吉田豪さんがTBSラジオ『たまむすび』その筋の話の中で爆笑問題 太田光さんを紹介。爆笑問題といろいろあった玉袋筋太郎さんとトークを展開していました。
吉田豪インタビュー企画:爆笑問題・太田光「逆に言うと、いまネットがなくなったら俺は生きていけない… (58 users) http://t.co/STYwcaD2cO 18件のコメント http://t.co/aMmrJpfKFD pic.twitter.com/px100RKy6f
— はてなブックマーク::Hotentry (@hatebu) 2015, 5月 26
(小林悠)そんな、今日なんですけども。どなたのその筋の話かといいますと?
(吉田豪)はい。ここでぜひとも話したいというね、爆笑問題の太田光さんの話を。
(玉袋筋太郎)おおー。インタビューしたんだもんね。豪ちゃんね。
(吉田豪)玉ちゃん、仲良しでね。
(玉袋筋太郎)そうですよ。おなじ杉並区民ですしね。
(吉田豪)阿佐ヶ谷でね。ご近所さんでね。
(玉袋筋太郎)そうです。元総理とはね。はい。これ、いいんじゃないですか。
(吉田豪)(笑)
(小林悠)トゲがありますけどね。
(玉袋筋太郎)そんなことないですよ。
爆笑問題太田光 あらすじとその筋
(小林悠)ないですか?ええ。では、そんな太田光さんのあらすじとその筋をご紹介しましょう。1965年、埼玉県のお生まれで現在50才です。88年、田中裕二さんと爆笑問題を結成し、渡辺正行さん主催のラ・ママ新人コント大会でデビューすると、その場で芸能事務所太田プロダクションにスカウトされます。その後、事務所を独立すると、93年、奥様の太田光代さんが立ち上げたタイタンに所属。次の都市にGAHAHAキング 爆笑王決定戦で10週勝ち抜きし、初代チャンピオンになると、以降テレビ、ラジオ、舞台などで大活躍。現在はJUNK爆笑問題カーボーイや、爆笑問題の日曜サンデーとTBSラジオの人気番組をご担当されています。
(玉袋筋太郎)売れっ子だねー。
(小林悠)そうです。そして、吉田豪さんの取材に寄りますと、太田光さんのその筋は、その1、芸人太田光にタブーなしの筋。その2、ネット住民にはなかなか笑いが伝わらない筋。その3、価値観を変えられたビートたけしさんの筋。その4、チャップリンとバスター・キートン、両方に憧れている筋。その5、相方田中裕二さんへのダメ出しはラジオでやっちゃう筋。その6、太田邸で開催。真夜中のUNOの筋と、6本の筋が張ってらっしゃいます。
(玉袋筋太郎)おおー、6本ね。うん。
(吉田豪)なにか言いたそうですね?(笑)。
(玉袋筋太郎)いやいや、なんもねえって!
(吉田豪)なんもないですか?大丈夫ですか?
(玉袋筋太郎)なんもないですよー!うん。
(小林悠)(笑)。全部なんか意味を見出しちゃうんですけどね。
(玉袋筋太郎)『価値観を変えられたビートたけしさんの筋』ねえ。うーん。いいっすよね。
(吉田豪)変えられたんじゃないですか?
(玉袋筋太郎)あ、僕も変えられましたよ。はい。価値観を変えてもらいましたよ。ええ。
(吉田豪)どっちがちゃんと変えられたのか?っていう。
(玉袋筋太郎)どわー!豪ちゃんにジャッジされちゃうのかなあ?うん。
(小林悠)(笑)
(玉袋筋太郎)どっから行くか?
(吉田豪)1個目から行きますかね?
爆笑問題太田光にタブーなし
(玉袋筋太郎)1からね。『芸人太田光にタブーなしの筋』。
(吉田豪)はいはい。これ、DMMニュースっていうその、DMMのニュースサイトで取材したんですけど。このインタビュー行った前日の爆笑問題の日曜サンデー。これ僕、毎週聞いてるんですけど。ゲスト出演した温水洋一さんのいじり方、完全に間違えていて爆笑したんですよ。
(玉袋筋太郎)ああ、これね。うん。
(吉田豪)大事故が起きていたんですよね。
(玉袋筋太郎)おおー。
(吉田豪)温水さんがゲストで来て、まず、『温水さんに聞きたいことがあるんですよ』って感じで。大人計画の話をずーっと聞き続けていたんですけど。あれ、やっちゃいけないんですよ。
(玉袋筋太郎)ああ、やっちゃいけない?アウト?
