カンニング竹山 M-1グランプリ2019を振り返る

カンニング竹山 M-1グランプリ2019を振り返る たまむすび

カンニング竹山さんがTBSラジオ『たまむすび』の中でM-1グランプリ2019を振り返っていました。

(赤江珠緒)あと、師走らしいことと言えばM-1グランプリ、ありました。

(カンニング竹山)昨日、ありましたね。盛り上がってたね。

(赤江珠緒)ミルクボーイさん、やっぱり面白かったなー!

(カンニング竹山)面白い。めちゃくちゃ面白い。で、なにげに僕、すごいのはかまいたちだと思う。あんなきっかけしかない、あんなはじめの導入をあれだけ広げて。それであれ、2人のニンもわかるじゃない。2人の個性も出るし。あんな漫才の技さ、めちゃくちゃ上手いよね。もうかまいたちの漫才を見てる時、ちょっと怖くなっちゃって。上手すぎてっていうか。で、なおかつ大爆笑じゃない?

(赤江珠緒)そうそう。今年はまたね、審査員の方も「レベルの高いわ!」って仰ってましたけどね。面白かった。

(カンニング竹山)で、ぺこぱもね。

(赤江珠緒)ぺこぱさんは竹山さんの事務所の後輩なんですって?

ぺこぱ・サンミュージック入りの経緯

(カンニング竹山)うちなんですよ。今はね。その前まではオスカーっていう事務所にいたんですけど、オスカーがお笑い班を解体したから。で、解体して、なんかうちに入りたいみたいな。で、ぺこぱの上にTAIGAといううちの芸人がいて。これもオスカーから昔、やってきたんですよ。で、TAIGAの弟分みたいなのがぺこぱで。だからぺこぱもオスカーからうちに入りたいっていうのを言ってたんです。で、それを俺が聞いてたから、俺のAbemaの番組で生放送中にゲストで出たから。もうここで、カメラの前で生放送で言っちゃえばさ、決めちゃえば会社はもう断られないじゃん?

(赤江珠緒)フフフ(笑)。先に既成事実を作っちゃったってことですか?

(カンニング竹山)そう。だから生放送中に俺がえらそうに、いかにも「俺が決めた」みたいなフリして。「ぺこぱ、お前、うちに入りたいんだろ?」「入りたいです」「じゃあ、うちに入れ。俺が言ったら決定だから」って(笑)。何の権限もねえくせに。「サンミュージックは俺が言ったら決定だから、入れ!」ってえらそうに言って。

(赤江珠緒)ああ、そうなんですか?(笑)。

(カンニング竹山)だから視聴者の人は俺が入れたみたいになっているんだけども。本当はその裏で印牧(サンミュージックマネージャー)に連絡して。「印牧? ちょっとぺこぱ、言っちゃったけど大丈夫?」って(笑)。「言っちゃったの?」みたいな(笑)。

(赤江珠緒)ああ、そうなんですね(笑)。でもあのぺこぱさんの優しい漫才ね。楽しかったなー。

(カンニング竹山)そう今の時代にね、突っ込まないっていうのは合っているね。

(赤江珠緒)あと、私が響いたのは「間違いはふるさ」っていう(笑)。「そうだ! 誰も間違わない人はいない!」っていうのは「ああ、響く!」と思いましたよ。ぺこぱさん(笑)。

(カンニング竹山)本当に今の時代ですよ。そうですね。でも良かったね。でもさ、漫才がこんな盛り上がるってすごいよね。なんかやっぱりM-1って、なんなんですかね。すごいそんな時代なんですね、今。

(赤江珠緒)でもやっぱり完全に師走の風物詩みたいになってますもんね。その流れ……ゆず湯とかも全部トータルで「ああ、師走だな」って今回、思ってましたもん。この週末。

(カンニング竹山)赤江さんはM-1、やっぱり関西人だから。そして元ABCだから気になるっていうこと? お笑いが好きだから気になるの?

(赤江珠緒)やっぱりね、元関西人。で、大阪とか関西に住んでた時はやっぱり漫才を見る機会がすごい多かったですよ。なんかそのお正月なんてずっとやってるし。お正月以外にも何か定期的に結構、漫才の番組があったんですよね。だから結構漫才師さん、タレントさんとしても活動されてる方が多いですし。だから芸人さんがものすごい、一番身近な芸能人みたいな感じで見ていましたから。

(カンニング竹山)ああ、なるほどね。だからか。

(赤江珠緒)だから、M-1も絶対に見ようって感じ最初からずっと。

(カンニング竹山)なるほどね。俺はひとつ、これはブレちゃいけないなと思ってるのは、俺もその世界にどっぷりいるからさ。芸能界にいるからさ、やっぱりM-1が気になって。M-1のチャンピオンが誰かとか、誰が面白いとか、誰がすごいとか。常に入ってきて、そればっかりで。昨日のM-1なんかを見ても「いや、みんなM-1でしょう」って。ややもすると日本国中で全員がM-1に興味あるっていう風に思うわけですよ。でも、前もちょっと言ったかもしれないけども。俺の(単独公演の)『放送禁止』を一緒に作っている、主夫をやっている……奥さんは働いて、そいつは子育てと家事をやっている中田っていうやつがいるのよ。昔は芸人だったけど、いまは芸人じゃなくてね。

(赤江珠緒)うん。

(カンニング竹山)で、そいつと前に話してる時にそいつが「M-1なんか、俺の周りのママ友は誰も気にしないですからね!」っていう。うちの後輩とかも集めた時にね。

(赤江珠緒)それ、わかる!

「子育てしているママ友は誰もM-1なんて気にしていない」

(カンニング竹山)中田が元後輩たちに「お前ら、M-1、M-1って言っているけども。子育てしてる俺に言わせりゃ、M-1の話なんかひとつも出てこねえからな! お前ら、勘違いするなよ!」って怒っているのを1回、見たことがある。

(赤江珠緒)やっぱりそのコミュニティ、コミュニティの中の流行りってあるから。「これ絶対みんな知ってるよね」っていうことは知らないですからね。本当に。

(カンニング竹山)いや、そうなのよ。「じゃあ、お前、何が流行っているんだ? お前の中心はなんだ?」って言ったら、ごめん。名前は忘れちゃったけども。「朝7時ぐらいからテレビ東でやってる『◯◯パトロール』ですよ!」って。なんか子供のがあるんだって。

(赤江珠緒)そうですよ。歌とかでも「えっ、赤江さん、この歌手知らないですか?」「知らないよ! 私がいま、いちばんヘビーローテーションで聞いているのは『いないいないばあっ!』の『ピカピカブー』だよ! ピー、カー、ブー♪ これだったら踊れるよ!」みたいな(笑)。

<書き起こしおわり>

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