ピエール瀧 番狂わせ連発のロシアW杯・第一週を語る

ピエール瀧 番狂わせ連発のロシアW杯・第一週を語る たまむすび

ピエール瀧さんがTBSラジオ『たまむすび』の中でサッカーのロシアワールドカップについてトーク。番狂わせ連発の第一週の模様について、赤江珠緒さんと話していました。

(赤江珠緒)梅雨真っ只中でどんよりしていますけども。瀧さんはやっぱりワールドカップを楽しんだりされているんですか?

(ピエール瀧)ドカップは見ていますよ!

(赤江珠緒)「ドカップ」(笑)。ドカップって言っているの瀧さんだけなんですけども(笑)。

(ピエール瀧)そうですか。マジですか? ドカップでいいでしょう。ドカップ、見ていますけどもね。いやー、番狂わせが多いは多いですけどもね。

(赤江珠緒)今大会、多いですね。びっくりしますね。

(ピエール瀧)赤江さん、結構見ています?

(赤江珠緒)見ていますよ。

(ピエール瀧)どの試合がよかったですか?

(赤江珠緒)やっぱりアイスランド。

(ピエール瀧)ああ、アイスランド!

(赤江珠緒)まさか……みたいな。すごいですね。あれ、視聴率。アイスランドは99.6%ですって。

(ピエール瀧)ああ、なるほど。

(赤江珠緒)残りの0.4%はピッチにいたに違いないって。

(ピエール瀧)ああ、選手がコメントしたやつでしょう? 残りの0.4%は局で働いてる人でしょう。だって。

(赤江珠緒)アハハハハハッ! まあ、そういうことになりますね。出している人がいますから。放送される人がいますから。

(ピエール瀧)それで家のテレビがついてたらマズいじゃん。怖いっていう話じゃないですか。でも、アイスランドもよかったですね。史上もっとも人口が少ない国があそこまでがんばってっていうのもありますけども。まあ、でも僕は今週1週間ずーっと見ていて、あれですかね?

(赤江珠緒)ロナウド?

(ピエール瀧)まあ、そうですね。スペイン対ポルトガルですよ。あんな正解の試合、あります? 本当に。

(赤江珠緒)もういきなり頂上決戦か! みたいなね。

手数かけまくりのスペインの攻撃

(ピエール瀧)そうですね。あのクリスチアーノ・ロナウドを見て惚れないやつなんてダメでしょう。もう。あれ、男も女も惚れる。方やクリスチアーノ・ロナウド。そしてスペインの激上手いことね。なにあれ? 手数が2、3手多い感じ。厨房でメシ作って客のところに持っていく時、厨房からお運びさんに渡して、客の目の前に行って1回見せて、もう1回お運びさんから厨房に戻して、もう1回お運びさん、厨房、そして最後は運びを飛ばしてお客のもとへ……みたいな感じの。

(赤江珠緒)それ、ごめん。すごい無駄が多いんですけども(笑)。

(ピエール瀧)でも、その感じなんですよ。「ラーメン伸びるだろ、バカ!」みたいな感じの。そういう手順で……。

(赤江珠緒)たとえがよくわからないんですけども(笑)。

(ピエール瀧)普通は厨房、お運びさん、お客さんでいいんですよ。その厨房とお客さんの間を何回も行ったり来たりするんですよね。

(赤江珠緒)ああ、そこで翻弄されてということですか。

(ピエール瀧)翻弄されちゃうんで。待っているお客さんは「いつ来るんだ? いつ来るんだ?」ってなっちゃうんで。「もう来ないだろ」って思ったらドーン!って来たりして。っていう感じなんですよね。だから見ていて楽しかったですしね。