(吉田豪)アウトっていうか、まあ一応ね、経歴的には大人計画出身ですけど。デリケートな感じで辞めているっぽくて。世間的にはなぜ辞めたか?一切伝わってないぐらいな感じで。だからみんなそこをいじらないようにしてるんですよ。なるべく。
(玉袋筋太郎)じゃあ太田総理は、なに?確信犯で行っちゃったの?
(吉田豪)なにも知らなかったみたいです。
(玉袋筋太郎)知らないで行っちゃったの?
(吉田豪)で、普通だったらそういうことを突っ込んで、田中さんがフォローするんですけど。田中さんも知らないで。で、もっと言うと、スタッフも誰も知らなかったみたいで。
(玉袋筋太郎)(笑)
(小林悠)もっと調べましょうよー!
(玉袋筋太郎)豪ちゃんは知っているわけだもんね。
(吉田豪)知ってるから、ラジオですぐに実況ですよ。『大変なことになっている、いま!』っていう(笑)。『ずーっと大人計画の話、掘ってるよ!』って言って。
温水洋一に、大人計画と松尾スズキと宮藤官九郎とグループ魂の話ばかりを振り続ける爆笑問題。
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) 2015, 4月 12
(玉袋筋太郎)(笑)
(小林悠)ヤバい!ラジオ聞いて!っていう。
(吉田豪)で、やっと大人計画の話が終わった。松尾スズキさんの話とかをずーっと掘っちゃって。『松尾さんとモメてるはずなんだよ・・・』って思いながら。ずーっとハラハラしてて。で、『やっと松尾さんの話が終わった!』と思ったら、『グループ魂とかはどうなの?』って言って。『そこなんてもっと接点ないわ!』と思って。
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)あり得ない、これ!っていう。
(玉袋筋太郎)いっちゃうねー!下調べとかないってことなのかな?
(小林悠)資料とかはどうなんでしょう?ないってことなんでしょうか?
(吉田豪)太田さん、でも結構そういう感じで。相手に挑むタイプみたいなんですよね。
(玉袋筋太郎)あ、野面で行くんだ。
(吉田豪)だからこその事故も起きるし、おかしなこと、よくありますよ。
(玉袋筋太郎)まあ自爆すること、あるんだよな。地雷踏んじゃうことっつーのは。
(小林悠)でも温水さんはぜんぜん大人の対応で?
(吉田豪)大人の対応で。だから温水さんがそんなに、大人の対応で生放送でそこまでそういう話をするのが新鮮で。深い話は一切してないんですけど、スリリングで面白かったんですよ(笑)。
(小林悠)(笑)。知ってて聞くと面白いですよね。
(玉袋筋太郎)聞き応えあるねー!
(小林悠)それはまったく太田さんは野面でやってしまったわけで?
(吉田豪)そうですね。ただ、そういうのを聞いたら、『本当にそれを知らずにやっていたんだけど。知っててもやったと思う』っていう感じで。
(玉袋筋太郎)ああー!
(吉田豪)『まあ、それぐらいだったら問題ないだろうし』っていう感じで。
(玉袋筋太郎)だって、とくダネ!のね、頭のことをイジったりとかしてたもんな。
(吉田豪)積極的にイジりますよね。まあ、『あれはセッティングが悪い』って言ってましたけどね。
(玉袋筋太郎)ああ、セッティングが。
(吉田豪)たけしさんがいて、とくダネ!の人がいたら・・・そりゃイジるでしょっていう。誰が最初にイジるか?みたいな、ねえ。戦いじゃないですかっていう。
(玉袋筋太郎)どっちが先にピストルを抜くか?っていう。
(小林悠)(笑)
(吉田豪)どっちが早いか?(笑)。
(玉袋筋太郎)早撃ちだ。おっ!って。
(吉田豪)しょうがないですよね。
(玉袋筋太郎)美味しい。でも、『セッティングミス』っていいね(笑)。上手いよ、それ。
(吉田豪)(笑)。でもそこで、やっぱり太田さんが異常だと思うのが、ラジオで・・・まあ週刊文春でちょっと前にメリー喜多川さんのインタビュー記事が載って。
(玉袋筋太郎)読んだよ!俺も。
(吉田豪)ねえ。一部で話題になったんですが、まあメディア上ではほぼ話題になっていないんですよ。当然。デリケートなんでしょうけど。で、あの中で『飯島呼んできて、飯島』ってメリーさんが言うのがあったんですが。これをラジオでネタにして、モノマネし続けてるの、太田さんだけなんですよ(笑)。
(玉袋筋太郎)まあな!
