プー・ルイさんが『猫舌SHOWROOM』火曜日『豪の部屋』の中で吉田豪さんと最近相次ぐ中堅アイドルグループの解散や、プー・ルイさんのYouTuber活動の面白さと難しさについて話していました。
豪の部屋ありがとうございました?✨
いろいろお話ししましたー!!
豪さんのことを誤解してました…!笑
あっという間の2時間でしたー✌️ pic.twitter.com/qxzIgp17Yh— プー・ルイ (@pour_lui) 2018年8月28日
(吉田豪)(コメントを読む)「アイドリング!!!とBiSとでんぱとももクロはアイドル界の幅を広げた」。アイドリング!!!を入れてくれているのが優しいですね(笑)。
(プー・ルイ)AKBじゃないんですね。
(吉田豪)AKBはでも本当に裾野を広げた存在っていうか。
(プー・ルイ)本当に。「いま会えるアイドル」としてあのグチャグチャ時代を作ったのはAKBさんですよね。
(吉田豪)間違いなく。よく、だからハロヲタがAKBをディスったりとかいろいろとするけど、いや、AKBのおかげでいろいろとありますよっていう。あれでアイドルを好きになったオタ+ももクロによってアイドルが好きになったオタがいろんなところに流れていったおかげでいまのシーンがあるわけで。感謝ですよ、本当に。
(プー・ルイ)感謝ですよ。いい時代でした。でも、2010年、11年は。
(吉田豪)狂っていましたよね。
(プー・ルイ)うん。面白かったと思う。
(吉田豪)この番組でもよく話しますけども。完全に運営サイドも狂っていたし、みんな狂っていた。
(プー・ルイ)フフフ(笑)。いまはもうね、どう生きていくか?っていう生き残り時代。
(吉田豪)ですね。
(プー・ルイ)戦国時代のトントンっていう感じではないですよね。
(吉田豪)明らかにピークはすぎたけども、別にジャンルが終わるわけでもなくて。普通に面白いグループもあるし……という。ただ、生き残りが難しい時代にはなってきて。で、よく言っているのが中堅どころの経費がいろいろとかかるようなグループがメジャーリリースはしているけども、みんな年齢もいって将来を考えているようなメンバーがいるみたいなグループが次々と「限界……」ってなっているのがいまで。
(プー・ルイ)たしかに。なんか解散を聞くたびに、別にアイドルとは仲良くないんですけども。
(吉田豪)誰ともなんですか?
(プー・ルイ)はい。割と。旧BiSのメンバーは仲がいいですけど。あんまり外の人とかかわらないから。
(吉田豪)BiSは独特でしたもんね。コショージさんが(コミュ力が)異常なだけで。
(プー・ルイ)ああ、そうです。コシたんはいろんなところで。だから、かかわりはないんですけど。やっぱり一緒にやっていた人たちが解散っていうのを見ると、なんかエモくはなります。
(吉田豪)なりますよね。
(プー・ルイ)なんか「ああ、またいってしまうのか……」っていう。
(吉田豪)多少の敗北感みたいなのも感じますよ。バニラビーンズ解散とか、なんか、ねえ。がんばった方だけども。
(プー・ルイ)ねえ。ドカンと。
(吉田豪)ベビレとかね。そうそう。
(プー・ルイ)WACKの一強ですからね、いま。
(吉田豪)BiSHがあそこまで行くとは思わなかったんですよ。
(プー・ルイ)ああ、本当ですか? でも時代にもあっていたし。曲もメンバーもがんばったりとかあったから。ねえ。ロックのパイを全部取っていったから。
(吉田豪)ごっそり持っていきましたね。びっくりするぐらい。本当に……去年ぐらいからかな? ある時期からちょっとテレビで会ったような芸人さんが「吉田さん、BiSHって知ってますか? いいっすよね!」みたいに言ってっくる人がすごい増えて。うん。わかりやすく世間に届いたんだなっていう。
(プー・ルイ)私、そのBiSHが売れていて、こうやっていま売れていっている感じがしていて。事務所で、事務所を大きくするっていう。それが……普通はありがたいって思って。「よし、逆転するようにがんばろう!」っていう心持ちになれればいいんですけど……「なんでだよ!」って思っちゃうんですよ。「私、作ったんだよ!」って。アハハハハハッ!
