宇多丸 志田こはくの『ゴジュウジャー』初登場回で落涙した理由を語る

宇多丸 志田こはくの『ゴジュウジャー』初登場回で落涙した理由を語る アフター6ジャンクション

宇多丸さんが2025年12月1日配信のTBSラジオ『アフター6ジャンクション2』放課後ポッドキャストの中で『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』第40話にユニコーンブラック役として初登場した志田こはくさんを見て、落涙してしまったと話していました。

(宇多丸)守安くん、当然今週ビッグなトピックとしては『ゴジュウジャー』ですね。

(守安D)昨日、日曜日ですね。

(宇多丸)『ゴジュウジャー』、改めてここまでのあらすじを言っておきますと……まあ、ひとつにはブラック役を演じられていた方がちょっとスキャンダルというか。ツーアウトっていう感じで。まあ、ちょっと僕はでもね、彼女もね、なんていうか若かったし。だからその管理責任っていうところもあると思うんですよ。だからテレ朝の社長だっけ? あれがさ、「今後は出演者の研修とかもちゃんとやっていく。賠償とかは考えていない」とおっしゃっていて。それは、うん。よかった。それはたぶん要するに大人側の責任っていうところをお認めになったなと思って。それはすごくいいなと思ったし。僕、正直ね、ちょっとこれからする話は僕ら的にはガン上がりだけど。ちょっと本当に心配になっちゃうというか。その、ねえ。今森さん、お若いから。このつまずきはきっと糧になりますよっていう。

(古川耕)もう1回やる、チャンスが出てくるっていうね。

(宇多丸)そう。という風に思います。だから今森さんは今森さんで、なんというかな? 今はちょっとおつらいかと思いますが。

(古川耕)そうね。まず最初にそれ、言っておいた方がいいね。

(宇多丸)健やかに健やかにお過ごしになること。そして今後のキャリアもそれは当然、ありますから。大丈夫ですよっていうことも誰かっていうか、みんな、そこも伝えながらのあれであってくれってちょっと思いますけど。という中で降板された。あとはその戦隊物が今年でね、終わりですよというのが発表されてっていうことで。ちょっとここのところ、暗いというかな?

(古川耕)ザワザワしてましたね。

(宇多丸)だし、2回、3回ほどはちょっとイレギュラー回っていうか。総集編とか、あとオープニングタイトルがね、その降板された方のあれをカットされていたりして。非常に「普通じゃねえな」っていう回だったわけですけど。そこで既に報じられている通り、そのブラック役。ユニコーンブラック・角乃さん役に志田こはくさんというね、これは『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』という3個前の戦隊。私がどハマりした『ドンブラザーズ』、九州まで興行を見に行きましたからね。特にその中でもオニシスター。私もう当時から激推ししてました。志田こはくさんが助っ人というかピンチヒッターとして。しかも違う役ではなくて、その角乃ちゃん役として帰ってくるというか、そのやってくる。ご本人もね、舞台とかやられている中、お忙しい中でということなんですけども。

それで正直だからそのね、我々は「ええっ、志田こはく!? こんなすごいこと、ある?」っていうんで、ちょっと盛り上がっていたわけです。さあ、果たしてその志田こはくさん、どのように『ゴジュウジャー』に入ってくるのか? というあたりに関して、当然のことながら皆さんから大量のメールが……。

(古川耕)そうですね、大量のメールが(笑)。

(宇多丸)いただいています。皆さん、ありがとうございます。その中でも比較的、常識的な分量のメールを選ばせて読ませていただきます。ラジオネーム「ハル」さん。「先日、放送された『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』第40話を見ましたか? ああ、見ましたとも。お待ちかねの一河角乃役、志田こはくさんが初登場回です。志田さんの代役抜擢は宇多丸さんも『考えうる最善では?』とおっしゃっていました。全く異論はないのですが、とはいえどこまで言ってもメタ目線の話であって、一ファンとしては複雑な思いは変わらずありました。やや緊張しながら40話を視聴すると、志田さんが頭から登場したアバンタイトル。映像が一新されたオープニングを見て泣きました。

