星野源『おげんさんといっしょ』第二回放送を振り返る

星野源『おげんさんといっしょ』第二回放送を振り返る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でNHKで放送された冠音楽番組『おげんさんといっしょ』の第二回放送を振り返っていました。

(星野源)はい、改めて星野源です。星野源のオールナイトニッポン、今日はですね、『アイデア』発売スペシャルおよび『アイデア』ミュージックビデオスペシャルおよびおげんさんスペシャルということでいろんなお話をじっくりしていきたいと思います。そして、みんながくれたメールをたくさん紹介していきたいと思います。ざっとこの1週間というかこの数日の話を。8月20日(月)AM0時、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』の主題歌。律くん……律くん、しっかりして。ねえ。星野源の最新楽曲『アイデア』が配信リリースされました! 皆様のおかげで配信されて、軒並み1位を獲得。ありがとうございます!

そして、オリコンデイリーにて配信曲史上最高の1日での売上、ダウンロード記録を達成しました! ありがとうございます! すごい! いやー、この『アイデア』の話は後ほどじっくりとさせえていただきたいと。思います。そして『アイデア』のミュージックビデオが星野源オフィシャルYouTubeチャンネルにて公開されました! (作家・寺坂直毅の拍手に対して)遅いぞ(笑)。昨日のタカシ子並に怒るぞ(笑)。

(寺坂直毅)フハハハハハッ!

(星野源)僕はいま、反抗期だから!(笑)。よくわかんないけど(笑)。タカシ子の反抗期に触発されてね。14歳。見ていない人、ごめんね。なんかね、録画してたらぜひ見てください。そしてもう『アイデア』のミュージックビデオ、すでにもうすぐ200万再生に行きそうです。ありがとう! いま、195万。すごい! もうすぐ! まだ2日たっていないですからね。すごいです。ありがとうございます。今回のミュージックビデオは間奏、そして最後のサビでダンスをたくさんの人が踊ってくれてるんですけど。昨日のおげんさんでも発表しましたが、三浦大知君が初めてですね、他のアーティスト。自分以外のアーティストに振りを付けたという、そういうとても記念的な作品にもなりました。

このミュージックビデオの話もですね、後ほどじっくりさせていただこうと思います。さあ、この話をじっくりしようね。昨夜、夜10時からNHK総合にて『おげんさんといっしょ』第2弾がオンエアーされました! ありがとう。そして、なんとその放送中に……前回のおげんさんは1年3ヶ月前だったんですけど。僕、星野源の初めての冠音楽番組ですね。その『おげんさんといっしょ』という番組をやったんですけど、その反響すごくて。

NHKの正式な発表として「紅白並の反響でした」と正式発表されていてですね。それはなぜかというと、Twitterって大体深夜とかでも1万とか2万とか行ったらもうすごい盛り上がりだという。ハッシュタグってね実況みたいなことをすると、それでもう十分大盛り上がりなんですけど。『おげんさんといっしょ』はですね、1時間とその終わった後の余韻も含めて30万ツイートっていうことで。とんでもないなということで。だから、それが紅白の数時間と同じぐらいだということで。とても大評判だということで、2回目をやろうとね、割すぐになったんですけど。

ちょっと、みんなのスケジュールとか、いろんなタイミングとかを計っていて、1年3ヶ月が経ってしまいましたが、とても良いタイミングだったんじゃないですかね。だってそんな中で、僕は……あ、出演者の話をしましょうねお父さん役は高畑充希ちゃん。この高畑充希ちゃんと僕はこの間、映画でご一緒したんですよ。4月、5月。ずーっと毎日一緒にいて、そこですごく仲良くなったので、その感じでまたね、おげんさんとの感じがとても良くなり。そしてラジオにゲストに出ていただいたりしたあの宮野真守くん。そして雅マモルくん。出ていただいたこともあって、そこから結構食事とかをよく2人で行ったりとかしてい。本当友達なんです。