(赤江珠緒)パス回しがすごいっていうことですね。

(ピエール瀧)まあ、そうですね。かと思ったら、今日のスペイン対イラン戦。これから再放送で見る人もいるけど……言っちゃっていい? スタッフが言ったんで。局側が言ったんでね。聞きたくない人は「わーっ!」ってやっていてください。いや、そのスペインに対してイランがすごいんですよ。5バックどころかほぼ6バックなんですよ。シックスパックじゃないですよ。6バックです。シックスパックの連中が6バックをやっているんですよ。

(赤江珠緒)そうね。あの人たち、シックスパックですよね(笑)。

(ピエール瀧)シックスパックが6バックをやっているんで。

(赤江珠緒)ええと、わからなくなるんですけども……(笑)。シックスパックは腹筋の方ですよね。……ロナウド、1日に腹筋3000回だって。

(ピエール瀧)まあ、そうでしょうね。

(赤江珠緒)3000回だって。そんなにできる?

(ピエール瀧)まあ1秒1回やっても1時間弱かかるっていう感じですもんね。で、そのイランがほとんど5バック、6バックぐらいでやっていてガッチガチに守っていたんですよ。

(赤江珠緒)ああ、攻めるよりも守る方が。

(ピエール瀧)で、点があることで、結局スペインに入っちゃうんですけども。そこから先もあれがなかったらもしかしたらっていう感じで。イランも超気合いが入っていたんすよ。惜しかったっすね、イランは。

(赤江珠緒)そうですか。はー。

(ピエール瀧)で、最後もあのスペインが厨房から行ったり来たりをしていたスペインが、自陣で守備で持っていても回すんですけども、厨房の中でも回すんです。

(赤江珠緒)いや、コックさん同士では回さんでもいいでしょう?(笑)。

(ピエール瀧)「鳥の仕込み、やっとけ!」とか「鱧の骨切りやっておけ!」っていう時に鱧を1回、切らずに戻したりするんですよ。

(赤江珠緒)アハハハハハッ! トリッキー!

(ピエール瀧)1回業者に戻して湯通しするかな?って思ったら、そのままもう1回骨切りやって。また厨房の中でもグルグル回すぐらいのスペインが、もういきなり生の鱧を客にドーン!っていう。クリアっていう。もう最後はヤバかったんで。あんだけ回すスペインが最後、生鱧をドーンですよ。

(赤江珠緒)まあ季節感はありますけども。鱧にたとえんでも。

(ピエール瀧)鱧が客の前にドーンの段階ではまだ生きてますから。

(赤江珠緒)せめてやっぱり切ってもらわないと。鱧は無理無理。あれは骨が……。

(ピエール瀧)そうなんですよね。だからそれぐらいいろいろあるぞっていうこのワール・ドカップさんなんでしょうね。

(赤江珠緒)だってロシアが、ランキングでいうとあんまり強くないぞなんて聞いてましたけども。なんなんですかね?

ロシアの強さの秘密

(ピエール瀧)あれね。なんか、だから赤江さんが(Netflixで)『イカロス』を見たばっかりだから。

(赤江珠緒)ちょっとね、Netflixで瀧さんがおすすめのドキュメンタリー映画があるよっていうことで。

(ピエール瀧)ドーピングの映画です。

(赤江珠緒)ロシアがオリンピックの時にかなりドーピングをしていて。オリンピックに出られないっていうことがありましたけども。実はそれに携わっていたという博士をずーっと追いかけているというドキュメンタリー。

(ピエール瀧)それを見た後はもう、ロシアは国ぐるみですげーことやるんだな!っていうことになっていますから。

(赤江珠緒)そういう風にしか見えなくなっちゃうっていう。

(ピエール瀧)だから今大会のロシアの躍進を赤江さんは「国ぐるみでなんかやっているな!」って……。

(赤江珠緒)色眼鏡にもほどがある!

(ピエール瀧)言ってます。

(赤江珠緒)言ってないですよ!

(ピエール瀧)ネットニュースのみなさん、チャンスですよ。赤江が「ロシアが国ぐるみでやっている」って言ってますよ。

(赤江珠緒)言ってないわ!

