吉田豪 水樹奈々を語る

吉田豪 水樹奈々を語る ラジオ

吉田豪さんが2011年にTBSラジオ『小島慶子キラ☆キラ』の中で声優で歌手の水樹奈々さんについて話した際の模様を書き起こし。水樹奈々さんの自叙伝『深愛』から、そのエモーショナルな歌唱の裏側にあるハードな人生について話していました。

(小島慶子)今日は声優の水樹奈々さんということで。

(吉田豪)そうです。久しぶりに書評でやってみようかという感じで。1回、取材する予定もあったんですけど、スケジュールの都合で流れちゃいまして。というわけで本だけで紹介してみたいんですが。水樹奈々さん、1980年生まれ。早生まれで現在、31歳。いま、後ろに流れているこの『深愛』という曲で2009年の紅白にアキバ枠で初出場された声優アーティストというね。

僕、声優の音楽活動が好きで、CDとか結構買ってるんですけど、彼女の歌だけは正直、あんまり得意じゃなかったですよね。たしかに上手いんですけど過剰にエモーショナルな歌い方とか。この曲は大人しめなんですけど、だいたい他の曲はギターが物凄いギャンギャン弾かれまくっていて。なんかこう、80年代のアニメに登場する想像上のロックバンドみたいな感じがして。なんか、ちょっと不思議っていう感じで。

それでそういうことを雑誌に書いたら、いわゆる声優ヲタの形の間でネット上でプチ炎上して。ヤフー知恵袋にはこんな質問があったことをさっきね、(放送作家の)サトケンさんが発見したということで。「とある雑誌で水樹奈々さんに関して『間違ったロック観』と評されていました。奈々さんの音楽は本当に間違っているのでしょうか?」という。

(ピエール瀧)評したのは豪さんね。

(吉田豪)そうですね。「……吉田豪さんは奈々さんの本当の歌の良さわかっていないと思うのは自分だけでしょうか?」というような質問が来ていたという。

(小島慶子)ああ、「吉田豪め! 奈々さんのことなんかわかってないくせに!」と。

(ピエール瀧)ヤフー知恵袋にこれが?

(吉田豪)そうです。そして小島さん、ちょっとそのベストアンサーを読んでください。

(小島慶子)ベストアンサーは「おそらく、その吉田豪氏が他所で言われている通り、反オタク的な方だからではないでしょうか。だから声優でもある水樹さんの歌を『水樹さんの歌=オタ歌』という印象を一方的に持ち、批判的な見解をされて評価されたのかもしれません。どんな声優さんが歌っていたとしても、オタ歌やアニソンではなく、ひとつの歌としてきちんと評価される日が来ればいいですね。あと吉田豪氏は『プロ書評家・プロインタビュー』と肩書きされていても、プロはプロでも『プロフェッショナル』のプロではなく『プロレス』の『プロモート』や『プロモーション』を表すプロ(Wikipedia参照)らしいので、あまり真剣に評価を受け止めなくていいと思います」。

(吉田豪)それに対して質問した人のコメントが「そうなんですか。なら、そんな人が奈々さんの歌にまともな評価ができるとは思いませんね。奈々さんの歌は偏見といった歪んだ目などでは計れはしないのだから。アンチも同様です」とか書いてるんですけど……僕、こんなことWikipediaにも書いてもし、僕は「プロフェッショナル」の「プロ」であって、プロモートとか、そんな説明もしたこともないし……。

(小島慶子)はじめて聞きましたよ(笑)。

(吉田豪)「宣伝ライター」っていうことでしょ?(笑)。

(小島慶子)フハハハハハッ!

