アルコ&ピース平子 夢のマイホーム建設計画を語る

アルコ&ピース平子 夢のマイホーム建設計画を語る アルコ&ピースのD.C.GARAGE

アルコ&ピースの平子さんが2022年4月17日放送のTBSラジオ『アルコ&ピース D.C.GARAGE』の中で高円寺にマイホームを建設する計画について話していました。

(平子祐希)あのさ、僕今、高円寺に住んでるじゃない?

(酒井健太)はいはい。

(平子祐希)で、「高円寺に住んでます」ってはっきりもう言っちゃってるのってさ、もう俺、たぶん一生高円寺だからなのよ。うちの奥さんのまゆみちゃんの地元だから。高円寺、地元の実家のすぐ近くに住みたいという要望。それで向こうも離れてほしくないしっていうので、高円寺に住んでいるんだけどさ。で、言えばもう周りも物珍しそうに見えないから。いて当たり前の……これって土田さんスタイルなのよ。土田さんももう自分がどこどこに住んでるって言っておいて、もう物珍しく見られないようにするっていう。

で、実際に別にそんなジロジロ見られたり、なんか言われたりとかすることもないし。周りの人はみんな知ってるし。それで「もう一生、高円寺だな」って決めてるんだけど。この間、家で寝てたらね、玄関でまゆみちゃんとまゆみちゃんのおばあちゃん。おばあちゃんが家に来て、玄関でなんか喋ってるんだよ。声だけボソボソ聞こるんだけども。(小声で)「そんなことだから、1回一緒に見に行ってみた方がいいんじゃない?」とか聞こえきて。「なんだ?」と思って。

(酒井健太)うん。

(平子祐希)そしたら、まゆちゃんが俺の寝室に入ってきて。「ゆうくん、寝てるところ、ごめん。ちょっと起きて」って。で、まゆみ側のおばあちゃんって「ちゃーちゃん」って呼ばれているんだけども。「今、ちゃーちゃんがね、お友達の大家さん。いろんな土地を持ってる人から話が来て。『近場に1個、土地が空くけどお宅のまゆみちゃん、どう?』って聞かれたんだって」って。それをおばあちゃんがまゆみに知らせに来たんだよ。うち、今は賃貸だから。それで「ずっと高円寺だから、いつかはどこかに家とか建てられるといいね」ぐらいの話は言ってたんだけど。そんな話をおばあちゃんも知ってて、たぶん知り合いの大家さん的な人に話をしてくれていたんだろうね。

それで、実家から本当にすぐ近くのところの土地が空く。で、「そこをもしよかったらお譲りしますよ」っていう話をおばあちゃんは受けて、それを伝えに来たのよ。で、「えっ、そうなんだ」って。もう急だから。それで一緒に見に行って。まあ、言っちゃったら都会の狭小地よ。で、建てたとしても狭小住宅。よく言う両隣がもうパツパツで。ちょっと形も変で。前の道もちょっと細くて……っていうところなんだけど。

(酒井健太)でも、ずっと土地は探していましたもんね。

(平子祐希)土地は一応探してはいたんだよね。なんか、そういう時のために。でも、なかなか出てこなくて。で、やっぱりね、結局そのまゆみちゃんの実家から近いのよ。それでおばあちゃんも歩いて遊びに来れる距離にその土地が空く。たしかにいろんな条件あるだろうけど……でも、おばあちゃんも喜んでるしね。「こんな近くだったらいいね」って。やっぱり結局、俺はさ、まゆみちゃんと知り合った当時。お付き合いした当時に、その家の人たちに迎え入れてもらったわけだよ。

もう、フリーターじゃん。テレビも出たこともない。仕事も全くゼロの。かといってバイトもそんなにできないっていうところでさ。それで17年前、お父さんがいない家にとりあえず挨拶、顔見せに行こうってなった時に、そのおばあちゃんは俺の手を握ってね、「まゆみちゃんのことをお願いしますね」って言ってくれたおばあちゃんなの。で、おじいちゃんは「おお、大きいのが来たなあ」ってニコニコ迎え入れてくれて。で、お母さんも「私はね、自分の娘が選んだ人のことを信じるしかないからね」なんて言って。で、パパ対策の話なんかもしてくれて。で、そのパパもパパでいろいろと「お前、こういう状況でさ……」ってお小言はいただいたけど。結局、愛情深いお父さんで俺を迎え入れてくれて。それで「頑張れ、頑張れ」で今があるわけよ。

(酒井健太)はいはいはい。

(平子祐希)で、そのみんなが「ああ、こんなに近くにお家があったら、いいよね」って思ってくれてたら、それはもう、一念発起で。「じゃあ、建ててやろうじゃないか。それがもう恩返しだ」って思ったわけですよ。

(酒井健太)おおーっ!