(小林悠)なんですか、それ?(笑)。
(玉袋筋太郎)これはすごい。
(吉田豪)あり得ない。で、そのたびに田中さんが真顔になって怒るっていう。『いい加減にしろよ、お前!』って(笑)。
(小林悠)笑いがない(笑)。
(吉田豪)最高で(笑)。
(玉袋筋太郎)うん。『飯島呼んできて』は、これはね、やっぱりなかなか踏まないよね。そこは。
(吉田豪)踏まない。踏まない。
(玉袋筋太郎)虎の尻尾だから。うん。
(吉田豪)でも、太田さんの中で『ジャニー社長とかはシャレの通じる人だから全然大丈夫』っていう認識で、そういう話してて。『トシちゃんとも、「ジャニー社長は本当に何でもOKないいおじさんだ」って話している』っていうんですけど。
(玉袋筋太郎)ほうほう。
(吉田豪)で、今回このインタビューやって、原稿チェックが独特だなと思ったのが、こういうようなデリケートな、一般のたぶん芸能界ではデリケートとされる話がこのへんじゃないですか。
(玉袋筋太郎)うん。まあ、そうだな。
(吉田豪)このへん、削られる覚悟でしてるんですよ。削られる覚悟でしている話、結構多くて。僕、ダウンタウンの松本さんの話を振ったりとか。
(玉袋筋太郎)振るね、また!
(吉田豪)そのへんが全部OKで通っていて、何を削られたか?っていうと、これを読んだら太田光代社長が怒るかも?っていうところを削るんですよ(笑)。
(玉袋・小林)(笑)
(吉田豪)タブー、そっちなんですよ!
(玉袋筋太郎)カミさんなんだ。へー!
(吉田豪)そう(笑)。最大のタブーがそっちで。
(玉袋筋太郎)ファーストレディを怖がっているわけだ。
(小林悠)社長というより、奥さんっていう方が強いってことなんでしょうかね?
(吉田豪)そこの関係性が特殊で面白いですよ。うん。
(小林悠)へー!そういう1人の奥さんとして・・・
(吉田豪)事務所としても面白いですね。まず、そこを、『あの、ちょっとここ、デリケートなんで、ここを削らせてもらっていいですか?』って。他、もっとデリケートな話、いっぱい載ってますよ!っていう(笑)。
(玉袋筋太郎)あるだろう?アウトだぜ、それ、ほとんど。うん。カミさんなんだね。へー!
(小林悠)そうなんですね。面白いな-。
(吉田豪)だから、いろんな騒動が起きている時に、だから太田さん、ある程度腹をくくっている人で。ネットで叩かれたりしている時も、『刺しに来いよ』ぐらいの覚悟はあるっていう話をするんですよ。『いつでも来いよ』って。ただ、そういうことを言うことによって、結局それによって、それの対応をするのが事務所側だから。事務所側に抗議の電話が来たりとか、刺しに来る人が実際に来たらどうなる?みたいな感じで対応しなきゃいけなくなるとかで。『結果、俺が怒られる。だから嫌なんだよ』っていう。
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)だから嫌だから、『上に怒られるぐらいだったら来てくれ!』っていう話なんですよ。
(玉袋筋太郎)ああー!
(吉田豪)『要は、そういうバッシングよりも何よりも、いちばん怖いのは光代社長ってことですね?』って言ったら、『そういうことなんだよ!』って(笑)。
(玉袋・小林)(笑)
(小林悠)かわいらしい!
(玉袋筋太郎)ねえ。そういうのがあるんだね。それぞれの夫婦間っつーのは、あるんだ。問題が。
(小林悠)玉さんの家もね(笑)。いろいろあるみたいですけど。
(玉袋筋太郎)まあまあ、家のノリコは、うん。まあ・・・
(吉田・小林)(笑)
(玉袋筋太郎)家の山の神の話はもう・・・怖い怖い怖い。うん。
ネット住人になかなか笑いが伝わらない
(小林悠)で、その2なんですが。いまもちょっとお話出ましたけど。ネットでね、ラジオでちょっと言った話がウワーッ!と拡散してってことが、最近普通ですけど。
(吉田豪)まあ、僕も拡散している側の人間ではありますけども。
(玉袋・小林)(笑)
(吉田豪)僕の拡散の方法には、太田さんにも言ったんですけど、理由があって。僕は、『いまラジオを聞いてください!』っていう拡散なんですよ。
(玉袋筋太郎)おおー!
