アルコ&ピース ロサンゼルス・コンプトンの隣町のモーテルに泊まった話

アルコ&ピース ロサンゼルス・コンプトンの隣町のモーテルに泊まった話 アルコ&ピースのD.C.GARAGE

アルコ&ピースのお二人がTBSラジオ『アルコ&ピース D.C.GARAGE』の中で『勇者ああああ』の取材で訪れたロサンゼルスで危険地域コンプトンの隣町のモーテルに宿泊した話をしていました。

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(平子祐希)先週、テレ東の我々の番組『勇者ああああ』でロサンゼルスのロケに行ってきまして。ゲーム関連の大きな発表会、すごい規模のがあって。そっちはオンエアーの方でご覧いただきたいんですが。ロスは僕は10何年前にいとこの家に遊びに行って以来2回目。ちゃんさかは初めて?

(酒井健太)僕はロス、初めてです。

(平子祐希)俺はさ、ロスに行ってその感想を昔、健太にしゃべったことがあるんだよ。「あの風土、乾いたフリーウェイ……ここでロックが生まれた気持ち、俺はわかったね」って言ったらお前に鼻で笑われたんだけど。

(酒井健太)フハハハハハハッ!

(平子祐希)いまもそう思う?

(酒井健太)ただね、「ロスはいい」って平子さん、もうずーっと何十年も前から行っている。でも、マジでよかったね。めちゃめちゃよかった。すごかったわ。

(平子祐希)で、番組がまあ、ロケのお金がないんだろうね。モーテルに泊まったんだよね(笑)。ホテルじゃないんだよ。

(酒井健太)マジでモーテル。本当に映画に出てくるモーテルね。

(平子祐希)住宅街の中のこじんまりとした、2階建てのね。

(酒井健太)いわゆる、殺し屋とか、逃亡犯とかが逃げてくるような。

(平子祐希)なんかの勢いで人を殺めてしまったカップルが逃げてくるようなモーテル。

(酒井健太)すごかったね。あそこのモーテル。でも、貴重だよね。

(平子祐希)貴重。逆にああいうところはね。で、俺は最終日にいとこといとこの家に行くっていうことで。いとこが車でそのモーテルまで迎えに来てくれたんだよ。カナちゃんっていうお姉ちゃんのいとこなんだけど。もう20年以上ロスに住んでいるの。そのカナちゃんがあのモーテルの駐車場に着いて「ああ、祐希。久しぶり! 祐希、このモーテル、やめな」って……。

(酒井健太)フハハハハハハッ!

(平子祐希)「危ない、危ない!」って(笑)。

「祐希、このモーテル、やめな」

(酒井健太)本当に嘘みたいな……夜になるとさ、モーテルの看板のネオンみたいなのがあるんだけど、「ジリジリッ、ジリジリジリッ!」って(笑)。やりすぎ! 嘘だろ、これ?って(笑)。USJみたいな演出。技術、がんばりすぎだろ?っていうような(笑)。

(平子祐希)フハハハハハハッ! あの車の防犯のサイレンが真夜中、しょっちゅう鳴るの。「プープー、プゥープゥーッ!」って。誰かがなにかを毎晩、近くでやろうとうしてんの(笑)。眠れるわけがない。

(酒井健太)本当、お金がないのかわかんないけど、行きも成田から俺ら2人だけ。スタッフなし。

(平子祐希)そう(笑)。アテンドなし。はじめて聞いた(笑)。

(酒井健太)すごくね? 2人だけだよ。

(平子祐希)「成田空港に2人で集合してロスに来てください」って。むちゃくちゃだよ。

(酒井健太)ありえないよ、そんなの。空港、どうしました? 割と時間ありましたよね。まあ、早めに行かなきゃいけないっていうので。

(平子祐希)まあ俺、集合するんだろうなって行って、ちょうど駅についたところで健太からメール入って。「先に着いたんで先に入ってます」って来たじゃん? で、「了解」って言ったでしょう? それでコンピューターみたいなのでチェックインするじゃん? そしたらお前、まだ入ってなかったよ?

