星野源 額を出す髪型に変えたきっかけを語る

星野源 額を出す髪型に変えたきっかけを語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で前髪を分けて額を出す髪型に変えたきっかけを話していました。

(星野源)質問メール、たくさん読んで行きましょう。東京都の方。「最近の源さんのお写真を拝見すると前髪を分けたヘアスタイルに変わったようなのですが、お仕事の関係でしょうか?前髪を下ろしてる姿を見慣れていたので、とても新鮮に見えたのですが、ご本人的にはどちらが気に入っていますか?」。あ、そうなんですよ。そうなんです。特にラジオとかのね、終わった後の写真とかでいつも写真を撮るんですけど。いま、そうなんです。髪型変えまして。

これ、全然仕事は関係ないんです。なんでかって言うと、僕はさっきも話しに出ましたけどくも膜下出血で倒れて、手術を2回してるんですけど。1回目は血管内手術でカテーテルを使って、血管の中からやったんですけど。2回目が開頭手術で頭を開けたんですよ。で、僕の頭の髪の毛の中……カチューシャをはめるようなラインを切って。そこから僕の顔面の肌をバリバリバリと……まあ「バリバリ」と音がしたかどうかわかんないけど剥がして、頭蓋骨を額のところをですね、丸くワカサギ釣りみたいな感じでですね、丸く開けてポコッと開いて。それで脳の中を手術していただき、いまクリップってのがはまっていて。それで僕、いま「完治」って言われてるんですけど。もう再発率は普通の人より低いという。

本当にね、本当に先生方、そして支えていただいた方々に本当にお世話になったんですけど。で、その時にやっぱり、その時に言われたのは「普通、おでこのところを切開した方が本当は楽なんですけど、星野さんは表に出られる仕事なので……」っていうことで。髪の毛の中を切ったんですよ。なんで、いまそのラインは髪の毛が生えないんですね。切っちゃったから。そういうところって毛根がね死んじゃうので。なので、僕はその髪の毛をまず、できる髪型とできない髪型っていうのがあるんですよ。

髪の毛を分けるちゃうと、その髪の毛がない部分っていうのがすごく目立っちゃうんですね。あとはおでこも、おでこ自体に傷はないんだけど、おでこの中の頭蓋骨で丸く開けたっていうところが肌越しにもわかるので。なるべくその前髪は下ろして、おでこも隠して……っていう風にしてたんですよ。で、そんな中で普段、帽子とかかぶっていて。前髪をあげたりとかして帽子かぶってた時に、その帽子を取った際にたまたま、いまのこの髪型になったの。おでこがピッて開いて。で、「ああ、これいいな」って思って。

「なんで俺は傷を隠そうとしてるの?

でも、その「いいな」って思った瞬間に、「ああ、傷があるから隠さなきゃ。ダメだわ」って思ったの。でも、「あれ? ちょっと待てよ? なんで俺は傷を隠そうとしてるの?」って一瞬思って。「いいじゃない。別に傷が見えたからって」っていう風に思って。「じゃあ、もうこの髪型にしよう」って。前髪がずっと下りているのが結構気になっていて。おでこを出したいという感じでもないけど、なんかやっぱり違う髪型にしたいなってずっと思ってたんで。おでこもまあ、そういうところが見えるっていうのもあるかもしれないけど、別にいいやってと思って。

それでこの髪型にしてます。なのでいま、この髪型がなんとなく気に入ってるんで。しばらくこれにはなると思います。あとはね、役とかでまた全然違う髪型になったりするとは思うんで。でもそのその役でも結構おでこを出す役っていうのが続いてたんで。いまの『いだてん』もそうですし、『引っ越し大名!』でもね、ちょんまげにするとどうしてもおでこが出るんで。なんで、もう気にすんなっていうことかなと。仕事の神様もそう言ってるっていう風に思って。なんで、そういう風にしております。質問、ありがとうございます。

<書き起こしおわり>

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