(吉田豪)「ええっ!?」っていう。

(ピエール瀧)「プロモート・インタビュアー」っていう(笑)。っていうことは、提灯記事を書いているっていうことになってくるよね(笑)。

(吉田豪)面白かったですけどね。そんなことなくて、僕はアニソンもオタ歌も好きですっていうね。ただ、このエモーショナルな歌い方とエモーショナルな演奏が組み合わさるとちょっと苦手だなって思っていたんですけど、なんでこんなにエモーショナルなのか?っていう謎が彼女の自伝に書かれていたということで。今年1月21日に幻冬舎から出た、これも『深愛』っていうタイトルの本が出たんですね。自伝です。いや、いい本でした。よくできています。非常に。さすが幻冬舎っていう感じで。

深愛 (しんあい) (幻冬舎文庫)
Posted at 2018.10.27
水樹奈々
幻冬舎

(小島慶子)うんうん。

(吉田豪)彼女の家の教育方針について、「我が家の教育方針は私を一流の演歌歌手に育てるという目標のもとに成り立っていた」という。で、父親は歯科技工士だったんですけど、「義歯を削るドリルにも粉塵を吸い込むバキュームにも、それらの機械を動かすためのコンプレッサーの轟音にも負けないように歌わなければならなかった。そんな過酷なレッスンは5歳から中学を卒業するまで毎日続いた」っていう。

(ピエール瀧)まず声量だと。

演歌版『巨人の星』

(吉田豪)そうなんですよ。要はだから毎日毎日、放課後何もしちゃいけなかったんですよ。ひたすら、すぐに家に帰ってお父さんがその歯を削ってる工場に行って、お父さんの背中に向かって大声で歌い続ける。粉まみれの中で。お父さんが元々演歌歌手とかになりたかった人なんで、本当に演歌版星一徹みたいな。本当に『巨人の星』の世界で、ひたすらこのスポコン的なトレーニングを受けるわけですよ。地獄のカラオケ特訓を。で、お父さは趣味が高じて仕事場の2階にカラオケ教室を作って、そこで歌を習うのみならず、音感を養うためにピアノやエレクトーンも習って。将来、歌手になった時のサインのために書道も学んで。お小遣いはカラオケ大会でもらえるおひねりだけっていう。で、地元では「のど自慢大会荒らし」と呼ばれるにいたるというね。

(小島慶子)歌の上手い子供だったんですね。

(吉田豪)っていうか、お金をそれでしかもらえないですからね。で、当然門限を少しでも過ぎると平手打ちだったり。放課後も休日もそんなことばかりしてるから、友達もできない。で、彼女曰く「いじめられることもあって。正直、小・中学校時代は辛い思いをすることが多かった。アイドル全盛の80年代に子供時代を過ごしていながら、好きなテレビ番組が『NHKのど自慢』と『ふたりのビックショー』となればクラスの女の子たちと話があうはずもなく、私は変わり者扱いされ、孤立していった」というね。ちなみにその小学校3年の時に自主制作でカセットを出してるということで。これ、つまり89年から90年ぐらいなんですよ。つまり、自主盤デビューは電気グルーヴとほぼ同期なんですよ。

(ピエール瀧)なるほど!

(吉田豪)さらに、93年。中1の時に本人名義でカセットも出していて。これが初レコーディング。初ステージは5歳だから85年。これ人生のデビューステージと同じです。要は、ほぼ同期なんですよ。

(ピエール瀧)なるほど。そういうことですね。

(吉田豪)現在31歳ながらというね。で、ある日、東京のプロダクションから声がかかって。それに所属するための条件が全国瀬戸内カラオケ選手権大会でグランドチャンピオンになることっていうことで。で、無事チャンピオンになって上京。堀越の芸能コースに入るわけで。いじめられている彼女にとっては人生を大きく動かすターニングポイントになるはずだったんですが……まあ堀越に行くっていうことで同級生の態度が急変するわけですよ。

(ピエール瀧)ああ、地元のね。

(吉田豪)いじめていた側が。「アイドルと仲良くなったら教えてね。私たち、友達でしょ?」っていうね。「私をいじめ、さんざんあざ笑っていた子たちがそう言って卒業式の日に私の手に握らせたメモには住所と電話番号が書いてあった。帰り道、私はそのメモを全部捨てた。これ、いままで誰にも話したことがない。自分でもゾッとするぐらい心の中に黒い部分があることをその時、私は初めて知った」っていうね。

