プチ鹿島とモーリー・ロバートソン 日本体操協会パワハラ疑惑を語る

プチ鹿島とモーリー・ロバートソン 日本体操協会パワハラ疑惑を語る 水曜日のニュース・ロバートソン

プチ鹿島さんとモーリー・ロバートソンさんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中で、日本体操協会のパワハラ疑惑について話していました。

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(プチ鹿島)僕は体操を入れておきましょうか。どうでしょうか、みなさん。体操協会、またこれパワハラでモメてますけども。でもこれって100:0でどっちが正義か悪かで決めようとすると、むしろ本質が見えなくなると思うんですよね。

(モーリー)なるほど。いまの多くのワイドショー的な報道は「女帝、女帝!」って。「女帝はかつて、ビンタをしていた。自分がビンタをしていたのに、他人の暴力について言うのか?」みたいな方向に行っていますよね。

(プチ鹿島)だけどそもそもはコーチの暴力から始まったことなんだから、まあまあ「全員悪いんじゃないの?」っていう。そこの地点から見た方がいいんじゃないの?っていう。

(モーリー)アガサ・クリスティの小説で全員有罪みたいな。

(プチ鹿島)『アウトレイジ』的なね(笑)。あと、僕は思うんですけども18歳の宮原さんが会見をしたじゃないですか。偉かったと思います。でも、その後に急にいままで黙っていた人が言い出しているなって。

(モーリー)しかも、大人たちが黙っていたんだよね。

(プチ鹿島)池谷幸雄さんとかね。もっと早く言えばいいのにって思うんですけど。

(モーリー)だから先に捨て石になった若者がいて、それが世の中の感動を生んで「安全だ」ということがわかってはじめて、やっと「#MeToo」なんだね。

安全確認後に始まる「#MeToo」

(プチ鹿島)もっと言うと18歳の女の子が「こんなの、もう古いよ!」って立ち上がったんですけど……池谷さんは僕と同世代ですから。やっぱり40代、30代、50代はずーっと黙るしかなかったのかなっていう。

(モーリー)で、その「黙る」っていう忖度が自分たちで自分に恐怖を与えて、そこで柳の木に幽霊を見ていたのか、それとも本当に電話をかけられてきて怒鳴られていたのかの違いだよね。どうもなんか自主規制というか、勝手に恐怖や畏怖心が独り歩きしていたように見えるんですよ。

(プチ鹿島)それを思いましたね。

(モーリー)あとはメディアの記者クラブ化だよね。だってみんなジャーナリストは知っていたし、フリーのジャーナリストっていつもこういう事件が起きると、ボクシングの時もそうだったけど「ああ、みんな知っていましたよ」って言うんですよ。だったら書けよ!

(プチ鹿島)そういうことでしょう? だったら言ってくれよっていう。

(モーリー)で、それをフリーが書いて大手新聞が退けたっていうのがあるわけ。その忖度やお互いのもたれ合いはあった。

(プチ鹿島)うん。

<書き起こしおわり>

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