カンニング竹山さんが2020年3月30日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中で志村けんさんの訃報を受け、自身と志村さんとの思い出を話していました。
(赤江珠緒)竹山さん、今週も始まりましたけども。
(カンニング竹山)うん。そうですね。始まりましたけども……今日は正直、ちょっと辛いですね。
(赤江珠緒)そうでしょうね。ちょっとショッキングなニュースも入ってきてしまったんでね。
(カンニング竹山)そうですね。
(赤江珠緒)ちょっと放送をお聞きの皆さんも1回、ちょっとね、頑張れない時は頑張れないし。今、みんな頑張っている状況も続いているから、ちょっと力を抜いた方がいいかもしれないですね。我々もちょっとね、肩の力を……ちょっとね、フーッと脱力で。うん。そういう感じかもしれませんね。
(カンニング竹山)なんか久々にショックというか……今日、ここに来る前にも上島竜兵さんと喋っていたんですけども。まさかこんなことになるとは思いませんでしたから。
(赤江珠緒)ねえ。皆さんもご存知でしょうけども。志村けんさんがお亡くなりになったというニュースが入ってきてしまって。私とかも本当にドリフターズ世代だったんでね。
(カンニング竹山)僕ら、みんなそうですよね。
(赤江珠緒)そうですよね。もうどれだけ志村けんさんにお茶の間で楽しませていただいたか。
(カンニング竹山)どれだけ学校で真似をしたかっていうことですよね。
(赤江珠緒)絵の具のバケツとかを振り回しましたもんね。
(カンニング竹山)それもそうですもんね。ヒゲダンスのあれでね。
(赤江珠緒)もう水を入れては回したり。
(カンニング竹山)「アイーン」だって何度やったかっていうことでしょう? 「だいじょぶだあ!」って何度言ったか。変なおじさんだって何度もやったしね。
(赤江珠緒)「ババン、バン♪」とかってね。本当にだからそういうのを考えると……。
(カンニング竹山)子供の時から当たり前のようにいた人でしたから。ちょっとやっぱりなかなか辛いですよね。で、そんなに密にお付き合いがあったわけじゃないですけども、何度か飲みに連れて行ってもらったりとか。
(赤江珠緒)ああ、竹山さんは特にね、そうかもしれない。私なんかは拝見しているだけだったんで。
(カンニング竹山)だから今、思うと一番ありがたかったのは昔、ここでこの間も復活したけども『生はダメラジオ』っていうのを深夜にやっている時、言ってもいないことを……「竹山が志村けん師匠の悪口を言った」みたいなことがインターネットでブワーッとなったことがあったんですよ。それを竜兵さんが気を使ってくれて。それで竜兵さんが「今、師匠と飲んでいるから話しに来れば?」って言ってくれて。それで急いで話しに行って。「いや、師匠。実は今、ネットで言ってもないことが勝手にこうなっているんですよ」「ああ、気にするな」って。
(赤江珠緒)ああ、そういう風にどんどんと又聞きみたいに伝わっちゃって?
(カンニング竹山)そう。師匠は全然怒ってないんだけども。「ネットで勝手にこんな風になっちゃっているんですよ。こんな時代になっちゃって」「ああ、そういうことか。気にするな。じゃあ、今写真を撮ってそれを俺のブログに上げれば終わりだろ?」「ああ、はい。いいんですか?」「それをやれば終わりだろ?」って。それで師匠と僕の写真を撮って、それを師匠がのっけてくれて。それで収まるとか。
(赤江珠緒)ああ、そういうこともあったんですか。
(カンニング竹山)そう。「ネットとかがガヤガヤ言うのも気にするなよ、お前」「はい!」って。そこから飲みに行って。それで、二軒目にカラオケに連れて行ってもらったのかな? 吉幾三さんを歌っていて。それがすごくこう、頭に思い浮かびましたね。まあ、他の芸能の方、いっぱいかわいがってもらった方がいるんで。まだまだ思い出がいっぱいあるでしょうからね。でも、ちょっとね……。
(赤江珠緒)そうね。関わってなくても思い出がいっぱいある方だけにね。みんなね。
(カンニング竹山)そうね。やっぱりお笑い界のドンみたいな人ですから。やっぱり辛いですね。
(赤江珠緒)本当ですね。
<書き起こしおわり>