新たな角乃についてパワフルにサクッと説明し、そのままオープニングの元気なダンスや映像をぶつけてきてアリにしていく勢い」。僕もね、あそこでちょっと涙がこぼれちゃった。本当に。「こんなにもめっぽう明るく突っ走っていくんだなと思うと、自然と涙が出ました。僕の戦隊シリーズの好きだったところがあまりにもアッパーな形で凝縮されているものを見た気がしました。その後の本編もできる最大限の形でバランスを取っていたように思います。これから最終回までの約10話、すっきりと見れそうです」。

でね、「追伸、話は変わりますがブーケちゃんがずっと最高です」。そうなんですよ! まるぴさん演じるブーケさん。僕はもう去年のね、グラビア総選挙でまるぴさんを1位にしてますけど。「初登場から一貫してキャラクターも良いし、演技もいい」。演技、いいですよね! まるぴさんね。「なんだかんだ一番好きなキャラクターです」。わかります! 超わかる! だからそれも含めてちょっとハルさんのメールを選ばせていただきましたけれども。まず、守安くん!

(守安D)志田こはくさん。

(宇多丸)どうでしたか?

(守安D)俺、めっちゃブチ上げましたよ! 最高でした。

(宇多丸)あの最初さ、アバンでさ。

(守安D)アバンからもう最高! もう笑っちゃったし。

(宇多丸)ちょっとまあ、どうだろうね? 理屈は一応、置いとくけど。とにかく「これこれこういう理由で顔が変わりました」というところで。

(守安D)「戻れない!」って(笑)。

(宇多丸)「戻らない! でも、逆に……」みたいなことを言って。で、そこで、ねえ。あのポーズをさ、取って。彼女が。その両方……つまりさ、両方のポーズを取って。「よっ、ユニコーン!」って。これもさ、すごいドンブラ的な。その、鬼ポーズをガッと1本やってユニコーンにして。からの「Go, Winner, No.1!」って来て。もう……。

(守安D)上がる!(笑)。

アバンタイトルでぶち上がる

(宇多丸)で、しかもそのさ、やっぱり短期間で振り付け覚えてさ。それで撮ったスタッフの皆さん。同じようなあの映像をちゃんとやってさ。なんていうのかな? もうみんなが力を合わせてこの『ゴジュウジャー』を救おうとしている感じがさ、もうなんかね。しかもなんかこう、やっぱり底抜けに志田さんが明るいからさ。

(守安D)そうなんですよ!

(古川耕)カラッとしてるんですよね。笑っちゃったな。あれを見て。

(守安D)全然違和感ないっていうのも変かもしれないですけど。最高でしたね。

(宇多丸)だからなんかそこに私はもう落涙してしまいましたし。なんか僕、志田こはくさんね、もちろんそのオニシスター以降……っていうか、『ドンブラザーズ』のみんなね、活躍してくれって思っていて。で、いろいろやってるけど。僕ね、ここで改めてもう1回、「志田こはく偉大なり」を強調できたのは志田こはくファンとしてはやっぱりこれはむしろよかった。今森さん、すいません。今森さんのことは案じてるけども。志田こはくファンとしてはもう1回、「そうだよな。やっぱり志田こはく、やべえ!」ってなるのはすごく良かったと思いますね。変顔も。

(守安D)変顔、最高です。最初のオープニングの。あれ、いいわー! してくれたわー。

(宇多丸)で、オニシスターポーズからのユニコーンポーズで。もう、そこで泣いちゃう。で、中の話も俺、今回すげえ良かったと思う。なんかさ、あとさ、みんなも気合が入ってるっていうか。ここですっげえ楽しい回にするぜ!っていう。まず前半ね。「楽しい回にするぜ!」っていうその感じがみなぎっていて。ねえ。あの竜儀とさ、志田さんのコンビ、良くない? あの並び、すごく良くなかった? 2人でふざけてるところとか。

(守安D)テンポ感、いいな!っていう。

(宇多丸)そうそう、すげえいいなと思ったし。あと、やっぱり吠くんがもう今、コメディシーンが最高だからさ。超怖がってるところとかさ、最高だったしさ。と思ったら後半でね。

(守安D)後半、動きましたね。ついにブーケさんの回が。

(古川耕)なかなかね、俺もちょっといきなり見たから。「ああ、こんなに……」って。

(宇多丸)まずさ、今回あのライブシーンとかすげえ曲、良くなった? あれ、出してほしいよね。すげえ良かったしさ。ずーっと懸案だったことがさ。

(守安D)そうなんですよ。ここが、ずっと10話ぐらい……もうちょっと前かな? ぐらいからずっと引っ張ってきて。これが次回で。

(宇多丸)あと、ほら。それこそブーケさんとしてはずっと推してたわけだから。知らずに推してたわけだから。いやー、これね、本当にさ、これはハルさんおっしゃる通りさ、まるぴさん、いいよね。