(小林悠)聴取率。ありがとうございます。
(吉田豪)聴取率アップの活動なんですよ。『いま、事件が起きてます!』っていう(笑)。
(玉袋筋太郎)現場より。
(吉田豪)そうです。そうです。すぐ速報して・・・っていう感じで。
(玉袋筋太郎)即時性だよね。
(吉田豪)だから、後からまとめるサイトとかがよくあって。それが役に立つ部分も僕もあるんですが、ただ、その空気感をまとめる能力が正直言ってないじゃないですか。
(玉袋筋太郎)うん。
(吉田豪)放送で聞いていればギャグだってわかる部分が『(笑)』もないまま、まとめられてる感じとか。
(玉袋筋太郎)あるねえ!やたら、あるねえ!うん。
(吉田豪)それによる事故が結構ある、じゃないですか。
(玉袋筋太郎)結構もなにも、ネットとか見てるのかね?あの総理は。
(吉田豪)あの、太田さんはネット大っ嫌いな人ですね。ネットの悪口をこのネットニュースのインタビューで散々言うっていう(笑)。
(玉袋筋太郎)(笑)。本末転倒だろって。
(吉田豪)ということをやった結果、これがニコニコニュースというところに転載されまして。で、ニコニコ動画の愛好家の方々が読んで、大激怒ですよね。
(玉袋筋太郎)あらー!
(吉田豪)『太田許さない!』みたいなものがずーっと続くんですが、インタビューの中を読んでないんですよね。中で、そういうような話を散々してるのを読まずに、見出しだけで反応しちゃっている感じの、そのネットの弊害っていうのをそのまま表しちゃうような状態になって。ああ・・・っていうね。
(玉袋筋太郎)(笑)。厄祓い行った方が、いいな。うん。
(吉田豪)(笑)。だから、本人も散々『ネット嫌いだ』って言いながら、『調べ物とか買い物ではネットを利用するし・・・』って。ネット最高な話もあるんですよ(笑)。
(玉袋・小林)(笑)
(吉田豪)『まあ、言っちゃえばネットなかったら、俺は生きていけないけれども・・・』って話も自分でしてるんですけどね。
(玉袋筋太郎)なるほどね。でも、依存まではしていないと。そこまでの依存っていうかね、そこ中心にこう、見てるとか、物事を考えちゃうっていう。
(吉田豪)まあだから、調べ物とか実用的な方で使っているっていう。だから、日曜サンデーで『安倍っていう馬鹿野郎』って言って大炎上した件がものすごい最近は話題になったんですけど。
(玉袋筋太郎)だから、面倒臭えと思ってるのかね?
(吉田豪)そうですね。だから結局太田さん、『わざわざこうやって説明するのも馬鹿らしいっていうか嫌なんだけど・・・』って言うんだけど。で、太田さんが田中さんの頭を叩いたら、『それはイジメだ』って言われるけど。それは叩いている俺が馬鹿だなっていう風にイジってほしいようなことで。『お前、いま叩くようなところじゃないのに、何やってんだ?』みたいな。っていう部分を笑ってほしいとか、突っ込んでほしいっていうことなのに。
(玉袋筋太郎)うん。
(吉田豪)だからね、安部首相についても、『何言ってるんだ、この馬鹿!?』って言ってほしいっていう(笑)。
(玉袋筋太郎)ああ、そういうことだよな。
(吉田豪)それを超える感じで、素の、『お前、いい加減にしろよ!』ってなっちゃうのが嫌だっていう。
(玉袋筋太郎)うん。わかる!
(吉田豪)『お前の方が馬鹿なんだよ』って。だから、村上春樹の批判とか、しょっちゅうやってるんですよね。ラジオで。クソつまんないとか。あれも要は、『お前の方が本、売れてねえだろ?』っていうのをまず言ってほしいっていうのが。
(玉袋筋太郎)『お前が言うな!』っていうところを含めて。
(吉田豪)『お前の小説、なんなんだよ?』がまずベースにあるんですよ。
(玉袋筋太郎)『マボロシの鳥』みたいな。
(吉田豪)そうそうそう(笑)。
(玉袋筋太郎)ブックオフに売りましたけれども。
(吉田豪)(笑)。なんで?お互いに本を贈り合う関係なのに。
(玉袋筋太郎)いや、そう。
(小林悠)そこまで説明しなきゃいけないのもちょっとね・・・
(玉袋筋太郎)そう!それも野暮なんだよ。うん。だからここまで総理が・・・
(吉田豪)『「ボケなのに」っていうことを・・・』っていうね。
(玉袋筋太郎)手の内を明かすというか。そこまで俺に言わせるなっていうことなんだろうな。そうか。
(吉田豪)ややこしい時代なんですよね。
(小林悠)本当、それはちょっと大変だなと思いますけどね。
(吉田豪)ややこしい時代問題で言うと、最近で言うと、このラジオの音声をね、動画サイトに上がるパターンって前からありますけど。最近、その音声を5分くらい抜粋して刺激的なタイトルつけてアップするっていうのが増えてきて。
(玉袋筋太郎)嘘?
(小林悠)ええっ!?
