PUNPEE tofubeats『RUN』リリースパーティーを語る

PUNPEE tofubeats『RUN』リリースパーティーを語る SOFA KING FRIDAY

PUNPEEさんがJ-WAVE『SOFA KING FRIDAY』の中でtofubeats『RUN』リリースパーティーの模様について話していました。

(PUNPEE)お送りしたのはtofubeats feat. PUNPEEで『Les Aventuriers』という曲のライブリミックスというか、これはなんかのブレンドなのかな? トーフくんが作った自分のその『Les Aventuriers』のアカペラのブレンド。自分とかもたまにかけさせていただいておりました。

なんでかけたかというと、この前tofubeats氏……もういまや「メガネの七三」といえばtofubeats。たまに俺、みたいな感じだと思うんですけど。この前、リキッドルームで『RUN』という4枚目のアルバムをリリースしたその東京のリリースパーティー、ワンマンみたいな感じでやった時に、シークレットで「偽tofubeats」って自分が最後にアンコールで出てったっていうことがあったので、かけさせていただきました。

この流れ的な話なんですけど、5月26日に自分のワンマンを新木場スタジオコーストでやった時に、tofubeats氏に「偽PUNPEE」として出てもらったんです。

その逆を今回やったら面白いんじゃないか?っていうことになって、そのリベンジじゃないですけども、やることになったっていう感じでした。偶然お目にかかれた方はありがとうございました。トーフさんの最初の出会いっていうのは、トーフくんの代表曲というか、いちばん最初にバーン!って広まった『水星』っていう曲があるんですけど。そのリミックスをしたのが最初で。2011年ぐらいにアナログだけで出ているリミックスなんですけども。それがいま、『水曜日のダウンタウン』のオープニング始まった後の……いちばん最初のトークの時のBGMにずっと使われてるっていう感じでですね、結構気づいたら7、8年ぐらい知っている仲なんですけども。

『水星 Roller Skate Disco Remix』

最初は自分のTwitterかなんかにtofubeats氏がPSGの『愛してます』っていう曲のことをいろいろ言っていて。で、自分が反応して、「いつかリミックスやって下さい」みたいなことを言ったら、あっちが「おっ、反応した!」みたいなことを言っていて。当時、まだトーフくんは19とかハタチぐらいで、めっちゃ若いインターネットから出てきた……でも東京じゃない場所に住んでいて。で、ネットでやり取りをした曲を作って、そこから何か新しい波が来るんじゃないか? みたいな時代の時にすごい若くて、結構もう知ってる人はみんな知っててっていうとこから『水星』が出てメジャーデビューして……っていう、いろいろ経緯があって。

その時に『水星』っていう曲がネットで結構それなりに話題になっていて。で、「アナログを出そうと思っていて。そのB面というか、もう片面に『水星』のリミックスを入れたい」っていうことなって、自分が作ったっていう感じでした。『Roller Skate Disco Remix』っていうやつで。いまもたぶん、そのアナログにしか入ってなくて。

水星 EP [12 inch Analog]
Posted at 2018.11.24
TOFUBEATS
JET SET

結構「再発っていうか、聞ける状態にしてほしい」っていうのを聞くんすけど。いろんなヘッズの人から。でもなんか、トーフ氏とも言っていたんですけど、「この曲はどっちかが死んだら再発しよう。配信とか再発はなしにしよう」みたいなこと言っていて。って言っても、リアルタイムでアナログ出た時は4回ぐらいリプリントされてるんですよ。4回刷り直されたりとかして。

なんか「世の中には手に入るものがいっぱいあっていいと思うんですけど、たまにはそういうどこかでしか聞けないみたいなものもあってもいいよね。どこかにそういうのがひとつか2つ、あっていいんじゃない?」みたいな話をしてて、そういうことになりました。その後もいろいろ、その『Les Aventuriers』っていういま最初にかけた曲だったりとか、まあ『田中面舞踏会』っていうイベントを一緒にいろいろやったりとか。まあちょこちょこいろいろあったりとかして。

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で、3枚目の『FANTASY CLUB』っていうのでも『LONELY NIGHT』っていうYOUNG JUJUくんとやっている曲を自分もかけたりしたりするんですけども。

で、4枚目の『RUN』っていうのがこの前、出た感じ。その時、最近のインタビューでトーフ氏の結構面白かったのがあって。「他人事から自分事へ」っていうか。「他人任せから自分にやるっていう風にここ2、3年で変わった」っていう。トーフくんは、何だろう。2枚目の『POSITIVE』を出した時は「未来に期待したい」的な感じの歌詞とかが入ったりしてるんですけど、それはニュアンスとして「みんなで何とかしてくれ」みたいな感じだったらしく。

で、3枚目の『FANTASY CLUB』で「世の中、信用できねえな」ってなったらしくて、今回の4枚目で「じゃあ自分でやるよ」っていう心境に変わったっていうのをそのインタビューで言っていて。こういう風に心境が自分の中で変わってるんだなって思ったりしたんですけど。自分もそのアルバムに対しての心境……音楽に対しての心境じゃなくて。最近それとリンクすることを考えたことがあって。だんだん年齢が30代、40代と自然と上がってきて、なんか自然と任されることって――まあ必然なんですけど――増えてくるな、みたいな。

自分たちがやる世代に徐々になってきてるんだなっていうの結構感じるタイミングがいろいろ最近あったりとかして。自分が最初にそれを感じた時って、バイト先の帰りの鍵を閉めてレジを閉める時に初めて感じたんですよ。「あっ、俺このバイト先のレジ締めと鍵閉め、やってる。最後、俺が責任を持ってやってる」みたいな。それまでは何か、誰かが何かをやってくれて物事が進んでいって、自分はそこでただなんとなく皿洗いしたりとか、整理整頓・掃除をしてればいいと思ったんですけど、レジを任されたのが21とか2とかの時かな? で、その時に結構、「あっ、こういう感じだ」って。

で、最近思うのもやっぱり30代、40代と上がってきて、いままでは「ああしてくれよ、こうしてくれよ」って自分たちが言ってたことを言われる側に多分、どんどんなると思うんですよね。50歳とか60歳とか……まあ40代の方もそうだと思うんですけど、だいたいその日本のそういう大きい場所もそうだし、小さい工場とかだってそうだけど40、50とかになると、やっぱり自分である程度任されて。で、下の人たちからいろいろ言われたりする立場になるんだよなっていうのを最近、結構感じたりとかしてて。

なんか文句ばっかり若いうちとかって……「文句ばっかり」っていうか、「ここ、おかしいからこうでしょ!」っていうことが結構多いと思うんですけど。やっぱりそれを自然と言われる年齢になってきてんのきてんだなーっていうのを結構思いました。だから、何かブーブーばっかり言ってられないなって思って。もう自分から、それはやんないといけない世代っていうか。

自分がやってて、下の世代とかを上手く回していったりしなきゃいけないのかな、なんて思うことがあったり。なんかちょっと、インタビューで言っていたのは音楽で自分の役割的なことを言ってたんですけど。結構そういう部分の心境の変化がリンクすることがあったりとかしたので。「へー」なんて思いながら、そのインタビューを見たりしていました。そんな感じで登場させていただきました。tofubeats氏のアルバム『RUN』発売中。

RUN(特典なし)
Posted at 2018.11.24
tofubeats
ワーナーミュージック・ジャパン

ということで、その中から、いちばん最初の『RUN』という曲が疾走感があってかっこよかったので、それをかけさせていただきます。その後にコマーシャル、どうぞ!

tofubeats『RUN』

<書き起こしおわり>

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