(守安D)めちゃくちゃいいです。

ブーケ役・まるぴ

(宇多丸)まるぴさん、演技もいいし。これ、すいません。ファンだから。ファンの贔屓目目線かもしれないけど。なんかね、人柄の良さが出てるんだよ。まるぴさん、ああいうこう、コミカル演技みたいな。ねえ。コミカル演技上手い人って、なんか人が出ない?

(守安D)出ると思います。めちゃくちゃまるぴさん、いいなと思いますね。見ちゃう。そう。見ちゃう。目で見ちゃうんですよね。まるぴさん。追いかけちゃうというか。

(宇多丸)次回、ちょっとどうなるのかな? もう今やね、あれですよ。そのもう「話はいいからお前ら、幸せになってくれよ」案件。「もういい。もういいから!」って。

(守安D)でもあと10話ぐらいしかないって思うとな……。どうなるんだろうと思いつつ。志田さんもあと10話。もう熱い。マジで面白い。

(宇多丸)はい、ということでございます。

(中略)

(宇多丸)あと、これも。「チビ」さんもね、志田こはくさん復活について。「なんだか懐かしさも感じる志田こはくさん演じる角乃のナレーションから始まるアバンでこの数週間、複雑な気持ちで『ゴジュウジャー』を見ていた人も、久しぶりに見た人も、一瞬で笑顔にしたであろう令和ナンバーワンコメディエンヌ志田こはくの名演より一気にテンション爆上げ。そしてかなり厳しいスケジュールの中で撮影したであろうシーンがオープニングに。コンバットRECさんがXでつぶやいていましたが、 NHK の方は早く志田こはくさん主演の朝ドラを撮るべき」。わかるー!

(古川耕)なるほど。朝によさそうですね。

(宇多丸)わかる! 国民的ヒロインになるべき!

(古川耕)ちょっとコメディノリの強いね。

志田こはく・NHK朝ドラ待望論

(宇多丸)似合う! 見たいー! 志田こはく、見たいー! でも、あり得るよね。だってそんな、『ばけばけ』。髙石あかりさん。『ベイビーわるきゅーれ』から来てるんだからさ、全然ない話じゃないよね。戦隊の方が全然メジャーなぐらいだもんね。そんな、だってさ、元からさ。子供も見てますし。そうそうそうそうそう。いかがですか?

(古川耕)でもこの『ゴジュウジャー』と『ドンブラザーズ』の関係っていうと、脚本家目線で言うと要は父娘の助っ人関係もあるわけで。これも熱いですよね。

(宇多丸)そうそうそう! ということで『ゴジュウジャー』、残りカウントダウンに入っていますが。非常に楽しみな展開になっております。志田こはくさん、そしてまるぴさん。私は今、推しが2人いて非常に幸せな状態。あと吠くん。最高でございます。っていうか、みんな最高。

(守安D)ギンちゃんもいいです。

(宇多丸)そう。今回、お化け屋敷回はジジイがさ、ジジイ姿だったじゃない? それがすごいやっぱ良かったですね。「腑に落ちない」って言ってましたけどね。ありがとうございます。

『ゴジュウジャー』は追ってなかったのですが志田こはくさん登場回を見てみたら冒頭からものすごい明るい&力技でキャスト変更を納得させていて笑ってしまいました。制作陣もキャストもみんなで力を合わせている感が出ていて、とても楽しい回でしたね。宇多丸さん一押しのまるぴさんも含めてこれからの『ゴジュウジャー』、チェックしてみたいと思います!

宇多丸『ゴジュウジャー』志田こはくのゴジュウユニコーン代役発表を語る
宇多丸さんが2025年11月17日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション2』放課後ポッドキャストの中で『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』ゴジュウユニコーン役として『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』で鬼頭はるかを演じていた志田こはくさんが代役決定したことについて話していました。

アフター6ジャンクション2放課後ポッドキャスト・2025年12月1日

タイトルとURLをコピーしました