本当に友達しか出てない番組

本当に友達しか出てないみたいな感じで、いろんな人により安心して出演できるようになったので、この1年3ヶ月っていうのはとても必要な時間だったのではないかなと思っております。そして、タカシ子ね。長女役の藤井タカシ子。本当に最高でしたね。そして、ゲストとしておげんさんの次男。おげんさんは家族がいっぱいいるんですけど。次男ということで、庭師の大ちゃん。三浦大知くんが来てくれて。大知くんとも本当にどんどん友達になっていって。マブですね。まあ、そういうところもあり、普段はやらないようなことをみんながしてくれるというとってもスペシャルな番組になりました。

感想がたくさん届いています。ありがとうね。あ、そうだ。それで反響の話。去年が30万ツイートだったでしょう? そしたら今年はもう放送中に30万行っちゃったって聞いて、すごいなと思って。で、もう放送が終わってちょっとしたら、すぐに40万になって。こんなことがありえるのか?っていう。そしたら、もう世界のトレンドの1位になってしまって。たまに日本のトレンドが世界のトレンドに食い込むみたいのはあるけど、1位を取るっていうのはとんでもないことだと思うので、本当に見てくれて盛り上がってたみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。スタッフのみんなもね、喜んでくれてるみたいで。目の前の僕の作家の寺ちゃんも参加していたので。

実はリハーサルでね、タカシ子が本当に仕事が忙しい中参加してくれたんで。大阪の方から本当に9時ぐらいに……10時から放送なんだけど。ギリギリに入ってくれて。その前にね、前日のリハーサルはできていたんだけど、当日リハーサルはできないということで、『ナンダカンダ』のリハーサルは寺ちゃんが歌うっていうスペシャルなね……僕の携帯の中だけにその映像が入っているという。フフフ(笑)。それ、今日のオールナイトで流そうか流さないか……流させないね(笑)。普通に流せないんですけど、僕だけで楽しもうかと思います。まあ、そんな感じで反響がすごいありました。あと、この番組にね、メールは本当にたくさん来ました。ありがとうございます。たくさん読んで行きたいと思います。

大阪の男性の方。「おげんさん第2弾、見ました。前回もそうでしたが、ずっと自然にずっと涙が出てました。『ナンダカンダ』で爆笑した以外、ずっと感動していました。生放送でやってくれてるからかな? 臨場感と言うか、源ちゃんのライブに行ってるみたいでした。きっとNHKのスタッフさんとか、ギターの亮ちゃん、ベースのハマくんを含め演奏メンバー、そして高畑充希ちゃんの紹介した『グレイテスト・ショーマン』のワークショップの動画とか、全ての熱量が画面から出ているからでしょうね。本当に感動しました。

山下達郎、ユーミン、サザン。僕は48歳なので、ちょうどいい感じで邦楽を聞いてこれました。そしていまのタイミングで次世代の邦楽につながる星野源、三浦大知を感じることができて、本当に幸せだなと思います。そんなことを思わせてくれる『おげんさん2』でした。もちろん『おげんさん3』、楽しみにしていますね。そしてオールナイトニッポンが星野源のホームグラウンドでずっとありますように。これからも応援し続けます。本当に素晴らしい感動をありがとうございました」。おおっ、うれしいメールですね。ありがとうございます! 

本当にいろんな世代の人が見てくれてるみたいで、僕に終わった後、とんでもない量の連絡が来て。普段は全く連絡がないような人から久しぶりに来たりとか。だからすごく、いろんな人が見てくれてたんだなというのをとても感じてうれしかったです。どんどんメール、読みたいと思います。だからね、40代の方とか50代の方とかのメッセージ、本当にうれしいですね。ありがとう! 東京都の方。「『おげんさんといっしょ』、見ました。『ゆるくやりたい』って言っていたのに、いろんなことが起きていて目が離せませんでした。そして『アイデア』の生演奏。あの構成を生演奏で目の当たりにして、最後にドラが鳴り響いた瞬間、自分の中にあったJ-POPの形が音を立てて壊れて、瞬く間に新しく積み上がったのを感じました。心なしか源さんの瞳が潤んでいませんでしたか? 素敵な瞬間を同じ時間に感じられて幸せでした。音楽がまた好きになれた。源さん、ありがとう」ということで。うれしいですね。ありがとうございます。

そうですね。あの『アイデア』という曲ね、初めての生演奏。初披露で、完全オリジナルアレンジ(笑)。またアレンジを100%変えてしまうという、そういうチャレンジもちょっと楽しかったですけどね。だからすごく達成感がありましたね。本当に。終わった後、みんなで打ち上げに行ったんですけど、本当に僕ずっと放心状態で(笑)。いろんなことが積み重なったこの数日間だったので。本当にやりきったというか。とっても楽しい打ち上げでしたけども。さらにメール、読んでいきたいと思います。

東京都の女性の方。「昨日は『おげんさんといっしょ』生放送、お疲れ様でした。70分、あっという間でしたが、出演者のみなさんはどう感じていましたか?」。そうだね。70分だったんだよね。本当に短かった。なんか感覚としては30分ぐらい。ワーッ!っていう。でもやっぱりね、内容がすごく詰め込まれてたっていうのもあって、あっという間でした。「源くん、大知くんの『DIVE!』、タカシ子の『ナンダカンダ』をおげんさんバージョンで編曲したと言っていましたが、どのくらい時間かかるものなんですか? 雅マモルくんとのセッションもあったし、本当に大変だったかと思います。おげんさん、本当にお疲れ様でした」。ありがとう(笑)。

そうですね。今回、三浦大知君が来てくれるということで『DIVE!』という曲をやらせていただきました。そして藤井隆さんの『ナンダカンダ』という曲もやらせていただいて。この曲はいわゆるバンドアレンジだったんですよね。で、僕はこの番組をね、本当にうれしいのは、企画からもう参加しているというか。「こういう番組にしたいです。こういうゲストがいいです」とか。「こういう音楽の形態がいいです。こういうマイク録りの仕方をしたいです」みたいな、そういうところまですごく、本当に中まで入って番組づくりに参加させてもらってるというのがすごくうれしくて。

それをみなさんが本当に盛り立ててくれて。支えてくれて。さらにもっと、「こういうのは、どう?」みたいな。セットとかも凄いじゃないですか。あれもう本当に泣きそうになるっていうか。素晴らしすぎて。所々に本当にスタッフさんの愛を感じるっていうか。どこを見ても全部なにか出演者のキーワードが散りばめられていたりとか。本当に素晴らしい番組だと思うんですけど。その中で、大知くんにゲストに来てもらうんだったら『DIVE!』という曲をやりたいなって思っていて。大知くんの普段の曲はやっぱり打ち込みが多いんですよね。なのでトラックメーカーの方がいわゆるシンセサイザーだったり打ち込みのリズムを使ってバキバキに仕上げるという、とてもかっこいいんですけど。

あの三浦大知くんっていうパフォーマーとしての世界的な実力の高さみたいなものを伝えるっていうことをやるには、やっぱり……タカシ子も昨日の放送中に突っ込んでいたけども、「こんな広いスタジオで、なんでこんな2メートル四方……2メートル×2メートルでやってるのよ!」みたいに言ったけど。それがやりたかったんですよね。いわゆる普通の音楽番組と同じように広いスタジオで、ピカピカと照明をやるのもかっこいいですけど、そうではなくて生の大知くんの息遣いとかダンスの感じっていう……特に三浦大知くんのダンスを見るには定点でちょっと引いて見るのがいちばんいいんですよ。

それは三浦大知くんだけではなくて、基本的にダンスっていうのは僕はカメラが動かない方が好きで。特にやっぱり舞台でのダンスが好きだったりするんで。ステージで見るダンスが好きだったりするんで。自分で目線を動かして見るっていうのが好きだっていうのもあって。そういうところもあって、今回の『おげんさんといっしょ』は、前回もそうでしたけど……前回は「キッチンライブをやりたい」って僕が言って。定点で1回もカメラが切り替わらずに、その中で各々の楽器が自分の耳で聞こえる範囲で演奏して。で、それをお茶の間に届けたいという風にして『SUN』という曲をやりました。

で、昨日は『恋』という曲もやりましたけど。それで『ナンダカンダ』もやりましたね。そういうのと同じように、今度は坪庭で(笑)。前はね、ちょっとなかったんだよね。坪庭を作ってもらって。庭師だから(笑)。大知くん、庭師の役をやってもらったんだよね。そう。作って、その中で……庭ではエレキを解禁するというコンセプトにしたんです。自分の中では。エレキギター、エレキベース。なんで、僕もエレキギターを弾いて。ギターの亮ちゃんもエレキギターを弾くという。で、その中で自分が編曲をしてやらせていただきました。

2日間、リハがあったんですけど、三浦大知君は本当に忙しくて。ご自身のシングルのリリース週なんだよね。だから参加できなかったんですけど、僕が家で「大体こういう感じでやりたい」と思ってコードとか全部変えて。「こういう構成にしたい」と思って、それをバンドに持っていって。「ああいう風に仕様、こういう風にしよう」って言いながら作っていくという。でも全然、1曲に対して2時間とか。それで2日間っていう感じ。なので4時間ぐらいですかね。それは『ナンダカンダ』も一緒でした。で、雅マモルくんとのセッションは家で5分でできました(笑)。すっごくシンプルな曲なので(笑)。もう本当に一瞬で、「ああ、これだ。これだ。できた、できた」みたいな。全然変えてはいなくて。弾き語りっていうのもあって。特に変えてはいないんですけど。『恋はホップステップジャンプ』は名曲ですからね。メール、ありがとうございます。

さあ、今日はじっくりとおげんさんの話、していきますよ。新潟県の28歳、女性の方。「『おげんさんといっしょ』、第2回放送は終始笑いっぱなしでとても楽しかったです。それぞれのキャラクターがグレードアップしていて、音楽の話も歌もたくさん聞くことができて目が離せませんでした。今回の放送にもたくさんのアイデアが詰まっているなと感じました。質問です。次男の大知くんが庭師になった理由はなんですか? 今回のおげんさん放送の裏話、ぜひ聞かせてください」。ありがとうございます。そうですね。庭師になった理由としては、僕は最初は犬の着ぐるみがいいなって言っていて(笑)。大知くんが犬だったら、なんかかわいくない?

庭師の次男・三浦大知

でも、普通に考えて着ぐるみはめちゃくちゃ暑いだろう。あと、体の線が見えなすぎるっていう(笑)。せっかくダンスをしてもらうだろうに。だからちょっとやめようということになって。大知犬(だいちいぬ)とかいいじゃん? ねえ、いいじゃないですか。と、思ったけど、やめようってなって。いろいろ案は出たんですけど。女の子にしたいねとか、いろいろと出たんだけど「庭でやろう」っていうことが決定して。僕が「狭い空間で密度がある中でやりたい」って言ったんで。もちろん、そのダンスというか体が動けるスペースは確保できるぐらいの……っていうことで、「じゃあ坪庭を作りましょう」って言ってくれて。

「じゃあ、庭師でいいんじゃないですか?」みたいな。会議の中で自然な流れでそうなりました。あと、なんか庭師の格好を検索したりしたら、かっこよかったんだよね。「これで踊っている姿、見てみたいな」みたいなことで。で、特別に「三浦」って書いてあるあの法被をね。あれ、かっこいいよね。本当、そういう隅々にスタッフさんの愛を感じる放送でしたね。

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