(吉田豪)そうなんですよ。で、その刺激的なタイトルで検索して。検索した本人が、もう10年ぐらい前に話した僕の話とかで、『ぜんぜんこれ、違うじゃねーか!』って怒って抗議の電話をかけてくる怖い人がいたんですよ。
(小林悠)ええっ!?
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)本当に迷惑じゃないですか。で、10年前のディテールで話しているのであって・・・っていう。
(玉袋筋太郎)そうだよな。それをいま見てよ、反応されても、それは困っちまうよな。
(吉田豪)『これ、なんとかなんないのか?』って言われて。で、これ実は太田光代社長も、僕、太田光代社長のを話していたのをそんな感じでたぶんまとめられて。ご本人が聞いて。電話かけてきて。『あれ、誰かが勝手にやっていることでしょ?私が抗議して消してあげようか?』って言われたこともあるって言う。
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)僕と太田光代社長の特殊な関係っていうね。
(玉袋筋太郎)すごいねー!おもしれえ!さあ、続いて?
(小林悠)でも、玉さん、言いたいことあるんじゃないですか?たけしさんのことについては。
(吉田豪)ですよね。
価値観を変えられたビートたけし
(玉袋筋太郎)ああ、『価値観を変えられたビートたけしさんの筋』。おおー、これもやっぱ、ねえ。触れないわけにはいかないもんね。うん。総理にはね。
(吉田豪)そうですね。だから元々ね、欽ちゃんが好きだったのに、たけしさんが出てきたことによって価値観が変わって・・・みたいなね。まあ、音楽ではサザンが同じ時期で。それまではアリスの大ファンだったのがガラッとね。ハンド・イン・ハンドだったのが変わっていった、みたいな。
(玉袋筋太郎)うん。サザンになった。
(吉田豪)そうですね。で、最近、TVタックルでたけしさんと欽ちゃんの話をしたってことで。欽ちゃんがいかに残酷なのか?っていう話で意気投合してったわけなんですけども。
(玉袋筋太郎)そうらしいな。
(小林悠)残酷ですか?欽ちゃんが。
(玉袋筋太郎)欽ちゃん。『欽ちゃんファミリー』って言ってるんだよ。欽ちゃんファミリーとたけし軍団っつったら、どっちが残酷か?って言ったら、軍団の方が残酷だって感じ、するじゃないですか。
(小林悠)イメージ的にね、なんか裸でスキー場走ったりとかね。
(吉田豪)ひどい目に合わされて・・・みたいな。
(玉袋筋太郎)本当だよ。こんな芸名を付けられて・・・みたいな。
(吉田豪)あっちはファミリーなのにね、軍団だもんね(笑)。
(玉袋筋太郎)軍団だもん!アーミーだもん!
(小林悠)みんな一軍人ですから。
(玉袋筋太郎)そうなんですよ。
(吉田豪)ところが、本当、欽ちゃんファミリーのファミリー感のなさって異常なんですよ(笑)。
(玉袋筋太郎)そうなんだよ!それは怖いよ!
(吉田豪)ぜんぜん家族じゃないんですよ(笑)。
(小林悠)あらららら・・・
(玉袋筋太郎)なんかね、仮の家族だね。あれは。岸辺のアルバムだね。
(吉田豪)あ、そうですね。流されてますね。
(玉袋筋太郎)流されてると思うよ。
(吉田豪)軍団の方がファミリー感、ありますよね。
(玉袋筋太郎)まあ、軍団の方が一枚岩は一枚岩だよね。
(吉田豪)そうですね。なにかったら師匠を守ろう!みたいな感じがすごい・・・
(玉袋筋太郎)あるけど、見栄張にはそれがないと。
(吉田・小林)(笑)
(小林悠)具体的に出さないでくださいよ。
(玉袋筋太郎)西山浩司さんにはあるのか?みたいなね。うん。どうなってるんだろうね?ここは。それ、やっぱり価値観を変えたんだ。うん。
(吉田豪)そうですね。でもやっぱ、そのへんのやり方がたけしさん、上手かったですよね。ドリフと欽ちゃん、どう倒すか?がテーマで。で、欽ちゃんにはたぶんすごい真面目なつまらない感じの芸人だ、みたいな感じのイメージを植えつけたたけしさんが上手かった気がするんですよ。
(玉袋筋太郎)まあ、たしかにね。視聴率、当時100%男っつって。うん。『100%見られるお笑いなんて、面白いわけねーんだ』っていうようなことを言ってたよね。『どうせなら俺は、1ケタでも、ちゃんと喜んでくれる人が見る番組を作りたい』とはよく言ってたよね。負け惜しみでね。
(吉田豪)(笑)
(玉袋筋太郎)そういうことを言うんじゃない。聞いてたら俺、やられちゃうから。うん。本当ですよ。
(吉田豪)でも、この対照的なようで、でもやっぱり欽ちゃんの方が凶悪だったりする部分も含めて面白いですよ。
(玉袋筋太郎)まあ、たしかにな。
(吉田豪)そうなんですよ。だから、談志さんとかたけしさんとかの方が悪いイメージがついているけど、逆ですよねっていうね。
(玉袋筋太郎)ああー!
