松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中でAlina Baraz feat. Khalid『Floating』について話していました。
そして、新しい名前ですね。アリーナ・バラス フィーチャリング カリードで『Floating』を聞きをいただきました。このアリーナ・バラスという人はとにかく色っぽい女性でございましてね。ご両親がね、ロシアからの移民だという風に聞いてます。そう言われてみれば、なるほどそういう面立ちかなとも思うんですが。そういうことを抜きにしても、歌が上手いんですよ。あと、曲がいいですね。
Alina Baraz feat. Khalid『Floating』
路線としてはエレクトリックともアンビエントとも言えるような、でもR&Bとカテゴライズして差し支えのない、そんな世界でございまして。1993年生まれ、今年9月かな? 25才になるというアリーナ・バラス。この人はね、これから来るんじゃないでしょうかね。先月、コーチェラっていう音楽フェスね、この間ビヨンセがもう素晴らしいステージを見せた。そこでデスティニーズ・チャイルドが再結成したことも話題になってましたけども。
そこにこのアリーナ・バラスも登場して。なかなかいいステージでしたね。僕もライブの模様を見ましたけどね、存在感があるんですよね。で、ビデオもね、いままでたくさん出してるんですけども。『Buzzin』っていう曲とかでも色っぽくてね。
もう、不穏なぐらい色っぽいですよ。で、音楽的にも僕はよく番組で「ドレイク以降」って言いますけども。もっと広げて言うと、「ジェイムス・ブレイク以降」っていうんですかね。カリードとか、あとはガラントとか。女性ですと先週ご紹介したサブリナ・クラウディオですとか、ジェネイ・アイコとか。あるいは、アメリカではなくてロンドンの天才と言われているトム・ミッシュっていう人がいますけどね。そういった人たちと共鳴・共振した動きを見せております。
これはね、世界的な感じなんですかね。このアンビエントな、でもR&Bっていうムーブメント。この番組で一度ご紹介したSIRUPですとか。
そのプロデュースをしている小袋成彬さんとか。
さらにそのプロデュースをしている宇多田ヒカルさんとか。こういった動きがいま、もう「ポストEDM」と言ってしまえば一言でそれが正解っていうことかもしれませんけどね。この波にいま乗るか乗らないか。一方でブギーっていうのもあるわけですよね。まあ、ちょっといま音楽シーンというかR&B周りは大変に面白いことになっているなと思います。アリーナ・バラスのアルバム『The Color Of You』。これは本当に曲がいいのがたくさん入っていますのでね。
カリードのアルバムも大変に聞き物になっていましたし。去年、世に出てきた新人の中ではもっとも将来の活躍が期待できる1人かと思いますけども。そういった人たちの流れの中に含めて良いんじゃないでしょうかね。アルバムの中ではカリードともう1曲、デュエットしていますね。『Floating』以外にもね。
<書き起こしおわり>