星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でエリス・レジーナ&アントニオ・カルロス・ジョビンの『3月の水』を紹介していました。
(星野源)じゃあ、曲に行ってみたいと思います。エリス・レジーナっていうブラジルの歌手の方が僕、すごく好きで。久しぶりにちょっといろいろと聞いていた時にこの曲を聞いてなんかね、ちょっと最後の方で泣いてしまったんですけども。なぜ泣いたか?って言うと、すっごい楽しそうに……「楽しいだろうな。楽しそうだな。これが音楽だよな」って。音楽の楽しさの根源みたいなものがこの2人の間に流れているような気がして、とても好きな曲でございます。エリス・レジーナ&アントニオ・カルロス・ジョビンで『3月の水』。
Elis Regina & Antonio Carlos Jobim『3月の水』
お送りしたのはエリス・レジーナ&アントニオ・カルロス・ジョビンで『3月の水』でした。僕が10代の終わりぐらい、高校を卒業した後ぐらいですかね。ハタチぐらいの時かな? もう貪るようにブラジル音楽を聞いていた時期がありまして。ボサノバだったりサンバだったり。あと、すごく昔に流行っていたブラジルでのロックとかポップスみたいなものをなんかすごく好きで。ものすごくたくさん聞いていました。
その音楽の不思議なコード進行とかテンション感とか、そういうのがすごく好きで。そういうのをコピーしたりとか自分で真似てみたりとかして。SAKEROCKを組む前に1人で家で宅録でインスト曲とかを作っていたんですけど。それはハードボッサ的な、ちょっとボサノバの早い感じの曲でしたね。ジョイスっぽい感じというか。そういうのを作って、後にSAKEROCKで一緒になる田中馨くんに家に来てもらってベースを弾いてもらって、みたいな感じで宅録したりしていましたね。
なんかそういうのを思い出して。いまでも自分のコード進行にはそういう癖がまだちょっと残っていて。こういう曲を聞くとなんかいいなと。改めていいなと思う曲でございました。
<書き起こしおわり>
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