吉田豪と小林清美 ワイルドすぎる弟伝説を語る

吉田豪と小林清美 ワイルドすぎる弟伝説を語る SHOWROOM

K&Mミュージック代表の小林清美さんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんとワイルドすぎる弟さん伝説について話していました。

(吉田豪)そんなわけで小林清美先生はもともとソロシンガーとして藤子・F・不二雄先生の作品のテーマソングとかを歌っていたような方なんですけども。

(小林清美)ええ、ええ。

(吉田豪)家庭環境とかがね、結構大変な人だったという。

(小林清美)大変でした。もう生まれてすぐぐらいに父親はもう飲んだくれで……もともとはすごい大企業の社長さんの親族だったのですごいお金持ちだったんですけど、ある日突然夜逃げをして。で、いままでの大豪邸からすごい狭いボロボロの平屋に引っ越すことになって。もう本当にそこから人生が変わりましたね。貧乏生活が……。

(吉田豪)お母さんが仕事をして食べさせるような状態になって。

(小林清美)母はいろいろといろんな男の人を替えながら、お金とかをもらいながらご飯を私たちはいっつも違うおじさんに食べに連れて行かれながらの生活で。夜は本当に寝てても母は夜の仕事か遊びに行っちゃうので。だから妹と弟がいるんですけど、夜中やっぱり泣いちゃうんですよね。

(吉田豪)どうしてもね。「お父さんがいない、お母さんがいない」って。

(小林清美)そう。小学校1年生なのに下の弟をあやしながら、真ん中の妹をあやしながら、朝まですごすっていうのを毎日やっていたので。本当にもうずーっと常に眠い感じでした。

(吉田豪)明らかにそれが刷り込まれているのは、小林清美先生はダメな男がすごい好きで。面倒を見てあげたくなっちゃって、ご飯とかポロポロこぼすと「かわいい!」ってなっちゃうのは明らかにその子供の頃の、弟とかの面倒を見てきた流れにあるなって思っていて。

(小林清美)そうですね。どうしてもダメな人っていうか、面倒をみたくなるような弱い人っていうかもうどうしようもない人が放っておけないので。なんかもうしょうがないかなって思っちゃいます。

(吉田豪)ところが本当、小林清美先生といろいろと付き合っていくうちに出てきた衝撃の話が、そのビービー泣いていたかわいそうな弟さんっていうのがその後、凶悪になっていくという(笑)。

(小林清美)フフフ(笑)。なんかもう本当に当時すごい大変だったのがまだピーチも……。

(吉田豪)Peach sugar snowっていうね、3人組の素晴らしいグループがありまして。

(小林清美)その時の時代に、まだFUJI△PASSIONとかもいる……。

(吉田豪)FUJI△PASSIONっていう男女も含めた子供グループがあって。それも面白かったんですよ。

(小林清美)っていうのがあって。で、弟がもうその動画で……。

(吉田豪)当時はニコニコ動画の生主みたいなのをやっていたんですよね。

(小林清美)そういうのをやっていたみたいで。私、全く知らなくて。で、弟が……。

(吉田豪)簡単に説明しますと、2ちゃんねるのアウトロー板の常連で。ニコニコ動画でアウトロー配信みたいなのをやっていて。本物のヤクザに脅しをかける動画配信とかをやっていた人なんですよね。いやがらせの電話とかをヤクザにかけ続けてヤクザが音を上げるような活動っていう。

(小林清美)そうなんですよ。で、本人は全くただの木こりなんですよ。

(吉田豪)「木こり」(笑)。まあ、林業というか。

(小林清美)林業の仕事をしているのに「俺はヤクザだ!」って言って、なんか体に描いたのか、プリントのやつとかでそれを見せて。「俺はヤクザだ!」って言って。それで相手を脅したりとか。電話で……。

(吉田豪)そう。清美先生からその噂を聞いて動画を探して見たら、「お前、どこのもんだ!」って言われた時に「山梨の小林だ!」って言っていて(笑)。「山梨の小林だ!」っていう(笑)。

(小林清美)そうです(笑)。だから「山梨の小林」っていうのは嘘じゃないんですけども。それで本当にその動画を生徒さんの親御さんとかが見てしまって。で、「先生、そういう弟さんがいるんだったら私たちはもう子供をここに預けられない」って言われて。

