佐久間宣行 高田文夫との対談を語る

佐久間宣行 高田文夫との対談を語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

佐久間宣行さんがニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中で雑誌BRUTUSで行った高田文夫さんとの対談について話していました。

(佐久間宣行)いま、もう1個あるのはもうすぐ発売かいま発売かわからないけど……ちょうどいま発売ぐらいかな? BRUTUSで「ことば、の答え。」っていう特集があって。あ、明けて今日発売か。そこで「言葉について対談してください」ってなって。「いいですよ。誰ですか?」って言ったら、「高田文夫さんです」って言われて。高田文夫先生と俺、対談すんのよ(笑)。

「えっ、そういうくくりなんですか?」って聞いたら「佐久間さん、違うんです。説明を忘れました。2組対談するんです」「ああ、そういうくくりなんですね」「もう1組は内海桂子師匠とナイツです」って言われて。いや、そのくくりだと俺、高田文夫先生の弟子っていうことになっちゃうから。フハハハハハハッ! 「えっ、えっ?」って思ったのよ。「大丈夫、佐久間さん。内海桂子師匠とナイツ、佐久間さんと高田文夫先生。なのでこれで聞きたいことをなんでも聞いちゃってください」って言われて。質問をいろいろと考えさせられて。

それで高田文夫先生にラジオ終わりでニッポン放送で対談をしたの。それで、質問を考えて待っていたのよ。そしたら高田先生がバッと現れたらそのままずーっとしゃべり続けて。1個も質問させてくんないのよ。フハハハハハハッ! なんなの? あの71歳? めちゃくちゃしゃべるんだけど(笑)。で、もう全然口を挟めない。俺が用意した質問とか全然しゃべれなくて。で、たけしさんのオールナイトニッポンの始まりの話。落語を始めて芸人はだしに……「俺は落語を始めて芸人に負けないぐらいしゃべれるようになったんだ」っていう。で、作家、プロデューサー、演者として八面六臂の活躍をしてきたっていう話で。ほぼ自慢話。フハハハハハハッ!

ひたすら高田文夫先生の自慢話

71歳の速射砲みたいな自慢話をずーっと聞かされて。もう全然止まらないの。で、たけしさんのラジオ。「俺はもともとカンペを出していたんだけど、カンペじゃたけしに追いつかねえからしゃべるようになっちゃったんだよ。そしたらたけしがさ、リズムが出てきて……」みたいな話とか。あと、「俺は最年長リトルトゥースだ」っていう話を始めて(笑)。まあ、そこはばっさりカットになっていたけども(笑)。あと、神田松之丞の悪口。フハハハハハハッ! もうさ、マジで8:2ぐらいで高田先生がしゃべっていて。で、どんどんと機嫌がよくなっていくのよ。

で、最後の方で談志師匠が結構歳を取られた頃に談志師匠が目利きの自信がなくなったと。「俺は現役だけど、面白いのを見分ける目利きができなくなってきたから、お前、たのむわ」って言われて高田先生がその目利きをたのまれたっていう話で。「あれはグッときたね」みたいな話をしていて。「それはすごい話ですね!」っていう。もっと詳しい話は雑誌に載っているけども。

BRUTUS(ブルータス) 2019年8/15号No.898[ことば、の答え。]
マガジンハウス (2019-08-01)

そしたら、「それをたのまれてから20年以上、その役目を引き受けられているのは大変じゃないですか?」みたいに言ったら、「いやいや、でもいまはそろそろそれを引き受けてくれるやつらがいるからさ。宮藤官九郎とか爆笑問題の太田とか、そういう笑いもわかってカルチャーもわかっているやつがいるからさ」って。それで最後にさ、「お前さんもそうだよ」って……「お前さんもそうだ」って言われて。俺、その高田先生からお笑いの目利きに指名されたのね。わかるでしょう、これ?……俺の自慢話。フハハハハハハッ! 高田先生からずっと自慢話を聞いたから、この話だけは1個、したかったのよ(笑)。

<書き起こしおわり>

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