星野源 ラジオ改編期の寂しさを語る

星野源とバナナマン日村 マンネリを語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2023年3月7日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でラジオ改編期に感じる寂しさについて話していました。

(星野源)なんか、(星野ブロードウェイが)100回続くっていうのは本当にありがたいなと改めて思うんですよ。で、このラジオも長いことやらせていただいてるじゃないですか。本当にありがたいなと、本当に心の底から思ってるんですよ。僕はもう昔から大好きで。中学生の時からずっと聞いていて。で、ラジオってなんか、あれじゃないですか。生活のひとつになってるじゃないですか。朝、たとえば僕は白湯を飲むんです。ぬるめの白湯を。それを日課にしてるんですけど、それと同じように「このタイミングでこのラジオを聞く」みたいなのって、生活の一部になるじゃないですか。

なんか、やっぱり当たり前なんですけど、「続いてる」っていうのって、いろんな要因があると思うんで。でも、なんかいろんな人の生活に寄り添えてるのかな? みたいな。なんかそういう気持ちにもなって。で、自分がそうだったんですごくありがたいなと思っていて。でも、改編期じゃないですか。で、残念ながら終わってしまうとか、なんかいろんな事情があって、みたいな番組もありますよね?

先日も、ちょっと前ですけどCreepy Nutsが3月いっぱいだっけ? で、終わっちゃうとか。あとはこの後にやるぺこぱさん。ぺこぱのお二人がやるラジオも3月いっぱいで終わっちゃうっていうのが先週、発表されてましたね。だから、すごく寂しいんですよね。なんか、いつも寂しいんですよ。なんていうか、うーん。自分がラジオを始めた頃は、なんだろうね? 特にもう「頑張るぞ!」みたいな……すぐ始まって、すぐ終わるみたいなのが割とオールナイトニッポンのカラーだったみたいだった時期があったんですよ。昔はね。

だから、なんかそういう中で、そうならないように頑張らなきゃ、みたいな感じで、結構いろんなアイディアをフルで考えて。もうなんか冒険をいっぱいするぞ、みたいな感じで。それで、ありがたいことに協力的なスタッフの方々がいてくれてですね。で、なんかこういう風に続いていると。で、何か改めて思うのは、「終わるね」って思うね。なんか、その世の中のいろんなものが、終わっていくんだなっていう。だから「いつ終わるか、わかんないな」っていうのは、すごく思いますよね。

いつ終わるか、わからない

(星野源)『タモリ倶楽部』もそうだし。『タモリ倶楽部』ってさ、「ずっと続く」って何か知らないけど、思ってたじゃん? なんか、なんとなくたとえばタモリさんが本当に……この間ね、お会いしてめちゃめちゃ元気でしたけど。タモリさんがヨボヨボのおじいちゃんになっても、なんか続きそうな番組だったじゃないですか。でも、なんかそれが終わるっていうのが突然発表されて。しかも、それがあと2ヶ月とか、1ヶ月とか、そういうタイミングだったじゃないですか。

だから、本当に終わるんですよ。だから、このラジオもいつ終わるか、わかんないなってすごく思うんですよね。もちろん、できるだけ続けたいなとは思いますけれども。だから、ぜひ聞いてください、皆さん(笑)。リアルタイムで聞かないと、終わるんだとは思います。「リアルタイム」っていうのは、なんていうの? その生放送の時間に必ず聞いてっていうことじゃなくて。やっぱり後から聞くものっていうのは「後から聞くもの」なんですよ。

たとえば数年経って、「なんかあれ、聞きたいな」と思った時に聞くものって、やっぱり数年経って聞くものなんですよ。だから、「なんか気になってるけど、まあ今週はいいか」みたいなのって、どうしてもあるじゃん? それは別に悪いことじゃなくて、どうしてもあるんだけど。自分もそういう番組、あったし。でも、そういう番組が終わっちゃうとさ、取り戻せないんだよね。その、「あの時に聞いておけばよかったな」とかって、僕は割と思ってきたので。

だからもしね、その生活の中にこのラジオ番組みたいなものが寄り添える場所があるのであればぜひ、また。いつもね、一緒に聞いていただけたらなと思います。Radikoっていう便利なものもできたしね。

(中略)

(星野源)あとはSpotifyがあってね。Spotify、僕はこの番組をやっていて、アーカイブがありますんで。毎週、追加されていくんで。曲は、選曲は聞けないんですけど。ぜひそっちもね、聞いていただければと思います。

<書き起こしおわり>

星野源『タモリ倶楽部』終了を語る
星野源さんが2023年2月28日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で『タモリ倶楽部』の終了について話していました。
タイトルとURLをコピーしました