(吉田豪)フフフ、そりゃそうですよ。それは言っていい人ですよ(笑)。
(プー・ルイ)いやいや、言わないですけど……「私が作ったんだから、来いよ!」とかそういうことじゃなくて。
(吉田豪)モヤモヤするっていうね。
(プー・ルイ)納得できないっていうんじゃなくて……なんていうんですかね? インタビューとかで辞める時に結構言っているんですけど。私も我慢してついていけば売れたと思うんですよ。我慢してBiSにいたら、たぶんある種、幸せだったと思うんですよ。ちょっと渋谷とか歩いていたら「プー・ルイさんですか?」って言われたりとかあったと思うんですけど。やっぱりなんかね、上手くそこに入りきれなかったんですね。気持ちが。
(吉田豪)うん。
(プー・ルイ)「なんでだよ!」みたいなのが勝っちゃうっていう(笑)。
(吉田豪)それはしょうがないですよ。
BiSHの知名度でYouTuberとコラボできる
(プー・ルイ)でも、逆にYouTuberをやっていて。で、YouTuberではいま、BiSHが流行っているんですよ。だから、まあ結構BYSも大手の人にコラボしてもらえるんですよ。なぜなら、BiSHを知っているから。
(吉田豪)そうか! へー。
(プー・ルイ)でもそれは、いいんです。
(吉田豪)それはいいんだ(笑)。
(プー・ルイ)それは、ジャンルが違うから。
(吉田豪)そこでイライラはしないんだ(笑)。
(プー・ルイ)YouTubeは結構NIGOさんが優しい方なんで、「プー・ルイが好きにやっていいよ。口も出さないし、やっていいよ」って言ってもらえて。本当に全部自分でやっているんですよ。コラボとか。DMを送ったりとかいろいろと。
(吉田豪)セリフプロデュースでそっちは。
(プー・ルイ)はい。編集も自分でやっているし。そういうのが久しぶりに自分でやっているから。旧BiSって結構自給自足でやっていたから懐かしくて楽しくて。
(吉田豪)自分でオファーしたり、営業したりみたいな時代が。
(プー・ルイ)それを思い出して。その時って結構人のおこぼれにあずかったりもしていたんで。なんか、BYSではいいなっていう。音楽やってねーし、みたいな(笑)。
(吉田豪)フフフ。でも、本当に大変なジャンルだと思うんですよ。まず見る層が真逆じゃないですか。たぶんファンがそのまま見ているとは思えない感じの……。
(プー・ルイ)YouTubeですか? うんうん。
(吉田豪)10代、20代が中心なわけですよね?
(プー・ルイ)はい。なんかもう一応、ビリー・アイドルに入るのも決まっていたし、そのYouTuberにハマったのが11月とか12月だったんで遅くて。で、もう入ることは決まっていたんですよ。なのにすごい見ていて、「なに、この面白い世界は?」って思って。その2010年のBiSがここにある!って思っちゃったんで。
(吉田豪)ああ、そうか。いろんなデタラメなことをやるというか。話題作りのためにっていう(笑)。
(プー・ルイ)で、私が好きなのはあんまり炎上系じゃないんですけども。でも、無駄に42キロとか20キロとか仲間で走って。で、最後にみんな走れなくて、でも泣いて感動している動画とかを見て……。
(吉田豪)「これ、BiSじゃん!」っていう(笑)。
(プー・ルイ)「ああ、これだ! ここに私のやりたいこと、あるじゃん!」って思ったんですよ。
(吉田豪)渡辺さんにやらされていたことを自分たちで自発的にやるみたいな。
(プー・ルイ)だし、YouTuberさんってメンバーもみんな友達でやっているから。だからその関係もすごいいいなって。すごいくだらない、本当に内輪ノリなんですけど。だから最初に私もファンの子にYouTuberって言われて見たら、結構歳もYouTuber世代よりは行っちゃっているんで。
(吉田豪)基本10代ですからね。
(プー・ルイ)そう。あんまり良さがわからなかったんですよ。1回目は。だけど、流し見するじゃないですか。テレビとか携帯で。そしたら覚えちゃうんですよね。名前とか。コラボしている他のグループとか。その時に、なんか気づいたらハマっていて。それでそういう自分の好きな動画とかも見つけて、「ここにあるじゃん!」みたいになっちゃって、止められなくなって。で、NIGOさんはでも説得をしなきゃいけないじゃないですか。説得っていうか、「やりたい」っていうので。
(吉田豪)まあ、エイプとは真逆の世界ですからね(笑)。
(プー・ルイ)いきなり言っても、YouTuberをもちろん知らないですし、こういう文化があるっていうことも知らないといけないので、私も勉強して「これぐらい人がいて、みんなすごいんですよ」とか。
(吉田豪)ビジネス規模とか。
(プー・ルイ)そういうのを説明するために勉強とかして。でも、それですごい世界だなって思って始めたっていうのはありますよね。
(吉田豪)なかなか、言っちゃうと芸能人の方とかが自分の知名度頼りにYouTubeに参入して失敗するのがすごい多いじゃないですか。まあ、成功しているケースもありますけど8割、9割はなかなか上手くいかない中、かなり地道に頑張っている方ですよね?