(酒井健太)えっ、俺、中に入っていましたよ。

(平子祐希)ああ、本当? そこまで、嘘をついてまで俺と行きたくないんだって思って……(笑)。

(酒井健太)フハハハハハハッ! いや、俺はめちゃめちゃ早く着いて。逆に早く行っているから……。

(平子祐希)コンピューター、処理できてなかったんだ(笑)。

(酒井健太)「どうせ10時間も飛行機あるし。また寝れないし、酒飲んじゃおうかな?」って思って。中に入ってちょっと飲んでたんですよ。唐揚げかなんかツマミにして。そしたら、見たこともないぐらいベロベロの外国人が入ってきて。日本酒をカマしてんのよ。で、俺に絡んでくるのよ。「ハーイ! 俺、名前はJRっていうんだよ。お前、知ってんだろ? 日本の鉄道のあれと一緒さ!」って。「いまので俺が笑うと思った……?」って。

(平子祐希)フフフ、面白えじゃん。いいじゃんよ(笑)。そういうのじゃないの? かわいそう(笑)。めっちゃかわいそうじゃん!(笑)。「いや、旧国鉄かーい!」とか言ってやればいいじゃんよ(笑)。

(酒井健太)フフフ、「芸人、ナメんなよ! 俺、お前に職業、言ってねえよな?」って(笑)。

(平子祐希)そんな意地悪な芸人、いないよ!(笑)。

(酒井健太)ベロベロのやつ、いたわ。JRさん。「これからシカゴに行くんだ」とかって言っていて。それで時計を見て「おお、フライトまで20分だ……」ってなって。で、いろいろとたのんでいたんだけど「キャンセル、キャンセル、キャンセル!」って(笑)。「危ねえな、こいつ……?」って思って(笑)。

(平子祐希)めちゃめちゃ面白えじゃん(笑)。構ってやりなよ(笑)。

(酒井健太)すごいいい人だったけどね。平子さんは?

(平子祐希)俺はほら、怖がりだから。窓口あるじゃん? 時間が来たら「じゃあここから○列の方、入ってください」っていう窓口のすぐ目の前で2時間、ずーっと待っていて(笑)。

(酒井健太)フハハハハハハッ! サムライじゃんか! 俺、それできねえんだよな。

(平子祐希)俺はそれしかできない。どこかで時間を潰しますって怖くてできない。空港って広いじゃん? 下手すると5駅分ぐらい歩くところ、あるじゃん? それが怖いのよ。

(酒井健太)しかも、いつ呼ばれるかわからないし。

(平子祐希)わかんない、わかんない。ダメなのよ。

(酒井健太)たしかに。飛行機の中は? 狭かったよね?

(平子祐希)飛行機……狭かったなー!

(酒井健太)席がバラバラだったんだよね。

(平子祐希)バラバラ。前回、ラスベガスに行った時に隣同士になって。その時に普通のトーンで注意したから(笑)。「隣ってあるの?」って。

(酒井健太)よく、でもあの飛行機、外国人のでっかい体した人でも乗れるなって。俺でも狭いなって感じたのに。

(平子祐希)狭いよ。俺でも狭いけど。で、外国の人って隣の人と肩が触れるの、気にしないから。平気ではみ出し合うし、触れ合うの。それは大丈夫なの。平気でシートも倒すじゃん? 俺、がっつり倒されたからね。

(酒井健太)俺ももう目の前よ。前の人、倒しまくって。

(平子祐希)押し寿司みたいになったもん。

(酒井健太)『キャプテン・マーベル』をこんぐらいの距離で見たからね!

(平子祐希)フハハハハハハッ! ああ、『アベンジャーズ』見てた?

(酒井健太)見てました(笑)。面白かったけど。

(平子祐希)10時間あったからね。俺、あれ見てたわ。前も1回見たけども、健太が出ていた『スマホを落としただけなのに』(笑)。

(酒井健太)フハハハハハハッ! やってました?(笑)。

(平子祐希)そう。なんか日本を離れるから日本の映画を見たくなっちゃって。北川景子、かわいかったなー。

(酒井健太)CAさんがめちゃめちゃきれいっていうね。

(平子祐希)あれ、全員本当にきれいだったよね。あれは……シンガポール航空。めちゃくちゃきれい!

(酒井健太)チャイナドレスみたいなピタッとしたのを着て。

(平子祐希)すんげえ親切だし!

(酒井健太)書いてあったわ。あとで調べたらシンガポール航空、すごい優しくて丁寧だったんだって。外国の航空会社と比べても。

親切・丁寧なシンガポール航空

(平子祐希)機内食で「ビーフかポークか?」って聞かれて。で、俺はポークが食べたくて、飲み物はコーラがほしくて。英語だと「コーク」って言うじゃん? で、俺が「ポーク&コーク、プリーズ」って言ったら混乱し合って。すげえきれいなCAさんと。で、「えっ? ポーク&ポーク?」「ノー! ポーク&コーク」「コーク&コーク?」「ノーノー! ポーク&コーク」ってわかった時にお互いに笑い合うっていう……(笑)。

(酒井健太)フフフ、親切なんだよなー。すごいんだよな。

(平子祐希)かわいかったなー。

(酒井健太)きれいな人、多かったっすね。眠れました?

(平子祐希)眠れなかったなー。

(酒井健太)飛行機、ムズいよ。飛行機で寝るの、ムズいんだよな。

(平子祐希)飛行機の旅慣れの感じ、前の人の倒し具合とかで眠れないよ。全然。だからと言ってこっちは倒せないし。日本人はね、耐え忍ぶ。

(酒井健太)耐えるしかない。こんな目の前でこっちは『キャプテン・マーベル』見てるんだから(笑)。んで、着いて。

(平子祐希)着いて、みんなと合流して、お仕事があって。で、時差ボケがあって、初日も全然眠れなくて。で、俺は夜12時ぐらいに寝て、夜中の2時ぐらいに目が覚めちゃって。

(酒井健太)めっちゃわかるな、それ。

(平子祐希)全然寝れなくて、「これはダメだ」って思って。5時ぐらいに散歩に出たんだよね。で、そこから結構長い時間、歩いたんだけども、迷子になっちゃったのよ。全部の通りが長くてまっすぐで縦と横で並んでいるじゃん? で、風景も同じで全然わかんないじゃん。モーテルの周りが。で、迷子になっちゃって。「ヤベえ、ヤベえ……」って。携帯もWi-Fiとかないし。で、まあ人が歩いていないのよ。やっぱり車社会だから。ブンブン、すっごいスピードで車が通り過ぎるだけで。「うわっ、不安だ、不安だ」って思いながら1時間半ぐらいグルグル回って。ようやく「ああ、この通りは見たことがある」って思った交差点。朝の6時半ぐらいかな? 目の前に酒井健太、ばったり!(笑)。

(酒井健太)フハハハハハハッ! びっくり!

(平子祐希)早朝の散歩、ロスの街角でばったり出会う。

(酒井健太)あんないろんな道があるのにね。あそこで会うかな?って思ったよ。ビビったな。

(平子祐希)普通、日本のどこかでばったり会っても普通に無視じゃん? 無言でただ行き過ぎるだけじゃん? お互いに。でも、そん時ばっかりは「わーっ!」って(笑)。

(酒井健太)マジでビビった。普通に俺も「わーっ!」って言ったもんな。

(平子祐希)「わーっ! なに? 朝の散歩?」「ちょっと俺、コーヒー探していて」「本当? すげえな!」「すごいっすね!」「じゃあね!」って(笑)。

(酒井健太)いや、俺、その状況で異常にびっくりしていたっていうのが、俺も寝れないし5時ごろに出ようって思って出ててさ。歩いていたの。そしたら街の電線にさ、スニーカーが吊るしてあるのよ。

(平子祐希)!

(酒井健太)あったでしょう? それを俺、「あ、おもしろーい!」って思って写真に撮ってインスタのストーリーに上げたら、普段来たことないんだけどシソンヌの長谷川さんからすぐにメッセージが来て。「それ、ギャングの縄張りのところです。酒井さん、逃げてください!」「えええーっ!?」って。

(平子祐希)フハハハハハハッ! そのスニーカーのメッセージが?(笑)。

(酒井健太)そう。「怖っ!」って思って。近くにコンプトンっていう街があって、結構ヤバい街なんだって。そこにモーテルが近いのよ。調べたら。めっちゃくちゃ危ないところだったんだよ。

危険な街・コンプトンの近くにあるモーテル

(平子祐希)だって、お前と会ったじゃん? 「またね!」って言った後で俺、もうちょっと散歩続けたのよ。あそこから1分ぐらい歩いたところに小さい公園があったんだけど、そこにたぶん無名なんだろうけど、ラッパーの写真が置いてあって、周りにロウソクと花が飾ってあって……そういうところだったんだよ。

(酒井健太)俺、その電線の靴を見て、長谷川さんからメッセージをいただいて、俺1回、モーテルに戻って財布を置いてコーヒー代の10ドルだけ持って出て。「財布を持っていたら危ねえ!」って思って。その状況で下向いて散歩をしていたら「おう!」「わーっ!」ってなるよ、俺も。「ギャングかな?」って(笑)。

(平子祐希)でけえギャングが(笑)。

(酒井健太)まさかだよね。

(平子祐希)ねえ。街角で。テンション上がっちゃったな、あの時。で、そのスニーカーじゃないんだけどさ、あの後ももうちょっと歩いていたら、近場にトレーラーハウスが集まっている……あのエミネムの下積み時代みたいな場所があって。「わあ!」って思って、ちょっと中に入っちゃったの。

(酒井健太)あそこに入るの? すげえね! あったあった。

(平子祐希)そしたらさ、みんな庭なんてないんだけど、自分のトレーラーハウスの隣のスペースに屋根みたいな板を貼ったりして。なんかちょっとしたプチ庭みたいな感じで作ったりしていて。「すげえな」って思いながら見ていて。朝が早いから誰もいなくて。そしたら銀色のボロボロに剥がれ落ちたトレーラーハウスの前にポーチみたいなのを作っていて。

顔が本当に小さめのポカリのペットボトルぐらいの大きさのおじいちゃんがポーチに座っていて。バンジョーっていうのかね? ギターの小さいやつみたいなのをポロポロ弾いていて。毛布、ブランケットみたいなのをかけて。で、おばあちゃんがコーヒーかなんかをゆっくりと持ってきているみたいな家があって。「モーニン」って言われて。「モーニン」って返してさ。そこの庭に小さいおもちゃの、子供用の本当にボロボロの時代がかったバスケットゴールが設えられていて。

そこの前に、さっき言ってたようなスニーカーよ。すっげえちっちゃい子供用から大人用までのバッシュが3、40足ぐらい靴紐でくくられて、天井から吊り下げられてるの。よーく見ると、徐々に大きくなるように並べられていて。たぶん息子さんが使っていたバスケのシューズを全部吊り下げて飾ってるよの。

(酒井健太)ええーっ?

(平子祐希)でも、おそらく息子さんはもう住んでいないの。おじいちゃんとおばあさんだけのスペースで、佇まいもそうなの。それを全部……時代的には俺と同じぐらい。ユーイングのバッシュとか子供用のジョーダンとか、ボロボロでもう雨風にさらされているから色とかも全部剥げ落ちているんだけど。下にサボテンとかズラーッと並べられていて。

(酒井健太)めちゃくちゃいいな。

(平子祐希)でも、さすがに「写真を撮らせて」とは言えなかったな。作りでやってねえんだもん。

(酒井健太)やっぱりあいつら、ナチュラルにそういうことをやるからね。

(平子祐希)やるんだよ! めちゃくちゃかっこいいんだけど、「かっこいい」とは思っていないからね。ただの息子の思い出。なんなら、周りの人も「汚え靴をいつまで晒しているんだよ?」の感覚なんだよね。

(酒井健太)ねえ。あれ、すごいよね。アメリカ人って。

(平子祐希)すごい。いや、あれがセットだとしたら、やりすぎ。マジで。

(酒井健太)監督だったら怒るよね、あれ。

(平子祐希)「あるか、こんなもん!」って(笑)。

(酒井健太)「やりすぎだよ、これ。バカ! 変えろよ!」って(笑)。

やりすぎ・アメリカ

(平子祐希)で、さらに道を歩いていたら、身長190ぐらいの双子の高校生ぐらいの男の子がテニスラケット持って、すんげえパツパツの短パン履いて、汗をダラダラでジョギングしてすれ違う時に「グッモーニン!」って。やりすぎ、やりすぎ!(笑)。「これ、俺の脳内だろ?」っていう(笑)。

(酒井健太)想像するアメリカ(笑)。いや、本当にすっごいよな、あの人たち、やっぱり。

(平子祐希)うん。憧れちゃう。

(酒井健太)憧れちゃう。「ハブ・ア・ナイスデイ」って言わないもんね。タクシーに乗って降りた時に「よい1日を」なんて、よう言えん! 日本でやったらさ、頭がおかしいと思われるよね? あれはすごいよ。で、俺はほら、エンゼルスVSドジャースを見に行って。

(平子祐希)行ったよね。俺はいとこと遊びに行っていたから。

(酒井健太)そう。3日目の夜に行って。もう最高。アナハイム・エンゼルススタジアム。

(平子祐希)ナイターだっけ?

(酒井健太)ナイターです。もう早めに仕事終わって。

(平子祐希)そのためにちょっと巻いたもんね(笑)。「もういいだろ?」とかって(笑)。

(酒井健太)演出の板川とか技術さんとかいろんな人と。

(平子祐希)チケットは? 取れたの?

(酒井健太)チケットは取れました。4人で行って、4人並びで。もうギリギリ。

(平子祐希)へー! ああ、そう?

(酒井健太)3階席ぐらいの。結構高いところで。本当にでっかいスタジアムで見下ろすぐらいの。もう中に入ったらテンション上がって。ちょっとプレイボールから始まってちょっと遅れて入って、座った瞬間に前田健太から大谷がホームランみたいな。ドーン! みたいな。すっげー! こんなの見れないわ!って思って。

球場着いていきなり大谷翔平ホームラン

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スタジアム入ってすぐだぜ、、ええ。 #前田健太 #大谷翔平

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(平子祐希)ああ、すごい! だからさ、俺はアメリカの球場に行ったことはないんだけど、日本と違って鳴り物がないでしょう? 応援が。だからボールの音が聞こえるわけでしょう?

(酒井健太)そう。「カチン!」っていう音が聴こえるわけ。

(平子祐希)カチンなんだ。カキーンじゃないんだ。

(酒井健太)やっぱりいいバッターだとすんげえいい音がするの。すごかった。だから鳴り物がないからさ。「ピッピッピッ! ピーッピピッピピピピ、ピーピーピー♪」じゃないのよ。俺の前の熱狂的なドジャースファンがさ、「レッツゴー、ドージャース!」って言うと、それが会場全体に広がっていくのよ。勝てねえ!

(平子祐希)誰に?(笑)。

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隣はかわいこちゃん #let's #go #Dodgers

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(酒井健太)アメリカ! アメリカ、すごい! 悔しいよ! あれがやりたいんだから!

(平子祐希)そうだよね(笑)。で、オルガンみたいな音が鳴るでしょう? 「テーテーテーテー、テーテーテーテー、デレレレッテレー♪」って。

(酒井健太)そう。で、7回には『私を野球に連れてって』っていう歌。

(平子祐希)ああ、いい! あの、子供が映し出されるやつだ!

(酒井健太)もうみんな、大合唱。で、途中で贔屓のチームを言うところがあるのよ。自分たちが応援しているチームを。そこだけみんな大きい声で「ドージャース!」とか「エーンゼルス!」って言うのよ。それがかっこよくてさ!