(小島慶子)まあでも、気持ちはわかるけどね。それまでいじめていたわけだからさ。

(吉田豪)全然そんな黒くないですよね。普通です。大丈夫です!っていうね。

(小島慶子)そんな、手のひら返しで言われたらね、それは嫌だよね。

(吉田豪)サイン取るわけもないっていうね。で、いざ堀越に入っても、同じクラスに堂本剛さんとかともさかりえさんがいたんですけど。「そういう人たちと違って仕事は全然ない。情けない皆勤賞だった。1年間、私は1日も休まずに学校に通った。言い換えると仕事がないということ。もっと言えば、芸能活動コースに在籍する意味がないということだ」というね。この本、この文章から始まるから、本当に作りが上手いんですよ。で、「担任の先生からも『ところで奈々さんはいつデビューするの?』とか言われるたびに胸の奥がチクリと痛んで。『まだ決まってません。でもデビューに向けて少しずつ準備しています』と。具体的に何も決まってないのに、私はいつもそう返した。悔しさと情けなさがじんわりと体中に広がっていった」っていう感じで。

そんな風な状況の彼女に追いかけるように、「登校をすれば中央線で痴漢に遭い、正直泣きたかった。吐き気がするほど気持ち悪かったし。自分自身が汚されるようで悲しくて落ち込んで。でも恥ずかしくて誰にも相談できなかった」という状況で、ラッシュを避けるため早朝に登校。その結果、朝早く来て自習する生徒として認知されるに至って。要は本当に休まないし、自習もするしで単位もどんどん増えていって。2学期を終える頃にはすでに売るほどの単位を取っていたっていう状況で。その頃の生活は、家も正直、あんまり裕福じゃなかったんで仕送り3万円。そのうち半分が定期代。大好きな少年ジャンプも買えず、数ヶ月に一度レンタル落ちのCDを買うのが最高の贅沢っていう貧乏生活。

学校指定の靴下が高くて買えないから縫い合わせて補強。かかとのすりきれをフェルトで当て布して、体育の着替えとかではバレないように脱いでいた。風邪を引いたら薬代がもったいないから予防をするようになる、みたいな感じで。要は校則でアルバイトも禁止されていたからの、唯一の経済活動が勉強して奨学金を取ることだったんですよね。

(小島慶子)ああーっ、そうか。

(吉田豪)で、普通科を含めた学年トップになって、高2から奨学金を手にするんですけど、その返済でその後も困ったりもするという状況で。

(ピエール瀧)ああ、奨学金をゲットしたんだけども、返すの大変だったと。

ボイストレーナーからの執拗なセクハラ

(吉田豪)もちろん。で、さらにはこの時 上京して独身の男性ボイストレーナー宅に下宿をしていたんですけど、この人がセクハラ三昧で。今度は過食症になって1年間で7キロ増というね。で、そのせクハラというのがこんな感じで。ちょっとお二人で再現してください。

(ピエール瀧)ヘッヘッヘッ……。いいかい? 腹式呼吸というのはここに力を入れるんだよ……。

(小島慶子)先生、お腹はもっと下ですが……。

(ピエール瀧)ヘッヘッヘッ……。腰を反りすぎないように……。

(小島慶子)先生、腰はもっと上ですが……。

(吉田豪)フフフ、先生はもっと若いと思うんですけどね(笑)。

(ピエール瀧)エロさを出してみました(笑)。

(小島慶子)これ、そんなところに1人で下宿してたら、危険っていうか、ねえ。

(吉田豪)危険すぎますよね。で、「そのうち冗談ともつかない先生のセクハラは少しずつだけど日常生活にも及ぶようになった」っていう。具体的に何が起きたかはこれ以上は書いてないんですけども。

(小島慶子)まあ、嫌だったろうね。

(吉田豪)当然。さらには、所属事務所が破産するわけです。この状況で。で、事務所に所属していないと芸能コースにいられないため、このセクハラの先生が新しい事務所を立ち上げるわけですよ。そんな辛い日々で彼女の救いになったのが元々大好きなアニメだったという。で、どうせ仕事もないから、高2になったから代々木アニメーション学院の声優科にも聴講生として授業料ゼロで平行して通い、高3で歌手デビュー。そのキャラソンで自主制作ながらCDデビューも果たすという状況で。

(小島慶子)えっ、高3で声優デビュー?

