松重豊さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』にゲスト出演。宇垣美里さんが提唱する「餃子は完全食」理論に完全同意し、宇多丸さんに餃子の素晴らしさを説明していました。
(宇多丸)実はこの番組、俳優業とか最近の作品についてもうかがっていきたいんですけど……こちらにいる宇垣美里アナが「餃子は完全食」派というか……。
(松重豊)「完全食」っていうのは、やっぱり「それだけで完結する食事」っていうことですよね?
(宇垣美里)そうです。
(松重豊)私は全く同意でございます!(キッパリ)。
(宇垣美里)ありがとうございます! みんな「何を言っとるんだ?」みたいな顔をするんですけど……やっぱり餃子には全てが込められていると思うんですよね。
(松重豊)そうそう。炭水化物に肉……たんぱく質も取れるし。野菜も十分に取れるし。
(宇垣美里)はい!
(松重豊)もうそれだけでいいんですよ。
(宇垣美里)そうですよね!
(松重豊)だからうちも餃子を作る時は餃子以外は何も食べないようにしているんです。
(宇多丸)あ、じゃあご飯もなしで?
(松重豊)ご飯もなし。
(宇多丸)餃子のみを食べる?
(松重豊)餃子とビール、飲み物だけががあれば。
(宇垣美里)コンプリートですよね。
餃子と飲み物だけあればいい(松重豊)
(松重豊)コンプリートです。しかもね、餃子というのは作って売ることもできるんで。私、子供が小さい頃からね、要するにこの仕事はいつ食いっぱぐれるかもわからないんで。家で餃子を作らせてそれを駅前で売ろうっていう計画をずーっと温めてました。
(宇垣美里)フフフ(笑)。
(宇多丸)売り物のレベルにまで高めて?
(松重豊)あそこのAD(番組AD・松重豊さんの実の息子さん)は俺の真似をするよりも餃子を巻く方が上手いんです。
(宇多丸)「餃子を作っている」って言っていましたね。そんぐらい、やっぱり松重家の餃子のクオリティーは。
(宇垣美里)ほら、みんな、聞いたか!(笑)。
(宇多丸)これ、ただ私、お言葉なんですが……調理物というか「複数の具材を入れたもの」という意味では、たとえば「鍋は完全食」とかですね、いろんな言い方ができちゃうのでは……?っていう。
(宇垣美里)違うよー。ねえ、違いますよね?
(松重豊)鍋も完全食だけど……やっぱりその……。
(宇垣美里)世界観が違う!
(松重豊)うん。鍋は持ち歩くことができないけど、餃子は作って持ち歩けるからね。
(宇垣美里)そうですよね。小さなコスモなんですよ、あれは。
(宇多丸)たしかに小さなパッケージングになっていますもんね。
(松重豊)包まれ感とかね。ああいうのも完全食たるゆえんじゃないかなと。
(宇垣美里)一口パクで全てが取れるんですよ。すごい!
(宇多丸)……はい。ええと、強い人2対1でね、私もどうにもならない状況でございます。「餃子は完全食」という結論が出たということで。
(宇垣美里)うれしいなー!(笑)。
(松重豊)ありがとうございます。
<書き起こしおわり>