(吉田豪)いや、わかんないですけど。あれだけ売れていた時期は本当にきちんと、長者番付に入るレベルで並んでいたんで。いやー、真っ当だなって思っていましたよ。(コメントを読む)「豪さん、泣くんだ」。あれですよ。自分のことでは泣かないですけど、そういうような人のドラマだと結構泣くっていう。
(槙田紗子)フフフ、涙もろいんですね。意外と(笑)。
(吉田豪)加護ちゃんは結構涙、きますよ。僕、加護ちゃんと1回番組ををやったことがあって。加護ちゃんの人生をいろいろと聞いていたら、スタッフが泣いていましたからね。カメラマンとかが普通に泣いていましたよ。カメラを回しながら。
(槙田紗子)でもやっぱりみんなが、加護ちゃんのちっちゃい時を見てるじゃないですか。だからみんなが「あんな小さかった加護ちゃんがこんなに苦労して……」みたいな気持ちになるじゃないですか。
(吉田豪)本当に、ねえ。あの無邪気な小学生だった時に、すでにそれだけの悩みを抱えていたっていう。こっちはなにも気づかずに。
(槙田紗子)それで「あんなに私たちを楽しませてくれたのに、本人はこんなに苦しんでいたなんて……気づかなくてごめんね!」みたいになるんですよね。
(吉田豪)なりますよね。加護ちゃんの最初の記憶の話だけで泣けますからね。加護ちゃんの最初の記憶っていうのは、お父さんが結構バイオレントな人で。アウトローな人で。それでお母さんが加護ちゃんを背負って夜逃げするところが最初の記憶っていう。
(槙田紗子)ヤバい……。
(吉田豪)ヤバいじゃないですか。で、お母さんが夜の仕事とかをしながら加護ちゃんを育てるんですけども。だから加護ちゃんはそのせいで、「私はいまだに夕方って嫌いなんですよ。夕方になるとお母さんが化粧をして出ていっちゃうから……」っていう。もう、やられるじゃないですか。こういうエピソード、いちいち。
(槙田紗子)やられます! なんか本当にそういうのってあるんですね。
(吉田豪)あるんですよ。で、お母さんが再婚したら、再婚したお父さんが加護ちゃんとはほぼ交流がないのに、ちょうど加護ちゃんが稼ぎ始めた時期で。ある時、見たらお父さんがちょっと仕事がうまくいってなくて、その赤字分を埋めるために加護ちゃんの貯金を全部使っちゃっていて……っていうね。
(槙田紗子)はー……幸せになってほしいですね。
(吉田豪)本当に。いま、やっと幸せになったみたいで。2人目の旦那さんが本当にいい人らしくて。
(槙田紗子)うんうん。よかったです!
(吉田豪)よかったですよ。本当によかった。
(槙田紗子)もう人に幸せをいっぱい与えている人だから、幸せになるべきですよ。その分。
(吉田豪)というね。(コメントを読む)「加護ちゃんトークに花が咲く」(笑)。
(槙田紗子)まさかこんなに加護ちゃんの話をするとは(笑)。
(吉田豪)だから踏み込めないですもん。加護ちゃんの話は。知りすぎていて。「加護ちゃんはもう、そのままでいいです! 加護ちゃんが幸せであってくれれば、それでいいです!」っていう。後藤真希さんもそうですよ。後藤さんもインタビュー、最近やったんですけども。デリケートな話も知りすぎているから……。
(槙田紗子)それこそ、先週みさこさんと話していた……。
(吉田豪)まあ、インタビューしたのはそれ以前でしたけどね。それ以前だったんで、「後藤さんはもう幸せであってくれればそれでいいです!」っていう。
(槙田紗子)私もなんかね、後藤さんに関しては「いい話だな」って思いながら見ていましたよ。
(吉田豪)本当にそうですよね。あんなにファンもがっかりしないっていうか。奇跡的ないい話(笑)。
(槙田紗子)それも親に言われて。「ゴマキのニュース、見た?」「えっ、知らない」「そういうの、あったんだって」「マジで? 最高だね!」って(笑)。
(吉田豪)フハハハハハハッ! 最高ですよ。夢のある話です(笑)。
(槙田紗子)夢のある話ですよー! 本当に。
(吉田豪)(コメントを読む)「プラチナムは歩合なイメージだったな」。
(槙田紗子)ああ、歩合でしたね。うちのメンバーも『ナカイの窓』で年収を公表しているんで。増井みおが。
(吉田豪)それぐらいオープンな。
(槙田紗子)でも、めっちゃ普通にいただいていて。もらいすぎでもないし、もらわなすぎでもないし。
(吉田豪)「まあ、そんなもんだな」っていう?
(槙田紗子)はい。なんかすごいありがたい感じでしたね。
(吉田豪)へー! 検索してみよう。「増井みお 年収」……あ、「年収300万と暴露」。
(槙田紗子)そうです、そうです。
(吉田豪)なるほどね。あ、はいはい。うーん。うん。「なるほど!」っていう感じです。
(槙田紗子)全然よくないですか? だって普通に、まあ……。
(吉田豪)あの位置のアイドルで、つまり月20ぐらいはもらえていたっていうことですよね。
(槙田紗子)しかもみおなんて私よりも個人仕事があったんで。ゲームの仕事とかたぶんあったし。
(吉田豪)月20数万は全然、アイドルの月収としては全然いい方です。
(槙田紗子)全然いいですよね?