(ピエール瀧)ねえ。怖い。

(赤江珠緒)でもあまりにも強いねっていうね。

(ピエール瀧)だからそれがホームの利点っていうことでしょう。

(赤江珠緒)でもやってみないとわからないんですね。ランキングとか関係無しで。本当に番狂わせが多いもんね。

(ピエール瀧)でしょう。だってセネガルもポーランドに勝ちましたしね。日本戦はどうでした?

(赤江珠緒)うん。日本戦はだから……始まって。正直厳しいんだろうなって思っていたら、いきなり。「えっ、1人少ない? おおーっ!」って。で、「この人(退場した選手)はずーっと入らないんですか?」みたいな。

(ピエール瀧)ああ、レッドカードをもらった選手ね。

(赤江珠緒)10分ぐらいしたら戻ってくるのかな? みたいな。

(ピエール瀧)アイスホッケーで言うところの「檻に入ってろ」っていうあれかと思ったら違うんだっていう。

(赤江珠緒)「えっ、ここからもうずっと?」みたいな。

(ピエール瀧)もうずーっとです。死ぬまで。

(赤江珠緒)いやいやいや(笑)。嘘を教えるんじゃないわよ!

(ピエール瀧)もう二度とピッチには立てないです。ロシアで出されるレッドカードっていうのはそういうことです。

(赤江珠緒)私はだからワールドカップだけ、前回の4年前のも結構しっかりちゃんと見ようというタイプの人間なので。改めてサッカーの試合をちゃんと見ていると、なんかすごい素朴に疑問になることがあって。

(ピエール瀧)なにがありました?

(赤江珠緒)ゴールとかでシュートを決めた選手たちがワーッて興奮して、なんか正座みたいになってシャーッ!って滑るじゃないですか。

(ピエール瀧)ああ、ピッチのところをね。ダーッてね。

(赤江珠緒)ダーッとね。どうだ!って。

(ピエール瀧)スライディング・プラトーンみたいなやつでしょう?

(赤江珠緒)膝、熱くないのかな?って。

(ピエール瀧)ああ、あれね。人工芝でやったら火傷します。人工芝は余裕で火傷しますけど、あれは天然の芝なんで。で、ちょっと水をまいたりもしているんですよね。ボールが滑りやすくなるようにっていうのがあるんで。まあおそらく大丈夫だとは思いますけども。

(赤江珠緒)大丈夫ですか?

(ピエール瀧)中のミミズは潰れてるかもしれないですけども。

(赤江珠緒)アハハハハハッ!

(ピエール瀧)ブシャーッていう意味で。

(赤江珠緒)ロシアの地中のことはたしかに……。

(ピエール瀧)ミミズはギャーッ!って言っているかもしれないですけども。「なんだよ!」っていうのはあるかもしれないですけども。

(赤江珠緒)あとは野球のファウルボールみたいに打ったシュートが大きく外れて観客席に届く。それを観客は受けることもあるわけですか?

(ピエール瀧)まあ、そうでしょう。自分のところに飛んできたらバーン!ってキャッチして。「ワールドカップのボールだぜ、みんな、イエーイ!」ってやったりするじゃないですか。

(赤江珠緒)もらえるんですか?

客席に飛んできたボールをどうするか?

(ピエール瀧)あれはもらえないでしょう。おそらく試合で使っているボールって何個っていう風に決められてるんじゃないですかね。で、ちゃんとレフェリーがチェックしたボールを使っているでしょうから。あれ、何個も使われちゃったら後半とかだって、有利の時にいいボールにすり替えられたりとかできそうじゃないですか。

(赤江珠緒)はー!

(ピエール瀧)でしょう? 自分が有利な、ホームのチームが……。

(赤江珠緒)でも、有利なボールとかあるんですか?

(ピエール瀧)風上になった時にちょっと空気を……わかんないけど飛びやすいとか、飛びにくくするとか。そういうこともできなくはないじゃないですか。だからそれは返すんじゃないですか?