,
(小林悠)でもほら、24時間テレビで欽ちゃん、ランナーとかしてましたよね?そういうチャリティーのイメージとか。まあ、やっぱりそれはファミリーのイメージがあるからじゃないかな?とも思ったんですけど。そういう意味ではないんですか?
(玉袋筋太郎)あんまりそれはないんじゃない?だって実際、ゲストが来た時に、あんまりそんな風に言わなかったじゃん。
(小林悠)まあ、結構サラッとはしてましたけどね。うん。
(玉袋筋太郎)サライならぬ、サラリだよね。本当。
(小林悠)サラリ(笑)。
(玉袋筋太郎)サラリーだったりしてね。実は。ほしいのは、みたいな。
(小林悠)ほしい(笑)。いろいろ考えちゃいます。
幻の浅草キッド VS 爆笑問題対決
(玉袋筋太郎)不思議な人だからね。大将は。さあ、じゃあ続いてどうしようか?『チャップリンとバスター・キートン、両方に憧れてる筋』。これは太田光さんがね。
(吉田豪)でも、ねえ。正直、あれじゃないですか。この筋だったら、僕、幻の浅草キッド戦の筋の方が聞きたいですよ。
(玉袋筋太郎)ああー、いいよ。そう来ますか?
(吉田豪)あれ、だってたまむすび発アングルじゃないですか。
(玉袋筋太郎)そうなんだよね!東スポの記者の方が。どうやって1面を取るか、教えてやる!っつって。俺がそのね、対戦要求をブチ上げたわけですよ。
(吉田豪)はいはいはい。
(玉袋筋太郎)そしたら見事、ねえ。東スポの1面、取れたわけですよ。で、『どうだ、小林さん。こうやって世間とプロレスしてくんだ!』と。
(吉田豪)してましたよね。で、向こうのね、太田光代社長も乗ってきてくれてね。
(玉袋筋太郎)そうそうそう。で、まあこれ、やることに。
(吉田豪)太田さんも乗り気でしたもんね。
(玉袋筋太郎)ねえ。『やってやろうじゃねーか!』って。あっ、これ面白えプロレスになってきたなって。まあ、プロレスなんだけど、真剣勝負かもしれないしね。
(吉田豪)だから打ち合わせのないプロレスっていう、僕らがいちばん好きなやつじゃないですか。
(玉袋筋太郎)まあ、たしかに。なんか始まっちゃったぞ!?みたいな。
(吉田豪)なんとなく、お互いの空気感で合わせていくけど・・・っていう。
(玉袋筋太郎)初期猪木ゲノム的な。なんかそういう。
(吉田豪)そうそう。大好きなやつですよ。
(玉袋筋太郎)危なっかしいな、これ!っていう。
(吉田豪)どう転ぶかわかんないっていう。
(玉袋筋太郎)わかんないっていうところで結構盛り上がったんだけど、まあ俺がちょっとね、うん。
(吉田豪)なにがあったんすか?
(玉袋筋太郎)話、聞いてない!っていう・・・
(吉田豪)なにがあったんすか?(笑)。
(小林悠)突っ込みますねー。
(玉袋筋太郎)だって浅草キッドと爆笑問題っつったらさ、田中と太田、玉袋と水道橋博士。この4人しかいないわけだよ。
(吉田豪)4人ですね。田中さんが怒ったんですか?
(玉袋筋太郎)いや、田中は怒ってないと思うな。田中は怒ってないな。で、『聞いてないよ』ってことだよ。『聞いてないよ、お前』っていう。
(吉田豪)だからプロレスやるんだったら、ちゃんとね、じっくりやろうよってことですよね?
(玉袋筋太郎)そうそう。で、まあ俺としては、本当に真剣勝負!って煽っといて、うん。なんか大喜利やったりとか、熱湯風呂入ったりとか。そういう戦いをイメージしてたんだけど。みんな漫才で、ガチンコ対決。
(吉田豪)潰し合いじゃねえのかよ!?っていう(笑)。
(玉袋筋太郎)そうそうそう。それでね、儲けちまおうって俺は思っていたわけさ。
(吉田・小林)(笑)
(玉袋筋太郎)そうですよ。それをちょっと急に、カチーッ!っと。『真剣勝負だから。俺はもうこの半年、仕事を止めてその一戦にかける!』って。
(小林悠)ということになっちゃった?