(平子祐希)で、「わかった。まゆみちゃん。じゃあ、おばあちゃんのお友達にちょっとお話を通しておいて。『いい方向で考えさせてもらいます』って」「ああ、嬉しい!」って。それでまたその土地ってね、結構条件が多いのよ。都会の土地って。建物を建てる時に周りが密集しているから防火壁とかを使わなきゃいけないとか。それで値段が上がるとか。で、その土地は3階建ててもいいですよ。でも、3階は半分だけ。あとは何かの規制線に引っかかるとか、その日照権がとか、いろんな問題があるから。だけどね、屋上は小さく作れるのよ。

屋上のある家を作りたい

(平子祐希)で、この屋上っていうのがうちのまゆみちゃんの子供の頃からの夢で。まゆみちゃん、星を眺めるのが好きなのね。いつも、どこかしらで星を眺めてて。大人になったら、屋上のあるお家に住むのが夢だったの。小さくても狭くてもいいから。で、それは作れる。そういう条件のあるところって、なかなかないから。「ああ、ここは小さくても屋上が作れるんだ」って。そのまゆみちゃんの星好きが伝染して、うちの長男も星が大好きで。去年、サンタさんに天体望遠鏡をお願いしたら、それが届いて。月が大きく出たら今ではもう家族でみんなで眺めてるのよ。

(酒井健太)いいっすねー!

(平子祐希)で、その長男が自分の小さい頃に「お月様がきれい、きれい」っていつも眺めて言っていたその言葉を受けて、妹が生まれた時に「美しい月」っていうので「美月」っていう風に名付けているから。で、みんなが星が好きっていう、そんな流れもあるし。「ちっちゃいけど屋上が作れるんだ。じゃあ、条件が揃ってるな。わかった。まゆちゃん、ちょっといろんな制限とか、あるだろうけど。もう、ここにしよう。土地の形がちょっといびつだったり、狭小住宅になっちゃうけど、わかったよ。おばあちゃんたち、みんなに喜んでもらおうよ」っていうので、決めて。

(酒井健太)おおっ!

(平子祐希)で、まずは、ほら。お金なんかないわけじゃん。あなた、大体わかるだろうけど、家を買えるか?って言ったら、買えないです。頭金なんか、もちろんありませんから。で、まずは融資の話を銀行さんに「これぐらいで建てたいので住宅ローンを○○円、お願いします」っていうのを提出して。そこからまゆみちゃんと「ここ、狭いけれども。お金をなるべく生かすために、ここはあんまり無理せずに安く済ませよう」とか「ここはこう建てちゃうと高くなるらしいから、ここを抑えめにしよう」とか。「ここはこんなに狭いけど、でもこういう部屋は作れるね」とか「ここの階段はこうしよう」とか。

いろいろ、メーカーさんのところにも行って話をまず、ざっくりと聞いて。3社、4社ぐらいに「こういうのって可能ですか? こんな形になっちゃうんですけど、可能ですか?」って聞いて。「ああ、うちならこういう風にできますよ」「ここは残念だけど、これはできませんね」みたいな。いろんな話し合いがあるんだよ。それで詰めて詰めて……やっぱり屋上ひとつ作るにしても、結構なプラスの料金になるのよ。

(酒井健太)へー。

(平子祐希)「平子さん、これぐらいのご予算の場合、まず削るところは屋上です。これ、ベランダがこっちに小さいのがあるから。屋上っていうのはなくてもいいんじゃないですか? プラスになっちゃいますよ」「いや、ごめんなさい。これは奥さんの夢で。家族みんなで星を眺めたいんです」「そうですか。わかりました。じゃあ、ここに屋上をしつらえて、他でなんとか削れるところを探していきましょう」っていうのでお話し合いを持って。「ああじゃない、こうじゃない」ってやって、まだ決定稿じゃないけど、ざっくりした図面を引いてくれるのよ。

「じゃあ、リビングはこうで、キッチンはこうだといいね」「こういう風だと、まゆみちゃんの動線がいいんじゃない? 洗濯機があって」「ああ、これなら干しやすい。これならありがたい」とか、いろんな夢の話を語り合って。

(酒井健太)いや、すごいね。

(平子祐希)で、向こうの家族もワクワクしてくれていて。「ここでこうなんじゃない? ああなんじゃない?」っていう風に、いろんなアドバイスもくれて。で、何日か前に出したその銀行の融資の話がその返事が返ってきて。それでまあ、難しい資料じゃん? だからカジュアルに言うと……「なんでお前、これだけ借りれると思ったんだ? バーカ!」っていう(笑)。

(酒井健太)あれ? ええっ?