(赤江珠緒)なるほどね。ボールでもね。

(ピエール瀧)飛んできたら、どうします? 自分のところにパーン!ってボールが来たら。

(赤江珠緒)飛んできたら……返さなきゃいけないんでしょう? じゃあ、ちょっとブチュッて……(笑)。

(ピエール瀧)ブチュッやるでしょう。まあ、そうね。ひょっこりはんはやらない?

(赤江珠緒)あ、ひょっこりはんやろうか(笑)。

(ピエール瀧)ひょっこりはんやります。

(赤江珠緒)そうね。そこは映る可能性ありますね。

(ピエール瀧)いま旬だぞっていう。いまやらないといつやる?っていうこともあると思いますから。

(赤江珠緒)今年、2018年はやってもいいですね。

(ピエール瀧)僕はペロッと舐めます。

(赤江珠緒)それで返す。ねえ。いろいろと気になることはありますよ。

(ピエール瀧)そうでしょう。僕、見ていてコロンビア戦。よくぞ勝ちましたと。正直勝てるとは思っていませんでしたけども。開始2、3分で大迫があそこで抜け出して。まあ、だから1点目も2点目も大迫が取ったようなもんなんですよね。で、あそこで香川がパーン!ってシュートしてハンドになっちゃいましたけども……僕、あとから何回か見ているんですけど、あの香川のシュートってディフェンスが触らなかったらゴールマウスに行ってますかね?っていう。そこだけちょっと気になっているんです。ちょっとフカし気味なんじゃないかな?っていう感じも少ししているんで。

(赤江珠緒)それも含めてラッキーっていう。

(ピエール瀧)まあ、ラッキーはラッキーでしょうね。あとはもう、「大迫半端ねえ」がいま、各ワイドショーがすごいことになっちゃって。日大・ドン・ファンをそっちのけで。同じ人間がやっている番組とは思えねえっていう。

(赤江珠緒)ねえ。ありましたね。

(ピエール瀧)日大だ、ドン・ファンだってあんだけやっていたのに「大迫半端ねえ!」っていうのでガンガン取材しているのを見ると、ちょっと恐ろしくなったしもしますけどね。でもあれね、「大迫半端ねえ!」って言ったのは滝川二高の高校サッカーのキャプテンの子が言ったやつですけども。こんだけ大迫が取り上げられて、地元のサッカークラブの人だったりとか元チームメイトやら何やらっていうのが取り上げられていて。ねえ。まあ、お決まりですよね。そこまでやります?っていうぐらい掘っているんですけども。まあ、「勝った」っていうのもあるしハッピーなニュースなんで。取り上げられている人たちもいいですね。そのことによって自分たちがテレビとかに出たりして。

(赤江珠緒)ああ、そうですね。

(ピエール瀧)正直面倒くせえって思うところもあるでしょうけど。でも、うれしそうに大迫選手のこととかを話していて。それはいいですよねっていう風にはちょっと思いましたけどね。

(赤江珠緒)あとサッカー選手がすごくいまタトゥーが流行っているんですか? 前に比べてすごく増えていませんか?

(ピエール瀧)サッカー選手のタトゥーって……まあまあ、ヨーロッパの人とかアメリカの人は普通な感じでしょうからね。髪を染めるぐらいの感覚でやっているんじゃないですか?

(赤江珠緒)メッシとかも4年前と比較して、だいぶ変わっているなみたいなね。

(ピエール瀧)あれ、タイムラプスみたいにしてだんだん増えていってほしいですよね。どの順番で書いていったのか?っていう。あのメッシのタトゥー、塗り絵にして出したらどうですか?

(赤江珠緒)アハハハハハッ! 出た、塗り絵地獄(笑)。

(ピエール瀧)メッシ塗り絵。

(赤江珠緒)いらないです!(笑)。

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました