PUNPEE J Dillaを語る

PUNPEE J Dillaを語る SOFA KING FRIDAY

PUNPEEさんがJ-WAVE『SOFA KING FRIDAY』の中でレジェンダリーなヒップホッププロデューサー、J Dillaについて話していました。

先日はエナロックフェスティバル。IKI-BAでDJをさせていただきました。お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。告知、全く自分が出るって今回はしなかったんですけども。前回の放送で言っていたみたいに、あんまり人がそこまでいないところで、こじんまりした空間でやりたいって言っていた通り、今回はそんな感じでゆったりとやらせてもらいました。

明日は、、、、、、 待ち侘びたエナロックフェス2018!!

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ブラックエナリくんのバースデーということで、やらせてもらいました。また適当に告知なしでどっかでやらしてもらうので、その時は適当に楽しんでもらえたらありがたいです。で、特に今日は話すこともないので、メッセージをバーッて読んでいこうと思います。読まれた方にはステッカー、CD……ジングルとかオープニングが入ったやつをお送りしてるので、よかったら聞いてみてください。

東京、世田谷区に住んでる37歳の方。「PUNPEEさん、こんばんは。いつも金曜の夜を使い果たした土曜の朝、昼にRadikoで楽しく聞かせていただいております。先日、『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』という本を買ったみました。これまでに何百回と聞いてきたディラの『Donuts』が……」。ディラっていうのは結構前に亡くなってしまったヒップホップのプロデューサー。たまにラップもするレジェンダリーな方なんですけども。

「……改めてディラの偉大さを知り、そしていままで以上にヒップホップ、サンプリングミュージックが奥深くていい音楽だと思えるようになりました。面白い音楽だと思えるようになりました。PUNPEEさん、ディラについてなにか思い出がありますか? PUNPEEさんが思うディラワークスでお気に入りのものも聞いてみたいので、よろしければその曲をリクエストさせてください」。

37歳の方なんですけども。自分も割と近いので、リアルタイムで結構J・ディラさんの曲を体験させていただいてると思うんですけども。なんだろう。やっぱり最初に無意識に聞いたのはファーサイドじゃないですかね? ファーサイドの『Runnin’』。セカンドアルバムでしたっけ? それで結構参加をしていて。PUNPEEの『Runnin’』とか『Drop』とか。

結構そのへんの関連を最初にやっていたイメージ。でもその後に、それをJay Dee(J・ディラの初期の名義)がやっているって後で知ったみたいな。なので、初体験はThe Ummahでしたね。The UmmahっていうプロデュースグループをQ-Tipと一緒に組んでいて。一説によるとQ-Tipのレコード置き場が火事で燃えてしまって、レコードがなくなっちゃったから一緒にやることになった、みたいな。そういう説もあれば……でもその火事って結構後だったんじゃないかな?っていう気がするんですけど。

そういう説もあれば、単純にデモをもらったQ-Tipが「一緒にやろう」って言い出したっていう説もあります。この前、テイ・トウワさんと『水曜日のダウンタウン』の番組について対談した時にですね、そのJ・ディラの話を……テイ・トウワさんはア・トライブ・コールド・クエストのファーストとかで結構プログラミングとかしてるんで、いろいろ話を聞いたんすけど。「ディラがテイさんの曲をサンプリングしてましたよ」って言ったら、「えっ、本当に?」って言っていて。テイさん、それを知らなくて。それを教えたっていう話とかありました。

テイさんの『Luv Connection』っていう曲なんですけど。それを『Sensation』っていう曲でサンプリングしていて。テイさんも結構テンション上がっていた記憶があります。はい。で、自分のJ・Dillaの初体験はたしか『Runnin’』とか『Drop』なんですけど、いろいろかけたい曲もあるのですが。で、その本、まだ実は読めてなくて。OMSBがTwitterで上げていたんですけど、ちょっと気になったので今度読んでみたいと思います。

『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』

ジャミロクワイの『Black Capricorn Day』のリミックスとか。

あとはQ-Tipの『Let’s Ride』っていう曲とか。

J・ディラは結構好きで。もちろん『Donuts』とか『The Shining』も好きなんですけども。

うーん、ではここでちょっとした逸話のある曲をかけたいと思います。ジャネット・ジャクソンの『Got Til It’s Gone』という曲です。

Janet Jackson『Got Til It’s Gone』

リリースは1997年。同じ世代の人はもう何回も聞いてる話かもしれないんですけど、世代は変わっていくのでここで、なんか自分も。この曲の一説なんですけど、プロデューサーがジャム&ルイスっていう当時……というかそのちょい前ぐらいからR&Bで結構いい仕事っぷりをしていたプロデューサーの方々なんですけど。という風に表記はされているんですが、実際はQ-Tipとかアリ・シャヒード・ムハンマドっていうア・トライブ・コールド・クエストでありThe Ummahのメンバー。Jay Deeもたぶん携わっていたと思うんですけど。彼らの名前がクレジットに載ってないっていうことで。

自分たちがこのアイデアを作ったのにクレジットに載っていない!っていうので怒って、その後にJ・ディラが当時の名前だとJay Deeっていう風に言っていて。『Ummah Jay Dee’s Revenge Mix』みたいなのを作って、それでプロモーション盤オンリーでレコードを出したりしたっていう説がありました。たしかにそのフォークソングの曲をサンプリングしているんですけど。ジョニ・ミッチェルさんの曲をこんな風にアレンジするアイデアって結構J・ディラとかからしか生まれないような気がして。

でも音の丸さとかラフさはミックスのエンジニアの人が違うのかわかんないですけど。ジャム&ルイスっぽい丸さっていうか。キックの感じとかスネアの鳴りとかはそういう風になっているような気がしていて。自分は結構それ、後で知ったので。まあ結局オリジナルの方が好きだったっていうのがあって、いまかけちゃったんですけど。そんな説のあった話。「アイデアを盗む」っていうのはまあ、うーん。ちょっと悪意のあるものなのかな? とかも思ったりしました。そんな感じでその本、『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』。気になっているので読んだ後に今度はJ・ディラで丸々30分とか、詳しい人を呼んでやってみたりもしようと思います。

<書き起こしおわり>

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