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吉田豪とPANTA 遠藤ミチロウを語る

吉田豪とPANTA 遠藤ミチロウを語る SHOWROOM
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頭脳警察のPANTAさんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんと遠藤ミチロウさんについて話していました。

(吉田豪)『狂い咲きサンダーロード』自体、映画としてはどうなんですか?

(PANTA)音楽はね、あれは泉谷とPANTA & HALをうまく使ってくれたからね。とにかくPANTA & HALの『つれなのふりや』。「俺の声が聞こえるか」って瀕死の重体の時にその曲が流れるっていう。本当に使い方が斬新な使い方をしてもらったから。嬉しかったね。

(吉田豪)完全にいろんな人の人生を変えた映画ですよ。

(PANTA)そうだね。

(吉田豪)僕も大好きな映画で。

(PANTA)やっぱりそういうようなものって出会いがいちばん大事で。そこの自分の感動を受けたもの……映画、本、音楽、そういうのと出会うのの平均が18.8歳らしいんですね。で、それが、できれば早いうちにそういう自分の好きなもの、感動できるものに出会ってほしいなっていうね。

(吉田豪)僕も全然年下の人間とかで「見るべき映画は?」って言われると、「10代で絶対に『狂い咲きサンダーロード』は見た方がいい」って言いますね。

(PANTA)ああ、そうか。俺は言えるかな? 難しいな。もし言われたら……。

(吉田豪)絶対に10代で見た方がいいですよ。

(PANTA)マーティン・スコセッシがいま、CGの会社があるじゃない? ロサンゼルスに。そこで若い子たちに「これを見ろ」って39本のビデオを残していって。そこにはハリウッド映画はなくて『天国と地獄』だとか『ノスフェラトゥ』だとか、すごくマニアックな映画ばっかりあって。それがいまだに、そのピクサーっていう会社でみんな見ることになっているの。だからそういう映画、いいよな。

(吉田豪)『狂い咲きサンダーロード』が最高で、『爆裂都市 BURST CITY』にものすごい期待したら「あれっ?」っていう感じで終わったんですよ。なんだろう? 映画としてはそんなに面白くないんだけど、なんかすごいことが起きている感じだけは伝わるっていう。

(PANTA)うんうん。なんかその、豪ちゃんじゃないけどもそういうことを若いやつに見せる、聞かせる。それがね、継承していかないのはね、ちょっと残念かな。『サンダーロード』を見て、誰かそれに続くようなね、映画監督が出てきて。それを上回るような映画を作ってくるとかね。まあそういう状況じゃないかな、またな。うん。

(吉田豪)さっきでも、ちなみにその『爆裂都市 BURST CITY』にも出ていた「遠藤ミチロウさんの話を聞けるかな?」みたいな話が……。

(PANTA)ああ、ミチロウね。明日、ユリイカの取材があってそこでちょっと話を聞かせてほしいっていう。

(吉田豪)ユリイカが遠藤ミチロウ特集を?

(PANTA)そうそうそう。で、それが実は頭脳警察をやっている時、彼が山形大学の学園祭の実行委員だったの。そこで頭脳警察を呼んでくれて。それがはじめての出会い。

(吉田豪)ああー。じゃあ、相当前から?

(PANTA)それで、それから数年経って、今度はスターリンっていう形で。まあ、その間にいろいろとあったんだろうけども。彼は。

(吉田豪)バラシだの自閉隊だのいろいろとやって。

(PANTA)よく知ってるね!(笑)。

(吉田豪)もちろん、もちろん。大好きなんで。

(PANTA)そうかそうか。それで、スターリンという形で出会ってね。本当にね、自分が言うのもおかしいけども、ミュージシャンにしておくのが惜しいぐらいのスタッフ能力、企画力があるのよ。だからいろんなグループのアイデアを出してきたりギター、アコースティックを2本持ってバスに乗って。あのちっちゃい体でツアーしたり。すごいんだよ。絶対にあんなの嫌だ(笑)。

(吉田豪)フハハハハハハッ! 相当がんばってましたよね。弾き語りになってから特に。

(PANTA)すごい。頭が下がる。あのパワーにもね。なにが彼を突き動かしていたのかなって。

(吉田豪)本当、ソロになってからよりパンクな感じが出てきた気はしましたね。

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ソロになって、よりパンクに

(PANTA)そうそうそう。俺たちから見ていても、臓物を投げたりね、メイクだとか、ステージでなんかやっちゃうとかね。そういうのがなんかパフォーマンス的なものに見えて仕方ないの。で、実際に生身から出た叫びとかそういうのじゃなくて、企画としてのものでしかなかったわけ。でも1人になったらそれが全然違ったね。

(吉田豪)よりむき出しになった感じ。

(PANTA)うん。

(吉田豪)あれって、ミチロウさんもそうですけども。PANTAさん以降、ステージで脱ぐ人って増えたじゃないですか。ああいうのってどういう風に思います?

(PANTA)いや、いいんじゃないですか? どんどん脱いでくださいよ(笑)。

(吉田豪)フハハハハハハッ! そんな感じ?(笑)。

(PANTA)みなさん、喜ぶんじゃないですか? そうですね。やっぱりなんかね、イタズラを仕掛ける……「やっちゃいけない」って言われると、やりたくなっちゃうっていうね。そういう部分はあるし。だから、その企画された中で敷かれた線路の上でやるんじゃなくて、そこからはみ出た時になにかが生まれるっていうね。まあ、『歴史からとびだせ』なんて歌を書いたこともあるんだけども。そういう風にね、決められたものじゃなくて反発とか……そういうロックって自分のやってきたことは「反」の字だと思っていたの。

(吉田豪)うんうん。

(PANTA)でね、本当にやたらといろんな事件が起こるのね。ちょっと許されないような、ありえないような事件がいっぱい起きるので。それにね、反発とか……俺達は「NO、NO、NO!」で生きてきたのよ。60年代からね。ロックっていうのは自分はそういうもんだと思っているから。そうじゃなくて、やっぱりさっきも言ったように「18.8歳」の話だけども、やっぱり「好きなものを見つける」っていうのがいま、いちばん大事なのかなって。逆に。いまの新しい世代にね。「早く感動するものを見つけろよ。好きなものを見つけろよ。そうすると見方が全部変わってくるから。そうすれば嫌いなものもわかるから」って。

(吉田豪)うんうん。

(PANTA)「これは嫌いだ、これは嫌いだ」って。それを俺はね、ロックとかパンクの精神だと思っていたの。「俺は嫌だよ。冗談じゃねえよ」って。それがね、そういう精神できていたけども。そうじゃなくて、「じゃあ、なにが好きなの?」っていうね。まあ、恋愛もそうかもしれないけども。

(吉田豪)はいはいはい。

<書き起こしおわり>

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