(平子祐希)いいなー。電光掲示板もさ、わざとドットの荒いアニメーションみたいなの、流れるじゃん? 「アウト!」とかさ。かっこいいんだよなー。

(酒井健太)で、チラッと隣の演出の板川を見たら、テリヤキボウルを食ってたわ。なんにも知らねえくせに。「打ちました?」とか。あいつ、なんにも見てねえんだもん(笑)。で、7回の表かな? それがあって。『私を野球に連れて行って』をみんなで歌うっていう。で、その裏にさ、「キスカム」っていうのがあって。スタジアムのモニターに「キスしろ!」みたいに……。

(平子祐希)ああ、はいはい! カップルを映し出すやつ。

(酒井健太)そう。で、「映ったよ。キスしなきゃダメだってよ?(チュッ)」ってするっていうくだり。あれもさ……。

(平子祐希)あれも毎回あるんだ!

(酒井健太)あるある。ジジイもババアも関係ない。子供だろうとなんだって。

(平子祐希)そうか。子供同士……老夫婦だって映すんだ。チュー、ちゃんとするの?

(酒井健太)もう自分の母ちゃんだと思ったら怖いよ。「マジでやめろよ。お前、キスすんなよ!」って思うよ。

(平子祐希)酒井の母ちゃんだったら指を天国に向けて、エアキスを(笑)。その後でホームラン(笑)。めちゃくちゃかっけえじゃん(笑)。

(酒井健太)かっこいい(笑)。

(平子祐希)でも、そういうテンションなんでしょ、みんな・

(酒井健太)で、途中でこれも嘘みたいなんだけどさ。よくメジャーの珍プレーみたいなのであるけど。たぶんそのカップル、ケンカしていたんだろうけど。あるカップルが映し出されて。映った瞬間に彼氏が「映ってる、映ってる!」っていうんだけど、彼女がもう怒っちゃって「バーン!」ってカバンを投げつけて帰っちゃうの。

(平子祐希)ええっ? 映ってるの?

(酒井健太)それがモニターに映し出されていて。彼氏が両手を上げて「Oh!」みたいにやっていて、ドカーン!ってウケるの。4万5000人が。

(平子祐希)すげえ! だって偶然でしょう? それを映したのは。

(酒井健太)そう。偶然。でも、日本だったらたぶんこのまま終わるのよ。何人か、他のカップルを映して終わっていくんだけど、いちばん最後にそのピンの彼氏をもう1回、映し出すのよ。

(平子祐希)ああ、1人だけのを?

(酒井健太)そう。で、みんなまたウケて。そしたら、上からまたエンゼルスファンの太った男の人がおりてきて、抱きしめてチューするっていう。4万5000人、ドッカーン! 大爆笑!

(平子祐希)すっげえ!

バカウケのキスカム

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アメリカがアメリカし過ぎ #キスカム

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(酒井健太)やりすぎ(笑)。悔しいよ。本当に悔しい。

(平子祐希)全部『水曜日のダウンタウン』の可能性もあるよね(笑)。

(酒井健太)フハハハハハハッ!

(平子祐希)「アルコ&ピースにアメリカを体感させよう」っていう(笑)。

(酒井健太)すげえ。しかもエンゼルスタジアムで日本人に声をかけられて。「ラジオ、聞いてます」って。「いや、お前、いま言うなよ! アメリカの雰囲気に浸っているんだからさ、お前! 神宮の雰囲気になるから!」って。「ラジオ、聞いてます」って(笑)。

(平子祐希)俺も帰りの空港で会った子でしょう? 空港でもいたんだよね。

(酒井健太)そう。たまたま、だからエンゼルスタジアムで会って。帰りのロサンゼルスの空港でもそいつに会って。

(平子祐希)俺も一緒に写真を撮ったもんね。

(酒井健太)いや、喜んではいたけどね。

(平子祐希)なにしてたの?

(酒井健太)いや、普通にアメリカ中を旅しているらしいんだけど。

(平子祐希)そしたら会ったんだ。バックパッカーだったもんね。

(酒井健太)みたいな。すごかったなー。

(平子祐希)アメリカだよなー。

(酒井健太)アメリカだった! 本当に。

(平子祐希)球場はメシ、うまいの?

(酒井健太)うーん、でもテリヤキボウル、照り焼き丼みたいなのは……。

(平子祐希)あれ? 紙の箱に入っているやつ? 刑事が食うみたいな?

(酒井健太)そうそうそう!