(平子祐希)カジュアルに言うとね。「お前、自分の職業、わかってるよな? これ、借りれると思った? なあ? えっ、住宅ローン、ナメてんの?」って。

(酒井健太)実際はもっと丁寧な言葉だけども(笑)。

「住宅ローン、ナメてんの?」(銀行)

(平子祐希)うん。「あの、頑張ってこんだけなんでしょう? 頑張ってこんだけ提出したんでしょう? この中で建てようとしたんでしょう? うん。なんで借りれると思ったん? なに? これ、YouTubeの企画?」って。

(酒井健太)フハハハハハハハハッ! ええっ?

(平子祐希)酒井さん……俺に、いくら出したい?

(酒井健太)いやいや……俺は融資しないよ(笑)。なんで相方に融資を求めるのよ?

(平子祐希)だって、トラじゃん?

(酒井健太)トラじゃねえよ!

(平子祐希)だったら、もしお前がお金を出さないんだったらよ、これは無理になるんだよ?

(酒井健太)いやいや、それはだって個人の問題ですから。知らないですよ。

(平子祐希)おっ、なんか動揺してる?

(酒井健太)いや、動揺しているっていうか……(笑)。まあ、動揺はしてはいますよ(笑)。してはいるけども……でもだってほら、芸人さんとかでも結構なお家を建てたりとか。あれってやっぱり銀行から融資されたりしている人って、いるじゃないですか。

(平子祐希)それはだってさ、頭金とか、しっかり現金をきちんと持ってる方よ。もういっぱしの方々じゃないですか。

(酒井健太)まあ、言うてもね。

(平子祐希)どうすんの? 頭金ないじゃん。ある? 言ってみ? 俺、頭金あると思う? ないのよ。ないの。現実問題として。で、融資。「えっ、ナメとん?」って……。「いや、夢を持つのはええけど、具現化するのにお宅、保障も何もあらへんやん?」って。

(酒井健太)なんで関西弁なんだよ(笑)。

(平子祐希)「なんなん、自分? おい、こっち来い!」って。

(酒井健太)厳しいんだ(笑)。

(平子祐希)酒井は、どうやって俺の夢を叶える? ねえ。酒井はどのようにして私の夢を叶えようとしますか?

(酒井健太)逆転してるな。トラが(笑)。

(平子祐希)「どれぐらい出させてください」っていう意思を見せたい?

(酒井健太)なんで強気なの? 融資させようとしてんのに。

(平子祐希)夢、持ってる?

(酒井健太)いや、トラが聞くやつじゃん。それ(笑)。なんでトラが聞かれてるの?(笑)。借金はできない……。

(平子祐希)借金とか、あとは金利の高いところとか、まあ無理じゃん。そりゃそうだよ。

(酒井健太)「4月からこれだけレギュラーが始まりました」って提出しても、無理?

(平子祐希)無理無理無理。無理だよ。どうすんの?

(酒井健太)いやいや、俺はわかんない。知らないですよ。

(平子祐希)ただ、答えっていうか……俺は別になにも「こうしろ、ああしろ」じゃなくて。選択肢はひとつしかないじゃん。

(酒井健太)なんですか? ひとつ?

(平子祐希)いやいや、酒井がどんだけ俺の夢に向き合いたいかを見たいっていうのがある。で、「見てほしい」っていうのも感じるし。俺の夢への向き合い方を見たい。表現したいっていうのはお前から感じてるわけ。

(酒井健太)……。

(平子祐希)うん? 言ってること、わかんない?

(酒井健太)うわあ、そうか……やっぱり身の丈にまだ合ってないのかもしんないですね。

(平子祐希)じゃあ今、継続じゃん。「身の丈に合った」とか言っちゃうんだったら。

(酒井健太)まだ……まだじゃない? もうちょっとしないと。段階あるからさ、やっぱり。たぶん。

(平子祐希)あの、少しずつでもいい。現金、貯めておきなさい。

(酒井健太)ああー、貯めよう(笑)。

(中略)

(酒井健太)ちょっとリスナーからも融資を募った方が……。

(平子祐希)いや、それはナメすぎだろう? 一応、言っておくよ。俺の名誉のためにね。「希望の融資額は出せません」って言われただけで。「希望した額の40パーセントぐらいならいいですよ」って言われているからな?

(酒井健太)いや、全然足りないよ。40パーかい!(笑)。いや、リスナーからちょっと、ねえ。融資を募って。リスナーバンカーから(笑)。

(平子祐希)そんなの、トゴのやつらだろ?

(酒井健太)トゴ(笑)。カウカウファイナンスじゃん、もう(笑)。

(平子祐希)フハハハハハハハハッ! 埋められて終わりだよ(笑)。

トゴ=10日で5割

<書き起こしおわり>

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