宇多丸 梅宮辰夫の訃報を語る

宇多丸 梅宮辰夫の訃報を語る アフター6ジャンクション

宇多丸さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で亡くなった梅宮辰夫さんについて話していました。

(宇多丸)そういう健康面の話で行きますとみなさんもご存知かもしれませんが、梅宮辰夫さん。この番組だと快適生活の商品、食べ物でカニなんかのおすすめコメントなんかもいただいていたりしましたけども。梅宮辰夫さんが亡くなられて……言わずと知れたというか、東映の特にヤクザ映画なんかであれでしたけども。僕的には、実はライムスターと梅宮辰夫さんは非常に薄めではありますが、ひとつ関わりがございまして。

(宇内梨沙)はい。

(宇多丸)梅宮辰夫さん主演の『不良番長』シリーズというのがありまして。これのシリーズ10作目『不良番長 口から出まかせ』という1970年の作品がありまして。野田幸男さんが監督で東映の作品で。バイクなんかに乗って。まあヘルズエンジェルス風というのかな、そんな感じで。ちょっとコメディタッチで暴れたりするという映画なんですけども。

(宇内梨沙)ええ。

(宇多丸)それのセリフをサンプリングした僕らの1995年に出したセカンドアルバム『EGOTOPIA』収録の『口からでまかせ』という曲があって。これ、ちなみにキングギドラ、SOUL SCREAM……キングギドラは「本邦初公開」なんて言って。K DUB SHINEさんとかZEEBRAさんとかいますけど、キングギドラはこの曲で初めて登場したという。

(宇内梨沙)へー!

(宇多丸)『口からでまかせ』という1995年のアルバムに入っている曲があって。

(宇内梨沙)キングギドラにとってはこの曲がはじめましての曲だったんですね。

(宇多丸)SOUL SCREAMもたしか、その前はパワーライスクルーっていう名前だったのがSOUL SCREAMっていう風に名前を変えて……という。本当に90年代の日本のヒップホップシーン盛り上がりをひとつ、象徴するようなポッセカット。要するに仲間とマイクを回してくような『口からでまかせ』という曲があって。その中で「口からでまかせと行こうぜ」っていうセリフがあって。それをサンプリングしたいなって。そういう映画からのサンプリングみたいなの、アメリカのヒップホップでもよくやっていて。やっぱり日本でヒップホップをやるなら日本映画。僕もいろいろ好きで知っているから、たとえば……っていうのでこの『不良番長 口から出まかせ』をサンプリングしたいなと。

(宇内梨沙)へー!

(宇多丸)それでまあ、許可をちゃんと取ろうとしたわけです。それで東映とかいろんなところに問い合わせて。監督の野田幸男さんのところにも行ったのかな? いろいろやって。でも、みなさん口をそろえるのは「辰っちゃんがいいならいいよ」っていう。そういうような感じで最終的には梅宮辰夫さんのところに……直接ではないですけども、お伺いを立てたところ、快諾していただいてという。『口からでまかせ』という曲がありました。

RHYMESTER『口からでまかせ』

(宇内梨沙)うんうん。

(宇多丸)でも、その節はお世話になりましたというのもありますし。特に『仁義なき戦い』シリーズとか諸々、東映ヤクザ映画というか、実録ヤクザ映画物というのに対する思い入れに関してはたぶん、この番組の裏にあたるんでしょうかね? 杉作J太郎さんの『痛快!杉作J太郎のどっきりナイト7』でたぶんものすごくいい話をしてくれたりしていると思いますんで。Radikoのタイムフリー等でそちらも聞けると思いますんで、聞いてみてください。

<書き起こしおわり>

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