渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でNetflixのドキュメンタリー『RAPTURE ヒップホップの世界』を紹介。その見どころなどを話していました。
(渡辺志保)ここでもう1曲、紹介させていただきたいと思います。Netflixでいま見れるドキュメンタリーシリーズがあって。『RAPTURE ヒップホップの世界』っていう番組があるんですけど。これね、ナズが抱えているレーベル兼いろんなクリエイティブなことをやっているマスアピールっていうプラットフォームがあるんですけど。そのマスアピールとNetflixが共同で作っているヒップホップに迫るドキュメンタリーなんですが。毎回、1話1話、あるラッパーにそれぞれスポットライトを当てるドキュメンタリーシリーズになっているんですけども。
たとえばロジックとか。
A Boogie Wit Da Hoodieとか。
あとはもちろんナズも出ていますし。ナズとデイヴ・イーストが一緒に出ていたりとかもしていて。
で、私もちょっとずつ見ていて全ては見ていないんですけども、めちゃめちゃやっぱり面白くて。ソーシャルメディアではわからないラッパーの素顔とか、普段どんな感じなんだ?っていうのがありありとわかるようになっていて。たとえばロジックに迫る回では、やっぱりロジックってすごいファン思いで有名だったりすると思うんですけども。本当にね、彼とファンとの距離感がめっちゃ近い。で、本当に熱狂的なファン。ロジックに本当に人生を助けられたぐらいのファンの子が泣きながら、声と体を震わせながらロジックにメッセージを伝えているシーンがあったりとか。
方や、2チェインズをフィーチャーしている回があるんですけど、それはもう2チェインズがいかにトラッパーであるか?っていうところにすごく重きを置いた作りになっていて。すごいんですよ。飼い犬がトラッピー(Trappy)だったかな? 飼い犬がいるんですけど。「今回、これがこいつにとってもはじめてのツアーなんだ!」ってワンチャンと一緒にツアーに行こうとするんだけど、車に乗っていて「あっ、ワンちゃんがいない!」ってわざわざ自分の家までワンちゃんを迎えに戻るシーンんとかもあって。「ああ、2チェインズ、いいやつだな……」みたいなね。
で、2チェインズのお母さんとか奥さん、娘さんとかも出てきてお話をしているんですけど、そういうシーンがあったりとか。あとT.I.にフォーカスしている回はT.I.はこの前のカニエの『Ye VS. The People』でもそうでしたけども。やっぱり最近すごく社会問題とか、アフリカン・アメリカンの直面している問題とかにすごく意識が高い感じになっているんですよね。
で、そういったところにフォーカスしたりとか。
あとはラプソディーっていう女性ラッパー。ケンドリック・ラマーのアルバムにも参加したラプソディーっていう子がいるけど、彼女の回が私はすごいエモーショナルでよかったし。深夜1人で見ていたんですけど、ちょっと泣いちゃいましたね。ラプソディーの回は。なので本当にいろんな人に見てほしいと思っていて。
で、タイミングよくこの間の金曜日にこの『RAPTURE』のサウンドトラックが発売されたんですよ。
フィーチャーされているアーティストがもちろん中心になっているんですけど、ありがたいことに私の大好きなキラー・マイク先生が、『RAPTURE』にはフィーチャーされていないんですけども、このサウンドトラックには参加していて。で、キラー・マイクはもともとアトランタ出身ですけども、同じ同郷のラッパーである2チェインズと一緒に曲をやっているんですよね。
タイトルが『White Powder/Black Power』っていうタイトルになっていて。ホワイトパウダーっていうのはまあ、取引されるお粉のことですけども。本当にキラー・マイクも2チェインズも本当にすごいライムもめちゃめちゃ面白いし。やっぱりバース3のキラー・マイクもすっごくいいことを歌っていますので。ぜひぜひここで聞いていただければと思います。キラー・マイク&2チェインズで『White Powder/Black Power』。
Killer Mike & 2 Chainz『White Powder/Black Power』
はい。いまお届けしましたのはキラー・マイク&2チェインズ『White Powder/Black Power』。『RAPTURE』のオリジナルサウンドトラックからでした。
<書き起こしおわり>