(吉田豪)そうですね。ゲームで。で、98年3月に堀越を卒業して。学業優秀の品行方正な卒業生10人に贈られる堀越賞を受賞という。芸能コースからはSMAPの草なぎさん以来、2人目の受賞という。

(小島慶子)ああ、草なぎさんも真面目なんですね。

(吉田豪)だったんだなというね。でも、こうなってもその後も仕事の話が来るたびにこのセクハラの先生が「で、これ契約金いくらなの?」って聞いて、かならずお金の話をするからチャンスを何度も潰され続けて。ちなみに当時、この事務所の雑用をすることで給料5万だったんですが、レッスン代を1万引かれて手取りは4万円という状況でね。これは奨学金を返すの大変ですよっていう。

(小島慶子)そうですね。

(吉田豪)で、そんな状況の中でハタチの時にファーストソロライブを行って。その時はキングレコードの関係者が来場。「その人が水樹さんとコンタクトを取ろうと一生懸命この先生に掛け合ってくれたらしいんですが、先生はここぞとばかりに作曲家としての自分の売り込みを始め。私のことに話題を変えれば、例によってすかさずお金の話。先生の暴走のおかげで私はまたしてもチャンスをふいにしてしまった」という。

(小島慶子)セクハラトレーナーとわかれた方がいいですよね。袂を分かった方が。

(吉田豪)当然。誰もがそう言ったわけですよ。「『このままじゃダメになる』と言われても、そう言われれば言われるほど、私は心を閉ざしていた。先生を悪く言う人たちがだんだん悪者に見えてきた」という。

(小島慶子)完全にいけませんね。

(吉田豪)「まるでストックホルム症候群だね」と後に言われて納得したという。で、キングレコードの担当者に笑いながらこの5年半のセクハラの件を相談しようとしたら、涙が止まらなくなって。「いますぐ先生の家を出ないとダメだ」と言われ。それでキングに移ってブレイクを果たすという。

(小島慶子)その決断ができてよかったですね。そこで。

(吉田豪)本当に。5年半ですからね。

(小島慶子)しかもそんな多感な時期に。かわいそうに……。

(吉田豪)しかもその、15で出てきて。誰よりも彼女が歌手になることを願っていたお父さんが、彼女が18歳の時に脳梗塞で倒れ、ライブを一度も見ることなく10年間の闘病生活を経て死去というね。お父さんの闘病中、地元の人からは「あんなに借金して娘さんを東京に出したはいいけど、結局モノにならないみたい。奈々ちゃんも東京で失敗したなら戻って、お父さんの世話をすればいいのに」などと陰で悪く言われていたらしいんですよ。でも、葬儀に仕事関係者からの大量の花輪と弔電が集まって、ありがたくて泣くというね。まあ、本当に『ドキュメント 女ののど自慢』みたいなバックボーンがあって。これは……本当に幼少期から歌に感情を込めるように叩き込まれた上に、こんな経験をしてきたんだから、それはもうあれだけ歌い方がエモーショナルになるのも当然ですっていうようなね。

(小島慶子)納得しました。

(吉田豪)すごい納得したんですよ。「ああ、なるわ。これは」っていう。で、さらに先ほど流れた『深愛』という曲はそのお父さんが亡くなられた7日後に作った曲で。ラブソングに見せかけて、実はお父さんへの思いを込めた曲だったんですよ。そんな曲を明らかに同世代の歌手よりも思い入れのある紅白で歌う意味っていう。「うちの娘は将来、絶対紅白に出る」って言い続けて、笑われてきたお父さんへのメッセージなわけですよね。というわけで、ここでちょっと聞いてください。2009年1月21日リリース、水樹奈々さんで『深愛』。

