東野幸治　Netflix『ラヴ上等』を語る

（あつむ）それはご本人（新世界の創造主・西野亮廣）が言ったんですか？

（東野幸治）いやいや、これは古い世界の創造主の話（笑）。俺が言うてる。ちょっとだけ変えんねん。その斬新な発想はいらないです。ちょっとだけ変える。だからバラエティ番組、見てくださいよ。恋愛物とかね。恋愛物しかり、なんやろう？　そういう、言うたらドキュメンタリーもしかり。ちょっとだけ、だから目線を変えることによって新しくなるんですよ。

だって恋愛物で言うたら『ラブアタック!』とかさ、あったしさ。関西の番組でいうたら『フィーリングカップル5vs5』とかさ。あと、カーテンで大学生同士、男女がで出会って。パンチDEデートもそう。出会う。で、そこから始まって。言うたら『ねるとん紅鯨団』とか。時代に合ったものが今は、だから恋愛リアリティショーでしょう？　だからやっぱり時代でちょっとだけ変えていくとヒットが近づくっていうこれ、古い世界の創造主、東野様からのお話ですから。ちょっとだけ変えていただいたら。それが今、だから今は家に帰ったらもう『ラヴ上等』がずっと流れてんねん。

（あつむ）「流れてる」とは？

それでもう、MEGUMIさんっていう恋愛番長。今の時代の恋愛番長MEGUMIさんと、言うたら令和の毒舌というか。本音をさらけ出す永野さん。で、真ん中の方はちょっと俺、存じ上げてないですけど。その3人がVを見てるっていう構図になんのよ。全部、ずっと1位になってるから。なかなか素晴らしいね。『ラヴ上等』。だから要は時代時代でちょっとだけ変えるっていう。平たく言うと、ちょっとだけ変えるっていう風に僕はね、思っていて。でも新世界の創造主も、やってほしいけどね。新世界の創造主のリアリティショー。ミュージカルのオーディションを西野様のYouTubeでやっていて。

で、それも言うたらちょっと前でいうとTOKIOさんがやってたそういうボクシングとか……言うたら『ガチンコ！』でバックステージを見せて。涙と苦労と怒りと喜びと悲しみ。人間の喜怒哀楽が全部詰まってるっていうのをやってらっしゃって。で、それも再生回数がすごくてさすがやなと思ってますけど。

それでふと思い出したんですけど。その西野さんのYouTubeの3年ほど前かな？　西野さんにお会いして。「YouTube、俺がやるうとしたらどういうのがしたらええの？」って聞いたことがあるんですよ。「東野さん。もう今からYouTubeしても遅いです。今からはもうね、見る時間はみんな限られてるんですけど。もう、耳ですよ。音声コンテンツですよ」って言って。「ああ、そうなんや。音声コンテンツなんや！　俺、ちょうどラジオをやろう。ラジオしたいって思っていたけれど……」「東野さん、そういうところはやっぱりちゃんと勘がいいですね。今からはそうです。音声コンテンツです」って。で、そのすぐぐらいからあの人、YouTube始めてました。さすが新世界の創造主（笑）。