(吉田豪)だから、その戦いのモチベーションも本気だったわけですよね。
(玉袋筋太郎)そうそうそう。もちろん、その意地の張り合いだから。俺、好きだけどね。そういったことは。
(吉田豪)そのへんの調整が上手くできれば、またやれる気はするんですよ。僕。
(玉袋筋太郎)ああー、できるかね?
(吉田豪)っていうのを煽りたくて、太田さんも煽ってきたんですよ(爆笑)。
(玉袋筋太郎)(笑)
(小林悠)ええーっ!?
(吉田豪)やりましょうよ!っていう(笑)。
(小林悠)嘘?言ったんですか?太田さんに?
(吉田豪)さんざん言いましたよ。
(玉袋筋太郎)この、放火魔!吉田豪!
(吉田豪)(笑)
(玉袋筋太郎)いや、面白いよね。
(吉田豪)ファンは見たいですよ。どっちも好きなんですよ。
(小林悠)えっ、なんて言ってました?
(吉田豪)いや、太田さんはぜんぜんいいんですよ。『田中がな・・・』って言っていて(笑)。
(一同)(爆笑)
(玉袋筋太郎)やっぱね、背が低いやつはダメだ!チビはダメだ!おい。
(吉田・小林)(笑)
(吉田豪)最高なんですよ、そういう関係性が。また(笑)。
(玉袋筋太郎)また、いいねー!うん。
(吉田豪)田中さんが意外とガチだっていうのは有名ですからね。
(玉袋筋太郎)まあな。
(小林悠)真面目なんですよね。
(吉田豪)真面目とも、また違うんですよ。田中さんの方が口が悪い問題っていう。
(玉袋筋太郎)キラー田中。キラーだからな。あれの方が。
(吉田豪)ちょっと前に僕、田中さんと一緒に本を作ったんですけど。あの、すごかったですよ。原稿チェックで削られた部分のキラーぶりのすごさっていうね。
(玉袋筋太郎)おおー!いい話だね。
(吉田豪)ぜんぜん太田さんより口悪いですよっていう(笑)。
(玉袋・小林)(笑)
(吉田豪)毒舌、どっちだ?っていう話ですよ。
(玉袋筋太郎)それはツービートでビートきよしの方がすごいっていう話だ(笑)。
(吉田豪)すごいんですよね。『常識ないの、どっちだ?』っていう話ですよね。
(玉袋筋太郎)それはもう、ビートきよしさんですよ。
(吉田豪)(笑)。たけしさん、常識人ですよ。ぜんぜん。常識わかった上で、どう踏み外すか?を考えてる人じゃないですか。
(玉袋筋太郎)そう。きよし師匠はないから。コンプライアンスって。法令遵守がないからね。
(小林悠)でも、ガチで外しかねないと。きよしさんの方が。
(吉田豪)そうです。
爆笑問題田中裕二へのダメ出しはラジオで
(玉袋筋太郎)でも、そこがまた面白い。我々。近くにいる人間からすると、ハラハラするところが面白い。うん。さあさあさあ、じゃあこれ、なんだ?その5。『相方田中裕二さんへのダメ出しはラジオでやっちゃう筋』。これ、やっぱりコンビ関係だよね。
(吉田豪)コンビ関係で。だから、実はものすごいね、太田さんが伸び伸びとやっていて、田中さんが常識人でやっているみたいなイメージじゃないですか。真逆って言っちゃうとあれですけど。ものすごい気つかってるんですよね。太田さん(笑)。
(玉袋筋太郎)あ、総理の方が。
(小林悠)田中さんにですか?ええーっ!?そう見えないですよね。
(吉田豪)『これを言うと、田中キレるから言わないでおこう』みたいなのがいっぱいあって・・・みたいな(笑)。
(玉袋筋太郎)おおー!
(小林悠)いっぱいですか?
(吉田豪)いっぱいあって。で、プライベートとかで言うとぜったいに大変なことになって何時間も引きずるから、溜めに溜めてラジオで言うらしいんですよ(笑)。だからたまにラジオで明らかにガチなことを言って、田中さんもガチで怒って、みたいなことがよくあるんですよ。それは、そういうことなんですよね。普段言えないからなんですよ(笑)。
(小林悠)そういうことか!
(玉袋筋太郎)これなんだよね。まあ、これはお互い50才っていうのがいいんだ。うん。5才違ったりすると、これができなかったりするんだ。うん。
(吉田豪)なるほど。誰の話ですか?
(玉袋筋太郎)いやいやいや!