(吉田豪)問題になりますからね。

(小林清美)でも全く違うので「本当に違うんです」って説明してもやっぱりなかなか伝わらなかったので。本当に申し訳なかったなと思いながら。それで弟には「本当に迷惑こうむっているから動画をやめて」って言ったんですけど、それも聞いてもらえなかったんで。「じゃあ、籍を抜いて!」って言ったんですよ。姉弟をやめないとそうじゃなくてもそう思われちゃうから。

(吉田豪)はいはい。問題、迷惑がかかっちゃうから。

(小林清美)迷惑がかかるから。それで籍を抜いてもらったりとか。でも別に何も悪いことしてないんだけど。でもやっぱり親御さんに誠意っていうか、そういう形を見せなきゃいけないと思ってやったりしていたんですけど。だからすごいあの時は辛かったですね。

(吉田豪)いかに恐ろしい弟さんなのかを清美先生から聞いて衝撃を受けた話が、その動画配信のシリーズで「ヤクザの車、盗んでみた」とかやっていたんですよ(笑)。

動画配信「ヤクザの車、盗んでみた」

(小林清美)そうそうそう(笑)。それで本当に盗んでしまって。で、後日、そのヤクザさんから実家に電話がかかってきて。で、母が出て。「お願いですから。僕たち、何もしないんでお願いですから車だけ返してください」って。

(吉田豪)あのね、ヤクザが本当にただの被害者なんですよ(笑)。すごいかわいそうで。何も悪いことをしていないっていう(笑)。

(小林清美)してないんですよ。だから本当に、後で絶対に痛い目にあうよって思いながら見ていましたけどね。

(吉田豪)恐ろしい「やってみた」をやっていた人だったんですよね。

(小林清美)そうです、そうです。本当に迷惑です(笑)。

(吉田豪)この前、ちょっと聞いた話、軽くしていいですか?

(小林清美)いいですよ。

(吉田豪)イベントでちょっと話した。小林清美先生が昔、音楽界の超大物にナンパされたことがあるっていう。

(小林清美)ああ、あります、あります。名前は言っちゃいけないんですよね?

(吉田豪)どうしましょう? 軽くなら言っていいんじゃないですかね。別になにがあったわけでもないから。

(小林清美)ないです、ないです。本当にまだシャ乱Qの頃のつんくさんが私、道玄坂の上のオフィス瀬戸っていう事務所に所属させてもらっていて。

(吉田豪)ソロシンガー時代にね。

(小林清美)そこで、まだ19歳の時に道玄坂を歩いていたらシャ乱Qのみなさんが歩いていて。で、つんくさんが……私が先に歩いていて、シャ乱Qのみなさんが通り過ぎたんですけども。そしたら、ちょっと私の顔を見て。みんなが先に行ったんだけど、つんくさんだけちょっと遅くなって。で、なんかわざとティッシュかハンカチか忘れちゃったけど、落としたんですよ。で、私の目の前で落としたから、私は拾わないわけにはいかなくて。で、拾って、その当時はまだ『シングルベッド』とかでまだ売れる前。で、「落ちましたよ」って渡したら、「よかったら僕に電話してきて」って言って電話番号を渡されて。で、その電話番号を私は全然興味がなかったので弟にあげました。

(吉田豪)あのね、弟に絶対に渡しちゃいけないんですよ! 弟さん、なにするかわかんないんですよ! そんな電話番号を握ったら(笑)。

(小林清美)そしたら弟が毎日、毎晩電話をしていたらしいんですよ(笑)。

(吉田豪)これもね、つんくさんがかわいそうで(笑)。

(小林清美)毎晩電話していて。で、やっぱり留守番電話に変わっていたらしいんですけど、ついに1週間後ぐらいに「この電話番号は現在使われておりません」って……(笑)。

(吉田豪)当たり前ですよ!(笑)。いちばん渡しちゃいけない人に渡しちゃったんですよ(笑)。

(小林清美)しかもそれ、配信番組でまた……(笑)。

(吉田豪)フハハハハハハッ! 「つんくに電話かけてみた」(笑)。ダメですよ! いちばんやっちゃいけない人。恐ろしい弟さんが。

(小林清美)そうですね。もうなにもわかっていないんで。フフフ(笑)。

(吉田豪)そういう血筋で育ってきて。

<書き起こしおわり>

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