水樹奈々『深愛』

(小島慶子)いまの話を聞いて聞くとね、しみますね。

(吉田豪)そうなんですよ。

(小島慶子)すごくいい歌ですね。

(吉田豪)「ああ、お父さんの話だ」っていう。彼女は自分の歌唱法について、こう話してるんですよね。インタビューとかで。「元々押せ押せで勢いのある歌い方が好きで、声のビブラートのかけ方や音の伸ばし方の中に私らしさが出せたら……というのはデビューした時からずっと模索していたことだったんです。当時はJ-POPを歌っていても『日本海が見えるな』などと言われた。演歌で培ったビブラートやしゃくり方などの唱法がゼロになるわけではないので、だったら自分の武器にする方法はないかとプラスに考えるようにした」という。それがこの現在の彼女の歌唱法に至り……という。で、いまは本当に「ステージを駆け抜け、特殊効果の花火をドッカンドッカン打ち上げる相変わらずの水樹奈々のまま、演歌を歌いたい」という風に言っていて。2008年10月には演歌の殿堂、新宿コマ劇場で座長公演「水樹奈々大いに唄う」を敢行。二部では時代劇をやって演歌を歌うに至るっていうね。

(小島慶子)演歌が歌いたいんですか?

(吉田豪)「演歌も」ですね。で、演歌のテイストを生かしつつ、演歌もできるような人に……っていう。ところが、補足するとこの自叙伝『深愛』の中では恋愛の話は一切ないんですよ。キングレコードの彼女のプロデューサーによると、「あれだけ歌えてあれだけ喉が成熟している歌手なのに、80年代のアイドル以上に不可侵な処女性があるんです」っていう。30歳過ぎて恋愛の話に一切言及しないのは本当に声優としてプロ意識なのかもしれないですけど、それがなくても満足できる一冊で。まあ、歌はともかく彼女のことは好きになれたっていう感じなんですが。だから本当、あれなんですよ。いま、声優さんが恋愛のことを語るともの凄い叩かれたりする時代ではあって。

(小島慶子)そうなの?

(吉田豪)そうです。平野綾さんがね、それで痛い目にあったりとか。だからそういう意味ではプロだなっていう感じで。最近のインタビューでも恋愛がらみの質問には、こんな感じで答えてまして。ちょっと小島さん、これをお願いします。

(小島慶子)歌を歌っていく上で恋愛のにおけるニュアンスってやはり大切ですよね。泣いたり、ヒステリックになったり。自分にない表現が求められる。でも、声優をやっていると自分のスタイル以外の恋愛体験がいっぱいできるんです。それってやっぱり、自分の想像を超えるものがありますね。

(吉田豪)もうすぐバレンタインデーですけど、チョコレートを渡すご予定は?

(小島慶子)あ、特定の人にあげる予定は、残念ながら……。でも、毎年手作りのチョコレートをスタッフのみなさんに渡しています。

(吉田豪)現在31歳でこれって、アイドルでもないと思いますよ。ものすごい完成度。

(小島慶子)15、6のアイドルの清純さ。

(吉田豪)昭和ですよね。80年代アイドル。で、本でも結婚について語るところがあったんですけど、そこで彼女はなんて言っていたか?っていうと、「でもまずは恋愛から始めないと」っていう。始めてないのかよ!っていう(笑)。

(小島慶子)フフフ、そこはもう鉄壁ですね。

(吉田豪)すごいです。びっくりしました。

(小島慶子)でも、男性に関して言うと、セクハラ親父にずっと嫌な目にあっていたから。

(吉田豪)絶対にトラウマはありますよね。

(小島慶子)だから結構潔癖になるところはあるかもね。「嫌だわ」っていうね。

(吉田豪)で、たぶんお父さんのこととかもあって、ファザコン的なものがあったのが、そのセクハラの先生のことでさらにちょっとねじれたりとかもするだろうし。大変だと思います。

(小島慶子)ご苦労をされているんですね。

(吉田豪)それがまあ、処女性にはプラスになるという。そんな感じでいい本でした。
みなさんもぜひどうぞというね。

深愛 (しんあい) (幻冬舎文庫)
Posted at 2018.10.27
水樹奈々
幻冬舎

(小島慶子)はい。水樹奈々さんの『深愛』という本ですね。最近出たばっかりという一冊を読んで、いままで苦手だった水樹奈々さんの歌の良さをわかったという吉田豪さんでした。ありがとうございました。

(吉田豪)はい。

<書き起こしおわり>

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