アイドルの標準的な給料事情
(吉田豪)結構な位置のアイドルグループ……メジャーデビューをしていて結構な売れている人たちが1ケタ万円少なめのケースはいっぱい見ているんで。そうなんですよ。アイドルのお金の話が話題になる時に「安すぎる!」みたいな話がよく出るんですよ。「地方アイドルが数万円なんて、安い!」とか。「いやいや、地方アイドルなら意外とそれ、普通です。むしろメジャーでもそれぐらいだったりします。そのへんの基準をまずちゃんと認識しましょう!」って思うことがすごくあるんですよ。
(槙田紗子)でも、地方の地下アイドルとかってチェキバックとかでめちゃくちゃ稼いでいたりするんですよ。変な話、キャバクラ、ガールズバー、地下アイドル……みたいな。なんかそんな感じで。
(吉田豪)指名を集めるみたいな。
(槙田紗子)そうです。で、もう日払いのとっぱらいでもらえるみたいな。それで全然OLぐらい稼げたりとかするみたいで。
(吉田豪)チェキもピンキリなんですよ。本当に40%、50%返してくれるところもあれば、ゼロとか1枚50円とか。そこの基準がないことでみんなの不満が出るっていう。
(槙田紗子)そうですよね。
(吉田豪)チェキによって地下アイドルというビジネスが成立するようになったのは間違いなくて。
(槙田紗子)うん。間違いないですね。それは。
吉田豪と白幡いちほ アイドルとお笑い芸人の収益構造の違いを語る https://t.co/WOMiB3X153
(吉田豪)やっぱりね、「チェキ」っていうシステムの開発が大きかったよね。(白幡いちほ)いや、すごい。本当に作った人はすごい。マジで。でもそれに甘んじるのもダメだなとは思うけど(笑)。
— みやーんZZ (@miyearnzz) 2019年4月17日
(吉田豪)(コメントを読む)「加護ちゃんが1500万円納税していた」(笑)。
(槙田紗子)フフフ、国のため……。
(吉田豪)本当ね、そういうのが全て見える時代でしたからね。うん。
(中略)
(吉田豪)(コメントを読む)「YouTubeでお給料を公開している方の月給が45万だったから、もっともらっているものだと思っていた」。
(槙田紗子)アイドルの方ですかね?
(吉田豪)アイドルでしょうね。
(槙田紗子)本当、事務所によりますよ。
(吉田豪)そうなんですよ。共通のルールがないんで。バラバラなんですよ。良心的な事務所は良心的だし、そうじゃないところはそうじゃないし。
(槙田紗子)(コメントを読む)「なっちとゆっきーがメジャーデビュー以降、収入ゼロの月があったと話していた」。全然ありますよ。
(吉田豪)それは普通に歩合だったらお金になる活動がない時は……っていうね。
(槙田紗子)普通にお客さんが少なかったら入らないですし。
(吉田豪)(コメントを読む)「某グループがゼロと聞いてちょっと引いた」。まあ、いろいろとありますよね。
(槙田紗子)何が正解とかってないですよね。
(吉田豪)本当に。明らかに間違っているということだけはわかるっていう。正解はわかんないです。
(槙田紗子)たしかにたしかに。
(吉田豪)「ここはおかしいぞ!」だけはわかるっていう。
(槙田紗子)うんうん。
(吉田豪)(コメントを読む)「地下アイドルはやり方で原価率をすごく低くできるからな」。まあねえ。
(槙田紗子)ねえ。
(吉田豪)(コメントを読む)「チェキバックは業界基準を作った方がいい」。でもこれは本当に思いますよ。「この枠内でやりましょう」みたいな基準を作った方がいい気がしますよね。
(槙田紗子)たしかに。
(吉田豪)あまりにもないところがあるから。
(槙田紗子)チェキバックかー。
(吉田豪)PASSPO☆はどうだったんですか?
(槙田紗子)チェキバックとかないですよ。全然。
(吉田豪)お給料の固定給があって?
(槙田紗子)固定給もないです。全部が歩合で。なんで本当に月によってバラバラでしたね。「あ、今月すごいちゃんと入った」って思っても、次の月に全然なかったりとかして。
(吉田豪)物販のバックはそんなに関係ないっていうことですか?
(槙田紗子)物販のバックは……多少は差がついていたとは思うんですけど。
(吉田豪)個人グッズとかが出る、出ないで。
(槙田紗子)でも基本的にはCDとか、全体のグッズが多かったんで、あんまり差はないですね。でもなんか、結構積立貯金をしていた子が多くて。ちゃんと。
(吉田豪)ちゃんとしてるなー!
(槙田紗子)私も積立していたんで、少ない月とかは「ヤバい!」ってなっていましたよ。
<書き起こしおわり>