(吉田・小林)(笑)
(玉袋筋太郎)5才ぐらい違うとそういうことが。だから本番中でやっちゃえば、そこでガス抜きができたりする・・・
(吉田豪)だからそういう場があればいいんだと思うんですよね。
(玉袋筋太郎)そうなんだよな。
(吉田豪)場を作りたいですよね。誰の話かわからないですけど(笑)。
(玉袋筋太郎)(笑)。それね、豪ちゃん、あれだよ・・・博士にインタビュー申し込んだら断られたっていう。
(吉田豪)(笑)
(小林悠)えっ?そうなんですか?
(吉田豪)まっ、もう1個、行きますよ!まだ行きます。大好きです!
(玉袋筋太郎)行こう行こう行こう。
太田邸UNO対決
(吉田豪)じゃあ、最後のね。
(玉袋筋太郎)最後。『太田邸で開催』。
(小林悠)UNO?UNOやったんですか?
(吉田豪)僕、光代社長を何度も取材してるんですけど。2回目に取材した時に、そのまま自宅に拉致されて。で、太田さん、寝ていたのに起こされて。一緒に飲んだりとかあったんですけど。その後も太田さんが寝ている時にご自宅に呼ばれて。目の前をララア・スンみたいな歩き方をする光代社長の後を僕が歩いて行くようなことが何度かあって。で、今回の取材の後もそうだったんですよ。3人で食事して、そのまま『家に来て』って言われて。
(玉袋筋太郎)首相官邸に。
(吉田豪)で、太田さんが最近、ずっとUNOとかもしてくれないで、ぜんぜん遊んでくれないってボヤいていて。ずっと言ってたんですよ。『昔はかくれんぼとかしてくれたのに、ぜんぜんしてくれない』っていう。で、3人でUNOとブラックジャックやったんですよ。
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)ところがその時も、光代社長が『吉田さんがいるから、付き合っているだけ。これも』みたいな感じで(笑)。大変。もうずーっと、太田さんのフォローですよ。
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)『大丈夫!太田さんはちゃんとしてますよ!』みたいな。『俺、なにやってるんだろう?』と思いながら。大変なんですよ。だから僕、太田光代社長に『吉田さんと結婚しなおしたい』って実はイベントで言われたことがあって。
(玉袋筋太郎)そうだよな。
(吉田豪)それを僕、太田さんにテレビ番組の収録で報告したこともあって。僕、太田光代社長をお姫様抱っこしたこともあるし。『お姫様抱っこしないと帰らない』って言われて、僕が飲んでいる時にお姫様抱っこして車に入れたっていう流れが。
(小林悠)そんなことが!?
(吉田豪)そういうようなことを太田さんに言った流れがまず、ありまして。で、今回、3人で飲んでいる時に『吉田さんと結婚しなおしたい』って言われて、『どうしよう!?』と思って(笑)。
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)自宅で(笑)。
(小林悠)どうしたらいいんだろう?
(吉田豪)さんざん、もう、『僕はこの2人に仲良くしてほしいんです!この2人が大好きなんです!』っていう(笑)。『この2人がイチャイチャしている感じが大好きなんです!』って。
(玉袋筋太郎)このねえ、夫婦のかすがいが吉田豪っていうところがいいよね。
(小林悠)本当ですね(笑)。
(吉田豪)完全にいま、そうなっていて。23年飼っていた猫が亡くなっちゃったので、猫を介して会話してるような感じがちょっとなくなっちゃってるんですよ。だから、3人で食事した時に、すごい思ったんですよ。完全にこれ、僕を介して会話してるっていう感じで。僕が太田さんに話を振ったりとか、ずーっとこれをやっていて。
(玉袋筋太郎)まあ、どこの夫婦も一緒だな。ウチも犬を介してしゃべっているしな。で、やっぱこう、冷戦とか激しい戦争になった後は俺、友達連れて帰るもんな。
(小林悠)ああ、やっぱりそのかすがいとして。
(玉袋筋太郎)うん。
(吉田豪)で、ちなみに今回の原稿チェックが太田光代社長に回った時から、明らかに光代社長が太田さんと夫婦喧嘩が始まった感じが・・・
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)『吉田さんのせいよ』みたいなことが書いてあって。
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)こんだけ気をつかったのに、原稿チェックでまた問題が・・・って(笑)。
(玉袋筋太郎)(笑)。いいねー!まあ、知られざる裏側が見えたみたいだね。
(小林悠)本当ですよ。
(玉袋筋太郎)3Dプリンターで出来上がったみたいだよ。うん。夫婦像が。いやー、仲良くしたいもんですな。
(吉田豪)そうですよ。いろんな意味でね。
(玉袋筋太郎)いろんな意味で仲良くしましょう!
<書き起こしおわり>