(平子祐希)あれ、うまいの? めちゃくちゃうまそうじゃん?

(酒井健太)甘い甘い! 照り焼きをはき違えている!

(平子祐希)ああ、タレを?

(酒井健太)激甘! アメリカの照り焼き、甘すぎるんだろうな。もっと生姜をきかせないと。

(平子祐希)ああ、そういう感じなんだ?

(酒井健太)メシはもう日本よ。やっぱり。

(平子祐希)それはね、アメリカ人も言う! 「コンビニのスイーツ、最高!」って(笑)。「これは星をいくつ取っているんだい?」って(笑)。

(酒井健太)だいたいケチャップ、マスタード、チーズトロトロでかかっているみたいな感じなのね。アメリカのメシって。いや、よかったね、本当に。

(平子祐希)ロスは住めるでしょう?

(酒井健太)うん。そうね。もっとなんか都会っぽいところの方がいいけどな。あそこのモーテルは怖かったからな。

(平子祐希)あそこは本当にダメみたいだよ。カナちゃんがずっと言っていたよ。「祐希、うちに泊まりな。ここ、ダメだよ」って(笑)。

(酒井健太)フフフ、なにがダメって言ってました?

(平子祐希)ん? とにかくダメだって(笑)。「祐希、あそこはダメ! このまま今日はうちに泊まりな。スタッフさんたちは大丈夫?」って。「大丈夫、大丈夫」って(笑)。

(酒井健太)スタッフも一緒にモーテルでしたしね。

(平子祐希)アメリカで初めて見たもん。畳三畳分ぐらいのプール(笑)。

(酒井健太)日本でよく見る「プールあります」「いや、ちっちゃいんかい!」っていうの。それだったもんね。

(平子祐希)すんげえ夜遅くにラジカセでめっちゃくちゃ、なに言ってるかわかんねえ雑音だらけのジャズみたいなのをかけながら、家族がプール入っていたもんね。ちっちゃい子供も(笑)。めちゃくちゃドレッドの。かっけーんだけどさ(笑)。

(酒井健太)いや、本当によく考えたら俺、板川くんとさ、2日目の夜とか「カジノに行きましょう!」ってUber。普通の一般の家庭の車が来てくれてさ。お金はカードから支払うみたいな。それもよく乗っていたなって思ったわ。怖い人もいただろうなと思って。

(平子祐希)いや、そうよ。

(酒井健太)秒で100ドル溶かしたけどね。秒!

(平子祐希)一緒じゃん、もう(笑)。新宿じゃん!

(酒井健太)フハハハハハハッ!

(平子祐希)いや、よかった。アメリカ。

(酒井健太)アメリカ、いいっすね。帰りはどうでした? 飛行機。まあ、ちょっとさすがに僕らもいろいろ言ったからかわからないけども。エコノミーのちょっといいやつみたいにね。

(平子祐希)ああ、エコノミーの一段階上のね。「俺、体が固まって死んじゃう……」って言って。ちょびっとだけ広いやつにね。

(酒井健太)そうね。

(平子祐希)映画、見たな。

(酒井健太)僕は『LEGOムービー』を……。

(平子祐希)ああ、『LEGOムービー』、見てた! で、途中で止めて寝ていたでしょう?

(酒井健太)寝てた、寝てた。

(平子祐希)俺はあれ、見てた。『シュガー・ラッシュ:オンライン』。

(酒井健太)フフフ、最高! ヴァネロペ、最強!

(平子祐希)アメリカの空気をそのまま引きずって。

(酒井健太)フフフ、いやー、すごかったっすね。『勇者ああああ』、ぜひね。

(平子祐希)内容の方も。ちょっと合間の話なんかもありますし。あの芸能人が最後に……っていう話もね。

(酒井健太)とか、いろいろと盛りだくさんです。ぜひぜひ見てください。

(平子祐希)まさかの芸能人が会場に……っていう。

(酒井健太)フフフ(笑)。

(平子祐希)エレキコミックの今立さんです!

(酒井健太)フハハハハハハッ! 言っちゃいますけども(笑)。

<書き起こしおわり>

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