プチ鹿島さんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中で明石市長のパワハラ暴言問題について話していました。
(プチ鹿島)僕が気になったのは明石市長の暴言問題で、これはどういうことか?っていうと、昨日一報が出た時点で用地買収について7年間ぐらい、お前らは何をしていたんだ?っていうことで「火をつけてこい!」っていう。そこがクローズアップされたんですが、その全文が神戸新聞とかに出ると最後の方では、暴言は間違いないけども「用地を買収しないと交通事故が増える。市民の安全のためにお前ら、働け」っていうい風に言っているわけですよ。
で、その公開された全文を読んだら「市長は市民のためにがんばっているじゃないか!」みたいに、ちょっと風向きが変わったんですね。
(モーリー)へー。
(プチ鹿島)で、僕も最初、「そうかな?」って思ったんですが、ただここで大事だと思うのは、「暴言は暴言」なんですよ。パワハラであることには変わらないわけですよ。だからこれで市長側に乗っちゃうと、たとえば去年、財務省でセクハラ問題で音声を公開したテレビ朝日の記者の人がいたじゃないですか。
(モーリー)はいはい。
(プチ鹿島)その人の行為だって、結局いい仕事とかをするんだったらあの財務省のオヤジのセクハラだって許すことになるよねっていう。そういうことになっちゃうじゃないですか。だからこれ、すごくそういう意味で人によってはブレブレになっちゃう案件ですよね。
(モーリー)微妙ですね。
何周もして「パワハラは、ダメ」
(プチ鹿島)だから最終的に何周もしたけども、「でも、パワハラはダメだよね」っていうところに僕は戻ってきたんですけどね。
(モーリー)「パワハラはダメなんだ」って女性のほとんどは思うと思うんだよね。実際に受けている側は。でも、男性で「そうだ!」って言える人が何割ぐらいいると思います?
(プチ鹿島)だから結局、これだって「市長はエネルギッシュなおじさんだから、部下にはそうかもしれないけども、総合的には市のため、市民のため。だから市民は喜んでいるだろう? だから、気持ちはわかる」みたいなことを言う人もいるんだけど……でも、もうそれはダメだよねっていうことですよね。
(モーリー)フハハハハハハッ! 「でも、いい人だ」理論ですよね。うん。
(プチ鹿島)市民のために役立っているんだったら、部下にパワハラしてもいいのか?って言ったら……ダメですよね。だからそこを、何周もして僕はやっぱりそこに戻ってきました。
(モーリー)わかりました。
<書き起こしおわり>