご出演のニュースに後押しされて見始めて、1話も欠かすことなく楽しく見続けることができました。

物語終盤で壁に直面するたびに登場する平沢さんは回を追うごとに表情が柔和になっていって、オリンピックを面白いと感じているように見えました。第46回のマダム(菊枝さん)キラーっぷりは永久保存版です。

前回の放送で源さんが『宮藤さんのお芝居が好き』とおっしゃっていたのが伏線のように感じられました。源さんは宮藤さんが最終回にご出演されることをご存知だったんでしょうか?」。ああ、そうですね。知っていましたけど、特に伏線というわけではなかったです。

「……追伸。昨日(月曜日)の宮藤さんのラジオでアシスタントさんを通じて源さんが『宮藤さんのお芝居が好きだ』とお話されていたことが伝わっていましたよ。宮藤さんいわく、『俺、芝居全般は上手いよ、そりゃあ』とのことです」。ちょっと恥ずかしいよね。先輩が好きだということが伝わる……恥ずかしいですね(笑)。やめて? あの、うーん(笑)。宮藤さん、「俺、芝居全般上手いよ、そりゃあ」って話しているの、面白いですよね。そういうことじゃないんですけどね。「芝居が上手いから好き」っていうことじゃないんですけどね。話の流れとしては。まあでもいや、嬉しいです。ありがとうございます。

そうですね。『いだてん』、よかったですね。前にお話をしたと思いますが『いだてん』、2018年から撮り始めていたので。2018年の一番最初の1話の平沢さんという僕の役が英語でしゃべるくだりを撮った段階で「英語って面白いな!」って。その英語でしゃべる長ゼリフがあって。それで目の前には英語が母国語というか、しゃべれる人たちがいっぱいいて。その人たちがすごく拍手してくれて褒めてくれたという。なんかその経験があって、そこから……まだその時は全然ワールドツアーとかも考えてなかったし、『Same Thing』という英語の歌詞の歌を作ろうとも全然考えていなかったですけども。

平沢和重役で英語スピーチ

そこらへんからなんかその、「あれ? 英語って遠くないんじゃないの?」っていう……英語って結構遠いっていうイメージがあったんだけども。「あれ? もしかして遠くない? コミュニケーション、取れるかも?」みたいな。なんかそういうことを思うきっかけになった大事な役でございます。平沢さんという役は本当に調べれば調べるほど、本当に素敵な役で。

正直、平沢さんを主人公にしたドラマというものができるんじゃないかっていうぐらいいろいろな面白いことをされていたし、いろいろな大事な局面ですごい大事なことをされていたという方なので。でもそこは全然描かれていなかったので、どこかでそれが描かれるような作品が出てきたらいいな、なんて思いました。そんな感じで『いだてん』、見てくださった方、ありがとうございました。面白かったですね。うん。

<書き起こしおわり>

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