(プー・ルイ)あのね、ダメなんですよ。私、最初の入りがただのファンだからわかるんですけど、仕事として始めるとたぶんダメなんですよ。
(吉田豪)いきなりこれで食おうとか考えちゃダメですよね? どう考えても。
(プー・ルイ)ダメなんです。「楽しい」がどれだけ動画に出るかだと思うんですよ。出そうと思って出すもんじゃないから難しいんですけど。
(吉田豪)よく言うのがあれですよね。ざっくり考えると再生回数1回で1円ぐらいって……。
(プー・ルイ)なんか0.1円ぐらいだって……。
(吉田豪)0.1なんですか? じゃあ本当によっぽどバズらないとお金にはならないわけじゃないですか。
(プー・ルイ)はい。そうですね。でも偶然なんですけど、一応100万回再生の動画とかもできたりして。そういうのを見て、面白いなって思って。「なんでこれが行くの?」っていうか。
100万回再生超えの動画
(吉田豪)どうなんですか? それこそ暴露とかで話題になったりするようなのもあるわけじゃないですか。そういうのと伸びるのはまた別なわけですか?
(プー・ルイ)いや、一緒です。結構再生回数が伸びれば登録者数も増えるとかしますね。でも、その内容によって……内容とチャンネルの求められているものが合っていると、そんなに行かなくてもすごい増えたりとかありますね。あとコラボも相手といい合い方をするとすごい増えたりとか。なんかいろいろと面白いです。
(吉田豪)本当に生ハムと焼うどんの西井さんとかいろんな人が苦労しているのを見て、YouTubeっていうのは難しい世界なんだろうなって思いながら見ていますよ。
(プー・ルイ)はいはい。難しいけど楽しいって思えているからたぶんギリでやれているんだと思う。あと、最後のメンバーは仲がいいんで。
(吉田豪)あそこに集まる人たちは。
(プー・ルイ)いろんなものを乗り越えてきたから(笑)。「ここでは楽しくやろうよ」っていうスタンスで私もいるから。私はいろいろ企画とか編集で時間を割いたり、分析とか……手伝ってくれている友達が2人いて。その人たちと週1で打ち合わせとかをしたりしているんですけども。このメンバーに関しては企画出しは週に1回、1人5本ずつするようにはなっていますけど。基本、撮影も「来たい」って思ってもらえるように作らないと。遊びだから。まだ。
(吉田豪)最近、ファーストサマーウイカさんが絶賛していた『カメラを止めるな!』っていう映画があるじゃないですか。あの監督をインタビューした時に話したんですけど、あの監督は昔から実はYouTuberみたいなことをやっていた人なんですよ。路上でいろんなチャレンジみたいな。まあ、いわゆるいまだったら動画でやるようなことをずっとやっていた人で。で、そういう人が成功したパターンなんですけど。いま思えば、たぶんYouTuberもそうだなと思うんですよ。僕とかは全く趣味が合わないから見ていないですけど、あれだけ動画を撮って編集とかしていたら、この中で映画で成功する人、出てくる可能性も全然あるっていう。わからないじゃないですか。どこが伸びるかって。
(プー・ルイ)わかんない。
(吉田豪)『カメラを止めるな!』の監督もそうだったし。YouTuberっていうだけで否定するのは絶対におかしいなっていうか。
(プー・ルイ)そう。私も最初は否定しちゃったから。で、TikTokってあるじゃないですか。あれもなんか、あれで結構思ったんですけど。「なに、TikTokって?」って最初に思っちゃったんですよ。でもその時、ふと思ったのが私、10代だったら絶対にTikTokをやっているんですよ。高校生だったら絶対になにも不審に思わずにこうやってやっているのに。それを「なにこれ?」って思っているのって、完全に心がおばさんになっていると思って。歳を取るのはいいけど、それはなんかダメなんじゃないかなって。まだ戦いたいと思っているんだったら……。
(吉田豪)フフフ、ちゃんとそこの舞台で戦わないと。
(プー・ルイ)ちゃんとそういうのも見ないと。別にやる、やらないは置いておいて。はまる、はまらないは置いておいて、1回若者の間で流行っているものっていうのは見ないといけないんだなってちょっと反省したんですよね。
(吉田豪)わかります、わかります。じゃあ、質問も拾ってみますかね。(コメントを読む)「ノンちゃんは乗り気なのかな?
(プー・ルイ)ノンちゃんはね、しゃべらないだけであの場に……友達がいないので。あれしか。そこに来れば友達がいるから、楽しそうにしていますよ。
(吉田豪)(コメントを読む)「YouTubeの収益も事務所に引かれるの?」。
(プー・ルイ)いやいや、全然。
(吉田豪)っていうか、それほどの収入にはまだなっていないんですか?
(プー・ルイ)まだ、全然。
(吉田豪)ですよね。
(プー・ルイ)YouTubeの収益って言っちゃいけないらしいんですよ。(運営会社の)Googleの決まりで。
(吉田豪)へー! そうなんだ。
(プー・ルイ)だからYouTuberさんのお給料公開もイベントとか出たものとか、全部を合計したものっていう形で。
(吉田豪)で、なんとなくそれで曖昧にするんですね。なるほど、なるほど。じゃあ、その1再生0.1円っていうのもなんとなくそう言われているだけで?
(プー・ルイ)そうです。噂によると登録者数によって変わったり、動画の内容によって変わったりとか。まあ、だからわからないらしいです。
(吉田豪)はいはい。
<書き起こしおわり>